職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

46号 2010


★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  46号 10.3.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページhttp://www.ask.or.jp/からご登録いただいた方
 に、月1回、無料で配信します。
===============================================================
  
━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.NEKOのニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.44
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *NEKOのつぶやき*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
  ビールに続いて
      アルコール「ゼロ」のワインも登場

==============================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
===============================================================
  
 ★飲酒運転防止インストラクター第3期の受付を開始しました!
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 募集開始前からたくさんのお問い合わせをいただき、受付開始するや
 いなや、すでに400名近い応募がありました。
 受講をお考えの方、お早めにお申し込み下さい。 

 募集要項はこちら
 → http://www.ask.or.jp/ddd_inst_bosyu.html 

 ★飲酒運転防止インストラクターが全国に続々と誕生しています!!
 3月10日現在、インストラクターは、第1期、第2期を合わせて、
 544名になりました。
 
 ★ASK認定 飲酒運転防止上級インストラクター
 上級インストラクターは、飲酒運転防止インストラクターとしての経験を
 もとに、アルコール問題についての研鑽をさらに積み、研修の実技試験を
 経て認定されます。
 この3月、上級インストラクターの第1号が、沖縄から誕生しました。
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_jyoukyuu.html
 
 上級インストラクターは、依頼先のご要望(時間・対象・ニーズ)に沿った
 プログラムをご提案し、飲酒運転防止の講演や出張研修を行なうことが
 できます。講演料などは直接お問い合わせ下さい。

==============================================================★
  2.ASKからのお知らせ
===============================================================
  
 飲酒運転被害者遺族の井上保孝さん・郁美さんへのインタビューが、
 3月10日発行の<季刊Be!98号>に掲載されています。

   飲酒運転被害者遺族の思い
    「飲まない一日」こそ、つぐないの始まり

 被害者遺族としての痛みを抱えながら、依存症対策に踏み込み、断酒会
 とも連携してきた10年の道のり。加害者に対する正直な気持ち。
 なぜ、いつも夫婦一緒に取材を受け、活動を続けてきたのか――。
 胸のうちを率直に語ってくださっています。ぜひお読みください。

 季刊Be!98号→ http://a-h-c.jp/eshopdo/refer/vid1102098.html 

 <季刊Be!>は、ASKが発行する、回復とセルフケアの最新情報を取り
 上げた専門誌です。 

==============================================================★
  3.NEKOのニュースCLIP!
===============================================================

 こんにちは、ニュースCLIP担当のNEKOです。
   
 季節の変わり目であり、花粉症の季節です。
 飲酒運転だけでなく、もろもろの体調管理にも気をつけて、安全運転を
 心がけたいものです。

 さて、今号の内容はこちらです。
 お時間の許すかぎり、お付き合いください。

 ※ニュースのリンクは「ウェブ魚拓http://megalodon.jp/
 を利用しています。リンクが切れて記事が読めなくなるのを防ぐためです。
 まず、記事の日付をクリックしてください。すると、
 「宜しければ上記のリンクをクリックしてください」という表示が出ます
 ので、クリックをお願いします。

--------------------------------------------------------------
 1)許されない逃げ得
 2)各地県警の調査と対策
 3) 依存症が疑われる事例
 4) 懲戒免職訴訟――3つの最高裁の判断
 5)アルコール検知器の義務化にともなって
 6)アルコール「ゼロ」のワイン
--------------------------------------------------------------

 1)許されない逃げ得
 
 飲酒運転者が事故を起こしたときに、重い刑罰(危険運転致死傷罪)を適用
 されないよう現場から逃走する「ひき逃げ」が多発しています。
 それを防ぐために、昨年、「ひき逃げ」に対する厳罰化が実施されました。
 
 飲酒運転・飲酒事故の厳罰化へ さらなる法改正!(ASKのサイト)
 → http://www.ask.or.jp/ddd_topicks.html#20090601
 
 それでも、飲酒運転事故を起こした後飲酒発覚を恐れて逃げるケースが
 後を絶ちません。

 警察の奮闘ぶりを示す報道が2件ありました。

 1件目は栃木です。
 1月18日に那珂川町で死亡ひき逃げ事件を起こした男(67)が、自動車運転
 過失致死と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されてから約1ヵ月後に、
 酒気帯び運転容疑でも追送検されました。決め手となったのは、飲酒量や体重、
 飲酒後の経過時間などを数式に当てはめて、事故当時のアルコール濃度を
 割り出す「ウィドマーク法」。
 捜査により、被告は事件直前に近くの食堂で飲酒していたことがわかり、
 「焼酎のお茶割り5杯を飲んだ」との被告の供述と店側の証言が一致したため、
 ウィドマーク法で計算したところ0.21~0.80mgと推定。立件できました。

 ↓『逃げ得』許さない ウィドマーク法で酒量推定(3月1日 東京新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0301-1505-15/www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100301/CK2010030102000100.html

 もう1件は福岡。
 建設業の男(42)が、2月5日にひき逃げ事故を起こした直後、知人宅で服を
 着替え、スナックに移動して焼酎1杯を注文。あたかも事故後に飲酒したよう
 に工作した悪質な事例です。
 男は「知り合いが事故を起こした。車が無くなっている」などとうその110番
 通報をし、自分は「助手席に乗っとっただけ」と容疑を否認しました。
 警察は聞き込み捜査で、男が事故前に飲食店で深酒していたことを突き止め、
 さらにハンドルと、男が脱いだ服から微量の血液を採取。DNA鑑定で一致させ、
 男が運転席に座っていた確証を得ました。
 そして、事故発生から実に12日後、男を危険運転傷害容疑で逮捕に踏み切った
 のです。

 ↓取材ノート:運転手はお前だ!/福岡(3月8日 毎日新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0315-0846-16/mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100308ddlk40070150000c.html

 「逃げ得」を許さない警察の粘りの捜査に拍手を送ります。
 と同時に、法の抜け穴をふさぐ方策も必要になります。
 飲酒運転被害者遺族が「飲酒・ひき逃げ厳罰化を求める署名」を実施しています。
 署名用紙のダウンロードはこちら→ http://www.ask.or.jp/shomei070511.pdf

 2)各地県警の調査と対策

 山梨県警では、昨年10月から11月に、飲酒運転で摘発され行政処分を受けた
 ドライバーを対象にアンケート調査を実施、118人が回答しました。
 「摘発以前に飲酒運転をしたことがあるか」という問いに対して、
 「初めて飲酒運転した」39.0%、「ときどきした」51.7%、「飲酒の都度した」9.3%。
 「今後飲酒運転するか」については「絶対しない」20.3%、「しないと思う」69.5%、
 「分からない」が6.8%と、常習性が浮き彫りになりました。
 
 ↓県警が違反者調査 低い意識浮き彫り(2月19日 山梨日日新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0219-0914-27/www.sannichi.co.jp/local/news/2010/02/19/2.html

 福岡県警は、もう一歩踏み込んだ調査を行なっています。
 昨年の10月~今年の2月にかけて、飲酒運転で摘発された運転手373人を対象にした
 アンケート調査です。
 世界保健機関(WHO)による「AUDIT」を使用して、普段の飲酒習慣を、
 (1)依存症疑い(2)危険(3)危険が少ない――の3段階に判定したところ、
 「依存症疑い」25%、「危険」39%と判定されました。
 一般ドライバー375人を対象に調べたところ、「依存症疑い」6%、「危険」22%で、
 飲酒運転で摘発されたドライバーとアルコール依存症とは密接な関係にあること
 が明らかになりました。
 県警では、「飲酒運転をさらに減らすためには依存症対策にも手を広げる必要
 がある」と指摘。今後は飲酒運転で摘発した運転手に対して、県内のアルコール
 依存症相談窓口や専門医療機関を紹介するなどの施策を講じる方針とのことです。
 
 ↓飲酒運転摘発者「4人に1人は依存症」 福岡県警が調査(3月2日 朝日新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0302-1127-18/www.asahi.com/national/update/0226/SEB201002250065.html

 福岡県警では、アルコール依存症の職員による飲酒運転を起こしていることから、
 組織を挙げて、職員に対する早期発見や治療の支援に踏み込んでいます。
 具体的な飲酒問題専従の「職員支援係」を新設し、現在、アルコール依存症や
 節酒が必要な職員9人を「要支援職員」に指定、1人は復職、2人は入院を経て自宅
 療養中だとか。
 他の6名は配置転換したり、通勤手段を車から公共交通機関に変えさせたりし、
 上司が家族と定期的に面談しながら、酒量を減らす取組みをしています。
 
 ↓福岡県警の飲酒問題対策係 要支援職員9人指定(3月9日 西日本新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0309-1034-06/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/157160
 
 沖縄県警は、アルコールの知識も盛り込んだ「飲酒運転根絶マニュアル」を作成
 しました。専門家ら22人を「飲酒運転アドバイザー」に委託。講演を通して啓発
 を行なう予定です。 
  
 ↓飲酒運転根絶へ 県警がマニュアル発行(3月2日 沖縄タイムス)↓
 http://megalodon.jp/2010-0302-1439-16/www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-02_4093/

 「飲酒運転根絶マニュアル」は沖縄県警のホームページで閲覧できます。 
 http://www.police.pref.okinawa.jp/kotsu/manual/index.html

 3)依存症が疑われる事例
  
 どれも、休日の日中にかなり飲んでいます。

 ●市職員(58)(2月17日 毎日新聞)
 2月6日午後9時50分ごろ、軽乗用車との接触事故を起こし呼気0.55mg/lを検出。
 6日午後2時半~午後7時ごろ自宅で焼酎720mlを飲み、約1時間後に運転を始めた。
 蛇行運転も自覚していたといい「極めて危険な状態だった」と説明。→土曜日

 ●教委係長(49)(2月24日 読売新聞)
 2月11日午後3時10分頃、自宅近くのスーパー駐車場で、酒気を帯びた状態で車を
 運転、逮捕。「いつもは歩いて酒を買いに行っていたが、たまたま雨が降って
 いたので車を運転してしまった」と供述。→祝日

 ●会社員(49)(2月28日 産経新聞)
 2月28日午前10時55分ごろ、ファストフード店の駐車場で、酒気を帯びた状態で
 車を運転、駐車していた乗用車に衝突した疑い。容疑者の体内から呼気0.5mg/l
 が検出された。「自宅で水割り焼酎を5杯ぐらい飲み、おなかが空いて、
 ファーストフード店に行った」などと供述。→日曜日

 ●無職男性(69)(3月14日 毎日新聞)
 3月13日午後1時50分頃、飲酒運転でつかまり、呼気0.63mg/lのアルコール分
 が検出。工事中の市道に入ったため作業員に止められ、バックした際に停車
 してあった車に接触した。作業員が酒臭いのに気づいて問いつめると、バック
 して逃走。パワーショベルを運転していた別の作業員が、ガードレールに衝突
 しながらバックしてくる車を見て不審に思い、ショベルのアームで道をふさぎ、
 110番。男性は正午頃から自宅で焼酎を4、5杯飲んだという。
 →土曜日(ただし無職なので、毎日が休日かもしれませんが)
 
 これらの事例は、日々起こっている飲酒運転事故のごく一例に過ぎません。
 
 自分の職場で、身近にアルコール依存症が疑われる人はいませんか?
 飲酒運転の対策にお困りではありませんか?
 是非こちらのサイトを参考にして下さい。
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_check.html

 4)懲戒免職訴訟――3つの最高裁の判断

 ●三重県
 懲戒免職処分となった三重県立志摩病院元職員(52)が、県を相手に処分
 取り消しを求めた訴訟の上告審で、最高裁は3月5日付で県の上告を棄却。
 処分の取り消しが確定しました。

 ↓<酒気帯び運転>三重県職員の懲戒免職取り消し確定 最高裁(3月8日 毎日新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0315-0849-29/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100308-00000069-mai-soci

 元職員は07年7月6日午後7時ごろから翌7日午前1時頃まで旅行先の横浜市で
 友人と飲酒して就寝。午前10時15分頃から乗用車を運転した際に、警察の飲酒
 検知で呼気0.2mg/lのアルコールが検出されました。
 1、2審判決は、飲酒終了から運転まで8時間以上あったことなどを理由に
 「懲戒免職は過酷で重すぎる」と判断。最高裁もそれを支持したのです。

 ●佐賀県
 懲戒免職を不当として、佐賀県の元県立高校教諭(40)が処分の取り消し
 を求めた訴訟で、最高裁は、2月18日付で県側の上告を棄却。処分の取り消し
 が確定しました。(2月20日 朝日新聞)

 元教師は06年7月13日夜、高校の運営委員会の反省会があった佐賀市内のホテル
 などで酒を飲み、自動車の中で30分ほど仮眠を取った後、翌午前0時20分頃、
 帰宅するために運転。途中、交差点で発進しなかったことをめぐって他の車の
 運転手とトラブルになり、朝になって佐賀署の要請で交番に出向いたところ、
 午前8時すぎの時点で呼気0.07mg/lのアルコールが検出されました。
 一審・二審・福岡高裁はいずれも、酒気帯び運転の基準以上のアルコール分
 (呼気0.15mg/l以上)で運転したことを認める証拠がないことなどを理由に、
 処分を取り消しました。

 ●宮崎県都城市
 一方、懲戒免職処分となった都城市の元職員(32)が、同市に地位確認と150万
 円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審では、最高裁は2月18日付で元職員の
 上告を棄却する決定を下しました。

 ↓都城市元職員の懲戒免職訴訟:最高裁、上告棄却/宮崎(2月24日 毎日新聞)↓ 
 http://megalodon.jp/2010-0315-0850-57/mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100224ddlk45040641000c.html

 元市職員は、07年9月5日午後9時頃、車で自宅を出て市内で遊んだ後、翌午前0時
 半頃からスナック2軒で焼酎のロックを計6杯飲みました。午前4時40分頃に運転中、
 パトカーに乗っていた署員に呼び止められ、呼気0.25mg/l以上のアルコールが検出。
 元市職員は当時、「店を出た後、代行運転を探したが見つからず、そのまま車に
 乗ってしまった」と話していました。

 
 5)アルコール検知器の義務化にともなって

 国交省は、昨年3月にまとめられた「事業用自動車総合安全プラン2009」に
 沿って、アルコール検知器の使用を義務化するため、貨物自動車運送事業
 輸送安全規則の一部を改正します。2月21日まで募集していたパブリック
 コメントへの意見を踏まえて3月中に公布し、来年3月からの施行を予定して
 います。
 この改正案が関係者の間で波紋を呼んでいるとの興味深い報道がありました。

 ↓改正案が話題 アルコール検知器の義務化 どうなる性能基準(2月23日 物流ウィークリー)↓
 http://megalodon.jp/2010-0315-0931-32/www.weekly-net.co.jp/logistics/post-4892.php

 というのも、改正の概要には以下の事項だけしかなかったためです。
 ●営業所ごとの(アルコール)検知器の設置
 ●出庫・帰庫時の点呼の際に目視や検知器での酒気帯びの確認
 ●対面点呼が難しい場合の検知器の携帯など

 肝心の検知器の性能基準はどうなる?

 意義ある問題提起がされています。
 運輸業界の方、ぜひお読みください。

 
 6)アルコール「ゼロ」のワイン

 甲州市の地場大手ワイナリー「シャトー勝沼」が、今月19日、ワインでも
 ブドウジュースでもない、赤の「ノンアルコールワイン」を全国一斉に
 売り出します。
 アルコール分を飛ばすことで度数を0.1~0.5%程度に抑えたワイン風飲料
 は市販されていますが、同社によると、完全にゼロにしたワインテイスト飲
 料(清涼飲料水)の製造は国内主要ワイナリーで初めてだそうです。

 ↓アルコール「ゼロ」ワイン誕生 (2010年03月09日 朝日新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0310-1541-57/mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001003090004

 飲酒運転防止が、また新たな商品を生み出したようですね。
 
=============================================================★
  4.山さんコラム No.44
==============================================================

 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆アルコール0(ゼロ)飲料の楽しみ
 歓送迎会、花見シーズンを前に、キリンビールが休肝日用のアルコール0
 飲料を発売するという。
 3年ほど前、山さんが会長・社長の前で発言したことが、昨年アルコール
 0.00ビールテイスト飲料で実現したと喜んでいたところだ。続いて
 今度は休肝日を前面に押し出した飲料。ついでに、休肝日だけでなく「ビ
 ールを飲む日も、1日1本まで」と呼びかけてくれたらありがたい。
 このような動きはWHOのアルコール規制の影響によるのだろうが、思いの
 ほか0.00飲料が売れたことも大きいはず。
 飲酒運転防止が新しい商品を産み、消費が拡大するというこの現象は、環
 境問題で太陽電池など新しい技術商品が広がるのと同様の現象。世の動き
 を直視し変化に即座に対応すれば、新しい収入増が期待できるという、企
 業家への良い教訓となった。

 山さんの冷蔵庫には今、4社のアルコール0飲料が鎮座ましましている。
 その他アップル、オレンジ、ミックスジュース、それにダイエー販売の炭
 酸飲料がたくさん入れてある。FROM USAとあるから米国産。味はコーラ、
 ライム、オレンジ、グレープフルーツ、ジンジャーエールとなんでもあり
 で、カロリー0。うれしいことに350ml缶が、ナント1本38円。
 風呂上りにビールを飲みたいと思ったら、この38円1缶を、その日の気
 分で選び、プルトップを引っ張り、冷えたヤツをグーと一気にやる。米国
 流のしっかり効いた炭酸。この咽喉越しに、ビール飲酒欲求は完全におさ
 まる。何ともお手軽ではないか。
 夕食のおかずとの相性も、さまざまなアルコール0飲料を和・洋・中と試
 している。

 読者の中には、「馬鹿なことを書いている。すべての食べ物、すべてのシ
 ーンにぴったり合う飲み物があるではないか」と思った方もおられよう。

 そう、水、である。
 和、中、洋、何でもこいだ。
 第一水道水なら、安全、豊富、手軽で安い。
 味の点では、まずい・うまいの違いがあるものの、日本全国どこへ行って
 も水道水なら、問題なく飲める。これは、日本の文化水準の高さを誇れる
 本当に貴重で数少ないものなのだ。
 
 乏しい山さんの海外体験ではあるが、レストランに入って日本のように黙
 って水をだしてくれるのはアイルランド1国だけだ。ホテルの洗面所の水
 をがぶがぶ飲めるのは、アイルランドのほかは米国の一部、カナダ、スイ
 ス。英国ロンドンの水道水は、少し心配でウィスキーを垂らして飲んだ。
 スコットランドは大丈夫。その西海岸オーバンの水道はウィスキー会社の
 水を使用しているので、ウィスキーを入れないのにうす茶色でピート臭が
 する。もちろん飲める。さすがにスコッチの本場と感心するやら、おかし
 いやら。

 ちなみに日本でもウィスキー色の水道水があった。
 北海道宗谷本線抜海駅前の共同水道。稚内から10キロ以上線路を歩いて
 きて、咽喉がかわいた。早速、飲もうと栓をひねったら茶色の水が……。
 近くの人に飲めますかとたずねたら「私らは飲んでるよ」との返事。あと
 には引けず思い切って飲んだ。臭いもなく腹もこわさなかった。40年前
 の話ではあるが。

 北海道の都市では函館の水がいい。東京の水もよくなった。全国には水自
 慢の市町村が数多い。
 スクーリング前日、宿に着いて「さて水はうまいかな」と、洗面後(良く
 流す)に、水の品定めも楽しい。

 水天国、日本でも、フランス、イタリア、アメリカ、カナダから輸入され
 たミネラルウォーターがよい値段で売られている。水と思えば高いが嗜好
 品と考えれば安い。
 TPOを考えた、水の出し方。例えば、乾杯用にライムの香りのペリエ。
 フランス料理には、エビアンやヴィッテル。和食なら主料理材料の産地に
 あわせた名水。
 そういえば、名水で作った豆腐というのもある。
 名水で炊くご飯、入れるコーヒー、お茶など水にこだわれば奥は深い。

 酒飲みは、アルコール=精神作用物質の作用で、すべての関心が酒へむけ
 られ、それにこだわる生活習慣ができあがっている。そこから脱し、好奇
 心をもっと広くひろげよう。
 酒以外の飲み物に、たくさんの楽しみと喜びがある。
 清く純粋の五感によってすべての飲料を楽しむ!!
 この目覚めこそが大事なのである。山さんの60代の春の目覚めの1つを開
 陳した次第。 

=============================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、
 アルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、
 2000年にNPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部
 門が(株)アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から
 予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の
 早期発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との
 認識のもと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害
 者遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から
 本格的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指
  定の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」
  を委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の
  視察、内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html

==============編集後記 *NEKOのつぶやき*===================
 
 春うらら、このまま暖かくなるのかと思っていたら、
 雪が舞い、真冬に逆戻り。
 コートを着込めばまた春の陽気。
 三寒四温とはよく言ったものです。
 くれぐれも身体に気をつけてお過ごしください。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】46号 10.3.16
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
 
プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

最近の記事
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク