職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

132号2017

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  132号 17.5.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ニュースCLIP!
    3.山さんコラム No.130
    4.ASKの活動ご紹介
    5.編集後記 *つぶやき*

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 飲酒運転防止インストラクター養成講座、〆切間近です!
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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★第10期飲酒運転防止インストラクター養成講座、お急ぎください!

いまの状況だと、月末までに〆切になる感じです。
お早めに、ホームページからお申し込みください。
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第1~9期に認定されたインストラクターの総数が3192名になりました!
地区別にみると――
北海道(170)/東北(262)/関東(1173)/信越・北陸(130)/東海(346)/
近畿(513)/中国(149)/四国(93)/九州(239)/沖縄(117)

認定者からはこんな感想が寄せられています。

●実際にお酒好きな人が多かったので、日頃の自分自身の摂取しているア
 ルコールの単位に驚き、多すぎると気づいてくれました。(企業)
●飲酒してから分解するまでの時間について、学生たちの体験をふまえつつ
 正しい知識を説明すると、そのたびに驚きの声があがっていた。(大学)
●普段飲んでいる量を1単位減らしてみようという人が出てうれしかった。
 (バス)
●職員に研修しました。アルコールの1単位の量を伝えたところ、飲み会
 の席でも「今、○単位くらいかなー」と会話に出るようになり、現在自分
 がどのくらい飲んでいるかを認識するようになりました。(刑務所)

上級インストラクターも51名になっています。
上級インストラクターはアルコール依存症への介入についての研鑽も深めま
す。将来のスクーリング講師候補、地域啓発の担い手でもあります。
…………………………………………
上級インストラクターのお申込みも受付中です。
認定インストラクターの方、挑戦しませんか?
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
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  2.ニュースCLIP!
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ゴールデンウィーク、飲酒運転ニュースが相次ぎました。
そして、休み明けには芸人のガリガリガリクソンさんの検挙。
「高濃度者」が目立ちます。

このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/2042/1916

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 1)高濃度者が目立ちました
 2)ブラックアウト
 3)前日の酒が…
 4)若者のひき逃げ・当て逃げ
 5)ノンアルコールビールを飲んだのに酒気帯び運転?

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1)高濃度者が目立ちました

警察庁は、呼気0.25mg/l以上、もしくは呼気濃度はそれ以下でも酒酔い運
転で検挙された者を、統計上「高濃度者」と分類しています。
飲酒運転での検挙者数は、2015年までの10年間で5分の1に減った一方で、
「高濃度者」の占める割合は増えていると注意喚起しています。
「高濃度者」が飲酒全事故に占める割合は66%、飲酒死亡事故では73%に
ものぼります。
その実態をご覧ください。

●1mg/l超 酒酔い運転――会社員(52)福島(5月11日 福島民友新聞)
5月10日午後2時55分頃、酒に酔った状態で乗用車を運転。車内には酒類が
あり、飲酒を繰り返しながら運転していたとみられる。逮捕現場は小学校
近くで、逮捕当時は児童の下校時間だった。

●1mg/l 接触・衝突事故――自称建設業(62)福岡(5月8日 テレビ朝日)
5月7日午後8時15分頃、軽貨物車を運転、対向車線にはみ出して車と接触。
再び走りだし、道路沿いの看板やバイクをなぎ倒して、ラーメン店に突っ
込んで停車した。
接触された車の男性:「ドアを開けて自分で転がり出てきて、足がもつれ
て、ろれつも回っていない状態。完全に飲んでいるな(と思った)」

●0.45mg/l 飲酒検問検挙――会社員(52)兵庫(5月7日 産経新聞)
5月6日午後10時20分頃、酒に酔った状態で軽乗用車を運転。高速道路を利
用して80キロ以上離れた明石市へ戻る途中だった。「和泉市内の焼き肉店
で家族と食事をし、ビールや酎ハイなどを飲んだ」と供述。

●0.75mg/l超 職質検挙――公務員(42)沖縄(5月6日 沖縄タイムス)
5月3日午前2時15分頃、巡回中のパトカーが速度を出してふらつく車を見つ
け職務質問。

●0.43mg/l 職質検挙――バス運転手(46)福岡(5月4日 毎日新聞)
5月1日、パトカーに停止を命じられ検挙。勤務を終えた午後6時半から、
友人宅で3時間半の間にビール中ジョッキ2杯、焼酎の水割り5、6杯を飲酒。
近くの駐車場に止めた車内で約1時間半仮眠した後、運転して帰宅中だった。

●酒酔い運転 追突事故――トラック運転手(34)埼玉(5月1日 埼玉新聞)
4月30日午後11時頃、交差点で赤信号で停車していた乗用車に追突。
「酒を飲んで運転したことは間違いない」と容疑を認めている。

●0.55mg/l 通報検挙――新聞販売店バイト(69)兵庫(5月1日 毎日新聞)
4月30日午前3時頃、「飲酒運転をしている人がいる」との通報があった。
逮捕時は新聞配達中で、酒気帯び状態で原付バイクを運転していた。

●0.55mg/l 衝突事故――僧侶(32)佐賀県(4月26日 佐賀新聞)
4月25日午後10時40分頃、交差点で乗用車と衝突し、助手席の男性がけが。

●0.7mg/l 追突事故――会社員(47)佐賀県(4月23日 佐賀新聞)
4月22日午後9時10分頃、信号で停車中の軽乗用車に追突。

●0.6mg/l 死亡事故――建設業(32)熊本県(4月17日 朝日新聞)
4月16日午後10時30分頃、熊本市内の国道を歩いていた男女を乗用車ではね
死亡させる。

●酒酔い運転 追突事故――職業不詳(22)埼玉県(4月15日 埼玉新聞)
4月15日午前6時頃、交差点で駐車し、車内で寝ている男がいるという通報
があり、警官が声をかけるとそのまま車を走行させて、中央分離帯をはみ出
し対向車に衝突した。

●0.72mg/l 玉突き事故――会社員(34)佐賀県(4月15日 佐賀新聞)
4月13日午後10時15分頃、赤信号で停車しようとした乗用車に追突し、前方
の軽自動車も巻き込む玉突き事故を起こした。

お気づきでしょうが、「高濃度者」は、アルコール依存症の割合が高いと
思われます。


2)ブラックアウト

吉本芸人のガリガリガリクソンさん(31)が、酒気帯び運転の疑いで聴取
を受けています。経緯はこうです。

・5月12日午前7時頃、大阪市中央区の堺筋沿いで、後輪がパンクした乗用
 車が止まっているのを通行人が発見。通報で署員が駆けつけると、車内
 で1人寝ていた。呼気からは基準値以上のアルコールが検出された。
・「夜に酒を飲んだ。運転したことは覚えていない」と説明したが、直前
 に車が現場に停車する様子が付近の防犯カメラなどで確認された。

◎吉本芸人ガリガリガリクソンさん、酒気帯び運転疑いで聴取 大阪、
 パンク車の中で居眠り、検査で発覚(5月12日 産経新聞)

13日午後、釈放され謝罪したガリクソンさんは、飲酒運転については「状
況的に判断して、私が運転したであろうとしか考えられません」と認めた
ものの、「どうやって店を出たのか。駐車場から警察の方に保護されると
いうか、このような状況になってしまったかは本当に覚えていません」と
話し、「今後、お酒を飲むつもりはない」と断酒を誓いました。

◎ガリガリガリクソン 断酒を宣言 飲酒運転逮捕から釈放、当面自宅謹慎
 (5月14日 スポニチ)
◎ガリクソンと同席タレント「量すごすぎて」詳細語る
 (5月15日 日刊スポーツ)

深酒をして記憶が途切れることを、「ブラックアウト」と呼びます。
いったい、どんな飲み方をしたのでしょう?
本人は、「濃いめのハイボールを5、6杯飲んだところまでは覚えています」
と話しています。
報道によると、店内にいたほかの客も参加して10人ほどで飲酒、「罰ゲー
ムのようなノリになってガリクソンさんがハイボールを飲むことになった」
「ハイボールやテキーラを飲んでましたが、量がすごすぎて『大丈夫?』
って感じでした」

午前6時頃、店を出るときは、両脇を支えないと歩けないような泥酔状態。
同席者はタクシーに乗せようとしたが「自分の車で寝てから帰る」と言った
ため、運転しないよう念押しして駐車場まで連れて行き、水を渡して別れ
たとのこと。

このパターンで、多くの飲酒運転事故が起きています。
酔っぱらっている人の言うことを信用してはいけません。

☆深酒すると、記憶がなくなる(からだエイジング)
http://c.bme.jp/13/297/2043/1916


3)前日の酒が…

「きのうの夜、ビールと焼酎を少し飲んだだけ…」
「午後10時頃から自宅で焼酎を3合…」

こう言ったのは、飲んだ翌朝、検挙された教師と新聞社社員です。

●前日夜にビールと焼酎、翌朝8時に検挙――小学校教師(59)滋賀
 (5月9日 テレビ朝日)
5月9日午前8時過ぎ、勤務先の小学校へ出勤する際に、基準値を大幅に超え
る酒気帯びの状態で車を運転。
「きのうの夜、ビールと焼酎を少し飲んだだけです」と容疑を否認。

●焼酎を3合、翌朝6時に追突事故――新聞社社員(56)宮城
 (4月20日 朝日新聞)
4月20日午前6時35分頃、仙台市内で、前方を走る乗用車に追突。「前日午
後10時頃から自宅で焼酎を3合飲んだ」と供述。当日は休日だったため、
午前6時頃に自宅を出てドライブ中だった。

たとえばビールなら中瓶1本、25度の焼酎なら100mlを分解するのに、男性
でおよそ4時間、女性では5時間かかります。
もし焼酎3合飲んだら……答えは編集後記をご覧ください。

飲んだ量によっては、アルコールは翌日も残ります。
飲酒運転防止には、アルコールの知識が欠かせません。

★DVD「知って得する! アルコールの基礎知識」
http://c.bme.jp/13/297/2044/1916

★ハンドブック「知って得する! アルコールの基礎知識」
http://c.bme.jp/13/297/2045/1916

★飲酒運転防止研修eラーニング「15分で学べる必須のアルコール知識」
http://c.bme.jp/13/297/2046/1916


4)若者のひき逃げ・当て逃げ

若者によるひき逃げ・当て逃げ事件が多くありました。
若者は運転技術も判断力もまだまだ未熟。
さらにそこにアルコールが入っていることで、とっさに逃走する、という
最悪の判断に至ることが多いのです。

●「酒を飲んでいたので逃げた」30歳男性 愛知(5月8日 RESPONSE)
5月6日午前2時頃、愛知県でパトカーの追跡を受けていた軽乗用車が民家敷
地内の駐車場に突っ込む事故が発生。「酒を飲んでいたので逃げた」と供
述したが、呼気からは酒気帯び相当量に満たないアルコール分しか検出さ
れなかった。警察では男が飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故
発生の経緯を詳しく調べている。

●「お酒を飲んでいたので逃げた」27歳男性 大阪(5月5日 産経新聞)
5月4日午後10時15分頃、速度超過で走行しているのを巡回中のパトカーが
発見、停止を求められたが逃走。約1キロ先の交差点でオートバイと衝突
し、運転していた男性に軽傷を負わせたにもかかわらずさらに逃走した。
「お酒を飲んでいたので逃げた」と話しており、同署は飲酒運転の可能性
もあったとみて調べている。

●「酒を飲んでいたので逃げた」21歳男性 埼玉(5月4日 TBS)
5月3日午後5時前、草加市で、前を走っていた自転車の男性をはねてけがを
させ、そのまま逃走。「酒を飲んでいたので逃げた」と容疑を認めている。

●「人をはねたが、眠かったので」30歳男性 東京(4月26日 スポニチ)
4月23日午後11時55分頃、八王子市の歩道を歩いてた夫婦を車ではねて逃走。
近くの住宅に突っ込み、運転していた男は車を降りて逃走した。
現場にとどまった同乗の30代男性の供述などから容疑者が浮上。「人をは
ねたが、眠かったので家に帰った」と供述している。

☆若者の飲酒運転事例の分析(ASK)
http://c.bme.jp/13/297/2047/1916


5)ノンアルコールビールを飲んだのに酒気帯び運転?

福岡県で起きた衝突事故の容疑者から基準値の4倍近いアルコールが検出
されました。ここまではよくある酒気帯び運転のニュースなのですが、
この容疑者が「店で友人とノンアルコールビールを15本飲んだ」と供述、
酒気帯び運転の容疑を否認しています。

◎「ノンアル15本飲んだ」女が“酒気帯び”で車に衝突
 (5月10日 テレビ朝日)

日本でノンアルコールビールといえば、アルコール度数は0.00%。
何本飲んでも呼気からアルコールが検出されることはないはず。
仮に輸入物で1%未満のアルコールが含まれていたとしても、基準値の4倍
にはとうていならないでしょう。
容疑者がうその供述をしているのか…、現時点では詳しい状況はわかって
いません。


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   3.山さんコラム No.130
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆酒に弱いと損をするか

会費制の飲み会でコース料理を頼み、飲み放題となれば、酒に弱い人は
損だ。
だが、一緒に楽しめるから、あまり気にならないという人もいる。
立食パーティのように自由に食べられるなら、飲むかわりに好きな物を
しっかり食べ、得をする場合もある。
飲み放題ゆえに、たくさん酒を飲み、体をこわしたら大損である。
酒場での損得は、一概に、「酒に弱いと損」と決めつけられない。

仕事の場では、どうだろう。
「国鉄では、酒に弱いと仕事にならない」
山さんは入社前に先輩から忠告された。
新人研修期間にも同僚や上司から同じ言葉を聞いた。
当初は、そんな馬鹿な話があるものかとタカをくくっていたが、やがて、
真実だと思い知らされた。
永い職業人生の中で、以下のような発言に度々出会っている。
「会議のあとの懇親会は本音を出し合う場だから、昼の会議より重要だ」
「組合との交渉では、妥結条件について互いの腹をあわせる事前根回し
が欠かせない」
「部外者とは、日頃のつきあいが大事。気持が通じあわねばうまくいか
ない」
この発言中の懇談会、事前根回し、日頃のつきあいは、いずれも酒が入っ
た会合のことである。

これらの会合では、心を開くために適度の酔いは必要だ。
しかし、話がくどくなったり、いい加減だったり、酔っ払ってはいけない。
酒を注ぎ合い、飲みながら話をすすめ、判断をするのだから、酒が強く
ないと務まらない。
50代まで山さんは「酒が弱くては仕事にならない」と固く信じていた。
しかし、酒害を知って節酒、時に禁酒するようになってから、人を見る
目が変わった。
酒に弱い人が会合をうまくこなす姿や、酒に強い人の欠点が眼につくよ
うになった。

酒に弱い人のケース。
酒席で場もちのよい人がいる。話の聞き方がうまく、上手にあいづちを
うち、タイミングよく酒を注ぐ。相手は注がれては飲み、話を続け、また
、注がれ、飲み、話す。
こうすれば、相手から注がれることなく、相手を満足させ、相手の考え
や気持をしっかりつかめる。会合の目的が十分達せられる。

酒に強い人の弱点がでたケース。
通常、お互いに、注いだり、注がれたりしながら、会話をすすめる。
このペースが合うと気持がよい。だから酒に強い人同士は長談義になる。
だが、相手が酒に弱い人だと、自分だけ飲み、自分だけ話すことになる。
話を引き出そうと無理に酒をすすめれば相手は、ていよく避けるか、逃げ
出して話はできない。
つまり酒に強い人の落とし穴は、話し相手が酒に強い人ばかりになること
だ。

山さんが、この事実を思い知らされたのは、断酒をした時である。
この日、立食パーティで、「今日から酒を飲まない」と宣言した。
いつもなら「一杯いかがですか」と注いで、すぐ姿を消す現場長が、ウー
ロン茶を片手に山さんの所へ親しげにやってきた。
「実は私は全然飲めないのです」という。そして、同じウーロン茶片手の
山さんに安心したように、次々と話をくりだす。仕事上の疑問も率直に
出し、日頃の考えも積極的に述べた。
今まで彼のことを消極的な人間だとみなしていたから、まさに、眼から
ウロコ、である。
「断酒宣言」が「酒に強い山さんとのバリア」を取り払い、彼は本来の
姿を出して山さんの前に立てたのだ。

「酒に弱いと仕事にならない」といわれた当時の国鉄を、現在の立場から
振り返ってみると、酒に弱く、ほとんど飲まなかった上司が、数多くいた
ことを見いだすことができる。
50年前の酒に寛容な風土の国鉄でも「仕事にならない」ことなど、決して
なかった。
札幌時代の上司であった旅客課長、酒は一滴も飲まなかったが自宅へ招き、
奥様から酒を注いでもらう山さんをニコニコ笑顔で見ていた。おだやかだ
が仕事は厳しく信頼されていた。
研究所の大先輩も、酒が飲めない体質だった。非社交的人物とみられてい
たが、40代で国立大学へ転じ、学部長までやった。
本社の酒を飲まない上司。時々「お茶を飲みに行こう」と甘味店へ誘われ
た。彼は、ぜんざい、当時甘いものが苦手だった山さんはトコロテンで付
き合った。彼も重要ポストを歴任し、本社局長になった。
本社課長。いつもウーロン茶。現場の実情に詳しく、後輩を厳しく指導した。
管理局長を立派に務めた。
組合の幹部でも酒に弱い人がいた。概して、ダイヤや現場の実務に詳しく、
原則論を持ち出し、酒による腹合わせができず。やりにくかった、だが、
理屈さえわかると、無茶な要求はしない。じっくり事情を聴く機会を設け
れば、交渉がうまく行くこともあった。

部外者との懇談は、酒好きの山さんに合わせてくれることが多かった。
「飲まないことにした」と言った日、ある社長さんは、びっくりした顔を
してこう言った。
「早く言ってくださいよ。私は3日前から強肝剤を飲み今日に備えたので
すよ」
彼とは5年間も春と秋に酒席を設けていた。
下戸の彼には辛い会合だったのだ。

酒に強いと、こういう罪作りをする。
一見、得に見えても、永い目で見れば大損だ。
思えば、勤務したどの職場にも酒に弱い人がいた。仕事ができるから登用
された人々だ。
そして、酒飲みの弱点を補い、飲酒問題の絶えない旧国鉄を支えていた。
だから、ちゃんと評価され、しかるべく処遇され、退職までにはしかるべ
き役職についた。
退職後もOBとして活躍し、一般に長生きだ。
さて、結論。
酒に弱いと、損をするだろうか?
「損する場面はあるかもしれないが、長い目で見れば絶対に得」
である。


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  4.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/2048/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

友井です。
まずは、ニュースクリップ3)の解答から。

焼酎3合は、180ml×3=540ml 
25度の焼酎100mlを分解する目安が、男性4時間、女性5時間なので、
男性…4時間×5.4=21.6時間 女性…5時間×5.4=27時間
8時間ぐらいでは全然足りません!

さて、社内で定期的に行っている安全運転講習で使用するために何かいい
教材はないか、と探していらした運送会社の方がいました。

DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」を購入した理由は、講座4つ
を合わせて40分という長さがちょうどよかったからだそうです。
社員の感想をお聞きしたところ――

「アルコールの1単位」にぐっと引きつけられていた。
「寝酒の落とし穴」で「自分がまさにそれだ」と思い当たったようだった。
「節酒しなきゃ」とアンケートに書いていた。

「プライベートなことなので、飲酒についてはなかなか言い出しにくかっ
たけれど、飲酒運転防止を切り口にして、飲酒習慣の見直しのきっかけを
つくることができたのは嬉しい誤算でした」とのことでした。

★職場で役立つDVDや予防グッズはこちら
http://c.bme.jp/13/297/2049/1916

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

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 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
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