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職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

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106号2015

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  106号 15.3.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================


━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.104
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  第8期インストラクター養成講座――受付スタート!


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  1.インストラクター養成講座NOW!
===============================================================

 ★第8期飲酒運転防止インストラクター養成講座
 3月10日から、受付開始しました。

 すでに、100名近いお申し込みが届いています。
 例年、早々に募集枠が埋まりますので、どうぞお早めに。

 ■受講料(自己負担分)18,500円 ■定員300名
 ※受講料には通信講座(添削3回含)・スクーリング・教材用DVD・認定
 等の費用すべてが含まれます。

 ホームページからお申し込みください。
  ↓ ↓ ↓   
 http://c.bme.jp/13/297/509/1916

 FAX・郵送でもOKです。
 

 ★上級インストラクターに挑戦する方も募集しています!
 
 認定インストラクターとしての経験をもとに、アルコール問題についての
 研鑽をさらに積み、実技審査に合格すると上級インストラクターとして
 認定されます。

 くわしくはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/510/1916

 なお、これまでに認定された上級インストラクターの紹介ページはこちら。
  ↓ ↓ ↓   
 http://c.bme.jp/13/297/511/1916


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  2.ASKからのお知らせ
=============================================================== 

 ●イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン開始!

 今年こそ、死者をゼロに!
 イッキ飲み防止連絡協議会(事務局ASK)がキャンペーンを開始しました。

 2015年の目玉は、
【アルハラ防止ソング】ビデオ
「空気」を読めと、飲まされて。

 どこかなつかしいメロディだけど、ドキッとさせられる歌詞とアニメです。
 ぜひ、聴いて、拡散してください。
 
 ★2分35秒のフルバージョン
 http://c.bme.jp/13/297/512/1916

 ★60秒のショートバージョン
 http://c.bme.jp/13/297/513/1916

 ★キャンペーンの総合サイトはこちら
 http://c.bme.jp/13/297/514/1916


 ●アルコール健康障害対策関係者会議、施策の検討へ

 昨年10月に始まった関係者会議、3月2日に第4回会議を終了しました。
 内閣府のサイトに、各回の資料と議事録が順次UPされていきますので、
 どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/515/1916

 今後の進め方として、、3つのワーキンググループをつくり、役割分担するこ
 とが決定。ワーキンググループでの話し合いを本会議に報告し、その結果を
 ふまえて、関係者会議として10の分野の施策を提案していくことになります。

 ワーキンググループの分野分けと座長は以下のとおりです。
 ASK代表の今成が、Aグループの座長になりました。
 ワーキンググループについても傍聴が可能で、資料と議事録は公開されます。

 A【教育等・不適切な飲酒誘引防止・飲酒運転等】
      …座長 今成委員(ASK)
 B【医療・保健指導】
      …座長 杠委員(肥前精神医療センター)
 C【相談支援・社会復帰・民間団体】
      …座長 田辺委員(北海道精神保健福祉センター)

   ※人材確保・調査研究は全体に関わるので、本会議で話し合います。


 ●飲み会前に体質判定、会場でトイレットペーパー配布!

 トイレットペーパーとジェルパッチをご購入いただいた、都内の食品加工メー
 カーの担当者に使い方をうかがったところ――

 実はこれらのグッズを使う予定だった飲み会が延期になってしまい、次の機会
 に使おうと、まだ手元に残してあります。
 そもそも、どういう意図で使うつもりだったかというと……

 暮れに行なっている、仕事納めの飲み会の前に、体質判定のジェルパッチを
 実施し、社員同士で体質をチェックしあって、お酒を勧め過ぎないよう意識
 してもらう予定でした。
 飲み会では、「冬休みの間に飲酒運転をしないように」、と声を掛けながら、
 トイレットペーパーを配ろうと思っていたのです。
 次の効果的な機会をねらっているところです。

 なるほど!
 飲み会にからめてアピールしようという作戦ですね。


 ★トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/516/1916

 ★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/517/1916

 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
  http://c.bme.jp/13/297/518/1916

 ●DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  http://c.bme.jp/13/297/519/1916

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
  「15分で学べる必須のアルコール知識」
  ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://c.bme.jp/13/297/520/1916 

 ●ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が具体的に学べます
  http://c.bme.jp/13/297/521/1916


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  3.ニュースCLIP!
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 アルコールによる酔いは、衝動性を高めます。
 当然ながら、若いほど、その傾向は顕著になります。

 2月、川崎で中学1年生が刺殺された事件で、犯行に関わった18歳と17歳の3人
 が、事前に飲酒していたことがわかりました。
 そして、茅ヶ崎では高校生6人が乗った車が真っ二つに。

 未成年者の飲酒が、さまざまな事件の背景に。

 さて、記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

 なお、Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも、日々、
 ニュースのシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/522/1916

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 1)中高生の飲酒運転
 2)田んぼに落ちた女性たち
 3)はしご酒のはてに
 4)大阪府警、がんばっています
 5)アルコール検知器は不正確?
 6)アルコールは睡眠を壊す

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 1)中高生の飲酒運転

 茅ヶ崎で、高校生6人が乗った車が街路灯にぶつかり真っ二つになって1人死
 亡、4人が重軽傷の大参事になりました。
 一方、福岡では中学生の酒気帯び検挙がありました。

 ◎無免許で飲酒運転か 車衝突で高校生5人死傷 茅ケ崎
 (2月22日 神奈川新聞)
 2月21日午前3時50分頃、茅ケ崎市の交差点で、乗用車が歩道の街路灯に衝突
 し、前部と後部に裂ける形で大破した。乗っていた県立高校1年の男子生徒
 (16)が頭などを強く打ち間もなく死亡。同乗していたいずれも16歳の男子
 生徒4人も重軽傷を負った。6人中2人は事故後に現場を立ち去っていた。車は
 生徒1人の母親名義のもの。
 救助に当たった救急隊員が、生徒らが酒臭かったと話していることから、茅
 ケ崎署では無免許で飲酒運転した疑いもあるとみて調べている。

 ◎「ウオツカ飲んだ」中学生が酒気帯び容疑 福岡
 (2月20日 産経新聞)
 2月20日午後4時40分頃、福岡市の市立中3年の男子生徒(15)が、酒気帯びで
 ミニバイクを運転し現行犯逮捕された。
 生徒は私服で、当初は成人だと偽っていたが、追及され中学生と判明。
 「ウオツカを飲んだ」と話しているという。


 2)田んぼに落ちた女性たち

 福岡と福井で、酒気帯び運転の車が田んぼに転落しました。
 どちらも運転していたのは女性でした。

 ◎飲酒運転相次ぐ 福岡(2月28日 福岡放送)
 2月28日午前2時すぎ、直方市で「車が田んぼに落ちている。」と目撃者から
 警察に通報。駆けつけた警察官が車を運転していたアルバイト女性(26)の
 呼気を調べたところ、基準値の4倍のアルコールが検出され、現行犯逮捕。
 「居酒屋でワインや焼酎などを飲んだ」と容疑を認めている。

 ◎公民館主事が酒気帯び運転で事故 越前市(3月3日 福井新聞)
 福井県越前市教育委員会は、酒気帯び運転で摘発されたとして、女性の嘱託
 職員(57)を停職6カ月の懲戒処分にした。職員は依願退職した。
 職員は2月25日午後9時半頃から、居酒屋で職場の同僚ら3人でビール中瓶7本
 を飲酒。その後、運転代行で1人でスナックへ行き、ビール中瓶を2本ほど飲
 んだ。運転代行がつかまらなかったため、26日午前2時すぎに店を出て、車
 中で1時間半仮眠。自宅に向かう途中、ハンドル操作を誤り水田に転落した。
 救急搬送先の病院で署員が調べたところ、呼気0.15mg/lのアルコール検出。


 ★女性の飲酒運転事例の分析(2012年度まとめ ASK)
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/523/1916


 3)はしご酒のはてに

 どの事例も、相当な量を飲んでいます。

 ●消防副士長(24)山梨(3月10日 毎日新聞)
  ――ビールやハイボール11杯
 3月7日、友人の結婚式に出席して飲酒後、20代の同僚の消防副士長2人を乗せ
 て別の飲食店に移動。その後、約800m離れたカラオケボックスへの移動にも、
 同僚1人を乗せて車を運転、計3台が絡む玉突き事故を起こした。
 「近いので大丈夫だと思った」と説明。

 ●小学校教諭(47)沖縄(3月1日 八重山毎日新聞)
  ――基準値の4倍のアルコール検出
 2月27日午後8時頃から、石垣市で、小規模校で行われている集合学習の慰労
 会で校長を含む学校関係者約25人と飲酒。大半1次会で解散したが、教諭を
 含む約10人が2次会へ向かった。
 翌午前2時10分頃、教諭は帰宅するため運転中、ウォーキングで道路左端を
 歩いていた男性をはね、意識不明の重体にした。
 
 ●巡査(21)熊本(2月21日 読売新聞)
  ――ビール2杯、焼酎8杯/呼気0.61mg/lのアルコール検出
 2月21日午前4時15分頃、交差点でタクシーとの接触事故を起こした。
 前夜9時から21日午前1時にかけて、飲食店2軒で、知人数人と飲み、駐車場に
 止めた車内で仮眠。「3時間ほど仮眠したので大丈夫だろうと思い運転した」
 と供述。20日は非番だった。

 ●消防士長(33)三重(2月22日 読売新聞)
  ――ビール中ジョッキ1、2杯、酎ハイ1杯、日本酒3杯、焼酎水割り(量不明)
 2月21日午前3時50分頃、緩やかな左カーブを曲がりきれず右に飛び出し、道
 路沿いに立っていた電柱に激突し大破。そのまま現場に車を放置。実家で別
 の乗用車に乗り換え、奈良市の名阪国道を走行中、今度は、道路脇のガード
 レールに接触し、その後、蛇行運転を繰り返していたところを、奈良県警高
 速隊のパトカーに停車させられた。
 最初の事故で電柱が折れ、昼すぎまで周辺の店舗や住宅約20戸が停電。復旧
 作業で国道が通行止めになるなどの影響が出た。
 消防士長は前日午後8時30分から翌午前2時45分頃まで、研修会の打ち上げで、
 救急救命士6人とともに居酒屋とスナックで飲んでいた。


 4)大阪府警、がんばっています

 昨年、大阪府内で酒酔いと酒気帯び運転で検挙されたのは1565人、全国ワー
 スト2位だそうです。
 
 この状況を改善するため、大阪府警は、飲酒運転対策に力を入れています。
 1つは、再犯者にアルコール依存症の受診を警察から勧める活動。
 もう1つは、自転車の飲酒検問です。

 ◎府警:アルコール依存疑いの違反者、医療機関受診勧める/大阪
 (3月5日 毎日新聞)

 府警は5年以内に飲酒運転で再検挙された人に対して、アルコール依存症の専
 門医療機関への受診を勧める対策を、昨年12月に始めました。
 2月末までに11人がアルコール障害のスクリーニングテスト(AUDIT)を
 実施し、2人が受診を開始。他に4人に受診を勧めているといいます。
 ある50代男性は、当初受診を拒否したけれど、現在は入院して治療を受けて
 いるとのこと。
 別の40代男性はAUDITの点数は低かったが、過去に複数の検挙歴があった
 ため受診を勧めたとのこと。
 すばらしい!

 警察からの介入は強制力があるため、期待できそうです。

 ◎自転車の飲酒運転、一斉検問で60件を指導警告
 (3月13日 読売新聞)

 昨年全国で発生した自転車関連の死亡事故は542件。うち57件(10.5%)が飲
 酒運転で、割合は増加傾向にあります。
 そのため府警は、3月11日夜、65署で自転車の一斉飲酒検問を行ない、計60人
 が酒気帯びで指導警告を受けたとのことです。

 道路交通法では「酒気を帯びて車両を運転すること」を禁じています。車両
 には自転車も含まれ、酒気帯びは指導警告、酒酔い運転については自動車と
 同じ罰則が科せられます。

 府警は「自転車の飲酒運転は危険で、禁止されていることを周知徹底したい」
 としています。
 4月1日からは、全国初の専門部署「自転車対策室」を新設し、自転車運転の
 取り締まりとマナーの改善に乗り出すとのことです。


 5)アルコール検知器、は不正確?

 国民生活センターが、「安価な携帯型アルコール検知器は、正確な測定がで
 きていないおそれがあるため、車の運転ができるかどうかの判断には使用し
 ないように」と、注意を呼びかけています。

 ◎アルコール検知器「運転判断に使わないで」(2月19日 NHK)

 国民生活センターでは、「購入したがうまく動作しない」という相談が相次
 いだことから、通販サイトや家電量販店で多く販売されている6つのメーカー
 の1万円以下の検知器について性能などを調べました。

 その結果、アルコールを含んだガスを吹き付ける実験では、
 ・同じ機種でも製品によって測定値が違う
 ・吹き付ける強さや位置によって結果が異なる
 ・何度も使用すると値が「0」を示したままになる
 など、すべての製品で測定結果がばらつくなどの問題があったとのこと。

 また、検知器を購入した男女120人余りを調査したところ、およそ8割が問題
 が指摘された1万円以下の検知器を使用。検知器を所有している男女200人に
 その目的を聞いたら、90人が「アルコールが残っていないか確認するため」
 と答えたうえ、53人は「運転しても大丈夫か判断するため」と回答。多くの
 人が運転の判断に使用できると考えていることがわかりました。

 国民生活センターは使用者に注意を呼びかけるとともに、こうした検知器を
 販売する会社に対しても、確実に正しい測定ができるよう製品の改善を行な
 い、品質管理を徹底するよう要望したとのことです。

 最大の問題は、日本には、アルコール検知器の精度基準がないこと!
 安定性がある燃料電池(電気化学)式センサーを使った検知器は価格が高め。
 安価な携帯型検知器はたいてい半導体ガスセンサーを使っており、アルコー
 ル以外の物質に反応するしセンサー劣化の問題もあって、信頼性が低いとい
 われています。

 国土交通省は、4年前からすべての運送事業者に検知器の導入を義務づけてい
 ますが、使用する検知器については規定していません。
 そのため、運送事業者の中には、安価な携帯型の検知器を使っているところ
 が少なくないはず。
 これでは検知の意味がないばかりか「いくら飲んでも検知されない。自分は
 アルコールの分解が早いのだ」と誤解する運転手もいます。
 弊害が大きすぎます。

 アルコール検知器の精度に基準が必要です。
 そして、飲酒習慣を振り返ってきちんと自己管理ができるよう、アルコール
 の基礎知識を伝えることが必須です。


 ★ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座
  http://c.bme.jp/13/297/524/1916 

 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  http://c.bme.jp/13/297/525/1916

 ★飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
  http://c.bme.jp/13/297/526/1916 


 6)アルコールは睡眠を壊す

 静岡県島田市の市議(58)が2月26日午前9時頃、自宅近くで乗用車を運転中、
 対向車線の中型トラックと接触。呼気から基準値を超えるアルコールが検知
 されました。飲酒の翌朝でした。

 ◎酒気帯び運転:容疑で島田署、島田市議聴取 辞職願を提出/静岡
 (2月28日 毎日新聞)

 問題は飲み方です。
 所属委員会の懇親会で午後8時頃まで酒3~4合を飲んで帰宅し、就寝したが、
 翌午前0時頃、目覚めて寝つけず、さらに1合ほど飲酒……。

 アルコールは自然な眠りを壊します。
 深い眠りが減るなど質が下がるだけでなく、このような「中途覚醒」も起き
 るのです。そのため、寝入ろうとして再度飲酒することになり、いつのまに
 かアルコール依存が進行、ということになりかねません。
 睡眠中はアルコールの分解が遅れることもお忘れなく。


 ★<手記>始まりは寝酒だった―依存症から回復した運転手(ASKのサイト)
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/527/1916


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   4.山さんコラム No.104
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆イッキ飲みという通過儀礼

 先月の続きで、「山さんの酒人生・その2」である。
 若き日の機会飲酒の始まりと反省。

 大学に入れば、たとえ未成年であっても、飲酒も煙草も公認というのが世間
 の常識だった。
 (今もほとんど変わらないが、その問題点は前回に譲る)
 さて、山さんのクラスのコンパは、どんな飲み方をしたか。
 会費は500円。
 酒1本60円か70円、ビールが120円の時代だから、せいぜいビールは3人で1本、
お銚子1人1~2本くらいでおしまい。
 これで、自己紹介、手拍子でロシア民謡から寮歌までやる。たいしたもんだ。
 「イッキ飲み」など、もったいなくて、できなかった。

 酒好きな先輩との飲み会もあった。
 クラブ合宿など行事のない月に、渋谷のガード脇のもつ焼き屋「恋文」が馴
 染みの店。 
 お銚子1本に、レバ、ハツ、タン、カシラ、コブクロ計5本で1人当たり160円。
 これで2時間以上も、青春を語りあった。
 1度など2人合わせて100円しかなく、渋谷駅の自動券売機近くを探し、
 ごみ箱の下から20円みつけて、1人焼酎1杯、もつ焼き2本を、安い大衆酒場
 で「うまいなー」と楽しんだ。

 時には、トリスバーへ行った。ハイボールが40円。
 サントリーバーはハイボールが倍の80円で高いから、とても入れない。
 しかしあるとき、先輩に臨時収入があったとかで、初めて「クラブ」へ連れ
 られて行った。
 席についた白いドレスのお姉さんはしばらく黙って我々の話を聞いていたが、
 突然、
 「あんたたち、もうお帰りなさい。この店は高いんだから、アルバイト学生
 がくるところではないのよ」
 と言った。
 「今日は、金が入ったから、大丈夫」
 と言ってぐずぐずしていると、それまできつい言葉で説教をしていたお姉さ
 んが、沈んだ声になった。
 小声で語るには、故郷に大学生の弟がおり、毎月仕送りをしている。
 「同年配の大学生がこんな場所で、無駄使いをしているのを見るのはつらい」

 この場面は強く心に残った。
 就職後も、札幌や仙台で、ごくたまに、上司に連れられ「クラブ」へ行くこ
 とがあったが、
 「炭鉱閉山で、こんな場所で働かなければならない」
 「貧しい家に仕送りしなければならない」
 などの身の上話を聞き、高い酒をたくさん飲んで酔う気にはなれなかった。
 山さんにとって、「酒は男同士、居酒屋が一番」は、大学時代に学んだ一番
 の成果であろう。
 酒が「女」と結びつかず、「安くて、美味いもの」と結合したからだ。
 懐に優しい店で飲み、はしご酒をしない飲酒の基本スタイルができた。

 大学の寮でコンパをしたことがある。一応、すき焼きパーティと称した。
 牛肉「並み」200匁(750g)、ネギ1束を用意、酒は2升(2級酒と値段の安い
合成酒)。
 10人くらいだから1人2合あてだった。
 湯のみで、酒をチビチビ飲みながら、まず、牛肉を煮る。
 よく煮える前に、はしが殺到し、一瞬で牛肉が消えた。
 あとは、牛肉の匂いのついた汁で、次々ネギを煮る。ネギ焼きだ。風邪にもっ
 てこい。
 「イッキ飲み」など夢にも思えない、つましく貧しい酒盛。
 でも議論は、たくさんできた。寮歌まで怒鳴った。

 少ない酒で酔っ払い大いに議論するのは、一見よくみえるが、議論が行き過
 ぎて退部する者も出たから弊害もみられた。若者の酒は、暴走しやすい。

 金の不自由な時期にも、不適切な飲酒(深酒・ビンジドリンキング)も数回
 ある。
 大晦日に友人と渋谷で待ち合わせ、夕方から夜中の12時まで、もつ焼き屋3軒
のはしごをした。
 1晩で酒5合、もつ焼き45本(生涯で一番串数が多い最高記録)。
 そして明治神宮、東郷神社へ初詣、池の側で夜明けまで徹夜で語りあった。
 生臭く、よれよれの謹賀新年。

 「一度も酔っぱらったことがない」という後輩がいた。柔道部の猛者だ。
 「一度、腰が立たぬまで飲んでみたい」と言うが、おごる立場の山さんは、
 日本酒では金が大変だ。泡盛を飲ませようと、考えた。
 日本酒の3倍のアルコール濃度があるから3合くらい飲ませれば酔いが回ると
計算して、沖縄料理店へ連れて行った。
 泡盛古酒は刺激が少なく、酔っても頭ははっきりしている。ただ足をとられる。
 山さんは1合半くらいにとどめたが、後輩は帰ろうとして「先輩、変です。立
 てません」。
 見事に成功し、後輩の希望どおり「腰の立たぬ」ほど酔わせた。
 でも、一歩間違えば急性アルコール中毒で命を奪う大変に危険な行動だった。

 当時は幸運にも、金がなく、酒が高価格だったから、体をこわすほどたくさん
 飲めなかった。
 それでも、若者が陥りやすい危険な行動が、たくさんあった。
 それは大量飲酒を奨励する文化があったからだ。
 特に大学、企業、地域の青年団、警察・消防・軍隊などの組織で、「酒豪」に
 都合よく、大量飲酒が奨励されていた。
 この流れは脈々と現代へ続いている。
 金回りが良くなり、酒類が相対的に安くなった現代、若者の飲酒はさらに危険
 が一杯だ。

 青年期は、無茶をしがちだ。
 集団になると暴走もしやすい。
 正しい教育なしに、伝統的な飲酒文化にさらされると、飲酒事件が発生する。
 それが「イッキ飲み」の悲劇や、飲酒運転による悲惨な事件事故だ。

 どうやってこれを防止する教育をすればよいのか。
 それには工夫が必要だと思う。

 大学入学は、昔なら、武士の子の元服や漁師の子の若衆宿への合宿に相当する。
 昔であれば、切腹の作法を学び、大人集団のルールを学ぶ。
 子どもから大人への通過儀礼が存在するのだ。
 現代の歓迎コンパはまさに、通過儀礼にあたる。
 集団で酒を飲み、大人になったことを確認しあう。

 この通過儀礼の音頭をとるのはたいていの場合、酒好きの先輩だ。
 自然、大量の酒類が用意される。大量飲酒になる雰囲気が醸成される。
 いくら「イッキ飲み」を禁止しても、似たような悲劇が後を絶たないのは、
 仲間入りの儀式が必要とされ、代々、酒豪が、会を仕切っているからだ。
 このままで単に「イッキ飲みを止めろ」と説くだけでは、不十分だ。

 通過儀礼のあるべき姿を明示できないものか。
 例えば、こんな試みはいかが。
 未成年と成年、そして体質や各人の希望も区別した上で、「固めの杯」を用
 意する。
 先輩も含めて、アルコールは2単位までとし、ノンアルコール飲料は十分用意。
 この場を、健康日本21の内容を踏まえた教育の機会にもするのだ。

 大事なのは、正しい知識にもとづく儀式になるように、OB・顧問教官・ク
 ラブリーダーに対する教育をすること。
 各クラブのよき伝統を生かした、自主的で危険のないコンパの儀式を創るよ
 う、大人が誘導することなのだ。
 これならば好ましい飲酒習慣を作る一助だから、酒類製造者・販売者・提供
 者も協力しやすいのではないか。


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  5.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
 コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
 法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
 ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
 見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
 2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
 族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
 飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
  教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
  され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化についての
  要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
 ・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


=====================編集後記 *つぶやき*========================


 先日、山さんが事務所に見えたとき、目が赤くなっているので「どうしたん
 ですか!?」と聞いたら、「花粉です」。
 
 いつまでも寒い日が多いけれど、春は来ているんですね。


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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】106号 15.3.16
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
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