職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

130号2017

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  130号 17.3.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ニュースCLIP!
    3.山さんコラム No.128
    4.ASKの活動ご紹介
    5.編集後記 *つぶやき*

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 飲酒運転防止インストラクター養成講座、受付開始!
          ↓ ↓ ↓
   
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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★第10期飲酒運転防止インストラクター養成講座
 3月15日、本日から受付開始です!

■受講料(自己負担分)18,500円 ■定員300名
※受講料には通信講座(添削3回含)・スクーリング・教材用DVD・認定等
の費用すべてが含まれます。

くわしい内容はホームページで。申し込みもできます。  
http://c.bme.jp/13/297/1922/1916

チラシをお持ちの方は、FAX・郵送でもOKです。

――迷っていらっしゃる方へ
【政府インターネットテレビ】で、講師・山村のインタビューと、当養成
講座のスクーリングのようす(3分40秒から8分くらいまで)が見られます。
 ↓ ↓ ↓
「その先の悲劇 絶対にしない・させない!飲酒運転」
http://c.bme.jp/13/297/1923/1916


★上級インストラクターに挑戦する方も募集しています!

認定インストラクターとしての経験をもとに、アルコール問題についての
研鑽をさらに積み、実技審査に合格すると上級インストラクターとして
認定されます。

くわしくはこちらをどうぞ。
http://c.bme.jp/13/297/1924/1916

なお、これまでに認定された上級インストラクターの紹介ページはこちら。
http://c.bme.jp/13/297/1925/1916


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  2.ニュースCLIP!
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三寒四温と言いますが、なかなか春になりませんねぇ。
とはいえ、3月25日あたりには、各地で桜の開花が予想されています。
歓送迎シーズンの始まりです。
幹事の方は、当日だけでなく、翌朝の飲酒運転防止にもぜひ配慮を。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1926/1916

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 1)小6、中3が飲酒運転
 2)20歳そこそこの若者も
 3)貸切バスの運転手が、休憩時間中に…
 4)警察庁の分析データから見えるもの

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1)小6、中3が飲酒運転

沖縄、京都、千葉で、未成年による飲酒運転事故が相次ぎました。
うち沖縄は、なんと小6と中3。
同乗者の死者が出ています。

●小学6年男子(12)沖縄(2月24日 琉球新報)
2月12日未明、恩納村で、小中学生3人の乗ったスクーターが転倒。中学3年
男子が死亡、小学6年男子と中学2年女子が重軽傷を負った。運転していた
のは小学6年男子で、血液から基準を超えるアルコールが検出。

●アルバイトの少年(19)京都(2月25日 京都新聞)
2月25日午前2時15分頃、舞鶴市でアルバイトの少年が運転する軽乗用車が
電柱に衝突。同乗していた中学3年女子(14)が頭などを強く打ち死亡。
少年の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出された。

●中学3年女子(15)沖縄(3月6日 琉球新報)
3月5日午前10時頃、那覇市で酒を飲んで125ccのオートバイを運転。「2人
乗りの不審なバイクが徘徊している」との通報を受け、警察官がパトカー
で駆けつけたところ、逃走するためUターンを試みて転倒。2人に怪我は
なかった。

●自称会社員の少年(18)千葉(3月8日 千葉日報)
3月9日午前2時10分頃、千葉県大網白里市の市道十字路で、左から右折して
きた軽トラックと衝突、軽トラックの男性が腹などを打ち死亡した。乗用
車を運転していた少年は「酒を飲んで車を運転したことは間違いない」と
容疑を認めている。

沖縄では、2016年中に県内で発生した飲酒絡みの交通死亡事故13件のうち、
未成年による事故がほぼ半数の6件に上るという数字も出ています。すべ
てバイクによる事故とのこと。

そもそも未成年なので、飲酒そのものが大問題です。
中高の保健体育でアルコール・薬物・タバコについて教えることになって
いますが、学校では薬物・タバコを優先してアルコールはおざなりになり
がち。家庭でも、保護者が気軽に飲ませてしまう傾向があります。
飲酒運転防止のためにも、彼ら自身の健康や将来のためにも、しっかりし
たアルコール予防教育が必須です。


2)20歳そこそこの若者も

飲酒開始年齢を過ぎたばかりの若者による事故も。

●建設作業員(20)埼玉(3月3日 埼玉新聞)
3月3日午前0時35分頃、行田市で道路脇の信号柱に衝突する事故を起こし、
呼気0.2mg/lのアルコールが検出された。「熊谷市内の居酒屋で焼酎を飲
んだ」と容疑を認めている。

●大学生(20)兵庫(3月5日 産経新聞)
3月4日午前1時45分頃、姫路市の国道の交差点で大型トラックと衝突。同乗
していた同じ大学に通う19~20歳の男女4人に頭蓋骨骨折などの重軽傷を
負わせた。大学生は飲食店でビールを数杯飲んだ後、いったん寮に帰宅。
その後、同じ寮に住む4人とともに再び出かけたという。

●会社員(22)埼玉(3月5日 テレビ朝日)
3月5日午前6時過ぎ、さいたま市浦和区で交差点の信号機の支柱に衝突。
信号機は歩道側になぎ倒された。呼気0.3mg/lのアルコールが検出。「ド
ライブの帰りだった」「車の中で焼酎を飲んだ」と容疑を認めている。

●海上自衛官(21)長崎(3月9日 毎日新聞)
3月7日午前6時35分頃、大村市で、酒気帯び状態で軽乗用車を運転し、街路
樹に衝突。その後、信号待ちをしていた軽乗用車にもぶつかった。

若者は運転技術も判断力もまだまだ未熟。
そこにアルコールが入ったら……このような大事故に発展します。

20歳の大学生の事例は、典型的な若者の「コンパ乗り」です。
22歳の会社員は「車の中で焼酎を飲んだ」と供述しています。 
車中で飲むとなると、依存症が強く疑われます。

☆若者の飲酒運転事例の分析(ASK)
http://c.bme.jp/13/297/1927/1916


3)貸切バスの運転手が、休憩時間中に…

徳島の男性運転手(49)が、貸切バスを運転して到着したホテルで、休憩
中に500mlの瓶ビール1本を飲んでいたことが、ホテル従業員の指摘で判明。
バス会社は別の運転手を手配したとのことです。

◎徳島バス阿南の49歳運転手、貸し切り運転の休憩中(3月8日 毎日新聞)

運転手は、待機用の部屋で休憩していたときに、備え付けの冷蔵庫にあっ
たビールを正午頃に飲んだとのこと。午後3時頃、社名を名乗ってビール
の代金を精算しようとして、ホテル従業員に運転手だと気づかれ、ホテル
から旅行会社を通じてバス会社に連絡がいきました。
運転手は「夜には酔いがさめるだろうと思った」と話しています。

飲んではいけない規定を破っての飲酒。
ここにも、飲酒習慣の問題がありそうです。


★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます。
 http://c.bme.jp/13/297/1928/1916

★ASKアルコール通信講座
 飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
 http://c.bme.jp/13/297/1929/1916


4)警察庁の分析データから見えるもの

警察庁が、昨年1年間に全国で起きた飲酒運転を分析した、詳細なデータを
発表しました。

見えてきたのは――
1.厳罰化により、飲酒死亡事故は20年前と比較して大幅に減ったものの、
  下げ止まり状態が続いており、平成28年は微増した
2.飲酒事故の死亡事故率は5%を超えており、飲酒事故以外の死亡事故率
  の約8.4倍
3.運転者は男性が95%、10代も含め、押しなべてすべての年齢層で発生
  している
4.発生時間は、22時から6時に集中
5.車両単独事故が5割超で、ガードレールや電柱への衝突が多い
6.運転者の死亡が67%、同乗者が7%、25%は第三者を死亡させている
7.酒酔いと高濃度の酒気帯び(呼気0.25mg以上)が、飲酒死亡事故の
  73%、飲酒全事故では66%にのぼる
8.アルコールの影響が大きいほど、車両単独による死亡事故が多い
9.飲酒場所は、居酒屋・スナック・レストラン等が56%、自宅が21%、
  その他(知人宅・勤務先・ホテル・コンビニ等)23%
10.飲酒終了から死亡事故発生までの経過時間は、1時間未満が58%、1~2
  時間未満14%、2~3時間未満10%未満、3~5時間10%、5時間以上8%

☆平成28年における交通死亡事故について(平成29年2月23日 交通企画課)
 ※飲酒死亡事故はp31~41 
 http://c.bme.jp/13/297/1930/1916

飲酒死亡事故がなぜ下げ止まっているのか?

「酩酊度が高い状態での運転が7割を超えている」
という数字が、事態を物語っているような気がします。

彼らの多くは、その日にたまたま多量に飲んだというより、日頃から多量
に飲む人々だった可能性が高いのではないでしょうか。


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   3.山さんコラム No.128
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆いいとこ取り

1年ぶりに会った後輩と、下町の天ぷら屋で夕食を共にしたときの話だ。
アルコールの分解時間について知っていてよかった、と後輩が言う。
「この間、ゴルフへ行ったとき、車で来ていた仲間が昼飯に生ビールを飲
むと言うんです。酒気帯び運転になるぞと注意したら、1杯なら2~3時間で
抜けるから大丈夫と、強情なんですよ」
彼が、その確信のもとをただすと、ある警察署の講習会で聞いたとのこと。
逆に「どんな根拠で、生ビール中ジョッキ1杯程度で酒気帯びになるんだ?」
と問い詰める勢いだったという。
そこで後輩は、山さんから以前聞いたことを説明した。
アルコールの分解には個人差があるが、およそ1単位で4時間かかること。
ゴルフや風呂で汗をかいてもアルコールはほとんど抜けないこと。
少しのアルコールでも認知力、判断力、操作力が落ちミスが多くなること。

それでしぶしぶ、飲むのをやめたという。
「よかったですよ。今どき飲酒運転で捕まったら、本人だけでなく我々も
同罪ですから」

ここでの問題は、分解時間だ。
山さんの講演や研修でも、1単位4時間と話すと、質問が出ることが多い。
「もっと短い時間で説明された」という。
この手のことは、とかく諸説ありがちだが、それにしても「1単位2~3時間」
の説明は短すぎる。
たとえば、こんな話し方をする人はいるかもしれない。
「お酒に強い人の中には、ビール中ジョッキ1杯が3時間弱で抜ける人もい
ます。でも多くの人が4時間、それ以上かかる人もいます。また、酒に強い
人でも体調が悪いと、ふだんよりも時間がかかります」
それを聞いて、冒頭の「3時間弱で抜ける」に飛びつき、「自分は酒に強い
から3時間あれば大丈夫」と納得。あとは酒に弱い奴らの話と聞き流す……
酒飲みにありがちだ。
これを「いいとこ取り」という。

心の中で求めているものと一致した情報は、耳にも目にも入りやすい。
記憶にもとどまりやすい。
こうした心地よい情報を積極的に集めようという努力も生まれる。

本来「いいとこ取り」は、人類の生存にとって必要な能力だったのだろう。
例えば、飲食欲求を満たす植物や動物のありかを素早く見つけ、存在時期
や場所をしっかり記憶にとどめる能力は、生存にとって有利である。
だから探索行動では、認知の対象範囲をしぼり、目的のものを素早く探し
だすために、特定の情報が際立つように脳は準備をする。

「いいとこ取り」は、自分の立場を守る際にも発揮される。
有利な情報は素早く取り入れ、よけいな情報は排除する。
そうやって理論武装するのだ。

バス会社などで検知器が導入されて以来、自宅でも検知器を購入して、
休みの日に飲んだ後、検知器が0になるまでの時間を調べたという酒飲み
はけっこういる。
そして、次の勤務までの時間を逆算し、検知器にかからないようにギリ
ギリの量まで飲もうというのである。
理論としては合っている。
しかし現実は、計算通りにはいかない。
その日の体調、肝臓の疲れ具合、加齢などによって分解時間は違ってくる
し、睡眠中は分解が遅れる。
さらに、安価な検知器は精度が落ちる。

本来、検知器は、万一アルコールが残っていた場合、水際で飲酒運転を
防止するための補助装置である。
どれだけ飲めるか計算するために使うのは、本末転倒。
こと安全にかかわる分野では、「いいとこ取り」はあってはならない。

自分の信条とは食い違う事態に出会ったら、今まで都合よく「いいとこ
取り」をしていなかったか、落ち着いて考えてみたい。


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  4.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1931/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

メルマガの文章量がいつしか膨大になっていたので、今号は、ぐっとスリ
ム化を図りました。

ということで、ASKからのお知らせはここで。
 
「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2017」が始まりました。
今年のテーマは、#こわい飲み会。
ポスター・チラシはかなりインパクトのあるデザインになっています。
ぜひご覧ください。

サイトはこちらです。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1932/1916

第2期「アルコール健康障害対策関係者会議」も3月8日に開始。
4月に内閣府から厚労省に事務局が移管になるので、内閣府で開催される
最後の会議でした。
会長は久里浜医療センター院長・樋口進先生。
今成が、会長代理の指名を受けました。
委員には、女優の東ちづるさんも入っています。
会議のようすは、ASKのフェイスブックでどうぞ。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1933/1916

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】130号 17.3.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================
プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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