職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

81号2013

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  81号 13.2.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.79
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  代行を降りて自分で運転
     それじゃ代行の意味がない

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 第5期インストラクター養成講座、実践報告シートが続々と届いています。
 認定者の数を第1期から合計すると、全国で1687人になりました。

 インストラクターになった人たちが口々に言うのは、 「この養成講座を受
 けたことで、自分自身の飲酒習慣を見直すことができた」という言葉です。

 第5期のアンケートから、生の言葉をどうぞ聞いてください。

 ・健康のため、毎日の習慣となっている寝酒をやめました。(バス)
 ・休肝日をつくり、節酒するようになりました。(バス)
 ・居酒屋で「飲み放題」を必ず選ばなくなり、適量を知ることができました。
  (一般企業)
 ・酒量を減らしたところ、翌朝の寝起きが良くなり、休みの日も趣味を持つ
  ようになりました。(バス)
 ・20才代の頃から毎晩飲酒しておりましたが、「かんたんジェルパッチ」で
  自分はホントは飲めない族と知りました。無理して飲んでいたんだと思い
  気が楽になり減酒することができました。(トラック)
 ・今までの半分の日数で量は1単位にしたところ、初めは足りない感じがした
  が、体調がよくなってきた。(バス)
 ・もともとアルコール飲料が好きではなかったが、無理をして飲んでいた。
  本講座できっぱりお酒はやめました。(一般企業)


 飲酒運転防止インストラクター養成講座の公式サイトです。
 認定者の人数など、随時更新しています。
   ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html


 ★第6期飲酒運転防止インストラクター養成講座

 開催が決定しましたら、メルマガ号外でお知らせいたします。
 もうしばらくお待ちください。
 ホームページでもお知らせします。

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  2.ASKからのお知らせ
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 ★警察庁に、若者の飲酒運転を防ぐ対策を要望しました

 飲酒運転防止インストラクターの中には、100名以上の自動車教習所教官が
 います。その多くから、相次いで寄せられた意見とは――

 普通免許学科教習に、アルコールの基礎知識(アルコールの分解時間や多量
 飲酒・アルコール依存症の危険性等)を入れるよう要望してほしい。
 若者の飲酒運転を防ぐためには、それが最善であり、予防効果が最も高い。

 もっともです。
 1月23日、ASKではこの声を要望書にして、警察庁交通局に届けました。
 
 要望書はこちら(PDF)→ http://www.ask.or.jp/ask130123.pdf


 ★<e-ラーニング>普及版ついに完成!

 カスタマイズ版がANA(全日空)に採用された、自信作。
 普及版が完成です!

 飲酒運転防止研修<e-ラーニング> 
 「15分で学べる必須のアルコール知識」

 詳しくはこちらのサイトで(デモ動画も見られます)
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/XLc9K

 お問い合わせはASKまで。電話03-3249-2551


 ★新作「ASKリバーシブル予防パンフ」の反響

 前号のメルマガ配信後、運送会社から4種セットのご注文がありました。
 セットには女性向けのパンフも入っているので、いったいどんなふうに
 使ってくださっているのか、お電話してみました。

 運送会社担当者のお話――
 
 わが社には、各支店に安全衛生委員会があり、安全担当者がいます。
 彼らが指導する時のネタになればという思いで、予防パンフを配りました。
 事務系の仕事場には女性が多いので、むしろ、女性向けの教材を探して
 いたのです。今までにないタイトルに、「これは良い!」と購入を即決し
 ました。飲酒するのは、男性だけではありませんからね。
 2月中旬にテレビ会議があります。そのときに、使ってみた反応を聞くのを、
 楽しみにしています。
 
 ASKリバーシブル予防パンフ
  ――第二次「健康日本21」に対応した、2つの入り口をもつパンフレット
    単独でも、セットでも購入できます。
 No.1「妊娠とアルコール/女性とアルコール」
 No.2「アルコールと生活習慣病/アルコールとストレス」
 No.3「飲酒運転をゼロに!/おいしく賢く飲みたい人へ」 
 No.4「あなたの飲酒をチェック/アルコール依存症かも!?」
   ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/fbrgn


 ★ジェルパッチで自分を確認!

 社内に、数人の飲酒運転防止インストラクターがいる会社から、アルコール
 の体質判定をするための「ジェルパッチ」のご注文がありました。
 反響をうかがうためお電話すると、インストラクターは折り悪く不在。
 別の方がこんなお話をしてくださいました。

 株式会社ウエスト神姫の方のお話――

 新人運転士や新入社員などを対象に、1日がかりで講習会を行なっています。
 講習会では、会社に数名いる「飲酒運転防止インストラクター」が、アルコ
 ールの分解時間など、学んだ知識を伝えています。
 そのときにジェルパッチを使うと、けっこうビックリする人がいます。
 強いと思っていたら、実はあまり飲めない体質だった、など。
 体質結果がデータとして示されるので、「あなたは控えた方がよい」と声
 かけができるのがいいです。
 講習会が飲酒習慣の見直すきっかけになったのか、今では、アルコールチェッ
 カーを鳴らす人はいなくなりました。
 でも、知識の再確認の意味も込めて、一度講習を受けた人にも、1年間空けて
 また受講させるようにしています。

 インストラクターではない方がここまで詳しく把握していらっしゃることに、
 とても感動しました。
 

 ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
   ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/7Xu8M


 ★その他、職場の飲酒運転防止対策に最適の教材・予防ツール

 ●DVD&ハンドブック
 「知って得する!アルコールの基礎知識」
  ――飲酒運転防止研修のためにつくられた教材です
  http://goo.gl/lIcTt

 ●啓発パンフレット
  飲酒運転 あなたは大丈夫?――タイプ別リスクとアドバイス
  http://goo.gl/xdqmt

 ●アルコール依存症への対応を学ぶ通信講座
  ――6回の通信添削(援助者コースと家族コースがあります)
  http://goo.gl/tE35C

 ●トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  http://goo.gl/MjSHC

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  3.ニュースCLIP!
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 前号のメルマガ配信後すぐ、親切な読者からメールがきました。
 発行年が2012年のままですよ、と。

 新年早々、やらかしてしまいました。

 教えていただいて、ありがとうございます。
 今号は、目を皿にして、3回確認しました。

 さて、記事集めは金田、執筆は今成でお届けしています。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)公道ではないからって……
 2)代行を降りてから運転するケースを防げ!
 3)真昼間の飲酒運転
 4)依存症の疑いがあったら専門機関で診断を
 5)若者の飲酒運転、またも同乗者が死亡!
 6)ダイエット飲料で割ったカクテルは酔いやすい?
 7)世界の飲酒運転撲滅CM

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 1)公道ではないからって……

 警察官の飲酒運転。「公道でなかったため摘発はしなかった」という神奈川
 県警の釈明に、疑問を感じる人は多いのではないでしょうか。

 ◎県警本部駐車場で飲酒運転、「公道ではない」と摘発せず
  (2月6日 神奈川新聞)

 県警によると、事の顛末はこうです。
 昨年12月11日午後11時頃、勤務明けの男性警部補が外で飲酒した後、タク
 シーで県警本部敷地内に乗りつけました。
 警部補はそのまま駐車場に向かうと、捜査用のレンタカーを1人で運転、
 出入り口を通過して一般道に出ようとしました。
 不審に思った当直の警察官が車を制止、飲酒の有無を確認したところ、警部
 補は駐車場にレンタカーを戻したといいます。
 往復で数十メートル運転したため、当直の警察官が署に連絡。駆けつけた署
 員が呼気検査をしたところ、酒気帯び運転の基準値を超えるアルコールが
 検知されました。

 県警監察官室は摘発しなかった理由について「本部敷地内の駐車場や車寄せ
 は公道ではなく、道交法は適用されない」と釈明。一方で、事案の詳細を調
 査しており、近く懲戒を含め、警部補を処分する方針だそうです。

 神奈川新聞は以下の解説を引いて、県警の道路交通法の解釈に疑問を呈して
 います。

 ◆道路交通法 
  道路上の危険を防止し、安全で円滑な交通を維持するのを目的とする。
  第2条1項には国道や市道などの公道以外に「一般交通の用に供するその他
  の場所」も規制対象となることを明記。
  判例によると(1)人や車の継続的な往来(2)不特定多数の利用、など
  が道路かどうかの基準となり、駐車場や空き地などが道路として扱われる
  ケースもある。


 「公道ではない」場所では、飲酒事故も起きています。

 ◎駐屯地で飲酒人身事故/陸自八戸(1月23日 東奥日報)

 陸上自衛隊八戸駐屯地でのこと。
 昨年11月16日、午後6時から9時半頃まで、駐屯地内の民間経営の「クラブ」
 で、歓送迎会が開かれていました。
 出席していた男性3等陸曹(31)は、ビールを150mlのコップで約30杯飲んだ後
 に、駐屯地内で普通乗用車を運転。停車中の一般人の車に追突したのです。
 運転していた一般人は首や膝に軽傷を負いました。
 事故後、同駐屯地内の警務隊が呼気検査をし、基準値以上のアルコールが検
 出されました。
 車を運転したのは、「決められた自分の駐車場所ではない場所に駐車してい
 たため、車を移動させようとした」「駐屯地の外に出ようとしたのではない」
 とのことです。

 同駐屯地では、「運転していた場所が公道でないため、道交法の適用範囲外」
 との認識を示しつつ、1月22日、停職19日の懲戒処分を下し、3等陸曹は依願
 退職しました。
 警務隊が、自動車運転過失傷害の疑いで捜査しているとのことです。

 それにしても、ビールを150mlのコップで約30杯って、4.5リットルですよ。


 2)代行を降りてから運転するケースを防げ!

 山形県内では昨年、自宅までの運転代行を依頼しながら、途中下車して自分
 でハンドルを握り、飲酒運転で摘発されたドライバーが7人を数えました。
 そこで県警は、昨年12月、踏み込んだ対策をとったのです。

 ◎代行業者からの通報で運転手に警告 県警の要請が早速効果
  (2月5日 山形新聞)

 その対策とは――

 ●運転代行業者を集めた会議を警察署ごとに開き、以下を要請。
  ・途中下車したドライバーに対して、「家まで送る必要がないかの確認」
   を徹底すること。
  ・飲酒運転の可能性がある場合は「通報」すること。
 ●コンビニにも、飲酒運転の疑いがある客が来店したら「通報」を要請。

 「お客さんから『ここでいい』と言われれば、降ろすしかない」
 「お客さんを通報するのはためらってしまう」
 と戸惑っていた業者も、警察からの要請で動き出しました。

 1月2日未明、「女性客を乗せて家に向かっていたが、コンビニまででいいと
 言われた」との通報が代行業者から入ったのです。
 急行した警察官が現場近くを走行中の車を発見。女性は酒を飲んだ後に運転
 したことを認めました。
 こんなふうに語る代行業者も。
 「いつもコンビニまで送っていた客に、『最近、この周辺、警察が多いです
 よ』と声をかけたら、次から毎回、家までお願いされるようになった」

 やればできるのです!


 ★トイレットペーパーで啓発も――
 「落とし穴4・代行運転を頼んだから、大丈夫……いえいえ!」
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_paper.html


 事例分析〈飲酒運転〉運転代行の落とし穴(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_case2.html


 3)真昼間の飲酒運転

 お昼近くに事故を起こす例が、各地で。
 週末に、深夜あるいは朝方まで飲んでいた例です。

 ●大阪府職員(52)(1月26日 日刊スポーツ)
 1月26日午後0時25分頃、富田林市で職務質問を受けた際、呼気から基準値を
 超えるアルコールが検出。「夜中に焼酎を2合ぐらい飲んだ」と話しており、
 「散髪に行くため運転していた」と容疑を認めている。
 →焼酎2合を体内で処理するのに、およそ14時間かかります。

 ●会社員(28)(1月28日 神奈川新聞)
 1月27日午前11時15分頃、横浜市で乗用車を運転。横断歩道を歩いて渡って
 いた男性をはね、首などに軽傷を負わせて逃走した。会社員は赤信号を無視
 して交差点に進入。事故を目撃した後方のタクシーの男性運転手が追跡し、
 約100m先の信号で呼び止め、110番通報した。「午前5時頃まで酒を飲んだ。
 事故を起こしたことが怖くて逃げた」と供述している。
 →6時間では処理できない量を飲んだのでしょう。

 ●医師(58)(2月6日 山口放送)
 2月3日の正午過ぎ、下関市で乗用車を運転中に縁石に乗り上げる自損事故を
 起こし、呼気0.4mg/lのアルコールが検出。医師は、この日の午前7時頃から
 午前9時頃までに焼酎の水割り2合と350ml入りの缶ビール2本を飲んだ。午前
 11時頃から車の修理のために近くの販売店に向かってその帰宅途中に事故を
 起こしたという。
 →朝酒です。夜勤明けでしょうか? 
  量も多いので、依存症の疑いがあるかもしれません。


 4)依存症の疑いがあったら専門機関で診断を

 うれしい報道がありました。
 神奈川県のある運送会社では、アルコールチェッカーを鳴らす運転手に、
 こんな対応をしたというのです。

 ◎点呼時に何度もアルコールを検出、依存症疑い病院へ
  (1月29日 物流ウィークリー)

 同社では、据え置き式のアルコールチェッカーを導入して、点呼時にチェッ
 クをしています。
 アルコールが検出されると、トラックには乗れず、給与は減らされます。
 同社には、何度もアルコールが検出されるドライバーが3人いました。
 1人のドライバーは「チェックで引っかかるたびにトラックを降ろされたら
 仕事にならない」と退職。
 もう1人は、翌日にまで酒が残る体質のため「平日は飲酒しない」という誓
 約書を書かせようとしましたが、「平日に酒が飲めないくらいなら仕事を辞
 める」と退職してしまいました。

 ――仕事よりも酒をとるというこの態度、依存症が疑われますね。

 さて、3人目です。
 社長は「病気ではないか」という視点から、病院での受診を勧めました。
 何度もアルコールチェックに引っかかるのは「アルコール依存症ではないか」
 と疑いを持ったのです。
 ドライバーは驚いて「そんなはずはない」と拒否しました。
 しかし社長は、雇用を続けるには病院に行くことが条件として譲りませんで
 した。
 ドライバーは受診し、検査結果は依存症ではありませんでした。
 ここで、彼の心境に変化が起きます。
 飲酒運転防止にここまで真剣に取り組む会社の姿勢を見て、なんとしても同
 社で働き続けたいと、平日は飲酒しないことを決めたのです。
 今ではアルコールは検知されなくなったといいます。

 こんなうれしいニュースもありました。
 三重県議会が、一度でも違反した人に対し、専門病院でアルコール依存症の
 検査を受けるよう義務づける条例の制定を検討しているとのこと。
 福岡県の条例では、5年以内に2回違反した場合に受診が義務づけられている
 ので、初回の違反で義務づけるのは、全国初になります。

 ◎飲酒運転防止へ独自案 県議会の検討会 三重(2月14日 中日新聞)

 検討されている案では、摘発した県民の情報を県公安委員会が県に提供し、
 違反者は指定された医療機関で依存症かどうかの検査を受けなければいけな
 い、とされています。
 潜在的な依存症患者への医療支援に着目し、飲酒運転に至る「背景」の対策
 をより重視する考えだといいます。
 今後専門家などに意見を求め、6月頃に本会議で提案して条例制定を目指し
 ます。

 アルコール依存症と診断されない場合でも、受診が飲酒習慣を見直すきっか
 けになることは、上記の運輸会社の例からもわかります。
 この動きが全国に広まりますように。


 背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_alcoholism.html

 <断酒会アンケート>アルコール依存症と飲酒運転(ASKのサイト)
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_enquete.html


 5)若者の飲酒運転、またも同乗者が死亡!

 若者の飲酒運転は、大事故につながる……という定説がまた、裏づけられ
 てしまいました。2件とも、同乗者が死亡しています。

 ●建設業の少年(19)東京都 (1月21日 産経新聞)
 1月21日午前3時50分頃、東京都中央区の交差点で、右折しようとした乗用車
 が歩道側の植え込みなどに突っ込んで、横転。同乗していた男性が全身を強
 く打って死亡した。
 運転していた自称建設業の少年(19)が現行犯逮捕され、呼気からは微量の
 アルコールが検出された。死亡した男性は同僚の少年(19)とみられる。
 少年は無免許で、車は他人名義だった。

 ●無職男性(22)栃木県(2月10日 朝日新聞)
 2月9日午後10時55分頃、佐野市で男性5人が乗った乗用車が左脇のガードレー
 ルや建物などに衝突し、はずみで対向車線を横切り、歩道に乗り上げた。
 同乗していた2人が死亡し、運転手を含む3人が重傷を負った。運転していた
 無職男性(22)の呼気から基準を上回るアルコールを検出。
 対向車線を走っていた会社員の乗用車も前方の車に追突し、会社員は肩の骨
 が折れるなどの重傷を負った。

 次の事例は、6台の玉突き事故に。

 ●日系ブラジル人の男性(24)東京都(1月26日 日本テレビ)
 1月26日午後、東京・中央区で、日系ブラジル人の男性(24)が運転する車が
 信号待ちの車に追突、計6台の車が絡む玉突き事故となり、9人がケガをした。
 基準値を超えるアルコールが検出。

 
 このところ、若者による飲酒事故が本当に目立ちます。
 飲酒と運転、両方ともが初心者の若者たち。
 ぜひ、普通免許学科教習で「アルコールの基礎知識」を教えるようになって
 ほしいと思います。


 6)ダイエット飲料で割ったカクテルは酔いやすい?

 アメリカで、こんな研究が発表されました。

 ◎ダイエット飲料で割ったカクテルは酔いが回りやすい? 米研究
  (2月7日 CNN)

 同じウオツカベースのカクテルでもダイエット飲料で割ると、通常の炭酸
 飲料を使った場合よりアルコールが回りやすくなるというのです。
 ダイエット飲料入りのカクテルは胃を早く通過する性質があり、血液中に
 アルコールが吸収されるペースが早くなるのが原因だとか。

 これは、米ノーザン・ケンタッキー大学の心理学者らが、男女学生各8人を
 対象に実施した研究。
 運転への影響を調べるテストでも、ダイエット飲料で割った場合の酔い方は、
 通常の2割増しのアルコールに相当したといいます。

 ◎エナジードリンク摂取に関係する救急受診急増=米調査
  (2011年 11月 23日 ロイター)

 疲労回復効果などをうたう「エナジードリンク」とアルコールの組み合わせ
 は、もっと危険です。それは、エナジードリンクに含まれるカフェインと
 アルコールが影響し合うため。
 アメリカでは、これで救急外来を訪れる人の数が急増しているのだそうです。
 カクテルにしなくても、飲酒した後にエナジードリンクを飲んだり、その逆
 をしたら、体の中でカクテルにするのと同じです。


 7)世界の飲酒運転撲滅CM

 このくらいインパクトを出さないと視聴者の記憶に残らないのかも……と
 深く考えさせられました。
 世界の公共CMを集めたサイトにリンクされていたのは――

 *アメリカ 飲酒運転事故の女性被害者が出演した飲酒運転防止CM 
 ・フィンランド 子どもには酔っぱらいがこう見えているというCM
 *ニュージーランド 飲みすぎの怖さを伝えるCMと飲酒運転防止CM
 ・タイ ちょっとコミカルな飲酒運転防止CM
 *ドイツ ドラマ性で訴える飲酒運転防止CM 
 ・日本 福岡市の鉄拳さんのパラパラ漫画のアニメ
 ・日本 パンタグラフが2009年に制作した飲酒運転撲滅運動のCM

 言葉がわからなくても、十分理解できます。
 比較すると、日本のCMがいかにマイルドであるかわかります。
 *印のものは、ものすごく強烈なので覚悟してご覧ください。
 
 【衝撃】リアルすぎてまじヘコむ…「世界の飲酒運転撲滅CM」
   ↓ ↓ ↓
 http://matome.naver.jp/odai/2135982400206729601

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  4.山さんコラム No.79
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一


 ◆罪滅ぼしの酒談議

 「お米のできかたでも、酒の仕込み方は、微妙に変ります。もちろん気温を
 はじめ自然環境の変化によっても変ってきます。酵母は生き物ですから。
 急いでとか、ゆっくりとか、つい言葉をかけてしまいます」
 女性杜氏のやさしい語りに、山さん、ハッと気づいた。
 「アーなんと罪なことをしてきたのか」と。

 酒が自由に飲めるようになった23歳から60歳まで、がぶがぶ、グイグイ酒を
 飲む人生だった。酒に興味があったから、銘柄を確かめ、甘口、辛口を聞き
 ただし、時に薀蓄を語り、日本酒に親しんできたものの、じっくり賞味する
 呑み方ではなかった。

 仙台勤務時代、早池峰登山の帰りに、ごく軽い気持ちで酒蔵の娘さんと見合
 いをした。
 大変おいしいお酒を、すばらしい落ちアユ、珍しいきのこを肴に、お嬢さん
 のお酌でいただくという夢のような体験をした。
 即、結婚していれば、竜宮城の浦島さんだったろうが、あまりに乙姫さまが
 純情可憐。山さんの女房として野蛮な鉄道屋の仲間入りは可哀想だと思った。
 未だ理性のマヒせぬうちにと、ほどの良いところで切り上げ、玄関へ。山靴
 のひもをしめ終わり、ふりむくと、三間はある大玄関に一族郎党十数人が集
 まり、山さんを見ているではないか。
 あとでわかったことだが、東北では、一般に、見合い相手の家へ行って酒を
 ご馳走になるのは、「こちらはOK。私をみて、いいか悪いか返事をください」
 ということらしい。
 山さんのように、さんざん飲み食いしたあげく断わるのは、サギ同然の罪な
 ことだ。
 秋田県、青森県でも同じことをしたから、今でも、旅行で近くを通るたびに
 思い出し赤面する。
 心からお詫びをしたい。みんな、とてもよいお嬢さんだった。

 罪を感じるのは、この事件だけではない。
 うまいと感じた酒を、酒好きな連中と、浴びるように飲むのを好んだ。当然
 一升瓶。
 相手のコップや湯のみに注ぐとき、「こぼすようなら酔いすぎ、もう飲まな
 い」と豪語。いかにも酒に強そうな態度をとった。
 「こういういい酒は、ちびちび飲んではダメだ。湯飲みでグイとやるのが、
 うまい呑み方だ」などと仲間を煽った。
 依存症になったり、肝臓がんで他界した飲み仲間もいる。懺悔。

 たくさん飲んでいた時期は辛口の酒がよかった。すーと、いくらでも飲める
 から。
 大酒家は、初めの一口、二口、味を確かめる。しかし、後は水のごとく流し
 こむ。だからサッパリした淡麗辛口の酒が好まれる。
 40代までの山さんの酒批評の視点は、多量飲酒が可能かどうかにかかっていた。
 上品な吟醸香を少し残し、さらりとしているがコクもある酒だ。まあ、酒蔵
 が一番材料を吟味し、精米に手をかけ、神経を使って造り、鑑評会へ出せば、
 金賞を受ける酒だと思えばよい。
 丹精こめた美酒をよく味わいもせずガブガブ飲んだのは、罪なことだ。
 心から深く反省。

 50代になって、会社内に起きた酒の不祥事のため、やや酒量を抑えぎみにし
 たとき、初めて酒を「味わう」という言葉に気づき、「嗜む」という言葉が
 あることも知った。

 今や、山さんは70歳。
 酒は少量がよい、高齢者には1単位でも多い、その半分が適量と、研修でも自
 ら教えている。
 家で飲む「湯のみ」は、やめることにした。
 多く飲んでも1合まで。同じ酒を飲むより、色々と味わいたい。
 必然的にお猪口か、ぐい飲みになる。きちんと計って杯数を決める。あるい
 は1本のお銚子を妻と仲良く分けて飲むという、今まで考えられないような
 行為までする。
 こうなると一口一口がいとおしい。
 舌で味わい、香りを楽しみ、口に広がる刺激、咽喉越しのよさ、胃に入るま
 で、ジックリ観察することになる。

 咽喉が渇いていたら、グイと飲みたくなるから、予め水を飲んだり、ソフト
 ドリンク、ノンアルコールビールを飲んだりして大切に、大切に、飲む環境
 を整えておく。

 よーく、わかった。酒が、いかに苦労して造られているかを。
 銘柄で味が違うのは、当たり前だが、それぞれ毎年、米のでき、天候が違う
 のに、同じ特徴を残すのは大変だろう。
 また同一の酒でも、ひや、常温、ぬる燗、人肌、熱燗、で味が全く違う。
 こちらの体の状態でも変わる。気持ちの問題、気分の良し悪しまで微妙に味
 に影響する。

 酒を味わえるよう心身を整えるのは、簡単ではない。
 朝早く起き、柔軟体操、腰痛予防体操をする。
 トイレへ行き、うがいをし、その前に目薬をさし、5分後に目を洗い、体重計
 にのる。
 (ここで前日に「飲みすぎ」「食べすぎ」でないのを確認)
 着替えて、朝のウォーキング30~40分。神社・地蔵に参拝、四弘誓願を唱え、
 世界平和、交通安全、傷害無事故、家内安全を願う。
 これは、バス会社の安全管理者になってから何十年間続けている行事。
 その後、太陽を拝し、軽い整理運動……。
 朝食、仕事、昼食、休養、時に遊び、入浴、をすべて適度に終え、夕食の食
 卓へむかう。
 食事内容に合せ、アルコールの種類や銘柄を選ぶ。
 こうして、杯やグラスに注ぐのである。

 1日が満ちたりていてこそ酒はうまい。せっかくの美酒を苦い酒にして飲ま
 ない心がけが大事だ。
 精魂こめて造った酒をしっかり味わうには、間違っても酔っぱらって五感を
 マヒさせてはならない。
 「酔い」を楽しむのは、アルコールの麻薬効果を利用することで、「酒」を
 味わい楽しむことではない。
 多量飲酒を反省し、「節度ある適度な飲酒」を宣言、チビリチビリ楽しみな
 がら飲み、酒の薀蓄を語り合う人間を増やす。
 これが、山さんの酒への「罪滅ぼし」。

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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、
 アルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、
 2000年にNPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部
 門が(株)アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から
 予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の
 早期発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との
 認識のもと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害
 者遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から
 本格的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html

=====================編集後記 *つぶやき*========================

 ASKは今、春のイッキ・アルハラ防止キャンペーンの準備中でもあります。
 こんな新作冊子もお目見えです。

 ★STOP!アルコールハラスメント
  ――死をまねく急性アルコール中毒を防ぐ
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/PHSrW
 
 被害者も加害者も出さないために、あなたの周囲の若者に、ぜひ読ませて
 ください。
 
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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】81号 13.2.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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