職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

116号2016

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  116号 16.1.18
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.114
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    雪で交通機関大混乱

    運輸の方々、通勤途上の方々、どうぞ気をつけて


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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 第8期インストラクター養成講座は、スクーリングまでの全日程が終了。
 現在、認定の最後のプロセスである実践報告シートが続々と届いています。

 認定者数は、第1期以降すべてを合わせ、全国で2650人になっています。

 初めて研修を実施したインストラクターたちの声をご紹介します。

 ・「かんたんジェルパッチ」で自分の体質を認識してもらってから説明をし
  たので、よく理解してくれたように感じました。職業柄、休前日にかため
  飲みをする人が多かったのですが、ビンジドリンキングについて説明する
  と、納得してもらうことができました。「節酒を心がける」「アルコール
  の買い置きを今日からやめる」などの感想をもらい、うれしかったです。
  (バス)
  ※ビンジドリンキング⇒ 一度に3単位以上飲んで酩酊するような飲み方

 ・法律穴埋めクイズを参加者全員に解答してもらう。ほとんどの参加者が
  全問正解できなかったため、答え合わせで理解してもらえよかった。
  (刑務所)

 ・1単位のお酒の量、その分解には4時間かかることを理解してくれた。飲酒
  習慣のある人にどうしたらお酒以外の楽しみ方を見つけられるか、考える
  場を提供することができた。少しずつではあるが、飲酒量を減らそう、
  お酒を飲む代わりに運動を始めようという意識が増えたと思う。(バス)
  
 ・どんなお酒をどのくらい摂取すると1単位なのか理解してもらえました。
  また、DVDでは元バス運転士さんの依存症体験談を特に興味をもって見て
  おり、飲酒が習慣化されている方には非常にためになったと思います。
  飲酒に関しての知識を深めるため個人面談を行っていましたが、複数名で
  やると意見などが出やすいようで有意義な講習となりました。(バス)

 ・焼酎党の実験で、普段の飲酒量を計測し実際の単位を認識させることで、
  具体的な処理時間を理解させることができた。(トラック)

 ・講座ごとにDVDを見たあと補足説明をし、さらに確認シート及びケース
  スタディを実施することで、受講者の知識の定着を図った。飲酒運転は
  絶対ダメという以前に、アルコールが身体に与える影響がわかりよかった
  という感想があり、うれしかった。(企業)

 ・「かんたんジェルパッチ」を使用することで興味を持ってもらうことがで
  きた。また、DVDを使って講習ができるので、やりやすかったし、アルコー
  ルの種類別の1単位を理解してもらえた。(教習所)


 ★飲酒運転防止インストラクターについてはこちらを。
  http://c.bme.jp/13/297/1220/__no__

 ★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  http://c.bme.jp/13/297/1221/__no__

 ★DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」
  http://c.bme.jp/13/297/1222/__no__

 飲酒運転防止インストラクターは、アルコールの基礎知識を職場や地域に
 広め、飲酒運転の背景にある「多量飲酒」の見直しを促進しています。

 来期の募集については、3月の当メルマガでお知らせします。


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  2.ASKからのお知らせ
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 ●関係者会議、傍聴受付は本日17:00まで

 第13回アルコール健康障害対策関係者会議が、1月22日(金)15:00~17:00
 に開催されます。
 傍聴の申し込み、締切りは本日、1月18日(月)17:00までです。
 こちらからどうぞ。
 http://c.bme.jp/13/297/1223/__no__

 
 ●トイレットペーパー、注目度抜群でした!

 社内研修用に、トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を
 購入された、運送会社の担当者にお話を聞きました。

 ――なぜ研修用にトイレットぺーパーを?
 見た目のインパクトと、トイレットペーパーで飲酒運転防止というアイデア
 が面白いと思いました。

 ――どのように活用したのですか?
 社内で安全運転講習を行なった際に、展示しました。
 「トイレットペーパーに飲酒運転防止の知識?」と、研修が始まる前から
 注目度が高かったです。
 研修のあとは、各事業所に配布してトイレに設置する予定だったのですが、
 「使うのはもったいない」とトイレに展示している事業所もあるようです。

 ――効果はどうでしたか?
 「珍しい・面白い」という反応だけでなく、「え?一晩寝てもだめなの? 
 知らなかった……」と、書いてある内容を興味深く見ている社員が多かった
 です。
 中には「切り取って持って帰ります」という社員までいました。

 ――ねらったとおりの、うれしい反応です。


 ★トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を!
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 【年度末キャンペーン実施中!】
 3月末までの期間限定で、トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし
 穴)」と「危険ドラッグにNO!」を割引しています。
 それぞれ、100個入り(定価10,152円)が9,644円(税・送料込)に。
 
 以下のメールフォームからお申し込みください。
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 また、以下のDVDを3月末までに購入すると、DVDの中身をまとめたハンドブッ
 クが無料でついてきます。この機会にぜひどうぞ!

 ●DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
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 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●アルコールの1単位カード(名刺サイズ) 
  すべての人に、せめてこの目安だけは知ってほしい!
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 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
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 ●社内研修<e-ラーニング>
  「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
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 ●ASKアルコール通信講座
  6回講座で依存症への対応が学べます!
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  3.ニュースCLIP!
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 長野スキーバス転落事故で、多くの若者の命が失われました。
 ひしゃげた車体が衝撃を物語っています。原因究明が待たれます。

 この年末年始、飲酒運転事故も多数起きています。
 高濃度者が目立ちます。
  
 このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

 Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
 のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1231/__no__

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 1)高濃度者が目立った年末年始
 2)大阪府警、独自の取り組み
 3)若者の無謀さ
 4)職場の飲み会で職を失う
 5)周辺者への罰則を逆手にとった詐欺

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 1)高濃度者が目立った年末年始

 警察庁は、呼気0.25mg/l以上の検挙者を高濃度者と分類しています。
 飲酒シーズンだからでしょうか、それをはるかに超える高濃度者や酒酔い
 運転での検挙がとても目立ちました。

 ●0.5mg 衝突事故――自営業男性(53)埼玉(12月16日 埼玉新聞)
 12月15日午後10時20分頃、酒に酔った状態で軽乗用車を運転し、普通乗用車
 に衝突。自宅で飲酒後、近くのスーパーへ買い物に行く途中だった。

 ●0.45mg 追突事故――男性(39)佐賀(12月16日 佐賀新聞)
 12月15日午後9時40分頃、軽自動車を運転中に信号待ちの乗用車に追突し現行
 犯逮捕。

 ●0.48mg 酒気帯び検挙――市職員男性(38)山形(12月29日 毎日新聞)
 12月19日午前0時20分頃、帰宅途中に警察による職務質問をうけ酒気帯びが
 発覚。18日午後6時から直前まで同僚職員と飲食店などで忘年会を行ない、
 ビールをグラス5~6杯飲んだ。

 ●0.5mg 自損事故――男性(65)佐賀(12月23日 佐賀新聞)
 12月22日午前9時30分頃、県道で酒気を帯びて自動車を運転し、道路左の縁石
 に乗り上げて自損事故を起こした。

 ●0.6mg 接触事故――男性(62)佐賀(12月24日 佐賀新聞)
 12月23日午後8時10分頃、国道で酒気を帯びた状態で軽ワゴン車を運転し、
 交差点で接触事故を起こした。

 ●0.8mg 接触事故――自称会社員男性(49)佐賀(1月1日 佐賀新聞)
 12月31日午後2時頃、ワゴン車を運転し、追い越しの際に対向の軽トラックと
 ミラー同士が接触する事故を起こした。実家に帰省途中だったという。

 ●0.8mg 追突事故――男性(51)佐賀(1月11日 佐賀新聞)
 1月9日午後8時50分頃、交差点で車同士の追突事故が発生し、署員が検問を
 していたところ、目撃情報によく似た損傷している車を発見。事故について
 「覚えていない」と供述。

 以下の事例は、飲酒状況や時間帯から、アルコール依存症の疑いが濃厚です。

 ●酒酔い事故――市臨時職員男性(58)福島(12月17日 福島民友)
 12月15日午後3時頃、福島市内で事故。朝と昼にそれぞれ日本酒2合を飲み、
 酔いが醒めたと思ってレンタルビデオ店に車で向かい、その帰りに事故。

 ●焼酎飲みながら運転し事故――県職員(55)徳島(12月18日 読売新聞)
 12月15日午後5時頃、乗用車を運転中に縁石に乗り上げ、駆けつけた警官が
 酒の臭いがするのに気づいた。運転しながら、車内に置いてあったカップの
 焼酎を飲んだという。「実家の近くだったので気が緩んでしまった」「家庭
 の事情などでストレスがたまっていた」などと説明している。

 ●0.6mg 追突事故――私立高校職員男性(40)埼玉(12月19日 埼玉新聞)
 12月18日午前8時50分頃、追突事故で現行犯逮捕。出勤途中で、「酒を飲ん
 で事故を起こしてしまった」と容疑を認めている。


 2)大阪府警、独自の取り組み

 飲酒運転を繰り返す検挙者に、警察がアルコール依存症の受診を促す――。
 大阪府警独自の取り組みが注目されています。
 下記の記事には、府警の勧めで治療を始めた40代男性が登場します。

 ◎<飲酒運転検挙>アルコール依存症かも…治療勧める大阪府警
 (1月6日 毎日新聞)

 職場の営業ノルマと夫婦関係の悪化の中で、20代後半から毎晩、焼酎1リット
 ルを飲んでいた男性は、30歳で飲酒物損事故を起こし、解雇されました。
 妻には断酒を誓ったものの、再飲酒して離婚。職を転々として自暴自棄にな
 り、仕事中の飲酒運転や出勤前の迎え酒が増えていきました。

 2014年暮れ、再び飲酒運転で物損事故を起こし、頭に大けがを負いました。
 そして昨年6月の夕暮れ、飲んだ帰りに、歩行者の腕に車をぶつけてけがを
 負わせ、現行犯逮捕されます。

 10日間の勾留後に釈放。その際、警察官からアルコール依存症のテストを受
 けるよう勧められますが、帰りにはコンビニで焼酎を飲み干して……。
 その1週間後、男性は府警でテストを受け、受診を勧められます。
 病院でアルコール依存症と診断され、自助グループにもつながりました。
 「心のどこかで救いを求めていた」と男性は述べています。

 飲酒運転検挙者への介入は、各地で始まっています。
 北海道では12月に条例が施行され、飲酒運転検挙者に対して、保健所で飲酒
 に関する保健指導を受けるよう警察が促すことになりました。
 福岡県と三重県では、条例で、受診を義務づけています。

 飲酒運転自体は減少している中で、アルコール依存症が疑われる高濃度での
 検挙者数は高止まり状態。
 どのような介入方法が効果を上げるか、実践と検証が必要です。

 ☆背景にある「アルコール依存症」という病気(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1232/__no__

 ☆アルコール依存症の進行プロセスと予防(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1233/__no__

 ☆<手記>免許取消をきっかけに断酒会に入会!(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1234/__no__

 ☆<断酒会アンケート>アルコール依存症と飲酒運転(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1235/__no__

 ★ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
  http://c.bme.jp/13/297/1236/__no__


 3)若者の無謀さ

 年末年始、10代~20代初めの飲酒運転事故も各地で。

 ●泥酔運転、電車と衝突(20歳女性)神奈川
 (12月23日 FNN)
 12月23日午前7時頃、伊豆箱根鉄道大雄山線の踏切に車が侵入し、走ってきた
 電車と衝突。車はスピンして、対向車線の車にぶつかり、止まった。
 この事故で、けが人はいなかったが、電車は、1時間20分にわたって運休した。
 目撃者の話:「酔っ払ってましたね、もう、話はできない感じ。(車から)降
 りてきて、もう支離滅裂でしたね、話してることが」

 ●重傷を負わせ逃走(21歳アルバイト男性)大阪
 (12月29日 産経新聞)
 12月29日午前3時35分頃、軽乗用車を運転中、自転車で横断していた男性を
 はねて頭の骨を折るなどの重傷を負わせ、そのまま逃走。
 近くの居酒屋にいた男性が110番し、駆けつけた署員が現場から約180m離れた
 路上に不審な軽乗用車が止まっているのを発見。呼気からアルコールが検出。

 ●正面衝突、対向車の2人死傷(19歳少年)山梨
 (1月4日 ANN)
 1月4日午前4時過ぎ、甲府市で乗用車が車線をはみ出し、対向してきた運転代
 行車と正面衝突した。この事故で、代行車に乗っていた男性2人が外に投げ
 出されて1人が死亡、1人が病院で治療中。少年の呼気から基準値を超えるア
 ルコールが検出され、その場で逮捕された。現場周辺では事故直前に蛇行す
 る車が目撃されていた。

 「若さ+アルコール+運転」の組み合わせは、最悪です。

 ☆若者の飲酒運転事例の分析(ASK)
  http://c.bme.jp/13/297/1237/__no__


 4)職場の飲み会で職を失う

 職場の懇親会のあとに運転し、酒気帯び検挙となった中学教師。
 職場の忘年会の翌朝、酒気帯び運転で出勤した巡査長。
 どちらも職を失う結果になりました。

 ●校長に誘われはしご酒、酒気帯び検挙(55歳 中学教師)熊本
 (12月22日 ANN)
 12月4日、熊本市で行われた懇親会で酒を飲んだ後、校長(54)に誘われて
 別の飲食店でも酒を飲み、車を運転。酒気帯び運転で検挙された。
 熊本市教育委員会は、飲酒後すぐに運転したことや基準の2倍を超えるアル
 コールが検出されるなど悪質性が高いとして懲戒免職処分とした。
 校長は戒告処分とした。

 ●忘年会の翌朝、酒気帯び出勤(20代巡査長)徳島
 (12月25日 毎日新聞)
 12日午後7時~13日午前0時半、飲食店で開かれた同僚との忘年会でビールや
 焼酎など計十数杯飲んだ。帰宅にはタクシーを使っていた。
 出勤時、同僚に酒臭さを指摘されて酒気帯びが発覚。停職1ヵ月の懲戒処分
 になり、依願退職した。県警は道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で書類
 送検する方針。
 「酒が残っているのはわかっていたが、上司より早く出勤しようと思った」
 と話しているという。

 本人の責任は当然ですが、車で来ている部下を上司がはしご酒に誘ったり、
 翌日の勤務に差し障る多量飲酒を放置したり、職場の飲酒風土にも問題が
 あるのでは?


 5)周辺者への罰則を逆手にとった詐欺

 飲酒運転の車に同乗させ、事故を装い示談金名目で現金をだまし取るという、
 前代未聞の詐欺事件が奈良県で起きました。

 ◎元学生ら、まるで詐欺劇団…事故起こして示談金詐取容疑
 (1月4日 朝日新聞)

 逮捕されたのは、住所不定無職の元近畿大生(20)ら4人。
 近大によると、容疑者は昨年農学部を退学。被害学生11人も全員農学部生で、
 顔見知りとのこと。

 その手口は――
 学生を誘って居酒屋で飲んだ後、学生と「弁護士の息子役」の男(21)を乗
 せて乗用車を運転。「歩行者役」の男(21)と接触する事故を起こす。
 歩行者役の男が「全員同罪だ。退学になるかも知れない」とあおり、弁護士
 の息子役の男は父親に電話したように装い「運転手は200万円、同乗者は130
 万円が示談の相場」と指摘。
 さらに、現場に駆けつけた「法律に詳しい友人役」の男(26)も「それくら
 いの相場」と畳みかけ、学生から示談金名目で現金130万円を詐取。

 同様の手口で3件の事故を起こし、近大生ら5人から計約243万円を詐取したと
 して逮捕、起訴されました。県警は、近大生を中心に十数件の被害があり、
 被害総額は1000万円を超えるとみています。

 道交法の飲酒運転周辺者への罰則を逆手にとった、詐欺。
 飲酒運転の車に同乗しないことです。

【周辺者への罰則】
 *車両の提供
  運転者が酒酔い…5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  運転者が酒気帯び…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

 *酒類の提供/同乗
  運転者が酒酔い…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
  運転者が酒気帯び…2年以下の懲役又は30万円以下の罰金


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   4.山さんコラム No.114
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆「酒に強い」人は加害者にもなる

 あるOB会で「酒と上手に付き合うには」と題して話を終えた。
 懇親会になると、元気な先輩がグラスを挙げながら、こう発言した。
 「山村さんは『酒を飲むなら1日1合』と言いますが、私は、皆さんご存知
 のように、毎晩3合くらい飲みますが、80歳でも、こんなに元気です。
 どこも悪くありません」
 酒飲みたちが、喝采の拍手と笑顔でこの演説に賛意を表明した。
 OB会、同窓会、クラス会で、頻繁に出くわす発言だ。
 反論できないのが残念だが、この種の会合は友情を確認したり、無事を喜ん
 だりする場であり、論争にはふさわしくないし、マイクを奪って反論するの
 も大人げない。

 世の中には、酒を飲みタバコを吸いながら活躍している高齢者がいる。
 ある剣道の師範は、93歳だが、会合では未だに4~5合は飲み、晩酌も2合だ。
 某料亭の女将は、85歳で亡くなった父親が、死ぬまで毎日の晩酌に酒2合を
 欠かさず飲んだから、深く1日酒2合を信奉し、お客にもすすめる。
 同級生の中にも、酒は制限なし、タバコは1日1箱以上やるが、「健康診断で
 は、全く異常なし」と豪語する男性がいる。彼は「健康を気にするのが、
 一番身体に悪い」とのたまう。
 山さんは20代から禁煙を試み、厚生の仕事を通じて健康問題に広く取り組ん
 できたから、常に反論してきたが、未だに元気な様子に、本人への忠告は諦
 めた。
 同級生が次々に重篤な病気にかかり、酒やタバコにドクターストップがかか
 る状況から、さすがの彼も最近は「自慢」をしなくなった。それでも山さん
 が「節酒」を言い出せば、やはり「自説」を展開する。

 「多量摂取でも健康な人の存在」が、酒やタバコのような精神作用物質を含
 む嗜好品の「落とし穴」だ。
 害を受けないタイプはよく目立つが、害を受けるタイプは目立たないのであ
 る。
 何故なら、受けないタイプはいつまでも人前に現れるが、害を受けた者は、
 死ぬか病気になって人前には出ない。
 OB会を例にとれば、私と大いに飲んだ同年代以上の飲み仲間の多くが、す
 でに鬼籍に入った。脳出血、糖尿病などでドクターストップになった者は、
 会合に出てこないことが多い。
 数からいえば、酒の受難者が大変多い。だが、残念ながら、この種の会合で
 はモノいわぬ存在だ。

 運動のあとのビールがうまいと、PRする者も多いが、スポーツ界で若いう
 ちから酒を飲んでいたら、およそ大成しない。
 旧国鉄で野球部を世話した山さんは、才能があり人間的にも魅力がある有望
 な若手選手が何人も、酒のために脱落したのを目にしている。例えば、プロ
 からも注目されていたM君、酔って冷房装置の下で長時間おしゃべりをして
 肩を冷やした。すっかり調子を狂わせ連敗、その後、立ち直れず退部。
 有名になるまでは節制していても、油断をすれば、失敗する。
 マラソンの瀬戸選手は、コーチが忠告したにもかかわらず、好きなビールを
 飲みすぎ、肝臓を傷めてしまった。ロサンゼルス・オリンピックで好成績が
 出なかった遠因はここにある。

 飲食の関係者にも酒の強い人が多い。簡単に酒が飲める環境で、若いうちに
 酒の酔いを憶え、やがて自由に飲める地位になると、アルコール依存症にな
 りやすい。しかも、かなり進行しても気づきにくい。
 仙台にいたころ、刺身の安くておいしい店があった。昼の刺身定食が評判で、
 行列ができた。板場を預かる主人は、刺身を造りながら、切れ端をちょっと
 つまんで口にいれる。そしてコップ酒を一口、ごくりと飲む。私が見つめて
 いると、コップを少しあげて、「昼はこれですませます」とテレ笑いをしな
 がら語る。
 配膳する奥さんは、コップが空になると手際よくついでいる。「酔って、包
 丁は危なくない?」と山さんが奥さんにたずねると、奥さん、いわく「素面
 のときが、手が震えてあぶないのよ」。
 3年後、その店を訪れると、奥さんが刺身をつくっていた。1年前に旦那は亡
 くなったとのこと。

 タルタルステーキと間違えて、生ハンバーグを焼かずに食べ、8人中7人下痢
 をしたのに、タルタルステーキと信じ込んで皆にすすめた某課長一人だけは、
 何事もなく元気だった。
 いわく「疑ったのがいけない。信じて食べれば大丈夫だよ」。
 ノロウイルスが入った食品を食べても発病しない者があることは、実験で証
 明されている。しかし、多くの者は、数個のノロウイルスでも発病する。
 腹をこわさない人がいるからといって、生ハンバーグをそのまま食べはしな
 い。
 なのに、酒・タバコについては、身体に悪い証拠があがっていても、健康、
 長寿の例外の者が、英雄視され、幅をきかせている。

 そのような英雄のマネをすると、多くの犠牲者が発生する。その意味で極論
 すれば、多量飲酒しながら健康長寿を続けるのは、存在そのものが加害して
 いると言ってよいかもしれない。そのうえ、多量飲酒を自慢し、奨励すると
 いうのは、犯罪的行為だ。
 むしろ大悪党らしく「俺のマネをしたら、命を落とすぞ」とすごんでもらい
 たい。

 かくいう山さんも、50代まではそんな犯罪予備軍の一員だった。
 ここ数年、幼なじみ、中学以来の親友、信頼していた同僚などを、次々に癌
 などで失い、初めて、彼らの前で鯨飲馬食し、英雄気取りで長時間付き合わ
 せていたあさましい姿に気づく。
 「酒は飲めないけれど、陽ちゃんに付き合って、ビール1杯は飲むから」
 今、親友の言葉が痛々しく思い出される。
 もっと早く正しい知識をもっていたらと、悔やまれる。

 多量飲酒健康長寿者は「1億円の宝くじ」。
 確かに存在はする。しかし、誰もが1億円当たると思うのは大間違い。
 それを望んで大量に買ったら大損する。楽しみに一枚、二枚ならともかく。
 酒も同じだ。楽しみに1合ほど味わうのが良いのである


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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
 コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
 法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
 ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
 見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
 2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
 族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
 飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
  教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化についての
  要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
 ・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~)
  教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
 ・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1238/__no__


=====================編集後記 *つぶやき*========================

 友井です。

 「張飛! 酔うて車内で義の無き行いをするではないぞ?」(関羽)
 「心配するな兄者! 酒はほどほどに、だろ?」(張飛) 

 横浜市営地下鉄の駅で、こんなポスターを見かけました。
 横浜交通局とコーエーテクモのコラボ企画のようです。
 三国志のキャラクターが語りかける、インパクトあるポスターでした。

 興味のある方はこちらをどうぞ。
 http://c.bme.jp/13/297/1239/__no__

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