職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

113号2015

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  113号 15.10.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.111
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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       ~アルコール関連問題啓発週間~
        全国のイベント一覧はこちら

     http://c.bme.jp/13/297/1017/1916


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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 ◆誰でも参加できる無料公開スクーリング

 前号でもお知らせしましたが、アルコール関連問題啓発週間に合わせ、
 「スクーリング」の一部を、無料で一般公開しています。
 養成講座を受講していなくても午前中のみ参加できます。
 お早めにFAXでお申し込みください。
 お申込み用紙(PDF)はこちらから。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1018/1916

 10/20 福岡市  福岡交通センター
 10/28 大阪市  エル・おおさか
 10/30 広島市  RCC文化センター
 11/06 札幌市  北農健保会館
 11/13 岡山市  第一セントラルビル1号館
 11/17 名古屋市 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)
 11/24 新宿区  東京都トラック会館大会議室
 12/03 那覇市  沖縄県警察本部

 ※仙台と神戸は終了しました

 プログラム――
 1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
 2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
   ――飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
 3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
  (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
   3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

 ◆スクーリング受講者からはこんな声が!

 ・具体例が多くわかりやすかったです。(トラック)
 ・講師自身の経験談を交えた話でよかった。(バス)
 ・一方的でなくグループワークもあったりして眠気がおきなかった。
  (バス)

 ◆インストラクター対象の「スキルアップ研修」も好評開催中!

 プログラム――
 ●あなたの知識は大丈夫?
    ~検知器/自転車/基本法/0・1・2・3~
  ◇「自転車」に要注意 取り締まりと罰則が強化!
  ◇社会のニーズを受け、「アルコール検知器協議会」が発足
  ◇新入社員の教育に使いたい 警察庁の驚きのデータ! 
  ◇アルコール健康障害対策基本法……最新の動きは?
  ◇わかりやすい啓発標語「0・1・2・3」とは?
    New!「アルコールの1単位カード」
  ◇グループワーク
    ・アルコール検知器にかからない工夫
    ・正しいアルコール検知器の使い方
    ・アルコール検知器にかかった人への対処法
    ・新たな「ケーススタディ集」(10 ケース)

 今後の日程は以下です。
 10/27大阪、10/29広島、11/5札幌、11/16名古屋、11/26東京、12/2沖縄、
 12/7東京

 インストラクターに認定されている方で、スキルアップ研修に参加を
 ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


 ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらをどうぞ。
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1019/1916


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  2.ASKからのお知らせ
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 ●啓発週間<イベントの一覧サイト>つくりました!

 11月10~16日は、基本法にもとづく「アルコール関連問題啓発週間」です。
 全国で実施される、官民さまざまな啓発イベントの一覧サイトはこちら。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1020/1916

 10月中に実施のイベントもありますので、急いでチェックを! 
 内閣府作成のポスターのダウンロードもできます。


 ●第9回アルコール健康障害関係者会議、傍聴受付中です

 10月23日(金)14:00~16:30
 (1) アルコール健康障害対策推進基本計画の案の作成等について
 (2) その他

 只今、基本計画案の重点課題を何にするかについての話し合いが行なわれ
 ています。申し込みはこちらから。
 ※10月19日(月)17:00まで
 http://c.bme.jp/13/297/1021/1916


 ●「知ってよかった!」という声が多数ありました

 社内での安全運転講習で「知って得する!アルコールの基礎知識(DVD)」
 を活用された運送会社の担当者にお話を聞きました。

 ――実際にDVDを上映してみて、どんな反響がありましたか?

 「飲酒運転はダメ」というのは社員の誰もがわかっています。
 でも、「アルコールの分解にどのくらい時間がかかるのか?」ということ
 になると、漠然としたイメージしか持っていません。
 今回、「アルコールの1単位」を知ったことで、「乗務の前日は、飲むなら
 1単位にしておこう」という発言が自然に出てきていました。

 また「眠れないので寝酒をしている」という社員がいたのですが、DVDを
 見た後に「寝酒の落とし穴を知ることができたので、今後は気をつけたい」
 と言っていました。
 1単位にしても寝酒の落とし穴にしても、知らなかったことばかりだったの
 で「知ってよかった」という感想が多くあり、実施した甲斐がありました。


 アルコールについて、中途半端な自己流の知識は危険です。
 「知っていれば防げた」――そんな悔やんでも悔やみきれない「酒気帯び」
 をなくすために、このDVDを製作しました。
 どうぞ役立ててください。

 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/1022/1916

 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●アルコールの1単位カード
  すべての人にこれだけは知ってほしい!
  http://c.bme.jp/13/297/1023/1916

 ●トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を!
  http://c.bme.jp/13/297/1024/1916
 
 ●トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
  薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
  http://c.bme.jp/13/297/1025/1916

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
  http://c.bme.jp/13/297/1026/1916

 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
  http://www.a-h-c.jp/tool_taihan.html

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
  「15分で学べる必須のアルコール知識」
  ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://www.ask.or.jp/ddd_elearning.html 

 ●ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
  http://www.a-h-c.jp/tsuushin_alcohol.html


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  3.ニュースCLIP!
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 すっかり秋になりました。
 昼間の日差しは暖かくても、朝夕はけっこう冷えます。

 先日、神戸から東京への帰路、ちょこんと帽子をかぶったような、初冠雪
 の富士山がかわいかったです。
 
 さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

 Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも、日々、ニュース
 のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1027/1916

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 1)飲酒運転と知っての同乗は罪に問われます
 2)逃げ得は許されません!
 3)アルコールの分解には時間がかかります
 4)高濃度の検挙者増える
 5)北海道の動きに注目!

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 1)飲酒運転と知っての同乗は罪に問われます

 10月10日、ギタリストのクロード・チアリさんの妻(69)が酒気帯び運転
 容疑で逮捕されました。
 「店で白ワインを飲んだ」「買い物に行くつもりだった」と、夫婦で出掛
 けた途中で食事をした際に飲酒したように話しています。
 2人でワイン1本を空けていたそうです。
 県警は、チアリさんが、妻の酒気帯び運転を知りながら同乗した疑いがあ
 るとみて、事情を聴いています。

 ◎本人も知っていた? クロード・チアリさんの妻を酒気帯び運転容疑で
  現行犯逮捕(10月11日 産経新聞)

 このところ、同乗罪にまつわるニュースが相次いでいます。
 しかも、容疑者・同乗者ともに20代と10代。
 どれも「仲間と一緒に飲んで同乗」という流れです。

 ●同乗者は逃走中/佐賀(10月7日 佐賀新聞)
 10月6日午前1時25分ごろ唐津市の市道で、赤信号を無視した乗用車をパト
 ロール中の署員が発見、容疑者(20)から呼気0.55mg/lのアルコールを
 検出した。
 停車させた際、助手席の男が逃走。酒気帯び運転同乗の疑いもあるとみて
 行方を追っている。

 ●同乗容疑の友人4人(20代)逮捕/愛知(10月7日 産経新聞)
 9月20日未明に名古屋で発生した死亡事故について、愛知県警は10月7日、
 容疑者が酒を飲んで運転していたことを知りながら同乗した会社員(24)
 ら20代の男女4人を逮捕した。1人を除く3人は「飲酒を知らなかった」と
 容疑を否認している。5人は市内の居酒屋に寄った後、次の店に行く途中
 だったとみられる。

 ●同乗の2人(20代)、書類送検へ/北海道(10月9日 北海道新聞)
 6月に砂川市で起きた家族4人が死亡、1人が重体になっている事故で、砂川
 署は運転していた被告(27)に暗黙のうちに運転を依頼したとみて、同乗
 の2人(20代)に対して飲酒運転同乗容疑の適用に踏み切った。
 署によると、運転していた被告と作業員2人は事故の約30分前まで飲酒し、
 同被告が運転する乗用車で別の飲食店に向かったという。

 ●友人の車に同乗の消防士(21)を懲戒処分/新潟(10月11日 毎日新聞)
 9月30日深夜、一緒に飲酒した友人が運転する車に同乗し、飲酒運転同乗の
 疑いで取り調べを受けた燕消防署勤務の男性消防士(21)が、10月8日、
 停職6ヵ月の懲戒処分となった。消防士は、飲酒運転であることを知りなが
 らその車に同乗したことを認めている。

 ●同乗の少年5人立件へ/神奈川(9月29日 神奈川新聞)
 茅ケ崎市で2月、少年6人が乗った乗用車が街路灯に衝突し、1人が死亡、
 5人が重軽傷を負った事故で、9月28日、運転していた無職少年(17)が
 自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(無免許運転・
 酒気帯び運転)容疑で逮捕された。少年は事故前に計4人で飲食店で飲酒し
 ていた。その後、ドライブに行くため自宅へ母親名義の車を取りに戻り、
 運転。死亡した1人を含む2人も途中で合流したという。
 同乗の5人は、少年の無免許・酒気帯び運転を知っていた疑いが濃いとして、
 道交法違反容疑での立件も視野に調べている。

 【周辺者への罰則】
 *車両の提供
  運転者が酒酔い…5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  運転者が酒気帯び…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

 *酒類の提供/同乗
  運転者が酒酔い…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
  運転者が酒気帯び…2年以下の懲役又は30万円以下の罰金


 2)逃げ得は許されません!

 「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱」という罪を知ってますか?
 飲酒運転の発覚を免れるためのひき逃げや重ね飲みなど「逃げ得」を生じ
 させないために、2013年に新設されました。
 この法律を知らないのか、いまだに「飲酒していたので逃げた」という悪
 質なケースがこんなに!

 ●女性(22)岐阜(9月30日 Response)
 9月25日午前5時頃、多治見市で、交差進行してきた軽乗用車が、自転車で
 道路を横断していた男性に衝突する事故が起き、車は逃走した。警察は後
 に22歳の女をひき逃げ容疑で逮捕。「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と
 供述しており、警察では飲酒した量の特定を急ぐとともに、事故発生の
 経緯を詳しく調べている。

 ●男性陸上自衛官(49)青森(10月7日 河北新報)
 青森地検弘前支部は10月6日、飲酒運転の発覚を免れようとした自衛官を、
 ひき逃げと自動車運転処罰法違反(発覚免脱)の罪で起訴した。被告は9月
 15日午後7時15分頃、勤務外に私有車を運転中、信号待ちの軽乗用車に追突
 し、けがを負わせて逃走。「アルコールを飲んでおり、発覚を免れようと
 逃げた」という趣旨の供述をしていたという。

 ●地方公務員の少女(19)和歌山(10月12日 産経新聞)
 10月10日午後2時頃、有田川町で、自転車に乗った近くの男性を軽乗用車で
 はね、そのまま逃げた地方公務員の少女が緊急逮捕された。過失運転致死
 と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑。男性は出血性ショックなどで死亡。

 ●会社員(37)茨城(10月12日 テレビ朝日)
 10月11日未明、北茨城市の路上で男性が死亡しているのが見つかった事件
 で、過失運転致死などの疑いで会社員を逮捕。「飲酒していたので逃げた」
 と供述し、容疑を認めている。警察は、より悪質な行為に適用される危険
 運転致死の疑いもあるとみて調べている。

 ●建設作業員の男(29)埼玉(10月13日 埼玉新聞)
 10月13日、自動車運転処罰法違反(過失致傷、無免許)と道交法違反(ひ
 き逃げ)の疑いで逮捕された。容疑は8月29日午後4時半頃、さいたま市で
 無免許で軽乗用車を運転し、停止していた車に追突し逃走した疑い。飲酒
 後に運転したと供述している。
 男女8人が首を捻挫するなどのけがを負った。

 ●浜松市職員(41)静岡(10月15日 中日新聞)
 10月13日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の疑いで逮捕。
 容疑は10日午後11時頃、乗用車を運転中、交差点で信号待ちしていた車に
 追突して女性に軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。飲酒後に車内で
 3時間休憩したと説明していたが、防犯カメラの映像から、飲食店から車に
 戻ってきてすぐに運転していたことが判明。
 中ジョッキ半分ほどのビールを飲んだと供述したが、複数の飲食店を利用
 していたこともわかり、警察は、飲酒運転発覚を恐れて逃走した可能性が
 高まったとみて、調べを進めている。


 「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱」⇒12年以下の懲役
 道路交通法の「救護義務違反」と併合罪になると⇒18年以下の懲役


 3)アルコールの分解には時間がかかります

 未明まで、家で1人で飲んでいた会社員がいました。
 10月10日午前10時45分頃、前方を走行していた乗用車を左側車線から追い
 越し、パトロール中の埼玉県警高速隊覆面パトカーにつかまりました。
 呼気0.35mg/lのアルコールが検出。

 ◎東北道で左側から追い越し、アルコールも検出/埼玉県警
 (10月11日 埼玉新聞)

 よくあるパターンですね。

 「酔いがさめたと思って運転した」
 「一晩寝たから大丈夫だと思った」
 「仮眠をとったから、もう抜けたと思った」
 これらは、酒気帯び検挙された人たちからよく聞く発言です。

 アルコールの分解は、思っている以上に時間がかかります。
 ビール中瓶1本(あるいは日本酒1合、焼酎100ml)を飲むと、個人差はあり
 ますが、その分解には男性でおよそ4時間、女性で5時間かかります。
 睡眠中はさらに分解時間が遅くなります。

 この目安を知っているだけで、防げる飲酒運転があります。


 ★アルコールの1単位カード 
 上記の「アルコールの1単位」がイラストで表示された名刺サイズのカード。
 すべての人に、せめてこの目安だけは知ってほしいです。
  ↓ ↓ ↓  
  http://c.bme.jp/13/297/1028/1916

 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  定番中の定番。社内研修に!
  ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/1029/1916


 4)高濃度の検挙者増える

 飲酒運転検挙者数が減少する中で、高濃度者による違反が高止まり。
 背景には、アルコール依存症がある可能性が濃厚です。

 ◎<飲酒運転>検挙…酩酊状態9年で15ポイント増えた
 (9月26日 毎日新聞)

 警察庁によると、飲酒運転で検挙されたドライバーのうち、呼気アルコー
 ル濃度が0.25mg/l以上か、足元がふらつくなど酒酔いとされた「高濃度者」
 の割合が、2005年の約51%から、昨年は約66%と15ポイント上昇とのこと。

 05年の全検挙者は14万873人(うち高濃度者7万2283人、低濃度者6万8590人)。
 一方、昨年の全検挙者は2万7122人(うち高濃度者は1万7946人、低濃度者
 9176人)。
 全検挙者数は大きく減少していますが、低濃度者に比べて、高濃度者の減
 り幅が小さいのです。
 それは、高濃度者にはアルコール依存症やその疑いのある人が多く含まれ
 ているからでしょう。厳罰化の効果が薄く、介入が必要な層なのです。


 背景にある「アルコール依存症」という病気(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1030/1916

 アルコール依存症の進行プロセスと予防(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1031/1916

 <手記>免許取消をきっかけに断酒会に入会!(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1032/1916

 <断酒会アンケート>アルコール依存症と飲酒運転(ASK)
 http://c.bme.jp/13/297/1033/1916

 ★ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
  http://c.bme.jp/13/297/1034/1916


 5)北海道の動きに注目!

 悲惨な飲酒死傷事故が続く北海道で、本気の取り組みが進んでいます。

 道警が、飲酒運転を繰り返す悪質ドライバーの情報をメールで受け付ける
 専用サイト「飲酒運転ゼロボックス」を8月27日開設したところ、約3週間
 で96件の情報が寄せられたそうです。
 個人名や飲酒運転の車のナンバーの情報が16件、ドライバーに酒を提供し
 ている飲食店の情報が43件。飲酒運転が常態化している地域名を挙げる
 メールも。
 情報をもとに13人に職務質問し、今月、1人を摘発しました。
 道警は「飲酒運転の情報を受け付ける窓口として一定の成果はある」と話
 しています。

 もう一つは、「飲酒運転根絶条例」をつくる動きです。
 北海道議会が、道や事業者、道民の責務などを定めた条例案についてのパ
 ブリックコメント(意見公募)を行なっています。締め切りは今月20日。

 「北海道飲酒運転の根絶に関する条例案」と意見募集の要項について
 http://c.bme.jp/13/297/1035/1916

 条例案の中身を見てみました。
 焦点は、飲酒運転検挙に対してどうアプローチして、飲酒習慣を変容させ、
 アルコール依存症に介入するか。

 福岡県と三重県の条例は、「指定医療機関でのアルコール依存症の診断を
 義務づけ」ていますが、北海道は「保健所での保健指導を促す」という選
 択を考えているようです。
 これは新たなパターン。
 促すだけで、強制力がないのが心配ではありますが、広大な北海道を考え
 ると、医療機関でなく「保健所」という選択は、現実的かもしれません。
 これを機に、保健所を中心にした地域連携に拍車がかかる可能性も。

 予防策としては、「小・中・高での学校教育」や「職場教育」、道民に対
 する「啓発」をあげています。
 また、介入策として、飲食店・酒類販売業者、並びに従業員に対して「来
 店者の飲酒運転を制止する努力義務」を、道民、飲食店・酒類販売業者・
 タクシー事業者・代行業者、並びにこれらの従業員に対して、「飲酒運転
 を見つけた場合の警察官への通報の努力義務」を課しています。

 道議会は年内の策定を目指しているとのことです。


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   4.山さんコラム No.111
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆「糖質制限ダイエット」VS「断酒ダイエット」

 天高く 馬肥ゆる秋。人も太る。体重が気になる人も多いだろう。
 山さんが28歳で仙台勤務の頃、上司ら3人とダイエット合戦をすることに
 なった。

 22歳で就職した際の体重は63.5kgで、北海道生活の2年を経て72kgになって
 帰京。
 ビール、酒、ジンギスカン、ラーメンの食生活が原因だ。
 その後も体重はジリジリ上昇していた。
 当時の上司は中年太りが気になり始めていた。
 ある夏の夕べ、上司、その友人、山さんの3人でサウナへ行った。
 浴室へ入る前に体重を測ったところ、上司76kg、友人75kg、山さん74kg。
 「山村君、若いのに太り気味だね。体重を減らした方が、いいよ」
 と言いだし、3人で3ヵ月かけて70kgまで減量することを提案した。
 上司の提案に反対する理由も、勇気もない。
 「減量に失敗した者は、成功者に一流料亭でご馳走する」とのカケ(約束)
 をした。

 さて減量法だ。
 上司は「食事半分法」。
 朝、昼、晩の三食すべて半分の量にするというもの。昼のラーメンも半分
 残す。夜の会食も、すべての料理を半分だけ食べる、というもの。
 上司の友人は「絶食法」。1ヵ月に1回、数日間断食して体重を落とし、
 最後はきちんと70kgに落とすまで断食するというもの。
 山さんは、食い意地が張っていたから、残すのもいや、断食などもっての
 ほか。
 運動法も忙しくて無理。
 色々勉強し、迷いに迷った結果、「糖分カット法」を選択した。

 「糖分カット法」とは、ちょうど最近はやりの「糖質制限ダイエット」と
 同じことである。
 今までの食生活から砂糖や炭水化物をできるだけ排除する。
 ご飯、パン、うどん、そば、スパゲティ、いも、とうもろこしなど、でん
 粉の豊かな食物を排し、甘いお菓子をやめ、コーヒー・紅茶にもお砂糖を
 入れない。ジュースやコーラなど甘い飲料も禁止。ただし、酒類は何でも
 OK。
 冗談に「反米、反サトウ」といいながら実行した。70年安保闘争の翌年だっ
 たから、この冗談が、どこでもうけた。
 洋食は簡単。ライスもパンもなしでメインディッシュのソテー中心。カツ・
 フライは、ころもをはずし、中身のみ。コーヒーはブラック。
 イタリアンは、ピザ、マカロニ、スパゲティが一切ダメだから、少し淋し
 い。
 フレンチは、パン抜きにすればOK。
 中華は、ご飯、チャーハン、麺類は避ける。野菜イタメに酢豚、東波肉な
 ど肉類の組み合わせ、あるいはエビチリソース、カニ玉を組み合わせれば
 よい。
 和食では、ウドン、ソバ、丼物が一切だめだから、ちょっとつらい。すし
 屋も困る。
 それで、もっぱら居酒屋へ。酒があるから、つまみだけ。これなら野菜、
 魚、肉、なんでもOKである。
 酒好きの山さんにはピッタリ。

 結果は、上司と山さんが勝ち、断食法に挑んだ上司の友人が負けた。彼は、
 何回か目標達成したがリバウンドがあり、最後の追い込み断食でも目標に
 1kg及ばなかった。
 ちなみにこの3人とも酒好きであり、酒のコントロールは一切しなかった。

 この体験から、山さんは、「体重管理と飲酒は関係ない」「アルコールは、
 すぐにカロリーとして使われ、体重は増加しない」と信じ込み、長年、
 「反米、反さとう」を体重管理の良法と確信していた。
 結婚して晩酌をするようになり、仕事や付き合いで宴会の数が増えたこと
 も重なり、あっという間に76kgを越えた。
 ズボンがきつくなったり、脇腹が突っ張るように痛んだり、扁桃腺が腫れ
 たりすると警戒信号で、「反米、反サトウ」をやり、74kgに戻す努力をし
 た。

 ところが「アルコールは体重を増加させない」との思いこみが崩れる日が
 やってきた。
 2003年8月18日に、当時会長をしていたJRバス関東の運転手が東名高速での
 飲酒運転事件を起こした。山さんは対策や勉強に走り回るとともに自ら
 断酒を始めた。
 その日から半年、アルコール類を一切口にせず、おまけに通常の食事に加
 え、断酒してから甘味の世界に目覚めて、和菓子、ケーキを毎日食べてい
 た。
 それにもかかわらず、太るどころか体重減少が続き、なんと71kgまで落ち
 ていたのである。

 要するに、28歳の時、開眼した「反米、反サトウ」ダイエット法よりも、
 酒飲みには「断酒ダイエット」が一番ということが判明した。
 さらに、血圧、高尿酸値、コレステロール値、中性脂肪値も下がるという
 「おまけ」もついた。

 その後、再び飲酒するようになったが、アルコールの知識をASKで勉強し、
 人へも語ることになったから、「原則1単位、飲んで2単位」のルールを
 守っている。
 同時に、せっかく減った体重の維持のため、毎朝、体重を計ることにした。
 すると、飲酒と体重の関係がよくわかる。
 酒量が「0」だと、ご飯をたべても、体重の変化はない。
 飲酒「1単位」で食事が普通なら、少し増える。
 2単位まで飲むと着実に体重は増加する。
 酒の種類でも体重変化の大小があり、日本酒は増加が顕著だ。
 もちろん、ここに運動量や、お菓子や果実が影響したりするから、体重変
 化の解釈は複雑だ。
 でも、酒量が大きく響くことは、同じく、毎朝測っている妻の体重変化か
 らもうかがえる。

 つまり体重管理には、飲酒対策がかかせない。
 メタボ健診が大々的に行われている。運動や食事などいろいろな指導がさ
 れているようだが、多量飲酒者に対して最も効果的なメタボ対策は「断酒」
 指導ではないかと、考える。
 だが、現状は「適量にしましょう」「少し控えましょう」くらいのアドバ
 イスがせいぜいで、断酒指示や節酒法の具体的指導は、厚労省のマニュア
 ルには書かれても、なかなか普及していない。
 そこで提案。
 各人にあった目標体重を明示し、それまで禁酒か節酒かを選択させ、具体
 的方法を自己記入させる。産業医や産業保健士の巡回指導の際に、実行状
 況をチェックする。このように、メタボ対策と組み合わせた飲酒指導は、
 多量飲酒者へのアプローチとして有効なのではあるまいか。飲酒量につい
 て指摘されると反発する人も、食事指導は案外、素直に受けるから、その
 中に入れればよいのだ。

 アルコール健康障害対策基本法を詳しく説明しても、節制を正面から説い
 ても、酒飲みはなかなか聞く耳をもたない。飲酒運転事故の悲惨さを詳し
 く述べても、自分とは別の次元の話と考えがちだ。
 飲酒運転防止という山に登るには、いろいろな登山口があってよい。
 登山者を案内するにあたり、「メタボ対策」の登山口も覚えておくことを
 提案する。


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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
 コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
 法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
 ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
 見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
 2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
 族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
 飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
  教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化についての
  要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
 ・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


=====================編集後記 *つぶやき*========================

 「車が飲酒運転を止めてくれたらいいのに!」
 そういう声をよく聞きます。

 インターロックってどんなもの? 
 これですべて解決なの?
 世界ではどんなふうに使われているの?
 これから、どんな技術が開発されるの?

 109~112号まで4回にわたり、日本自動車工業会飲酒運転防止技術分科会
 に、アルコール・インターロックについて連載していただきました。
  ※バックナンバーはこちらで読めます。
   http://c.bme.jp/13/297/1036/1916

 読者のみなさんからの質問を受けつけています。
 インターロックについて、なにか自工会に聞きたいことがありましたら、
 どうぞお寄せください。ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp
 素朴な疑問、大歓迎です。

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】113号 15.10.16
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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