職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

122号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  122号 16.7.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.120
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ・30分くらい休憩したのでアルコールは抜けたと思った
  ・4、5時間仮眠をとったので大丈夫だと思った
  ――アルコールの分解時間、そんなに甘くありませんよ!
 
 
===================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
====================================================

◆第9期飲酒運転防止インストラクター養成講座

応募多数のため、受付を終了しました。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1563/1916

当養成講座についてのお問い合わせはASKへどうぞ。(電話03-3249-2551)


【ステップ1】の通信スクール(添削3回)を、すでに30名の方が修了。
締め切りは9月末です。(間際は混み合いますので、早めに提出を)

通信スクールの内容はこちらです。
 ↓   ↓   ↓
http://c.bme.jp/13/297/1564/1916

【ステップ2】
9月から12月にかけて、全国17ヵ所でスクーリングを行ないます。 
8月中には、受講者の皆様に、案内を郵送します。
スクーリングに出席しないと、インストラクターとして認定できませんので、
必ずご参加ください。

★なお、うち11ヵ所は公開スクーリングです。養成講座を受講していなくても
午前中だけは無料で参加できます。
公開スクーリングの日程は下記のとおり。ふるってご参加ください。

9/21 福島市、9/29 静岡市、10/18 大阪市、10/20 神戸市、10/25 名古屋市、
11/1 札幌市、11/9 福岡市、11/11 広島市、11/22 高松市、11/30 那覇市

詳細と残り日程、お申込み方法は次回お知らせします。


【認定インストラクター向けスキルアップ研修】 
スクーリングに併せて、全国13ヵ所で、認定インストラクター向けのスキル
アップ研修を実施します。
1期~8期の認定インストラクターには、8月中にご案内をお送りします。 
新たな情報を得たり、インストラクター同士の交流の場にもなりますので
ぜひご参加ください。

…………………………………………
上級インストラクターのお申込みも受付中です。
認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
詳しくは以下のサイトを。
 ↓   ↓   ↓
http://c.bme.jp/13/297/1565/1916


===================================================★
  2.ASKからのお知らせ
==================================================== 

●依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク

アルコール・薬物・ギャンブル依存にかかわる団体と支援者による「依存症
問題の正しい報道を求めるネットワーク」ができました。
ASKも参画しています。

依存症問題において、マスコミは、誤解や偏見・中傷をまきちらすことが、
決して珍しくはありません。
「依存症が回復する病気」だという認識を、もっと社会に伝えてほしい!

理念と目的、発起人、活動など、詳しくはこちらをご覧ください。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1566/1916


●昼食後だったけど、誰も寝なかった!

今月は、DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」と アルコール体質
判定セット「かんたんジェルパッチ」を購入された、運輸会社の方にお話を
伺いました。

――購入理由を教えてください。

社内で安全運転の講習をやることになり、何かないかと探していて、このDVD
を見つけました。ただ視聴するだけでは実感がわかないのではないかと思っ
たので、「かんたんジェルパッチ」も購入しました。

――どのように組み合わせて使用したのですか?

DVDの講座1と講座2を合わせるとちょうど20分だったので、視聴の前に、ジェ
ルパッチの説明を行ない、腕に貼ってもらいました。
お昼過ぎの時間だったので、視聴中に寝てしまう社員がいるのではと心配で
したが、結果的には、15人ほどの社員が1人も寝ませんでした。まず、ジェル
パッチで興味を惹き、その流れで視聴したのがよかったと思います。

――視聴後の反応はいかがでしたか?

アルコールの分解時間や、自分の体質について知らなかったという社員がほ
とんどで、かなり驚いていました。
またパッチテストの結果をみて「酒の飲み方考え直したほうがいいな…」と
いう声が上がっていました。
「かんたんジェルパッチ」についていたパンフレットが好評で、「持ち帰り
資料としてとてもよい」という声もありました。
より身近に感じてもらうために、次回実施時には「1単位カード」も購入して
一緒に配ろうかと思っています。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--
ASKでは、体質判定の結果をどう予防に活かすかが大切と考えています。
そのため、ジェルパッチの「手渡しパンフ」では、体質別アドバイスや、
アルコールの1単位と分解時間などをイラスト入りで解説しています。

★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1567/1916

★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1568/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
 http://c.bme.jp/13/297/1569/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1570/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1571/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1572/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1573/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://c.bme.jp/13/297/1574/1916


===================================================★
  3.ニュースCLIP!
====================================================  

前号で「梅雨はどこへ行った」と書いたら、各地で集中豪雨に。
ほどほどにしてほしい天候です。

このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1575/1916

--------------------------------------------------------------

 1)北海道の警察官2人が…
 2)道職員や町議会議員も
 3)公務員による飲酒運転多発
 4)患者危篤で病院に向かう途中
 5)デンマークで効果を上げている法律
 6)パラリンピック、車いすマラソンに注目!

--------------------------------------------------------------

1)北海道の警察官2人が…

北海道帯広市で、20歳の警察官2人が、酒気帯び運転で逮捕されました。
2人は、河原でバーベキューをしながら2時間にわたりビールなどを飲み、
さらにその後カラオケ店で3時間ほど飲酒。寮に帰る途中に事故を起こし、
飲酒運転の発覚を恐れて逃走しました。

寮に着いてから、2人は車のナンバープレートがないことに気づき、それぞれ、
車で探しに出かけます。
当て逃げの通報を受けて捜索していた署員が、2人を別々の場所で発見。
呼気から酒気帯び相当量のアルコール分が検出、現行犯逮捕になりました。

◎<帯広2警官逮捕>車で酒席へ「確信犯」
 飲酒、河原で2時間/カラオケ3時間 (6月30日 北海道新聞)

事故を起こした警察官は、「過去にも飲酒運転をしたことがある」と供述し
ているそうです。
う~ん、年齢、20歳ですよね。

職業にかかわらず、若者への教育が急務です。

☆若者の飲酒運転事例の分析(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1576/1916


2)道職員や町議会議員も

上記の警察官以外にも、北海道での飲酒運転が止まりません。
道職員も含まれ、知事がお詫び会見をする事態に至っています。
町議会議員も、通報で逮捕されました。

●道職員(49)酒気帯び 北海道(6月21 日 北海道新聞)
6月10日午後9時20分頃、スピード違反で車を運転し、パトカーに停止を求め
られて呼気0.2mg/lのアルコールを検出。「実家で焼酎を飲んだ。30分くらい
休憩したのでアルコールは抜けたと思った」と話している。

●会社員(44)酒気帯び・ひき逃げ 北海道(6月29 日 札幌テレビ)
6月28日午後9時頃、札幌市で接触事故を起こし逃走。現場から2キロ離れた
住宅街で立ち木やガードレールに衝突して横転した。基準値の3倍以上のアル
コールが検出。

●町議会議員(64)酒気帯び 北海道(7月11 日 北海道新聞)
7月10日午後8時50分頃、弟子屈町の町道で、酒気帯び状態で乗用車を運転。
「祭りの会場で酒を飲んだ後、運転しそうな人がいる」という匿名の通報を
うけ、警戒している中で逮捕された。

こんなとき、よくとられるのは、職員に誓約書を書かせるなどのモラル強化
策です。
でも、アルコールの基礎知識を学び、日頃の飲酒習慣の見直しをしなければ、
飲酒運転は防げません。
北海道は、アルコール健康障害対策推進計画を今年度中に策定する予定です。
ぜひ、飲酒運転対策と連動させていただきたいと思います。

☆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
http://c.bme.jp/13/297/1577/1916

☆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 http://c.bme.jp/13/297/1578/1916 


3)公務員による飲酒運転多発

北海道以外でも、公務員による飲酒運転がすごく目立ちました。
40~50代に集中しています。

●高校職員(43)酒気帯び・物損事故・無届 山梨県 (6月12日 山梨放送)
6月11日午後10時30分過ぎ、酒気帯び運転で、コインパーキングの支柱に衝突
し、事故を届け出なかった。

●中学教諭(53)酒気帯び・一方通行逆走 神奈川県(6月13日 神奈川新聞)
6月13日午後2時頃、自宅近くを酒に酔った状態で運転した。「一方通行を逆走
している不審な車がある」という通報を受けて発覚。

●中学教諭(53)酒気帯び・衝突事故 山形県 (6月20日 産経ニュース)
6月18日午後10時15分頃、道路脇から出ようとした車と衝突し、通報で駆けつ
けた署員が呼気検査をした結果、基準値を超えたアルコールが検出された。

●技師(52)休職中に酒気帯び 千葉県 (6月15日 千葉日報)
6月13日午後7時5分頃、酒に酔った状態で運転。縁石に衝突する事故を目撃し
た通行人が110番通報して発覚。昨年5月から休職中で、家で缶ビールを飲ん
だと容疑を認めている。

●県主幹(59)酒気帯び・物損事故・無届 山梨県(6月16日 産経新聞)
6月14日午後9時40分頃、酒気帯びで運転しガードパイプに衝突。警察に事故
を届けなかった。「仕事帰りに店で酒を飲み、運転して事故を起こした」と
容疑を認めている。

●市臨時職員(55)酒気帯び 福岡県(6月27日 産経WEST)
6月21日午前2時頃、蛇行運転を警察官に止められて、基準を超えるアルコール
が検出。「自宅で焼酎を飲み、息子を迎えに行く途中だった」と話している。

●県職員(47)酒気帯び・衝突 福島県(6月27日 福島中央テレビ)
6月26日午後5時頃、酒気帯び状態で、信号で停止していた車に衝突した。
自宅で酒を飲んであと、車で買い物に出かけたと容疑を認めている。


4)患者危篤で病院に向かう途中

7月9日午前2時10分頃、長崎県対馬の男性医師(59)が、酒気帯び運転で逮捕
されました。
担当する患者が危篤状態に陥り、自宅から病院に向かう途中に検問が。
医師は検問を振り切って逃げ、署員がパトカーで追いかけて止め、アルコール
が検出……。

患者は間もなく亡くなりましたが、病院企業団は「当直医が代わりに対応し、
影響はなかった」と説明しています。
この男性医師は放射線治療ができる唯一の医師といい、「離島で放射線治療
ができなくなると、患者の負担が大きくなる」と述べています。

◎酒気帯び逮捕の医師、患者危篤で病院向かう途中(7月10日 読売新聞)

病院企業団では、医師に対し、緊急呼び出しを受けて車を運転できない場合
は、原則タクシー利用を義務づけていたそうです。
では、呼び出し時に、飲酒の有無を確認したのでしょうか?
緊急呼び出しが発生する職場では、手順を事前に決めておくことが重要です。

さらに、看護師による飲酒運転が、3件もありました。

●男性看護師(50)愛媛県 (6月15日 南海放送)
6月15日未明、パトカーの停車命令を振り切り、およそ15キロにわたって信号
無視を繰り返しながら酒気帯び状態で運転。逮捕時に、基準の4倍にあたる
0.6mg/lが呼気から検出された。

●男性看護師(36)福岡県 (6月19日 福岡放送)
6月19日未明、酒気帯び運転の疑いで逮捕。

●女性看護師(20代)静岡県 (7月2日 毎日新聞)
6月26日午前4時半頃、路上で呼気検査を受け、基準を上回るアルコールが検出
された。前日25日の午後8~11時頃、飲食店で友人と食事をした際に、ビール
ジョッキ2杯、ワインを2杯飲み、その後自分の車で仮眠をとっていた。

最後の看護師は、2~3単位飲んでいるので、分解されるのに、女性ならば10~
15時間かかる計算に。4~5時間の仮眠で分解されることはありません。
まして睡眠中は、分解速度が遅くなることもお忘れなく。


5)デンマークで効果を上げている法律

デンマークでは2年前にできた法律が、飲酒運転防止に大きな効果をあげてい
るそうです。
それは、「悪質な飲酒運転で捕まると、レッカー車で車を没収」というもの。
さらに、免許を取り上げられ、月収ほどの罰金を科せられるとのことです。
2007~2014年の間に、飲酒運転事故による死者数は55%減、重傷者43%減と
いう効果が出ているそうです。

◎飲酒運転による死者が55%減したデンマークの取り組みが厳しすぎて、
 素敵やん!(7月12 日 BUZZMAG)

その場で没収って、インパクトが大きい。


6)パラリンピック、車いすマラソンに注目!

飲酒運転事故の犠牲になった高校生・山本寛大さんの父・浩之さん(50)が、
リオで、車いすマラソンで3度目となるパラリンピックに挑みます。

◎寛大メダル取るよ リオ車いすマラソン父浩之さん出場 
 「撲滅ステッカー」と共に (7月9日 西日本新聞)

山本浩之さんは、この5年間、「飲酒運転撲滅」のステッカーを貼った競技用
車いすで走り続けてきました。
母の美也子さん(47)は講演活動で、「飲酒運転撲滅」を訴え続けています。

2人の思いを乗せた車いすマラソン、応援をよろしくお願いします。


===================================================★
   4.山さんコラム No.120
===================================================

ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆うれしい話

「酒なし人生は面白くない」と思っている人が多い。
そんな人が、「酒を少し控えてみようか」と、ふと思った時、それは1億円宝
くじにあたったと同然のチャンスだ。見過ごす手はない。
即座に節酒してみよう。新しい人生がひらける。

中学からの友人Мは、手縫いの登山靴を作る、いまや世界的に見ても希少な
職人である。
彼に、酒の席で節酒の話をすると、必ずこう言ったものだ。
「陽ちゃん、俺たち職人は、一日の仕事が終ったとき、気持ちよく酔うまで
飲みたいんだ。チマチマ1合だ、2合だと決めて飲んじゃいられないよ」

その彼が、ある酒の席で「酒を飲まないと、翌日の水泳が楽なんだ」と発言
した。
ビックリした。
話を聴けば、最近、毎日、水泳をしているという。
たまたま、翌日に定期検査があり、飲まない晩ができ、翌朝、泳いだら、す
ごく調子が良かった。それで試しに、飲まない日と飲んだ日を作って比較し
たら、飲まない日の翌日に調子の良いのがはっきりわかり、それ以降、週3日
は飲まない日を作っているとのこと。

山さんは「それは、いいことを発見したね。水泳やジョギングのように身体
に負荷をかけると、飲んだ翌日の体が重いのが、はっきりわかるだろう」と
付け加えた。
「そうなんだ。全然違うんだ。飲まないと軽いんだ」と自分の発見に誇らし
げだった。

山さんは、うれしかった。
何年も前から、彼がいる席で節酒の大切さを話してきた。
多量飲酒の翌朝のウォーキングでは、階段登りがつらくなること。
山登りの前日は、酒を控えめにしていること。
若い頃に頂上で飲んでいたウィスキーの水割りは止めたこと。
そして折に触れ、酒が抜けたあとの体の軽さ、快適さもさんざん語ってきた。
そのたびにМは馬耳唐風、わざと他の話をしたり、「身体を酷使する職人は、
そうはいかねえ」と反発したりした。
多量飲酒の習慣がしっかりついていて、簡単に変わるわけがない。

それも承知で山さんは節酒をすすめてきた。
一緒に飲むときは、必ず彼の目の前で自分専用の枡を取り出し、一口一口ゆっ
くり飲むパーフォーマンスをした。山さんのルールは「飲む日は酒1合」「多
くても2合まで」。
初めは無視していた彼も、昨年ごろから時々、「うまそうに飲むな。それで
2杯きりか。意志が強いよな」と言ってくれるようになった。
そんな場合、山さんは「2杯しか飲まないんだから、一口一口がうまいんだ」
と答えていた。
そしてついに彼が、自らすすんで飲まない日をつくる良さを語ったのだ。

多量飲酒者は、長年にわたり酔う快感を心身に刻みつけている。
「いつもの酔いの手前」で飲酒を止める節酒を、嫌がるのは当然だろう。
だから、多量飲酒者には、節酒のきっかけが重要だ。友人Мのように、自ら
「飲まないことによるメリット」を発見し実行するのが最高である。

一般に節酒のメカニズムはこうだ。
自分の飲酒行動を反省し、減らさねばと思い立つ。これがチャンス。
実行できそうな節酒目標の設定。自ら決めた節酒目標が大切。
方法を工夫し、日々実践する。
目標達成の満足感を得る。酔いの快感ほど強くはないが、計画達成の心地の
よさがある。
これを積み重ね、その実績を確認して喜びや達成感を得る。
この際に効果的なのが、酒を制限したことによる「報酬」を得ることだ。
友人Мの「快適に泳げる」は、まさに、この報酬だ。
さらに、今まで飲んでいた時間を使って、家族との交流、運動・読書・音楽
など他の趣味を実行し、楽しさをみいだせれば、酒中心の生活から脱したこ
とになる。

もちろんこれは一筋縄ではいかない。
Мは長年、ジムに通って筋肉トレーニングをしていた。だが、そのときは多量
飲酒の害に気づいていない。筋トレのような短時間の無酸素運動では、アル
コールの害が実感できないのである。
大腸がんの手術をして退院した翌日に飲酒、腸閉塞から腹膜炎を起こし、再
入院の経験もあるのに、連日の多量飲酒を改めなかった。
水泳という長時間の有酸素運動と、偶然の飲まない日の一致、それに繰り返し
聞かされていた節酒のすすめの潜在意識が、あるときつながって週3日の禁酒
が実現した。
山さんにしても同じだ。
3回も節酒に失敗した末に、やっと成功している。

飲酒習慣の改善は、とてもむずかしい。だが、可能であることは間違いない。
山さんも、友人Мもできたのだから。
先週の会合では、友人Мいわく「禁酒したら、体重がどんどん減り、心配にな
るぐらいだった。お腹もこの通り、スッキリ。酒を飲まないと体重が減るん
だよな」。
なんとダイエット法も発見したと意気盛ん。

うれしい話を、是非、みなさんからも聞かせてください。


===================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1579/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
 ニュースクリップでご紹介した、山本浩之さん・美也子さんご夫妻の家には
 「こゆき」という犬がいます。亡くなった寛大さんの愛犬です。
 この「こゆき」が登場する飲酒運転撲滅CМ、泣けます。
 ぜひ、ご覧ください。

 飲酒運転撲滅CМ こゆき 第1弾
 http://c.bme.jp/13/297/1580/1916
 
 飲酒運転撲滅CМ こゆき 第2弾
 http://c.bme.jp/13/297/1581/1916
 
 飲酒運転撲滅CМ こゆき 第3弾
 http://c.bme.jp/13/297/1582/1916

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】122号 16.7.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
 ===========================================================
プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

最近の記事
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク