職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

140号2018

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  140号 18.1.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ニュースCLIP!
    3.山さんコラム No.138
    4.ASKの活動ご紹介
    5.編集後記 *つぶやき*

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  2018年、最初の号となります
  本年もどうぞよろしくお願いいたします!
   
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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第10期インストラクター養成講座は、スクーリングまでの全日程が終了。
現在、認定の最後のプロセスである実践報告シートが続々と届いています。

認定者数は、第1期以降すべてを合わせ、全国で3347人になっています。

初めて研修を実施したインストラクターたちの声をご紹介します。

・DVDは短いながら必要な知識が詰め込まれており、ワンポイント解説
 をはさむことで要点を伝えることができた。継続して教育しないと内容
 を忘れてしまう課題があるので、継続できる仕組みが必要だと感じた。
 (企業)

・女性のほうがアルコールの害を受けやすい点は知らない人が多く、驚
 いていました。アルコールの基礎知識は、大人だけでなく子どもたち
 への教育も必要だと思います。(企業)

・焼酎党の実験で、飲まない人が飲む人のために注いだ量が意外にも多か
 ったのに驚きました。飲みすぎはもちろん、飲ませすぎにも注意が必要
 だと感じました。(バス)
 
・アルコールの1単位の分量について関心が高く、ケースを想定したディ
 スカッションができた。(医療)

・不規則勤務なので、寝酒のケーススタディはより理解してくれたと思う。
 (バス)

・グループディスカッションを実施することで研修全体に一体感ができた。
 まだまだ1回目の研修なのでうまく進行できないところがあったが、
 今後継続することで受講者が飽きない研修にしていきたい。(トラック)

・何回もDVDを見て勉強したところ、パワーポイントに活かして要約す
 ることができた。そのため、アルコールは安易に入手可能な薬物である
 が、依存性の高いものであることを伝えることができた。特に1単位の
 お酒の量をわかりやすく頭の中で整理することができたため、スクーリ
 ングで効果を発揮できたと思う。(刑務所)

★飲酒運転防止インストラクターについてはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
 https://ddd.ask.or.jp/


飲酒運転防止インストラクターは、アルコールの基礎知識を職場や地域に
広め、飲酒運転の背景にある「多量飲酒」の見直しを促進しています。

来期の募集について、すでに、お問い合わせを多数いただいています。
3月の当メルマガで募集開始のお知らせをします。


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  2.ニュースCLIP!
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酒席が増える年末年始、飲酒運転の報道が相次ぎました。
友井・今成の共同作業でお届けします。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)車道の真ん中で動かない車がある!?
 2)10代~20代前半の若者たちが
 3)酒は抜けていると思った…
 4)アルコール依存症の疑いが濃厚です

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1)車道の真ん中で動かない車がある!?

年末の飲酒運転報道の中に、こういうものがありました。
「車道の真ん中で動かない車がある、邪魔になっている」
「交差点内で車が止まっていて通行の邪魔」
「路上駐車し、車内でぐったりしている」
どれも、通行人からの通報です。

その理由は? 結末は?

●車道の真ん中で…会社員(33)兵庫(12月31日 神戸新聞)
12月30日午後11時40分頃、神戸市で、通行人の男性から「車道の真ん中で
動かない車がある、邪魔になっている」と警察に通報があった。
会社員は、酒を飲んだ状態で乗用車を運転し、片側4車線のうち一番内側の
右折レーンに乗用車を止め、運転席で寝ていた。

●交差点内で…巡査長(32)滋賀(12月30日 毎日新聞)
12月28日午後9時半頃、多賀町で、通行中の女性から「交差点内で車が止
まっていて通行の邪魔になっている」と110番があった。
署員が駆けつけ、車の窓をたたくと、ハンドルにもたれて寝ていた巡査長
が車で逃走。署員は顔を知っていたため、29日午前0時頃、帰宅していた巡
査長を署まで同行させ、アルコール検査をした。勤務後の28日午後5時以降、
友人4人と飲食店で「ビール4、5杯と日本酒2合程度を飲んだ」という。

●路上駐車し…消防士(25)埼玉(12月24日 産経新聞)
12月24日午前7時10分頃、富士見市で路上駐車し、車内でぐったりしている
のを近隣住民が見つけて119番した。
消防士はその直後に発進して、約20m離れた住宅のブロック塀にぶつかり、
呼気検査で基準値以上のアルコールが検出された。


2)10代~20代前半の若者たちが

10代、20代前半の若者が目立ちました。
飲んだ仲間を同乗させる典型的な「コンパ乗り」も。
しかも、身代わり・逃走・否認と、悪質です。

●電柱に衝突・逃走・身代わり…会社員(20)福岡
(1月12日 九州朝日放送)
1月4日午前2時過ぎ、太宰府市で普通乗用車が電柱に衝突し逃走。会社員の
女性(23)が警察に事故を申告したが、防犯カメラの映像を調べたところ、
男が運転していたことが判明。酒に酔って車を運転したとして、交際相手
の会社員(20)と、嘘をついて身代わりになったとして女性を逮捕した。

●交差点で出合い頭に衝突…無職女性(24)長野
(1月11日 産経新聞)
1月9日午前3時頃、飯田市の交差点で、酒気帯びの状態で軽乗用車を運転、
軽乗用車と出合い頭に衝突し、右足打撲などのけがを負わせた。

●ガードレールに接触し車に衝突…大学生(22)佐賀
(1月5日 佐賀新聞)
1月4日午前5時25分頃、伊万里市でガードレールに接触した後、一時停止中
の車にぶつかる事故を起こした。呼気0.5mg/lのアルコールを検出したが、
「酒は一滴も飲んでいない」と否認している。

●一方通行を逆走…自衛官(19)大阪
(1月1日 産経新聞)
1月1日午前2時40分頃、大阪市で韓国総領事館を警戒中の府警機動隊員が、
一方通行の道を逆走する乗用車を発見。乗っていた自衛官に職務質問した
ところ酒の臭いがしたため、現行犯逮捕した。

●ガードパイプに衝突・横転・全焼…巡査(23)島根
(12月23日 日刊スポーツ)
12月21日午後6時半頃から市内であった若手警察官の懇親会に参加、ビール
や焼酎などを飲んだ。午後11時半に終了後、自家用車を運転しガードパイ
プに衝突、横転して全焼させた。現場に駆けつけた警察官は車から漏れ出
た油のにおいで酒のにおいに気づかず、呼気検査をしなかった。翌朝8時過
ぎ、署に事故の報告をしに来た容疑者を、懇親会があったことを知ってい
た上司が問い詰め、飲酒運転の事実を認めた。その後の呼気検査ではアル
コール分は微量だったが、経過時間などから酒気帯びと判断。

●ひき逃げ…酪農業(24)愛知
(12月20日 日本テレビ)
12月19日午前6時半頃、豊橋市で車を運転中、ウォーキングをしていた男
性をはねて全治1か月の重傷を負わせた上、その場から逃走した。
車に傷があるのを不審に思った父親が、警察に通報したことから逮捕に至っ
た。「飲酒運転はしたが、事故は記憶にない」と容疑を一部否認している。

●踏切に進入・逃走…土木作業員(20)神奈川
(12月16日 日本経済新聞)
12月15日午後11時20分頃、小田原市でワゴン車を運転、警報機が鳴ってい
る踏切に進入。パトカーに追跡されて逃走、交差点で乗用車に衝突して女
性を死亡させた。「飲酒で捕まりたくなかった」と容疑を認めている。
車には、事故後に現場に戻った3人以外に、20代の3人が同乗していたこと
も判明。酒気帯び運転同乗の疑いで5人からも事情を聴き、他に逃げた者が
いないか調べる。5人のうち4人は飲酒していたという。


3)酒は抜けていると思った…

ビール500ml、あるいは日本酒1合の分解には、男性でおよそ4時間、女性で
5時間かかります。そして、加齢により分解能力は落ちていきます。
これ、日本の常識にしたいです。

●酒は未明に…消防職員(59)千葉(12月26日 NHK)
12月25日午前9時50分頃、鋸南町の国道で酒に酔って軽自動車を運転し、追
突事故を起こした。「酒は未明に飲んだが、アルコールは抜けていると思っ
ていた。酒に酔って運転した認識はない」と供述し容疑を否認している。

●昼食で日本酒1合…消防団副分団長(73)山口(12月25日 山口放送)
12月19日の正午頃、農作業の途中に昼食と一緒に日本酒1合を飲み、午後5時
頃、軽トラックを運転して帰宅する途中に警察から停車を命じられ、検査を
したところ、基準値を超えるアルコールが検出された。

●酒は前日…無職女性 福岡(12月20日 テレビ西日本)
12月20日午前8時10分頃、北九州市で軽乗用車を運転、カーブで中央線をは
み出し、対向車に衝突。呼気から基準値の5倍を超えるアルコールが検出。
「酒は19日飲んだが、20日の朝は抜けていた」と話している。

●ビール大瓶2本…巡査部長(48)大阪(12月14日 朝日新聞)
13日午後10時頃、阪神高速松原線で大型トラックと接触する物損事故を起こ
し、呼気から基準値を超えるアルコールが検出。勤務後に大阪市内の実家に
寄り、ビール大瓶2本を飲んで、マイカーで奈良の自宅に帰る途中だった。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間の目安、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
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4)アルコール依存症の疑いが濃厚です

前号に掲載した千葉県警の警部(44)の飲酒運転、その後の報道で経緯が
わかりました。缶チューハイを飲みながら高速道路を運転していたのです。

◎酒飲みながら高速運転 千葉県警、富津署警部を懲免
 (12月23日 千葉日報)

発端は、11月26日午前11時45分頃、千葉市花見川区の幕張パーキングエリ
アで起きた物損事故でした。運転していた警部の呼気から基準値の3倍以上
のアルコール分が検出され、県警高速隊に現行犯逮捕されました。

その後の調べでわかったのは――
・午前8時半に当直勤務を終えた警部は、官舎に帰宅しウーロンハイ約600ml
 を飲酒。直後に自宅へ帰ろうと乗用車でインターチェンジから高速道路
 に入り、喉が渇いたことから、途中のコンビニで購入していた缶チュー
 ハイ(500ml)1本を飲みながら運転していた。
・9月下旬頃から酒の影響が残っていることを自覚しながら5~6回車を運転。
・「仕事で毎日がいっぱい、いっぱいで自暴自棄になった」「飲酒運転し
 てもばれなければいいと思っていた。感覚がまひしていたのか、あまり
 罪悪感はなかった」「取り返しはつかないが、反省している」

この状況、アルコール依存症を疑うのが妥当だと思います。
アルコール依存症は、飲酒のコントロールを失う病気です。モラルの欠如
や性格の問題ではありません。
これを機に、診断・治療につながりますように。

気になるのは、警務課長、警部と酒気帯び運転による懲戒免職が続いてい
る千葉県警の以下のコメントです。
「幹部職員による飲酒運転が連続発生したことは言語道断で極めて遺憾。
職員の自覚を促す指導・教養を再徹底し、信頼回復に努めたい」

職員の自覚を促す指導・教養とは、何を指しているのでしょう。
こうした際によく行われるのは、宣誓書を書くなどの対応ですが、それよ
り必要なのは「アルコールの基礎知識」「自分の飲酒習慣の見直し」「ア
ルコール依存症の早期発見」です。

★DVDからeラーニングまで<飲酒運転防止>に役立つASKの予防教育グッズ
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   3.山さんコラム No.138
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆古き良き時代の飲酒教育

あけましておめでとうございます。
お正月で、つい飲みすぎた方も、本来の生活を取り戻しましょう。
さてコラム、始まります。

日本では昔から、晩酌はお銚子で1本が相場だった。
それ以上飲みたいときは、
「今日は、良いことがあったから、もう1本つけてもらおうか」
などと、少し言い訳をしながら飲んだものだ。
日常的に飲む酒の標準量が、酒1合だったのである。

現在、厚生労働省「健康日本21」で推奨される「節度ある適度な飲酒」は
「1日平均純アルコールで約20g程度」とされている。
日本酒1合180gは、ほぼこの量にあたるから、昔の晩酌は健康日本21の指
針にぴったりだ。
(この量、つまり純アルコール20gを含む酒類を1単位という)

愛酒家がひいきにした「お銚子1本が正1合の店」は、現代医学的にみても
理にかなった商いをしていたことになる。
一方、お銚子1本8勺(150ml)を「一合」と称して売る店も多い。
この場合、1本では物足らず、つい1本追加したくなる。そして、さらにも
う1本と飲みすぎる。
売り上げが増え、一時的には儲かるように見えるが、長い目でみれば、二
日酔いの苦しみを与えたり、酒飲みの健康を害したりして、日本酒の伸張
を妨げる結果となった。
普段、帰宅前に軽く飲むなら1単位にとどめるのが、お店にとっても良い
のである。

ところが、今や、居酒屋のお銚子1合は150mlが主流だ。2合300mlの徳利も
ある。
広島など清酒の大量消費地では、メーカーが地酒300ml入りの瓶を作り、
地酒はその瓶だけ置く店が増えた。
広島駅ビルに入っている有名店にも、この悪弊が取り入れられている。
東京で飲めない地酒を飲みたくても、これでは量が多すぎる。
ビール中ジョッキを飲んでお酒を頼めばほぼ3単位。飲みすぎだ。とても
困った現象だ。

昔は、飲みすぎないように配慮する店があった。
たとえば、酒を2合までしか売らない居酒屋。全国の名酒を10種類以上置い
ていた。
おひたし、塩ラッキョウ、くさや、たたみいわしなど酒にあう軽いつまみ
がウリの小店で、東京は八重洲にあり、酒の「通」に愛されていた。
友人と飲んで「2人で、あと1本だけ」と頼んでも「きりがないからおよし
なさい」ときっぱり断わられた。店主は「3杯以上飲むとだらしなくなるか
ら、2合までと決めた」と語った。

ちなみに現在、一度に3単位以上飲むのは「ビンジドリンキング」と呼ばれ、
健康への悪影響だけでなく事件事故にあいやすいなど、リスクが指摘され
ている。
この店の主人は、お客を観察して3合以上飲むとだらしなくなることに気づ
き、半世紀以上前に、販売を「2合まで」と制限していたのだから、たいし
たものだ。

浅草に「松風」という居酒屋があった。格子をあけると正面に樽酒が何本
も「どっしり」と置かれていた。
ある日、友人と、東京駅近くでビールと酒2、3本飲み、タクシーで浅草へ。
少し赤い顔をして「松風」へ行く。格子戸を開けると、入り口にいた若い
衆が、我々の顔を見て「もう十分飲んでいるご様子ですから、お断わりし
ます」と言い、入れてくれない。
「1杯だけ」と頼んでも「飲んでいる方はお断わりしています」とつれない。
樽酒を横目に、すごすご帰るしかなかった。

御徒町「蓬莱屋」はヒレカツの一本揚げで有名だ。店には酒類の表示が全
くない。だから、たいていの人が、ヒレカツ定食だけ食べて出て行った。
山さんは、若い頃から2階の座敷で、串かつとビールを頼み、時には日本
酒も楽しんだ。先輩に、こう教えられていたからだ。
「ここの親父は、頑固で、うちは料理屋だ。酒の看板は出さないと言って
いるが、頼めば酒を出す」
「お客が、揚げたてのカツをそのまま放っておいて、酒だけ飲むのを嫌が
る。だらだら飲むな」
代替わりして、数年後、主人と女将が議論していた。
女将「帰りがけに、この店、ビールがあるのか、と残念がるお客さまがい
るんです。お酒、ビールと貼り出しましょう」
主人「親父は、『うちは料理屋だ。居酒屋じゃない』と、貼り出すのを嫌っ
ていたからな」
・・・このように見識のある居酒屋や料理店が、戦後、わずかに残っていた。

男性中心の職場の多くは、昔も、現在も、大酒飲みが新人教育をしている。
「相手の杯が空いたら、すかさず注ぐ」
「すすめられたら、杯を完全に干して差し出す」
「杯を受けたら、ただちに飲み、返杯する」など・・・。
これらは大酒飲みに都合が良い作法で、つまりたくさん飲めるのである。
飲み放題が横行する現代は、あまり作法にうるさくなくなった。それでも、
「相手の様子を見て、コップ、グラスが空けば、すかさず注ぐ」
「タイミングをうかがって希望の酒を注文する」
などの配慮は求められる。大酒飲みの先輩が、入社早々指導するからだ。

飲酒運転防止のためにも職場でのアルコール教育が大切だが、新人に対し
ていくら「節度ある適度な飲酒」を教育しても、肝腎の酒の席では、酒飲
みの先輩から、たくさん飲むようにしつけられる。だから、座学には限界
がある。
飲む場で具体的に教えるのがもっとも有効である。
昔の名店のごとく、酒類提供者が若者へ適切な飲酒を教え、習慣づける社
会教育ができれば最高だ。
個別に教えられないスーパーでは、せめて上手な飲み方教室などを開くの
が理想だ。
コンビニでは酒類の棚に、1本が1単位などの表示を行なう工夫をしてもら
いたい。
顧客の健康に配慮するのは、商業戦略として健康志向の現代社会にふさわ
しい。
ちなみに、プロ運転手の節酒法に、「買い置きをやめ、毎日ビール350ml缶
1本だけコンビニで買う」というのがある。これなどコンビニにとって良い
キャッチコピーだろう。

八重洲の居酒屋は今もあるが、残念なことに代替わりして、2合の制限はな
くなった。
「松風」は、今はもうない。
「蓬莱屋」では貼りだしの札は、ヒレカツ定食、一口カツ定食のままだが、
小さなメニューがカウンターに置かれて、その中にビール、酒が入った。

山さんは、良き時代に現場での飲酒教育を受けていたのだ。
今さらながら、ありがたいと感謝。

今、山さんは、どこの酒場、料理店へ行っても、輪島ぬりの1合枡を持ち
出す。
「今夜は、これ1杯だけだから、とびきりいい酒を」と大声で注文し、枡を
テーブルやカウンターへ置く。
仲居さん「良い枡ですね。1合だけ。はい」と復唱してくれる。
周囲のお客も注目。
山さん、こんなふうに説明する。
「これでチビリチビリやる。あと残り半分、味わって飲もう、という気分
になる」
「酒の味を本当に楽しめる」
「2時間くらいは大丈夫」
1単位飲酒をすすめる、せめてもの酒場パーフォーマンスである。


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  4.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 https://goo.gl/jdjXsB


=================編集後記 *つぶやき*=================


ニュースクリップ、4つの項目すべてに、警察官が入っています。

・巡査長(32)滋賀…友人4人とビール4、5杯と日本酒2合程度
・巡査(23)島根…若手警察官の懇親会でビールや焼酎など
・巡査部長(48)大阪…勤務後に実家に寄りビール大瓶2本
・警部(44)千葉…官舎でウーロンハイ約600ml、運転中に缶チューハイ

これを、モラルの欠如と片づけないでほしいのです。
そもそも「酔い」とは、脳のマヒなのですから。

知らず知らずのうちに依存が進む「習慣飲酒」の落とし穴。
理性を鈍らせ、このくらい大丈夫と思わせる「酔い」の落とし穴。

じゃあ、どう飲めばいいのか。
自分の飲み方に危険はないか。

他人ごとではなく、自分ごととして、振り返る研修が必要です。

★飲酒運転防止インストラクター養成講座
 https://ddd.ask.or.jp/

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】 140号 18.1.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================
プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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