職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

45号 2010

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  45号 10.2.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページhttp://www.ask.or.jp/からご登録いただいた方
 に、月1回、無料で配信します。
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  3年目の
    「飲酒運転防止インストラクター養成講座」
                   もうすぐ募集開始!

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.NEKOのニュースCLIP!
    3.山さんコラム No.43
    4.ASKの活動ご紹介
    5.編集後記 *NEKOのつぶやき*
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 いよいよ、第3期募集が、3月10日から始まります。
 詳細は、下記のホームページよりご覧ください。
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 大人気の講座につき、申し込みが殺到します。
 どうぞお早めにお申し込みください。
 お問い合わせはASK事務局まで(電話 03-3249-2551)。

 インストラクターの認定者は、2月10日現在、475名になりました!
 全国各地の職場や地域から、実践報告シートが続々と届いています。 

 4月以降、運輸業では始業前の飲酒検知が義務化されるということで、
 職業ドライバーに必要なアルコールの基礎知識について、ASK代表
 今成がインタビューを受けました。

 ↓「寝たら大丈夫」は間違い「うっかり飲酒」防ごう(1月20日 物流ウィークリー)↓  
 http://megalodon.jp/2010-0120-0823-32/www.weekly-net.co.jp/logistics/post-4790.php

 また、NASVA(自動車事故対策機構)の運行管理者研修では、4月
 以降、ASKのDVD「知って得するアルコールの基礎知識」の視聴が
 始まる予定。インストラクターの養成も着々と進んでいます。

 DVDはこちら→ http://www.ask.or.jp/ddd_dvd.html


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  2.NEKOのニュースCLIP!
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 こんにちは、ニュースCLIP担当のNEKOです。
 
 立春も過ぎ、日も伸びてきたというのに、厳しい寒さが続きます。
 路面も凍り、危険な状態になることも多いかと思います。
 飲酒運転はもってのほかですが、日ごろの運転にもご注意ください。
 
 さて、今号の内容はこちらです。
 お時間の許すかぎり、お付き合いください。

 ※ニュースのリンクは「ウェブ魚拓http://megalodon.jp/」
 を利用しています。リンクが切れて記事が読めなくなるのを防ぐためです。
 まず、記事の日付をクリックしてください。すると、
 「宜しければ上記のリンクをクリックしてください」という表示が出ます
 ので、クリックをお願いします。

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 1)こんな状況で飲酒運転に……
 2) 仕事解雇、再就職困難も 
 3)居酒屋に突っ込み3人が死傷
 4)懲りない飲酒運転
 5) 依存症が疑われる事例 
 6)飲酒問題を考える―広島でフォーラム開催―

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 1)こんな状況で飲酒運転に……

 ちょっとした油断で人生は大きく狂ってしまいます。

 新潟市の男性消防士長(55)が酒気帯び運転で1月5日に飲酒運転検挙され
 たとして、15日付で懲戒免職処分になりました。
 消防士長は昨年末、身内に不幸があり、あいさつに立ち寄った親類宅で
 飲酒。その翌朝、親が亡くなったとの知らせを受けました。そして午前
 11時過ぎ、走行中に兄弟らと携帯電話で連絡を取っているところを警察官
 に見つかり、酒気帯び運転が発覚します。

 ↓酒気帯び運転:消防士長懲戒免、新潟市が処分(1月16日 毎日新聞)↓ 
 http://megalodon.jp/2010-0213-1009-07/mainichi.jp/area/niigata/
 news/20100116ddlk15040019000c.html


 なんとも気の毒な状況ではあります。
 緊急時には気が動転するもの。アルコールはそれを助長します。

 新年会幹事が起こした事故もありました。
 山梨県環境事務所の同僚7人が午後6時ごろから約2時間15分、飲食店で新年会
 を行ないました。事前に電車で出勤・帰宅することを決め、飲食店へは店の
 送迎バスで向かいました。ビールや日本酒を飲み、解散直前、幹事の課長(60)
 は「今日は電車で帰るということでいいですね」と全員に念押ししていたと
 いいます。実際に6人は電車や家族の車で帰宅しました。
 ところが、一人残って支払いをした課長は、その後運転し、信号待ちをして
 いた乗用車に追突したのです。

 ↓県課長、容疑で逮捕 追突事故で2人けが/山梨(1月24日 毎日新聞)↓ 
 http://megalodon.jp/2010-0125-1103-16/mainichi.jp/area/yamanashi/
 news/20100124ddlk19040083000c.html


 ここまで準備して、なぜ自分は運転してしまったのでしょう? 
 課長は勤務態度はまじめで、3月末に定年退職する予定だったとのことです。
 
 福井県の中学教諭(47)は2月1日、生徒指導の見回り中に呼気0.25mg/lで検挙。
 2月12日、停職6カ月の懲戒処分になりました。夕方、自宅で発泡酒(350ml)
 3本を飲んだ後、「面談をした生徒のことが気にかかり見回りに出かけた」と
 いうのです。

 ↓酒気帯び運転で生徒指導の見回り 中学教諭停職処分(2月13日 産経新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0213-2141-37/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
 20100213-00000022-san-l18

 
 晩酌をしながら、つい生徒のことを考えてしまい、自分が飲酒していたこと
 をうっかり忘れてしまったのでしょうか。

 アルコールは理性をマヒさせます。


 2) 仕事解雇、再就職困難も
 
 沖縄県警交通企画課が、運転免許を取り消された200人を対象にしたアンケー
 ト調査の結果を発表しました。
 
 65%が飲酒運転がらみです。
 そして、大多数の人が、運転免許を失ったことに不便さを感じていました。
 「仕事に支障が出た」170人(85%)
 「仕事や生活に免許が必要」198人(99%)
 
 感想欄には「仕事を探しても車がないことで7ヵ所に断られた」「離婚に
 発展した」「学校に行くためにためていたお金がほとんど交通費に消えた」
 と切実な声が書き綴られていたそうです。

 ↓免許取り消し65%「飲酒」仕事解雇、再就職困難も(2月5日 琉球新報)↓ 
 http://megalodon.jp/2010-0208-1101-28/ryukyushimpo.jp/news/
 storyid-156972-storytopic-1.html


 飲酒運転は人生を根こそぎ変えてしまいます。

 呼気0.25mg/lで、一発免許取り消しに。
 それ以下でも、過去に2点以上の違反があれば取り消しになります。
 ASKのサイト→ http://www.ask.or.jp/ddd_topicks.html#20090601


 3)居酒屋に突っ込み3人が死傷

 横浜市で、44歳の男が飲酒運転で居酒屋に突っ込み、客3人が死傷するという
 痛ましい事故が起きました。
 
 ↓居酒屋に軽乗用車 運転手からアルコール(1月30日 東京新聞)↓ 
 http://megalodon.jp/2010-0211-2043-12/www.tokyo-np.co.jp/article/
 kanagawa/20100130/CK2010013002000072.html


 めちゃめちゃになった店内で呆然としていた男からは、強いアルコール臭
 が漂っていたといいます。呼気0.7mg/lのアルコールが検出されました。

 ↓飲酒運転事故悪質常習者絶えず、厳罰化も年200件超(2月7日 神奈川新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0213-2314-10/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
 20100207-00000009-kana-l14


 男は保険会社の代理店を経営するかたわら、消防団に入るなど地域活動に
 も熱心だったとか。その一方で、飲酒癖についてはこんな報道も。

 ●知人(1月30日 FNN)
 「お酒は好きでしたね。かなり酔って朝帰りしてくる。(帰ってくる時って、
 ご本人はどんな感じなんですか?) もう、酩酊してますね。ぜんぜん、
 べろんべろんの状態ですよね」
 ●自宅近くの酒店(1月30日 FNN)
 「酔った状態で、午前中、酒の配達を頼まれたことがあった」
 ●近所に住む人(1月30日 毎日放送)
 「お酒のビンを持って歩いていたり、酔っ払っているのに『これから飲みに
 行く』と」
 「酒はよく飲んでいた。1杯2杯という感じではなく、けっこう飲む」

 アルコール依存症がかなり進んでいたと思わざるをえません。


 4)懲りない飲酒運転
 
 処分が厳しすぎるとして、免職から停職へと修正される例が、あちこちの
 自治体で出ています。
 そんな中、免職から停職6カ月に修正された市役所職員が、またもや飲酒
 運転をして、再度、懲戒免職になったというニュースが報じられました。

 ↓異例の懲戒免職2回目 また飲酒運転発覚(1月20日 産経新聞)↓ 
 http://megalodon.jp/2010-0121-1006-53/sankei.jp.msn.com/affairs/
 crime/100120/crm1001201822024-n1.htm
 
 http://megalodon.jp/2010-0121-1009-55/sankei.jp.msn.com/affairs/
 crime/100120/crm1001201822024-n2.htm

 
 報道によると――
 職員は過去に酒気帯び運転事故で停職処分を受けたことがありました。
 そして08年11月、酔った状態で車で出勤し、懲戒免職に。
 しかし、「飲酒量や飲酒時間などの裏付け証拠がない」との公平委員会の
 採決で、停職6カ月に修正。
 ところが停職中の09年3月、自宅で日本酒約2リットルを飲んで運転し、
 交差点で停車中の車と衝突。今年1月、ついに懲戒免職になりました。

 懲りずに繰り返すのは、アルコール依存症の症状。
 停職に修正したとき、「治療を条件に」することはできなかったのか。
 飲酒運転防止と依存症対策はセットで行なう必要があります。

 「職場の飲酒運転対策チェック」(ASKのサイト)
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_check.html

 警察庁も、職員の依存症対策に乗り出しています。
 飲酒運転で懲戒処分を受ける警察職員が、20人と倍増しているのです。
 職場対策のモデルとなるよう期待します。

 ↓警察職員、飲酒運転で懲戒20人 昨年倍増(2月4日 共同通信)↓
 http://megalodon.jp/2010-0213-2328-57/www.47news.jp/CN/201002/
 CN2010020401000235.html



 5) 依存症が疑われる事例 
 
 ものすごく目につきます。

 ●職業安定所非常勤職員(58)(1月19日 朝日新聞)
 18日午後4時半頃、コンビニの駐車場でバックで急発進。通行中の
 女性を下部に巻き込んで引きずったまま約30メートル前進し、住宅に
 突っ込んだ。女性は死亡。店主は「目の焦点が合っていないようだ
 った。昼間に酒を飲んで駅前のベンチで座っていたり、千鳥足で歩い
 ていたりしたのを何度か見たことがある」と話した。

 ●役場職員(49)(2月4日 毎日新聞)
 1月24日午後6時20分頃、ガードレールに衝突。この日は休日で、自宅に
 戻る途中、350ml入り缶チューハイ1本を半分ほど飲み、そのまま運転。

 ●無職(45)(2月5日 毎日新聞)
 2月4日9時20分頃に免許更新のために署を訪れ、タッチパネル式機械で
 ICカード免許証更新に必要な暗証番号を入力しようとしたが、酔って
 いてできなかった。署員が「車で来たのか?」と尋ねると「歩いて来た」
 と答えたが、車に乗る姿を目撃。パトカーで追いかけた。呼気0.45mg/l。
 「午前6時から9時頃まで、自宅で缶ビール2本と焼酎数杯を飲んでいた」。
 
 ●都庁職員(47)(2月6日 産経新聞)
 2月5日午後6時55分頃、酒に酔って運転し県道右の側壁に衝突。呼気
 0.85mg/lが検出。「自宅で飲んだ」。

 ●市職員(58)(2月9日 読売新聞)
 2月6日午後9時50分頃、路肩に停車していた車に接触。呼気0.55mg/l。
 「自宅で焼酎を4合(720ml)を飲み、スナックに向かう途中だった」。

 ●県教委職員(49)(2月13日 読売新聞)
 2月11日午後3時10分頃、スーパー駐車場で車をバックする際、停車中の
 車にぶつけ、一度立ち去ったが約5分後に戻った。呼気0.4mg/l。
 「自宅でビールを飲んでいて、飲み足りなかったので買いに行った」。
 
 ●喫茶店経営者(45)(2月13日 岐阜新聞) 
 2月13日午前6時45分頃、トラックと乗用車2台に当て逃げし、被害者が
 追跡して通報。一人で歩けない状態で「自宅で缶ビール5本飲んだ」。

 河北新報の社説も、依存症対策を取り上げています。

 ↓飲酒運転防止/再犯防止が依存症対策から(2月1日 河北新報)↓
 http://megalodon.jp/2010-0201-0914-40/www.kahoku.co.jp/shasetsu/
 2010/02/20100201s02.htm



 6)飲酒問題を考える―広島でフォーラム開催―

 2月21日午前10時50分から、広島市の東区民文化センターで、
 アルコール依存症や未成年の飲酒などについて考える市民フォーラムが
 無料開催されます。(2月3日 中国新聞より)
 
 自身もアルコール依存症や引きこもりの体験を持つ作家、月乃光司さん
 が、「生きづらさを生きる」をテーマに自らの体験を話します。
 
 また、午後2時半からのシンポジウムでは、精神科医や広島県警本部
 交通企画課の担当者たちが、過度な飲酒がうつや自殺に及ぼす影響や、
 飲酒運転について意見交換。医師らによる無料相談会も開かれます。

 企画:ひろしまアルコール関連問題ネットワーク    
 問い合わせ:広島マック作業所 Tel:082-262-6689
 
 
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   3.山さんコラム No.43
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆酒によって亡ぶ

 今回は、アメリカ建国の立役者、ベンジャミン・フランクリンの自伝から。

 「以前大西洋の沿岸地方に住んでいたインディアンは、すでに(1788年頃)
 残らずこの酒(ラム酒)のために亡びてしまったのである」(「フランクリ
 ン自伝」岩波文庫)
 この文章の前には、彼らが酒に酔いやすく、酔うと喧嘩っぽく乱暴になるので、
 条約締結交渉の会議期間中(1753年)酒を販売することを厳禁にした話が
 紹介される。
 用件終了後、ラム酒を出してやったところ、晩方には男も女もすっかり酔っ
 ぱらって口喧嘩をしたり殴り合いをしたり、燃えさしを手に互いに追いかけ
 打ち合い、恐ろしい叫びをたてているさまは、地獄の姿そっくりの光景だ、
 と記されている。

 つまり、飲酒文化を持たず、酒の上手な飲み方を知らなかった東海岸の
 アメリカ先住民が、酒におぼれて30年余で亡んだというのだ。
 現代の研究によれば、先住民の滅亡は、侵入者との戦い、虐殺、強制移住、
 伝染病などによるとされるが、建国期のアメリカではむしろ、イギリスと
 フランス双方が東海岸を舞台に、インディアンを味方にとりこもうとしな
 がら争っていた。先住民が住処を追いやられていくのは、西部開拓が始まっ
 てからのことである。
 それにしても、200年前(日本で言えば江戸中期)に、酒害による民族の滅
 亡を指摘したフランクリンの慧眼には驚く。
 害を知らされずに酒の酔いにひたることは、ひとつの文化を亡ぼすほどの
 脅威なのだ。
 現在もなお、先住民保留地では、アルコール依存症が深刻な問題となって
 いる。

 WHO(世界保健機関)の推定によると、現在、年間250万人もが酒害のた
 めに死亡している。
 WHOは個人の健康だけでなく、「飲酒運転」「暴力」など社会に与える
 危険を憂い、特に若者の飲酒に警鐘を鳴らしている。
 若者文化が飲酒に染まることは、つまり、未来を亡ぼす結果となるからだ。
 そこでさまざまな規制をかけて、予防戦略に乗り出そうとしている。

 ↓アルコール規制強化、各国に要求 WHOが指針案採択(1月23日 朝日新聞)↓
 http://megalodon.jp/2010-0129-1122-46/www.asahi.com/national/update/
 0123/TKY201001230147.html

 http://megalodon.jp/2010-0129-1123-43/www.asahi.com/national/update/
 0123/TKY201001230147_01.html


 ↓WHOのアルコール世界戦略について(英語)↓
 http://www.who.int/substance_abuse/activities/globalstrategy/en/index.html

 この動きに、巨大メーカーを抱える米国が消極的なのは、皮肉な事態だ。
 建国の立役者フランクリンの警告をすっかり忘れている様子。

 ただし、その米国にも大いに学ぶべき点がある。
 依存症の自助グループAAを誕生させて回復の道筋をつけたこと。
 飲酒運転被害者たちが団体をつくり、同じ悲劇を繰り返さない活動を展開
 していること。
 飲酒運転の再犯防止のため、刑罰だけでなくアルコール依存症対策をしっ
 かり踏まえた「DUIプログラム」のシステムが組まれていること。
 飲酒禁止年齢の引き上げ、小売りでの年齢確認の徹底、酒類販売だけでな
 く提供にもライセンスがいることなど……。

 一方、日本ではどうか。
 TVではコマーシャルで若い女性が昼間からおいしそうに酒をのんだり、
 ドラマなどで自棄酒をあおったり、泥酔して人に運ばれたりする場面が朝
 から晩まで繰り返し放映される。
 旅行番組、クイズ、ニュースでも酒礼賛が無造作に流される。
 酒類飲み放題が、街中の居酒屋、ホテルの宴会プランで花ざかり。
 大酒を飲み酔っぱらうのが当然と、子どもから大人まで思いこむのも無理
 はない。
 将来の日本を担う若い世代をこの調子で飲み放題の酒浸しにしたら、いっ
 たいどんなことになるのか。

 だからこそ、正しい知識を伝えること、大人たちが行動を改めていくこと
 が肝要だ。
 そのために「飲酒運転防止インストラクター」たちが各地で活動を始めて
 いる。
 皆さんの報告は、頼もしい限りだ。
 山さんも、昨年のスクーリングでは、新型インフルエンザに邪魔されるこ
 ともなく、風邪ひとつもひかずに、北海道から沖縄まで、文字通り全国を
 飛び回ることができた。
 その合間を縫って、研修、講演、委員会参加の依頼なども、ことごとく実
 行できた。
 この活動が「天命」と感じているからこそ、障害は必ず乗り越えられると
 の実感を抱くとともに、ご協力をいただいた多くの方々への感謝の念も深い。

 第三期インストラクターの募集は3月10日から。
 過去二年とも募集が殺到して早めに締めきっているので、お忘れなきよう。

 申し込みサイト→ http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 なお「フランクリン自伝」には、冒頭で引用した話の他、飲酒癖の悪い親友
 との絶交、ロンドンにおける同僚印刷工の大量飲酒と彼の朝食改善提案、
 酒で信用を落とす共同経営者との別れ、など、酒の害の色々なパターンと
 それに対するフランクリンの具体的な取り組みも書かれている。
 つまり、友人、職場、社会、民族と、この問題をさまざまな面から取り上
 げているのだ。
 古典としてためになるが、アルコール問題に注目して読んでも大変面白い。
 一読をおすすめする。


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  4.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、
 アルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、
 2000年にNPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部
 門が(株)アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から
 予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の
 早期発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との
 認識のもと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害
 者遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から
 本格的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指
  定の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」
  を委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の
  視察、内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


==============編集後記 *NEKOのつぶやき*===================
 
 アスクが出版している『季刊Be!98号』では、東名高速で飲酒運転のトラッ
 クに追突され、幼いわが子の命を奪われた井上さん夫妻にインタビューし
 ています。
 「飲まない一日こそ、つぐないの始まり」
 この二人の言葉を胸に刻んでいきたいものです。

 季刊Be!98号→ http://a-h-c.jp/eshopdo/refer/vid1102098.html


-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】45号 10.2.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えて下さい)a-h-c.jp
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
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