職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

80号2013

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  80号 13.1.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.78
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  増える女性の飲酒運転
     その背景に潜むものは?

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 第5期インストラクター養成講座は、スクーリングまでの全日程が終了。
 現在、認定の最後のプロセスである実践報告シートが続々と届いています。
 認定者数は、第1期以降すべてを合わせると、全国で1644人になりました。

 今回初めて研修を実施したインストラクターたちの声をご紹介します。

 ・一人一人に飲酒状況を聞くなどしながら研修を進めていったので、参加型
  の教育ができたと感じた。アルコールの1単位は大変勉強になったという
  感想が多く、特に焼酎を飲まれる方から、今後は分量を量って飲酒する、
  と言われた。(バス)
 ・グループワークをしたことで、従業員同士が飲酒に関係した話し合い(共有)
  ができた。(一般企業)
 ・ドリンク剤にもアルコールが含まれているとは知らなかったという方や、
  飲み過ぎると翌朝の車通勤に影響があることを知り「注意しなければ」と
  いう方がいた。(教習所)
 ・DVDを使ったことでドライバーさんたちの興味をひけたと思う。
  (トラック)
 ・アルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」を使ったときはすごく
  反応がよかった。とてもいい内容だから、教習の中にどうにか一部分だけ
  でも取り込めないか検討しようという話が出ています。
  (教習所)
 ・この講習を社内で実施することで、アルコールとのつきあいを顧みること
  ができたのではないかと思う。(バス)

 受講者の人数やアンケートなど、随時更新しています。
   ↓   ↓   ↓
 http://goo.gl/OClpW

 ★上級インストラクターが続々誕生しています!
  上級インストラクターは、7回以上の研修を実施してその報告を提出し、
  個別の実技審査を受けます。また、アルコール依存症についての通信
  講座を修了することも認定の条件になります。

 上級インストラクターの紹介ページはこちらです。
 研修依頼は、直接インストラクターにお願いします。
  ↓   ↓   ↓
 http://goo.gl/VnWQW

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  2.ASKからのお知らせ
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 ★ASKリバーシブル予防パンフ

 第二次「健康日本21」がまとまりました。
 そこで、予防に使える5つ折りパンフレットをつくりました。
 アルコール関連問題の予防に30年間専心してきた、ASKならではの工夫!
 2つの入り口を持つ、リバーシブルのパンフレットです。

 1「妊娠とアルコール/女性とアルコール」
 2「アルコールと生活習慣病/アルコールとストレス」
 3「飲酒運転をゼロに!/おいしく賢く飲みたい人へ」 
 4「あなたの飲酒をチェック/アルコール依存症かも!?」

  手渡す際に、対象によってアプローチを変えられます。
  棚に並べるときも、どちらを表にするかでアピールの工夫ができます。
  
  詳しくはこちらを
   ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/fbrgn


 ★<e-ラーニング>普及版完成間近!

 飲酒運転防止研修<e-ラーニング> 
 「15分で学べる必須のアルコール知識」

 集まって研修を実施する時間がとれない職場におすすめのeラーニングが、
 1月末に完成予定です。
 個々に、15分程度受講したあと修了テストを行なう流れ。
 結果は記録され、管理者が受講状況を確認できるので、研修の管理が簡単
 です。
 コンテンツ、修了テストはカスタマイズも可能。
 カスタマイズ版が、ANA(全日空)に採用されています。

 詳しくはこちらのサイトで(デモ動画も見られます)
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/XLc9K


 ★体質ごとの飲酒リスクがわかる予防ツール!

 他人事ではなく、自分事にするためには、自分に引きつけた「実感」が必要。
 そこで効果を発揮するのが体質判定です。
 まさにそんな効果を狙って、購入してくださった会社のお話をどうぞ。

 ジェルパッチを講習会で使用した某通信会社のお話――

 日頃から飲酒運転撲滅に向けて、研修会を行なっていました。
 県から「知って得する!アルコールの基礎知識」のDVDを借りて研修会で
 視聴していましたが、見るだけで終わってしまうのはいかにも残念。
 どうにかして、関心の高まる「参加型」にしたい。そこで、自分の体質を
 知る「気づき」が大切だと考え、ジェルパッチを購入しました。

 ご年配の参加者が多いので、「思っていた体質と違ってびっくり!」という
 ことはありませんでしたが、関心を持って試していただきました。
 「予想どおりだったよ!」という反応が多く、確認になったと思います。
 アルコールは、健康面での問題もあるので、飲酒運転防止を飲酒習慣を見直す
 きっかけにして欲しいです。


 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
   ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/7Xu8M


 ★その他、職場の飲酒運転防止対策に最適の教材・予防ツール

 ●DVD&ハンドブック
 「知って得する!アルコールの基礎知識」
  ――飲酒運転防止研修のためにつくられた教材です
  http://goo.gl/lIcTt

 ●啓発パンフレット
  飲酒運転 あなたは大丈夫?――タイプ別リスクとアドバイス
  http://goo.gl/xdqmt

 ●アルコール依存症への対応を学ぶ通信講座
  ――6回の通信添削(援助者コースと家族コースがあります)
  http://goo.gl/tE35C

 ●トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  http://goo.gl/MjSHC

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  3.ニュースCLIP!
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 成人の日、関東甲信地方から東北を中心に、大雪になりました。
 せっかくの晴れ着がかわいそうでしたが、後から思えば、一生の思い出に
 残る、雪の成人式になったことでしょう。
 でも、いただけないのは、飲酒運転で成人式に向かう不届き者!

 記事集めは金田、執筆は今成でお届けしています。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)新成人、つれだって飲酒運転で式へ
 2)代行が来るまでの時間
 3)翌朝の飲酒運転が目立ちます
 4)女性の割合が増えている!
 5)取り締まる立場、危険を伝える立場なのに
 6)免許取り消し中に!
 7)法制審議会が飲酒事故の厳罰化を検討
 8)鉄拳さんのパラパラ漫画で(福岡)

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 1)新成人、つれだって飲酒運転で式へ

 ◎酒を飲み、車で成人式へ 京都で少年を逮捕(1月14日 産経新聞)

 成人の日、酒を飲んで車を運転したとして、アルバイトの少年(19)が現行
 犯逮捕されました。
 少年は同日午後1時15分頃、京都市下京区の交差点で乗用車に追突して逃走、
 警察署が行方を追い、約1キロ先で逮捕されました。
 同乗していた友人男性(20)と成人式に向かう途中だったといいます。

 ◎新年会後に飲酒運転 交通安全担当課の市職員(1月11日 産経新聞)

 長野県伊那市では、新年会後の飲酒事故が起きました。
交通安全を所管する生活環境課の男性主査(43)によるものでした。

1月4日午後6時半から9時50分頃まで、市内の飲食店で開かれた新年会で、
主査は生ビール、焼酎、ワインを2杯ずつ飲酒。10時半頃、自分の車を
運転して帰宅途中、住宅の石塀に衝突しました。
「代行運転を利用するつもりだったが、魔が差した」と話しています。

◎忘年会で飲酒運転、逃走し物置に衝突(1月1日 読売新聞)

昨年暮れには、茨城県で、忘年会後の飲酒事故が起きています。

12月30日夜から31日、会社員(38)は、つくば市や土浦市の飲食店で行われた
 忘年会で飲酒。軽乗用車を運転して帰宅途中、信号無視で巡回中のパトカーに
 停止を求められて逃走し、民家の物置に衝突しました。

 新年会のあとは、春の歓送迎会シーズンがやってきます。
 要注意のシーズンです。


 2)代行が来るまでの時間

 せっかく運転代行を呼んだのに、飲酒運転になってしまったのはなぜ?
 宮城県と熊本県の懲戒処分事例からです。

 ●県参事(43) 熊本(12月27日 読売新聞)
 熊本県は12月26日、飲酒後に駐車場内で車を運転して物損事故を起こした
 参事(43)を停職3か月の懲戒処分にした。
 参事は10月30日夜から31日未明にかけ、市内の飲食店2ヵ所でビールや焼酎
 を飲酒。同日午前3時過ぎ、近くの駐車場内で車を移動させた際、他の車に
 衝突した。
 呼気0.17mg/lのアルコールを検出。ただ、車の出入りの少ない駐車場だった
 ため、道交法は適用されなかったという。

 運転してしまった理由は――
 「運転代行業者が来るまで暖を取るために車に乗り、(エンジン音で)周囲
 に迷惑をかけない場所に移動しようとした」

 ●農業高校教諭(32) 宮城(12月19日 産経新聞)
 宮城県教委は12月18日、飲酒運転で物損事故を起こした県農業高校教諭(32)
 を停職12カ月の懲戒処分とした。
 教諭は文化祭の打ち上げと称して10月27日午後7時頃から28日午前1時にかけ、
 市内の飲食店2店で同僚教諭と飲酒(ビール中ジョッキ5、6杯と焼酎の水割り
 3杯)したという。その後、乗用車を運転して帰宅中、自宅近くの民家の門柱
 などに接触する物損事故を起こした。
 教諭は1次会から記憶が断片的で、2次会はほとんど記憶がないと答えた。
 帰宅直前に運転代行を呼んだものの、どうして利用しなかったかも記憶に
 ないという。

 運転してしまった理由は――
 記憶をなくすほど飲みすぎた、ということでしょう。

 運転代行には思わぬ落とし穴があります。
 以下の事例分析をご覧ください。

 〈飲酒運転〉運転代行の落とし穴(ASKの調査)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_case2.html


 3)翌朝の飲酒運転が目立ちます

 毎回のように取り上げていますが、飲んだ翌朝の飲酒運転が目立ちます。
 時間をおいても、一晩寝ても、飲んだ量が多ければ飲酒運転になることを
 広く知らせる必要があります。
 アルコールの分解は、1単位(ビール中瓶1本、あるいは日本酒1合)に
 およそ4時間かかります。
 3単位なら? 掛け算してみてください。
 これを知らないと、以下のような事態が起きます。

 ●司法書士(64)午前10時45分頃 北海道(12月17日 産経新聞)
 12月17日午前10時45分頃、釧路市で、蛇行気味に走っている車をパトロール
 中の警官が発見し、呼気を調べたところ、1リットル当たりの基準の4倍近く
 になるアルコールを検出した。現行犯逮捕された司法書士(64)は「午前2時
 頃に自宅で焼酎を飲んだ」と供述。

 ●テレビ局勤務のカメラマン(29)午前5時54分頃 沖縄
 (12月22日 読売新聞)
 12月22日午前5時54分頃、那覇市の路上で、原付バイクがスリップして転倒
 していたところを巡回中の同署員が発見。
 報道制作局のカメラマン(29)から基準値の約3倍のアルコールが検出。

 ●農業・女性(56)午前6時50分頃 鹿児島(1月5日 スポーツ報知)
 1月5日午前6時50分頃鹿屋市の市道交差点で、農業・女性(56)が運転する
 乗用車が出勤中の会社員(43)のミニバイクと出合い頭に衝突。会社員は
 病院に搬送されたが、頭蓋骨骨折などで間もなく死亡した。女性の呼気から
 基準値を超えるアルコールを検出。「午前2時頃までワインを飲んだ」と話
 しているという。


 4)女性の割合が増えている!

 飲酒運転事故の中で、女性が起こす割合がじわじわと上がっている、という
 調査データが出ました。

 ◎女性に広がる飲酒運転事故 1~9月、依存症増加背景
 (12月25日 日本経済新聞)
 
 警察庁によると、11年に全国で起きた飲酒運転事故は5029件。厳罰化などを
 背景に10年より9.4%減りました。けれど、運転者が女性だった割合は上昇
 傾向。11年までの5年間に1.5ポイント高くなっています。
 2010年に10%を超え、11年には10.9%に上昇。
 10年に飲酒運転事故が全国最多だった福岡県では、12年1~9月の144件のうち
 女性は15.3%(22件)で、11年(通年)の9.7%を大きく上回っています。

 その背景に女性のアルコール依存症の増加があるのではないか、と専門家は
 危惧しているのです。

 女性の社会進出に伴う飲酒機会の増加、女子会などのブーム、女性をターゲッ
 トにした商品やCMの氾濫……結果として飲酒する女性が大幅に増えました。
 となれば、アルコール依存症になる女性が増加するのは当然です。

 しかも――
 女性は男性と比べてアルコールへの耐性が低く、多量の飲酒を続けると6~10
 年未満で肝臓障害や依存症を引き起こすといわれます。臓器が小さいことに
 加え、女性ホルモンがアルコール分解酵素の働きを妨げるためです。
 厚生労働省による08年の患者調査によると、アルコール依存症を含む「飲酒
 による精神及び行動の障害」の患者は、男性は世代別で60代が多いのに対し、
 女性は子育てや働き盛りの30代が多い傾向にあるとのこと。

 たしかに、今回取り上げた事例でも、
 3)農業・女性(56)、5)少年院女性教官(31)、6)飲食店経営女性(34)
 と、30代が2人います。


 5)取り締まる立場、危険を伝える立場なのに

 またもや警察官が飲酒運転です。
 少年院の女性教官、飲酒運転撲滅キャンペーンをしているテレビ局社員も。

 ●沖縄・男性巡査部長(56)(12月28日 読売新聞)
 巡査部長は12月12日未明、那覇市の県道で、バイクで転倒したところをパト
 カーに発見され、呼気から基準値の3倍以上のアルコール分が検出された。
 非番だった前日夕から、自宅やスナックなどで飲酒していた。
 巡査部長は停職6か月の懲戒処分となり、同日付で依願退職した。
 
 ●北海道・巡査部長(52)(12月30日 産経新聞)
 巡査部長(52)は、12月29日午前8時15分頃、酒気を帯びた状態で軽乗用車を
 運転し、旭川市内の道道の中央分離帯に積もった雪の部分に衝突した。事故
 を届け出ず現場を立ち去ったが、車が故障し、事故から約40分後に110番した。
 事故当時は、家族を旭川市内に送る途中だったという。「29日午前1時頃まで
 約3時間、ビールなどを飲んでいた」と話している。

 ●広島・少年院女性教官(31)(12月27日 読売新聞)
 教官は12月25日午後9時10分頃、広島市で県道を一時逆走した後、衝突事故を
 起こした。「ビールやウイスキーを飲んだ」と容疑を認めているという。

 ●テレビ局報道部次長(44)(1月3日 河北新報)
 報道制作局報道部次長の男性社員(44)が12月28日午前0時頃、山形県中山町
 で脱輪する自損事故を起こし、基準値を上回るアルコールが検出。27日午後
 7時半頃から飲食店で飲酒し、市内の自宅にタクシーで帰宅。駐車していた車
 の中で1時間ほど仮眠した後、運転したという。同社は「飲酒運転撲滅キャ
 ンペーンをしている放送局として誠に遺憾」とコメントした。


 6)免許取り消し中に!

 免許取消中に運転する、しかも飲酒運転……。
 アルコール依存症を疑う必要があります。

 ●飲食店経営女性(34) 埼玉(1月7日 産経新聞)
 1月7日午前6時頃、坂戸市で、酒気帯びで乗用車を運転、呼気0.35mg/lのアル
 コールが検出された。「居酒屋で酒を飲んでいた」と供述。
 2011年5月に飲酒運転で免許取り消しになっており、無免許だった。

 ●無職の男性(62) 大分(12月31日 スポニチ)
 12月28日午前4時頃、道路脇に衝突した後、約600メートル走行し、車道中央
 で停車。車内で寝ていた男性を通行人が発見、110番。呼気0.45mg/lのアルコ
 ールを検出した。1981年に免許を取り消されて以降、31年間にわたり運転を
 続けていた。 

 ●自営業男性(27)福岡(12月20日 福岡放送)
 12月20日午前5時半頃、福岡市中央区で乗用車がアメリカ領事館の前を通過し
 てすぐに止まったため、領事館の警備をしていた警察官が職務質問したとこ
 ろ、自営業の男性の呼気から基準値を超えるアルコールが検出。酒気帯び、
 無免許運転の疑いで逮捕した。男は前日19日に免許停止の処分を受けて無免
 許運転だった。

 飲酒運転には常習性があります。
 それは、アルコールの習慣性、依存性とつながっています。
 ここに介入しなければ、再発防止はできません。

 警察庁は来年度から、飲酒運転で運転免許を取り消された人が再び免許を
 取得する際に受ける違反者講習を、カウンセリングなどを盛り込んだカリ
 キュラムに改める方針です。

 ◎“飲酒して免許取り消し”で新講習 (1月2日 NHK)

 新しい制度はアルコール依存症の専門医の協力の下で開発、すでに一部の
 警察で試行的に導入されています。
 初日の講習のあと、受講者は節酒・断酒の目標を立て、30日間にわたり飲ん
 だ酒の種類や量を日記に記録。その上で2回目の講習では、カウンセリングや
 ディスカッションを行ないます。
 警察庁は、講師となる警察官や自動車教習所の教官の研修を行なって、来年
 度から全国で実施していくとのこと。期待しましょう。


 7)法制審議会が飲酒事故の厳罰化を検討

 ◎悪質運転事故に新罰則を検討 飲酒・薬物・発作が対象
 (12月30日 朝日新聞)

 1月から、飲酒や薬物、発作を伴う病気が原因の事故について、新たに罰則
 を設ける方向で検討が始まっています。
 検討しているのは、悪質な運転による死傷事故の厳罰化を議論している法制
 審議会(法相の諮問機関)の刑事法部会。

 上限が懲役20年の危険運転致死傷罪。
 上限が7年の自動車運転過失致死傷罪。
 この中間の罪を作り、2つの罪の量刑格差を埋めようというのです。

 原案では、アルコールや薬物を摂取していたり、病気で発作を起こす可能性
 が高いと認識していたりした場合を「危険運転致死傷罪には当たらないもの
 の、なお危険性が高い運転」と位置づけます。
 自動車運転過失致死傷罪と道路交通法違反(酒酔い運転など)を合わせて
 適用した場合の上限である懲役10年6ヵ月より重い量刑にする方向で検討され
 ているとのことです。


 8)鉄拳さんのパラパラ漫画で(福岡)
 
 福岡県からうれしいニュース。
 全国初の罰則付き条例の効果が出ているようすです。

 ◎福岡の飲酒運転事故3割減、罰則付き条例効果(1月10日 読売新聞)

 昨年1年間に起きた飲酒事故は185件で前年に比べて3割近く減り、統計の残る
 1965年以降、最も少なかったことが県警のまとめでわかりました。
 県警や遺族は「意識が高まってきた結果」と評価しています。

 さて、その福岡でユニークな啓発活動がお目見えしました。

 ◎<福岡市>飲酒事故撲滅へ 鉄拳さんのパラパラ漫画をCMに
  (1月12日 毎日新聞)

 昨年末から、福岡市が、お笑い芸人・鉄拳さん制作のパラパラ漫画を使った
 飲酒運転撲滅CMを、テレビや映画館などで放映しているのです。
 台所で母親と絵本を読んでいた女の子がドアが開く音に気づいて玄関に駆け
 寄ると、両手を広げて待っている父親が消え、女の子の目にみるみる涙が
 あふれるという内容。終始静かなピアノ演奏が流れ、最後に「ハンドルを
 握る前に思い出してください。少しくらい大丈夫という甘えがとりかえしの
 つかない悲劇を生むということを」の文字が浮かび上がります。
 狙いどおり「心に届くCM」です。
 「感動した」などのメールが市に届いているそうです。

 ↓鉄拳さん制作のパラパラ漫画はこちらで見られます↓
 http://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/jigyou-torikumi/bokumetsu/index.html

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  4.山さんコラム No.78
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆グループの力

 1人で学ぶよりも、グループで学ぶほうが、成果があがる。
 学校はもとより、芸術、スポーツから宗教の修行にいたるまで、集団での
 活動が多い。目的を達するためには、集団で、体を鍛え、技をみがき、心
 を練る必要があるからだろう。
 「飲酒運転防止インストラクター養成講座」のスクーリングにも、グループ
 ワークがたくさんある。
 問題の提起、問題解決、知識の定着、すべてにグループの力が効果的なのを
 体験していただきたいからである。
 いろんな職種が混ざってのグループワークは特におもしろい。

 事例検討でのグループワークの効果を見てみよう。
 「休みの前日に7単位も飲み、翌日の夕方、飲酒運転でつかまった」事例を
 もとに、どうすればこのような飲酒運転が防げるかを、職種の違う4人が
 対策を話し合う場面である。
 ちょっと長くなるが、仮想の実況中継をしてみることにする。

 保健師A「夜中の3時まで飲んでいるなんて、家族はどう思っているので
 しょうね」
 教習所B「奥さんとうまくいってないのかも」
 バス会社C「いや、検知器にかかるから普段は飲めない。酒好きの夫に、
 せめて休み前日は、心ゆくまで飲ませたいという奥さんは多いですよ」
 運送会社D「毎日缶ビール1本じゃストレスが溜まる。月に2・3度は思い
 っきり飲んでストレス解消もいいんじゃないですか。飲酒運転はまずいけど」
 保健師A「それにしても、夜中まで大量に飲んだら体に毒。正しい知識が
 必要です」
 バス会社C「うちは内規で乗務前日の飲酒を禁じている。日勤なら週5日間
 は飲めません」
 運送会社D「それなら、5日分の5単位+1単位で、休前日は6単位飲んで
 いいってこと?」
 教習所B「そんなに飲んだら、翌日いっぱい酒気帯びになることを理解させ
 ないと、知らずに飲酒運転をやることになりますよ」
 保健師A「そもそも、一人でこんなに飲むなんて、依存症っぽいと思いませ
 んか?」
 運送会社D「テレビ見ながらだらだら飲むと、ボトル半分くらいは飲んじゃう
 だろうな」
 保健師A「そういう飲み方していたら、依存症になりますよ。休みの前夜に
 飲みすぎるのなら、翌日やることを決めておけばいいのでは」
 バス会社C「確かに私も山菜とりに山に出かける前は、仕事がなくても深酒
 しませんね」
 運送会社D「奥さんがやさしいのはいいけど、アルコールの知識がないと
 まずいことになるな」
 教習所B「まとめると、正しい知識を教育する、休日の計画をたてる、家族
 の協力、ですか」

 ――こんなふうに、いろいろな人が、本音で語り合えると、原因を深く探る
 ことができる。対策も実践的なものになる。
 事故防止の担当者や健康指導の立場は、理論にもとづいた理想論になりがち
 だ。
 一方、現場の人たちは、現実の姿にひっぱられやすい。
 したがってグループワークの際に、色々な立場の人が混じると、理論と現実
 の両面から原因や対策が考えられ、大変よい結果が得られる。
 中継を続けよう。

 運送会社D「だけど、ストレス解消は、どうするんだ。酒がずーっと飲めな
 ければ、ストレスが溜まる」
 保健師A「なにか趣味をもつ必要がありますね。運動とか音楽とか。学校
 時代やったこと」
 バス会社C「バスの運転手には、酒が趣味で、あとは無趣味という者がけっこ
 う多いんです」
 運送会社D「特に年配者がね。テレビを見ながら、ちびちび。時には居眠り」
 教習所B「それで夜中まで飲んでるわけか。わかる気がするけど……。困り
 ますね」
 保健師A「学校時代は何かやっていなかったのかしら。そういうのを勧めた
 ら?」
 運送会社D「せいぜい仲間と野球をやったくらい、気の利いた趣味などもた
 ない人が多い」
 バス会社C「だから、水割り片手にテレビでスポーツ観戦が一番ということに」
 教習所B「年配の酒飲みは、節酒させるのが本当に難しいです」
 保健師A「そうですね。健康診断で、数値が境界値。少し酒を控えたらと言っ
 ても、なかなか」
 バス会社C「保健師さんがうるさいから、検診前の1週間は飲まない、という
 のがいる」
 運送会社D「酒を飲んでいればγ-GTPは100ぐらいが当然、って調子で」
 バス会社C「だけど、強がりで言ってることもあります。運転手は、案外、
 健康は気にしているんです」
 教習所B「検診でひっかかったら、節酒をすすめるチャンスですね」
 保健師A「今まで私たちは、お酒を飲まないようにと言うだけで、どうやって
 節酒するかの指導が足りなかったかも」

 対策が確実に実行されるには、個々の人の心に響き、やらねばならないと
 いう気持ちが生まれる必要がある。
 そのためには、一人一人にあわせた原因究明、その人がしたくなる対策が
 必要だ。
 画一的な見方・やり方では、うまくいかない。
 グループワークがうまくいけば、いろいろな人がいることが見えてくる。
 柔軟な対策も考えられる。

 だから、グループワークは、できるだけ自由な雰囲気の中で行なうのがいい。
 そのほうが、メンバーから自由な発言が出るので、新しい知識やものの見方
 に気づく機会になりやすいからだ。
 そしてグループワークは、意図的に誘導したり、指導したりできるものでは
 なく、あくまでも構成メンバーの力と、その場の状態次第なのだ。
 天にまかせるしかない。これが面白い。

 グループの力は、自分を振り返る機会も与えてくれる。
 グループの中で人がしゃべっていて、「あー私も同じだ」とか、「へー、
 そんなものの見方があるのか」と感心する時がある。
 心に強く響いた知識は、きちんと自分の中に定着する。
 人から言われた「○○すべき」でなく、自分の内面からでたものになるので
 ある。

 もともと、学ぶということは、まねすることから始まり、まねては学びとる
 ことを繰り返す。
 だが、何かが本当に自分のものになる時は、「ハハア体験」が必要だ。
 ハハア、なるほど、そうか! と合点が行き、知識が定着する。
 一人の作業より集団のほうが、ハハア体験が起きやすいのは、人の行動が
 自分のそれより良く見えるからだろう。

 「人の振り見て、わが振りなおせ」
 居酒屋に行ったら、時には素面で周囲を見回すのも勉強になる。
 酔っ払いのひどさ。これも集団の力か。

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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、
 アルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、
 2000年にNPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部
 門が(株)アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から
 予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の
 早期発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との
 認識のもと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害
 者遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から
 本格的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指
  定の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」
  を委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の
  視察、内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html

=====================編集後記 *つぶやき*========================

 こんなうれしいお便りをいただきました。

 ・・・・・・・・・・
 いつもメールマガジンを興味深く読ませていただいております。
 私は職務上、コンプライアンスおよび社員の健康、安全を守る立場で日頃から
 飲酒運転の撲滅に向けて、ビデオ視聴をはじめとする研修会等を開催しており
 ます。
 本メールマガジンにはたくさんの有用な情報があり、日々の中でふと目にする
 ことで飲酒運転に対する抑止に役立つと思います。
 特に「ニュースCLIP!」はたくさんの事例がありとても参考になります。
 そこで、当社の社員(39名)に向けて「ニュースCLIP!」の部分について
 ぜひ読ませて意識醸成に役立てたいと思いますが、この部分を社員へ転送させ
 ていただくことは可能でしょうか。
 ・・・・・・・・・・

 上記のような理由で、社内の方にメルマガを転送するのはOKです。
 その場合、このメルマガのタイトルや発行元など、↓の情報を必ずつけていた
 だくようにお願いします。
 
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】80号 13.1.16
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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