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職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

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63号 2011

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  63号 11.8.18
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.NEKOのニュースCLIP!
    4.アルコール検知器Q&A
    5.山さんコラム No.61
    6.ASKの活動ご紹介
    7.編集後記 *NEKOのつぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  仮眠をとれば大丈夫?
     時間をあければ大丈夫?
        大丈夫じゃないんです!

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 飲酒運転防止インストラクター養成講座のスクーリングと、認定インス
 トラクターを対象にしたスキルアップ研修の申し込み受付が終了しまし
 た。回答が遅れている方、まだ間に合いますので、お早めに!!

 さて、今年は全国15ヵ所、スキルアップもあわせると、32回に及ぶ講習
 を行ないます。
 いよいよ来月から、山さんの全国行脚、はじまりはじまり~。
 
 今年は、上級インストラクターが、山さんとともに講習の一部を担いま
 す。上級インストラクターは、飲酒運転防止インストラクターとしての
 経験をもとにアルコール問題についての研鑽をさらに積み、研修の実技
 試験を経て認定された人たちです。
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_jyoukyuu.html 
 今までに認定された上級インストラクターに加え、今年は損保協会から
 一部助成を受けた11名が上級インストラクターをめざして、講座を受講
 しています。

 上級インストラクターについて、詳しくはこちらをご覧ください。
 助成枠外での応募は、随時受け付けています。
  ↓   ↓   ↓  
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_jyoukyuukibou.html
==============================================================★
  2.ASKからのお知らせ
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 ★飲酒運転防止トイレットペーパーが好評です!

 最近、運輸関係の会社からのご注文が相次いでいます。
 そこで、どのように使ってくださっているのか、電話でお聞きしました。

 ――東急バスと東急トランセのお話
   (あちこちの営業所から、注文をいただいています)

 所内のトイレに設置し、ドライバーの意識付けに使用しています。
 すると、他の営業所の者がそれを見て「面白い、いいアイデア!」と、
 自分の営業所にも設置……というようになっていきました。
 
 ――北海道通運のお話

 ドライバーに配布したり、効果的な時期を狙って営業所に配置する予定です。
 一度だけでなく、何度か繰り返して、意識の定着を図りたいと思います。

 このように使っていただけて、本当にうれしいです。
 目を引き、話題になるのが、このトイレットペーパーの特長。
 秋の交通安全週間でも啓発グッズとしてぜひご活用ください。

 トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_paper.html 

==============================================================★
  3.NEKOのニュースCLIP!
=============================================================== 
 
 あっという間に8月も半ば。お盆も過ぎ、残暑厳しい今日この頃です。
 夏休みが取れて旅行に出かけた人、渋滞を避けて家で過ごす人、休まず
 働き続けている人、夏のすごし方も様々だと思います。
 この時期、アルコールが絡む問題が多く発生します。
 飲酒運転だけでなく、お酒を飲んで、川や海に飛び込んで怪我をしたり、
 暑いからといって、ついついビールやお酒を飲みすぎて体調を崩したり。
 
 怪我や病気だけでなく、命に関わる事態になることも少なくありません。
 楽しい思い出が、一生心に残る傷にならないように過ごしたいものです。
    
 さて、今号の内容はこちらです。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)市バス運転手、覚せい剤を使用
 2)仮眠、睡眠をとったとしても……
 3)とにかく飲みすぎ!
 4)アルコール依存症を疑おう 
 5)福岡の飲酒運転が減らない!
 6)飲酒運転なう

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 1)市バス運転手、覚せい剤を使用

 驚きました。
 市バスの運転手が、覚せい剤を使っていたというのです。
  
 ◎覚醒剤使用:容疑で市バス運転手逮捕(8月2日 毎日新聞)
 
 7月31日深夜、急停車を繰り返す軽乗用車を大阪府曽根崎署の署員が
 見つけ職務質問したところ、車内に吸引器具があり、尿から覚せい剤
 成分が検出されました。

 「仕事が終わった後、西成に覚醒剤を買いに行く途中だった。ストレス
 解消のため、数年前から使っていた」と供述しています。
 
 この運転手は、31日午後2~11時に路線バス4路線を5往復(計約80キロ)
 運転しており、覚醒剤使用後に運転していた疑いがあります。

 この件で、近畿運輸局は営業所を緊急監査。運転手の教育や運行管理の
 状況を確認し、指導や安全管理に問題がなかったかを調べました。

 また市交通局は、全乗務員約2300人を対象に薬物を使用していないか調
 べる薬物検査を実施する方針。拒否する職員は乗務から外すこともあり
 得ると通告するといいます。

 運輸業界全体で、ランダムな薬物検査をやってほしいと思います。

 ASKの薬物乱用防止のサイト
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/yakubutsu.html  


 2)仮眠、睡眠をとったとしても……

 飲酒運転で事故を起こしたり検挙された事例の中に多く見られるのが、
 飲酒後、仮眠や睡眠を取ったにも関わらず、アルコールが残っていた、
 というものです。 
 しかも次の4つの事例、全てが教職員。

 仮眠をとったり、睡眠をとったり、時間をあけたりして、飲酒運転に
 ならないようにある程度心がけてはいるのです。
 しかし、体内でのアルコール分解にはかなりの時間がかかり(1単位=
 ビール中瓶1本でおよそ4時間)、しかも睡眠中は遅れるという知識は
 なかったようです。

 ●熊本/小学校教頭(55)→停職4ヵ月(8月3日 毎日新聞) 
 7月8日午後8時近くまで自宅でビール350mlと焼酎お湯割り3,4杯を飲み、
 午後9時ごろ就寝。釣りに行くため翌日の午前2時40分に車で自宅を出た。
 市内で警察の検問を受け、呼気0.24mg/lを検出。
 出発前、自宅で市販のアルコールチェッカーを使って2度検査をしたが、
 その際数値は0.00で、「大丈夫だろうと判断した」と話している。

 →飲酒後、6時間あけています。しかし、焼酎のお湯割りのアルコールの
  量が問題です。焼酎は25度のもの100mlで1単位。仮に1杯1単位とする
  と、これで3,4単位。加えてビール350mlも飲んでいます。
  どうあがいても、6時間ではアルコールは抜けません。

 ●熊本/高校教諭(36)→停職4ヵ月(8月3日 毎日新聞)
 7月10日午後6時半から11日午前0時ごろまで、飲食店などでビール中瓶
 3本、焼酎水割り8~11杯を飲んだ。
 タクシーで帰宅し寝た後、午前7時半に車で出勤。
 速度違反で検挙され、呼気検査でも0.17mg/lを検出。

 →飲酒後、およそ7時間。しかし、ビール中瓶ですでに3単位。焼酎を1杯
  0.5単位で試算しても4~6単位。合計で7~9単位になります! 
  1日置いてもアルコールは抜けません! 
 
 ●鹿児島/小学校主事(20代)→停職6ヵ月(8月2日 読売新聞)
 6月11日午後9時頃から12日午前1時頃にかけて、飲食店で飲酒後、近く
 の駐車場にとめた自家用車で仮眠。4時ごろ、車で帰る途中JR駅近くの
 駐車場のポールに衝突。そのまま走り去ったが、車が動かなくなり公衆
 電話を探していたところ、職務質問を受けて酒気帯び運転が発覚した。

 →飲酒後、およそ3時間。実際の飲酒量はわかりませんが、たとえ1単位と
  仮定しても、3時間では抜けない可能性が高いのです。
  とくに睡眠中はアルコールの分解が遅れるので注意しましょう。

 ●和歌山/中学教諭(24)→懲戒免職(8月3日 わかやま新報)
 7月20日午後7時半ごろ、JR和歌山駅近くの居酒屋で教員仲間7人と飲食し、
 ビールをグラス2杯とハイボール2杯を飲んだ。9時半ごろにはスナックに
 移動し、焼酎の水割り1杯を飲んだ。その後、21日午前1時前に近くの駐車
 場に止めていた乗用車に乗車。1時35分ごろ、民家の駐車場にあった乗用車
 に接触し、電信柱や縁石、トラックに次々と接触を繰り返し、軒先の支柱
 に当たって停止した。

 →9時半にスナックに移動し1時間以内に焼酎の水割り1杯を飲んだとすると、
  事故を起こしたのは3時間ほどあと。時間をおいて酔いを醒ましたつもり
  だったかもしれません。
  しかし、ビール2杯+ハイボール2杯+焼酎の水割り1杯のアルコールを
  3時間で分解することはとても無理です。

 ★知って得する!アルコールの基礎知識
  <飲酒運転防止>から<健康管理>まで
  本格派のハンドブックです。研修用DVDにも対応。
  ↓   ↓   ↓ 
 http://www.ask.or.jp/ddd_dvd.html#book

 3)とにかく飲みすぎ!

 次は、アルコールが呼気0.6mg/l、0.78mg/lという悪質な事例。
 酔いの4段階(ほろ酔い→酩酊→泥酔→昏睡)のうち、「酩酊」に
 当たるレベル。運転など、狂気の沙汰です。

 「酔い」のメカニズム・4段階
  ↓   ↓   ↓ 
 http://www.ask.or.jp/ikkialhara_yoinoshinnkou.html
 ●埼玉/酒酔い運転容疑で解体工逮捕(8月1日 産経新聞)
 8月1日午前0時50分ごろ、解体工(25)が市道交差点で酒に酔った状態
 で軽乗用車を運転。信号無視したところをパトカーに発見され、逃走。
 約500m離れた場所で縁石に乗り上げて横転した。呼気0.6mg/lを検出。
 以前原付バイクの運転免許を所有していたが取消処分を受けており、
 普通自動車の運転免許はこれまでに一度も取得したことはないという。
  
 ●埼玉/住所・職業不詳の男性(39)(8月14日 産経新聞) 
 8月13日午後6時45分ごろ、住所・職業不詳の男性(39)が、酒に酔って
 乗用車を運転し、道路左側の電柱に衝突。呼気0.78mg/lのアルコール
 が検出。事故直前、約750メートル離れた路上で、乗用車に衝突して
 逃走中だったという。


 4)アルコール依存症を疑おう

 懲りずに繰り返すのは、まず間違いなくアルコールに依存しているから。
 飲酒運転検挙は、介入→治療への絶好のチャンスです。
 さもないと、飲酒運転を繰り返し、いつか大事故を起こすことに。
  
 ●千葉/君津市職員(59)(8月1日 産経新聞) 
 7月13日朝、車で出勤途中検問を受け、基準を超えるアルコールが検出。
 12日午後6時から7時半ごろまで、自宅でウイスキーの水割り4杯を飲ん
 で寝たと説明している。
 過去に飲酒運転で3回、車の事故で1回懲戒処分されていた。

 ●北海道/無職(44)(7月26日 北海道新聞)
 7月26日午前4時5分ごろ、コンビニエンスストアの駐車場から車に乗り、
 数メートル先の車道で進行方向に対して横向きに停車。
 車から降り、そばで酔いつぶれてうずくまっていたという。
 「飲酒運転はしていない」と否認。14日にも同法違反(酒気帯び運転)
 で逮捕。翌15日に釈放されたばかりだった。


 職業運転手の理解しがたい行動の背景にも、もしかしたら依存症が隠れて
 いるかもしれません。

 ●福岡/バス運転手(47)(8月3日 共同通信)
 8月1日、別の運転手と交代しながら、福岡県内から約20人を乗せて貸し切り
 バスを運転。午後2時過ぎ、大阪府富田林市に到着した。いったん乗務を
 終えて待機していた午後4時ごろ、車内で、ビール500mlを1人で飲んだ。
 午後10時すぎから、団体客を大阪府岸和田市まで運ぶため、再び運転する
 予定だった。だが、直前の検査で呼気0.13mg/lのアルコールが検出され、
 乗務できなかった。
 
 6時間後に乗務することがわかっていて、なぜビールを飲んだ?
 しかも、なぜ車内に持ち込んで飲んだ?
 6時間前にビール500mlで、なぜ呼気0.13mg/lものアルコールが検出?
 もっと量を飲んでいたのでは? あるいは、もっと直近に飲んだ?
 それとも、肝臓の代謝能力が落ちている???


 背景にある「アルコール依存症」という病気
  ↓   ↓   ↓ 
 http://www.ask.or.jp/ddd_alcoholism.html

 5)福岡の飲酒運転が減らない!

 福岡市で、こんなニュースがありました。
 「消防団員が飲酒運転をしている」と匿名の情報提供があり、署員が近く
 で張り込んでいたところ、3人が帰宅しようとして軽トラック2台と軽ワゴン
 車をそれぞれ運転。呼気0.15~0.35mg/lのアルコールが検出されて、逮捕
 されたのです。

 ◎消防団員逮捕 飲酒運転、常態化か 
  県警 ビール空き缶など押収(8月12日 西日本新聞)
 
 3人は、ポンプ操作大会に向けた練習後、8月10日午後10時過ぎから、消防団
 の車庫2階で、団員7人で酒を飲みました。
 8月11日午前1時半すぎ、7人のうち3人は徒歩などで帰宅。車を運転した4人
 のうち1人は基準値未満。3人が基準値を超え逮捕されました。
 11日夜、分団の車庫を家宅捜索した警察は、未開封の缶ビール4箱のほか、
 焼酎、日本酒、洋酒に加え、ビールの空き缶が入ったポリ袋3袋などを押収
 したといいます。 

 飲酒運転が常態化していた疑いが濃厚です。
  
 これは、氷山の一角。
 飲酒運転が「気軽」に繰り返されていることが、県警の調査で明らかに
 なっています。
 
 運転免許更新講習の受講者を対象にしたアンケートで、18%が過去に飲酒
 運転をし、29%の人が飲酒運転を目撃したことがあると回答したのです。

 ◎「過去に飲酒運転」18% 29%が「目撃」と回答 
  県警1200人調査 (8月6日 西日本新聞)
 
 アンケートは無記名方式で、4/4~11、福岡運転免許試験場で実施。
 男性750人、女性451人が回答(性別不明2人)。

 飲酒運転の経験があるのは男性187人、女性30人。
 5年以内に飲酒運転したのは男性23人、女性1人。
 理由は……
 ・「飲酒量が少なく大丈夫」(45%)が最多。
 ・「摘発や事故を起こさなければ問題ない」(33%)
 ・「短距離だった」(26%)と続いていました。

 飲酒運転を目撃したのは男性249人、女性102人、性別不明1人。
 5年以内では男性55人、女性21人。
 止めなかった理由は……
 ・「飲酒量が少ない」(35%)
 ・「摘発されないと思った」(20%)が多く
 ・「本人が大丈夫と言った」などの意見も。

 福岡県で飲酒事故が多いのは……
 ・「捕まらないと思っている」(71%)
 ・「危険性を理解していない」(59%)
 ・「飲酒運転に甘い地域性や県民性」(30%)と答えた人もこんなに。

 8月25日で、3児死亡事故から5年。
 県内の飲酒運転事故は昨年は全国最悪の337件で、今年上半期もワースト2位。
 効果をあげるには、ポイントを絞った対策を組み合わせ、ネットワークを
 組むこと。
 福岡、正念場です。
 
 
 6)飲酒運転なう 

 そういえば、これも福岡での話です。
 
 ◎自転車「飲酒運転」ツイッター投稿の大学生停学(7月27日 読売新聞)

 7月9日未明、アルバイトの仲間と一緒にビールを飲み、自転車で福岡市
 内の自宅に帰宅した大学生が、午前3時頃、ツイッターにこう書き込ん
 だのです。 
 「帰宅。バイト飲みやった。飲酒運転は久しぶりでハラハラした」

 実際には、自動車ではなく自転車でした。
 けれど自転車でも、飲酒運転は法律違反だし、危険です。
 
 その後、ツイッターを見た人から大学に、「不謹慎だ」「学生への指導を
 しっかりすべきだ」といったメールや電話が計18件寄せられたそうで、
 この学生は、3ヵ月の停学処分になりました。
 
 まさかこんな事態になろうとは思わず、つぶやいたであろう「飲酒運転」。
 「つぶやくのをやめる」のではなく「飲酒運転をやめる」
 そう思ってくれるといいのですが……


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  4.アルコール検知器Q&A
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 運輸・運送業向け事故防止コンサルタント
 ASK認定飲酒運転防止上級インストラクター

                       高木 宏昌

 
 【Q8】警察の調べで0.24ml/lのアルコールが検出されたのに、市販の
     アルコール検知器では0.00だったなんてことはありえますか?

 【A8】可能性はありますが……

 これは、先日起きた以下の事例をもとにした質問です。

 熊本市立の小学校教頭(55)が、7月7日午後6~8時ごろ自宅でビールや焼酎
 を飲んで就寝。翌午前2時40分ごろ、車で釣りに出かけたところ、県警の
 飲酒検問で、呼気0.24ml/lのアルコールが検出。
 教頭は「市販のアルコールチェッカーで検査し、0.00だったので大丈夫
 だと思った」と話したという。(8月2日 産経新聞)

 これには、2つの場合が考えられます。

 ●教頭の話が真実である場合→使用した検知器が正常に機能しなかった
 
 一部電化製品には、電源ON時に正確に動作しているかセルフテストする
 機能がありますが、現在、日本で市販されているアルコール検知器のほと
 んどに、センサーの劣化を知らせる機能等はついていません。
 従って、センサーが反応しない状態(もしくは著しく低い数値や高い数値
 を出す状態)になっていても、見た目は正常に動作しているように見えて
 しまいます。アルコール検知器を使用する際は、メーカー推奨の使用期間
 (日数、もしくは回数)を目安とし、定期的なメンテナンスが必要です。
 ただし巷にはかなり劣悪な機器も出回っていますから、たとえメーカー
 推奨の使用期間を守り、メンテナンスをしていたとしても、この例のよう
 なことが起きる場合があります。
 アルコール検知器はあくまでも目安であり、飲みすぎないことが重要です。
 
 ●教頭が嘘をついている場合→検知器を使用していなかった

 これは個人的な推測なのですが……
 本当にアルコール検知器を使っていたのか、そして本当に0.00だったのか、
 疑わしいように思います。
 早朝(というか深夜)に釣りに出かけることは、おそらく当日の思いつき
 ではなく、少なくとも前日には予定していたことかと思われます。
 それなのに、6時間後に0.24mg/lという非常に高い数値が出るようなお酒
 の飲み方をしていたという事実。
 検知器を言い逃れに使ったのでは、という気がしないでもありません。

 もちろん検知器が0.00を示す可能性はあります。
 でも、実際はどうだったのか。気になるところです。


 ★質問を募集中です。
 検知器にまつわる質問や悩みがありましたら、メールをお寄せください。
 運用を始めてから気づいた問題点や疑問などもどうぞ!
 → ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 高木宏昌プロフィール
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_jyoukyuu_kanntou.html#takagi
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   5.山さんコラム No.61
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一


 ◆一石二鳥、メタボ解消、節酒にも

 この1ヵ月ほど、「1口30回噛む」というダイエット法を実行している。
 今回はそのことを書いてみたい。

 肥満解消に「1口60回噛む」という方法は、アメリカで提唱され、200kg
 以上あった人が大幅に減量に成功したとの記事を読んだことがある。
 山さんは十年ほど前、78kgまで体重が増えた際、この60回噛むダイエッ
 ト法を実践してみた。
 1週間くらいで奥歯を痛め歯医者へ。あえなく挫折。

 その後、2003年8月18日からの「半年間の禁酒」は、メタボ解消に大変役
 立った。
 体重は4kg減、高かったコレステロール値と中性脂肪値は基準値内へ、
 血圧も境界値から正常域へと、見事、メタボ解消。
 ヘタなダイエットよりも、禁酒に勝るものはないと確信した。
 それ以来、「飲酒者のメタボ解消には禁酒が一番」と、人にもすすめて
 いる。

 禁酒は、多量飲酒を「節度ある飲酒」へ変える移行措置としても役立つ。
 つまり一定期間禁酒し、γ―GTPをはじめ各種数値の改善を確認した
 上で、一日1単位までの飲酒へ努力する。
 実行者からは3単位⇒2単位⇒1単位と段階的に飲酒量を減らすよりも、は
 るかにやりやすいという報告もある。
(もちろん依存症と診断された方にはあてはまらないので、ご注意を)

 ところでなぜ今、山さんは1口30回を実践しているのか。
 実は8年前72kg台まで減った体重がじりじり増え、平均74kg、時には76
 kgまでになる。
 26歳から50歳ぐらいまでは、74kgだった。この体重を維持するために、
 30代からフィットネスクラブに通ったり、ジョギング(40代半ばからウ
 ォーキング)をしたり、山歩きをしたり、ノーカーボン減量法、体重記
 録減量法、入浴減量法、など各種健康法を実践。
 無制限に飲酒していた時代だから、この体重を維持するだけでも大変だ
 った。
 それが、禁酒したおかげで72kg台まで減ったのだ。
 その後8年間、節酒に努めているものの、体重がじりじりふえてきた。
 原因は加齢による基礎代謝量の減少。
 必要とする分は減ったのに、つい甘いものを毎食後食べたり、出先で出
 された菓子は残さず食べたり、旅先の朝食バイキングでは若者に負けな
 い量をしっかり食べている。
 つまり、「食べすぎ」にほかならない。

 それで今回、1口30回に挑戦したわけである。
 かつて挑戦した1口60回に比べて、一口の分量が減るというメリットもあ
 る。
 ご飯でやるとよく分るが、30回で粒々が完全になくなる分量は、ほんの
 1口。少しほおばると中途半端な状態になってしまう。1口1口を完全に30
 回で液状にするというのがミソ。

 漬物も魚も肉も1口30回をやると、いろいろなことが発見できる。
 まず味がはっきりする。材料の良し悪し、料理の上手い下手も同様だ。
 
 塩気の強いものは、しょっぱい。生臭い魚は、本当に鼻につく。筋っぽ
 い安牛肉は、筋だけ残る。一束98円の小松菜は、最後まで繊維が口の中
 に残留。
 ご飯は一部糖化され甘く、葉唐辛子の佃煮は、はじめしょっぱく後から
 辛味が舌に残る。1口1口が、少量なのに、味がくっきりしてくる。食べ
 た満足感がある。

 この食事法は「節度ある飲酒」にも応用できる。
 つまみを1口30回噛んだあと、飲み込む。そしておもむろに酒を1口含む。
 食べ物と同様に甘さ辛さ苦み酸味旨みをじっくり味わう。次に、つまみ
 をまた30回かむ。そして、また一口の酒。
 当然、一口の量は少なくなる。
 いわゆる酒の肴のうち、うに、塩辛、タラコの類は、30回噛むわけには
 いかない。歯ごたえのある野菜と共に噛むことになる。料理屋では和え
 物として供される。理にかなっている。
 刺身を30回も噛んだら美味くないと想像するむきもあろうが、実践して
 みればよい。美味い刺身はうまい。まずいものはまずい。はっきりする
 だけ。
 そのあとの酒の一口は格別だ。
 1合の酒で、こんなに満足感が得られるかと再認識するに違いない。

 「食べすぎ」「飲みすぎ」防止の具体的実践法は、よく噛み、しっかり
 味わうことだ。
 経済的にも、健康的にも、食文化の上からも、飲むなら「ちびりちびり」
 が望ましく、30回噛むダイエット法とあわせ実践すれば、メタボ予防と
 節酒の一石二鳥であることは間違いない。


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  6.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、
 アルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、
 2000年にNPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部
 門が(株)アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から
 予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の
 早期発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との
 認識のもと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害
 者遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から
 本格的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指
  定の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」
  を委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の
  視察、内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html

==============編集後記 *NEKOのつぶやき*===================

 夏といえば、冷たいアイスや飲み物。スイカに果物。
 夏バテの心配は無いのですが、相変わらずちっとも体重は減りません。
 山さんダイエット、一口30回噛む。実践してみよう…… 

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】63号 11.8.18
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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