職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

104号2015

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  104号 15.1.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.102
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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   2015年がスタートしました!
     沖縄、大阪、福岡、自治体が大躍進!
     工夫をこらして、飲酒運転の背景にある飲酒習慣に介入!


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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 第7期インストラクター養成講座は、スクーリングまでの全日程が終了。
 現在、認定の最後のプロセスである実践報告シートが続々と届いています。

 認定者数は、第1期以降すべてを合わせ、全国で2322人になっています。

 初めて研修を実施したインストラクターたちの声をご紹介します。

 ・今までの講義とは違い、DVDを使った参加型研修は、受講生の態度が違
  いました。また、ポイントを絞ることでアルコールに関する知識をしっか
  り習得してもらえたと思います。DVD活用マニュアルや認定インストラ
  クターのためのQ&Aなど、研修を行なう上で必要なものはすべて用意さ
  れており、たいへんありがたかったです。(教習所)

 ・焼酎党の実験をしたところ、かなりのアルコールを飲んでいることに気づ
  いてもらえ、飲酒運転防止にたいへん役立ったと思う。(バス)

 ・「アルコールを単位でとらえ数量を決めることが明確でわかりやすい」と
  の感想がありました。(バス)

 ・焼酎党の実験で、アルコールの摂取量が思っていたよりも多いことに気づ
  いてもらえたのは非常によかったです。また、節酒のコツをグループで話
  し合うことで、その手段を全員で共有できたこともよかったと思います。
  (トラック)

 ・改めて飲酒の怖さを伝えられたと思います。実際、当社でのアルコール検
  知者の例などのスライドを使用し、身近に感じてもらえたと思います。
  確認シートでの正解率が高かったのもとてもよかったです。(トラック)

 ・職場でのスタッフ研修に組み込ませてもらい、DVDと確認シートやケー
  ススタディを用いて行なった。正しい知識を伝えることは重要で、とくに
  肝臓での処理能力や分解時間に関して、興味深く質問される女性が多かっ
  た。いずれも、ご自分のことというよりも夫や父親など家族に対して不安
  を持っておられるようすであった。正しい知識を得たときの受講者の笑顔
  も印象に残った。(医療)

 ・スクーリングで教えられた説明を交えて、アルコールの1単位の分量や分
  解時間の説明をしたところ理解してもらえました。(刑務所)


 ★飲酒運転防止インストラクターについてはこちらを。
  受講者の人数やアンケートなど、随時更新しています。
   ↓   ↓   ↓
  http://c.bme.jp/13/297/386/1916

 ★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
   ↓   ↓   ↓
  http://c.bme.jp/13/297/387/1916

 飲酒運転防止インストラクターは、アルコールの基礎知識を職場や地域に
 広め、飲酒運転の背景にある「多量飲酒」の見直しを促進しています。

 来期の募集については、3月の当メルマガでお知らせします。


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  2.ASKからのお知らせ
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 ●第3回アルコール健康障害対策関係者会議の傍聴 受付中!

 国の基本計画づくりに意見を述べる関係者会議。
 今回は、ASKと酒造・酒販からの報告があります。
 未定ですが、飲酒運転についても報告がある見込みです。

 日時 平成27年1月28日(水) 15:00~17:00
 場所 中央合同庁舎第4号館 第3特別会議室(2階)
 議題(予定)
 (1)アルコール健康障害に関する現状、取組等について委員等からの報告
 (2)アルコール健康障害対策関係者会議の今後の進め方等について
 (3)その他

 傍聴の申し込みは以下のサイトからになります。
 http://c.bme.jp/13/297/388/1916

 どうぞ早めにお申し込みください。


 ●トラウマ支援者のためのワークショップ

 白川美也子先生の1日集中ワークショップ
 「トラウマからの回復を支援する人に伝えたいこと」

 日時 2月11日(水・祝)9:40~16:20頃 
 場所 清澄庭園内大正記念館(半蔵門線・清澄白河下車)
 定員 30名
 受講料 19,440円(税込)

 当初、2012年に企画したときには1回だけの予定でしたが、お申込み殺到の
 ため回を重ね、とうとう5回目になりました。
 白川先生のワークショップは、膨大な知識と、臨床の実感と、数々のワーク
 で構成された、とても濃い一日です。

 ・トラウマを抱えて生きるとはどういうことなのか
 ・支援とはどういうことなのか

 事故・災害への対応、被害者支援を担当している方には、ぜひ心得ておいて
 いただきたい内容です。支援者自身が動揺しないためにも。
  
 お申し込みはこちらから。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/389/1916


 ●自治体が予防パンフとジェルパッチを活用

 ASKリバーシブル予防パンフとジェルパッチをたくさんご購入いただいた
 市役所の担当者に、どんなふうに活用されたか、お聞きしてみました。

 担当者のお話――

 秋に市民対象の健康に関するイベントがあり、体質を判定するジェルパッチ
 を実施しました。
 ちょうど忘年会シーズンの前で、アルコールを飲む機会が増える時期だった
 ので、お酒に弱い人がいることを実感してもらうこと、強い人こそ危ないと
 知ってもらうことができてよかったと思います。

 リバーシブル予防パンフは「今後、お酒とどうつきあっていくといいか」を
 説明しながらお渡ししました。
 自宅で改めてパンフを読み、飲酒習慣を見直してほしいと思います。

 また、市内の各地域で、市民に健康情報を広めている人たちにも、教材とし
 てリバーシブル予防パンフを配布しました。
 今後、アルコールを健康の重点テーマにしていきたいと思っています。


 ★ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/390/1916

 ★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/391/1916


 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  http://c.bme.jp/13/297/392/1916

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
  「15分で学べる必須のアルコール知識」
  ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://c.bme.jp/13/297/393/1916 

 ●ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が具体的に学べます
  http://c.bme.jp/13/297/394/1916

 ●トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
  http://c.bme.jp/13/297/395/1916


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  3.ニュースCLIP!
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 2015年、最初のニュースCLIPです。
 今年もよろしくお願いします。

 年末年始、各地で悲惨な事故が起きています。
 その一方で、自治体での踏み込んだ対策も始まっています。
 
 記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

 なお、Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも、ニュース
 のシェアを日々行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/396/1916

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 1)忘年会、新年会のあとに……
 2)「二日酔い運転」も飲酒運転です
 3)沖縄県警が3万7千人の大調査!
 4)大阪府警、依存症受診要請をスタート!
 5)福岡県が「飲酒運転撲滅条例」改正へ
 6)若気のいたりではすまない
 7)真昼間の飲酒運転
 8)東京メトロで身代わり検知

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 1)忘年会、新年会のあとに……

 年末年始、後悔先に立たず。公務員、市議も。

 ――車の中で仮眠後に運転して検挙された3ケース。
 ●市職員(30代)大分(12月26日 西日本新聞)
 12月12日午後6時半頃から居酒屋などでビールや日本酒を飲み、13日午前0時
 半から約4時間、車内で仮眠。その後、帰宅しようと車を運転中、県警交通
 機動隊に呼び止められ、呼気0.48mg/lのアルコール分が検出された。

 ●市職員(30代)大分(12月25日 毎日新聞)
 12月19日夜、料理店で中ジョッキで生ビールを3杯、別の複数の店で水割りを
 8、9杯飲んだ。近くの駐車場に止めていた車で仮眠、20日未明に運転中に交
 差点で信号停止、そのまま寝込んだところを警察官に見つかり飲酒検知。

 ●消防署員(20代)岩手(12月23日 岩手日報)
 12月19日、職員互助会の忘年会に参加し、午後11時半頃まで飲酒。翌20日朝
 に出勤しないため同僚が探したところ、午前9時頃、市本庁舎駐車場に駐車
 した自家用車内で寝ているのが見つかった。酒が残っていたため、上司が電
 話で運転せずに出勤するよう指示したが、蛇行運転して自宅に向かっている
 ところを交通機動隊に見つかり、呼気0.24mg/lのアルコールが検出。

 ――はしご酒の帰路に物損事故を起こしたケース
 ●市職員(42)福井(12月30日 産経新聞)
 12月26日午後7時頃から酒屋で行われた市職員10人との懇親会に参加。ビール
 中瓶4、5本を飲み、さらに別のパブで焼酎を飲んだ。駐車場まで徒歩で行き、
 車で帰宅途中の27日午前1時頃、信号機の押しボタン箇所に衝突し停車。車が
 道路を遮断する形で動かなくなったため110番通報した。署員がかけつけた
 ところ、呼気から基準を上回るアルコール分が検出。

 ――飲酒後に事故を起こし逃走した2ケース
 ●実習船船員(28)岩手(1月10日 毎日新聞)
 1月1日午後6時頃から、町内の知人宅でビール500mlと日本酒2合を飲んだ後、
 1人で近くの山に星を見に行った帰りに凍結路面でスリップし、駐車中の軽
 乗用車に衝突。県警に通報せず、逃げた。

 ●市議(63)長野(1月7日 読売新聞)
 1月4日午後2時から4時半頃まで、自宅から徒歩数分の集会所で開かれた会合
 に出席、日本酒を飲んだ。帰宅直後、知人と会うために軽トラックを運転。
 女性をはねて首などに1週間の軽傷を負わせ、逃走。午後7時頃、妻に付き添
 われて出頭した際、呼気検査で基準値超のアルコールが検出された。

 
 2)「二日酔い運転」も飲酒運転です

 翌日にもちこすほど飲めば、当然……
 岡山と鹿児島で飲酒事故を起こした消防士2人、どちらも前夜の酒でした。

 ●消防副士長(54)岡山(12月17日 毎日新聞)
 12月15日午前11時15分頃、交差点を左折する際に、乗用車と出合い頭に衝突。
 呼気0.5mg/lのアルコールが検出、「14日の夜に酒を飲んだ」と供述。

 ●消防係長(50)鹿児島(1月7日 読売新聞)
 休日だった12月25日午後3時10分頃、酒気を帯びた状態で乗用車を運転、対
 向してきたトラックと接触。さらに、対向車線沿いの駐車場の車と衝突、
 降りようとしていた女性にあばら骨を折るけがを負わせた。
 「前日夜に缶ビールを4本、焼酎を2合半飲んだ」と供述。


 沖縄県の八重山諸島と宮古島では、飲酒検挙の3割超が「二日酔い」だとか。

 ◎二日酔い運転 検挙数の約3割 重大事故の危険性大 
  八重山署、朝方の取り締まり強化へ(12月30日 八重山毎日新聞)

 ◎3分の1は「二日酔い」/飲酒運転検挙数 宮古島署管内昨年
  (1月9日 宮古毎日新聞)

 ★覚えておきましょう
  ビール中瓶1本(500ml)のアルコールの分解にかかる時間の目安は、男性
  で4時間、女性で5時間。しかも睡眠中は遅れます。
  つまり、ビール3本飲んだら、翌朝、飲酒運転になる可能性が大。
  「節度ある適度な飲酒」は、男性で中瓶1本程度です。


 3)沖縄県警が3万7千人の大調査!

 沖縄県警が動きました。

 「運転免許更新者」を対象にした飲酒調査が、12月15日、本島内の3ヵ所で
 始まったのです。3月15日までの3ヵ月、約3万7千人を想定して行なう、初
 の大規模調査です!

 ◎免許更新時に飲酒調査 行動変化を追跡(12月16日 沖縄タイムス)

 調査は、処分者と高齢者を除く「運転免許更新者」全員に、アルコール使用
 障害特定テスト(AUDIT)を配布し、講習終了後に回収する形で行ない
 ます。アルコール依存症のリスクが高いと見られる約2800人には、モニター
 協力を求め、「節酒カレンダー」の活用など行動変容を目指すとのこと。
 
 すばらしいのは、飲酒運転防止だけでなく健康面の対策も兼ねるという意識
 があることです。
 沖縄県は、肝疾患による死亡のうちアルコール性の割合が全国と比べて高く、
 男性は約2倍。アルコールは健康長寿復活の重点3項目の一つなのです。

 スマホで利用できるアプリ「うちな~適正飲酒普及啓発カレンダー(節酒カレ
 ンダー)」は、こちらからダウンロードできます。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/397/1916


 4)大阪府警、依存症受診要請をスタート!

 大阪府警もがんばっています。

 5年間に2回以上飲酒運転で検挙された人を対象に、アルコール依存症の専門
 医療機関の受診を求める制度が、12月1日、始まりました。

 ◎飲酒運転の根を断て 検挙者に依存症の受診要請 大阪
  (12月10日 朝日新聞)

 飲酒運転違反者を、アルコール依存症の受診につなげるのは、たやすいこと
 ではありません。大阪府警はそこに工夫をこらしました。
 検挙直後に、警察官から受診を促すのです。
 そのやり方とは?

 ・再犯者に対し、逮捕後の釈放時や取り調べ後に家族や身柄引受人の立ち会
  いの下で、アルコール使用障害特定テスト(AUDIT)の実施を求める。
 ・初めての検挙でも常習性が疑われる場合は同様の対応をする。
 ・一定の点数以上の人には府内14の専門医療機関での受診を促す。
 ・本人の同意を得て、約1ヵ月後に受診の有無を医療機関に確認する。
 (ただし、条例ではないので拒否しても罰則はない)

 どんな成果が出るか、注目しましょう。


 5)福岡県が「飲酒運転撲滅条例」改正へ

 3つ目は福岡県です!

 県議会が、昨年末、飲酒運転撲滅条例の「改正案」骨子を発表しました。

 ◎福岡県議会 飲酒運転撲滅条例の改正案骨子を公表(12月25日 読売新聞)

 改正案に盛り込まれたのは――
 〈1〉これまで5年間で2度摘発された場合に課していたアルコール依存症の
    検診義務を、違反者全員に広げるなど対応を強化
 〈2〉検診を担う指定医療機関の拡大
 〈3〉アルコール健康障害に関する学校教員への知識習得の徹底
 〈4〉飲酒運転を現認した際の通報をタクシー運転手に加え、警備業者らに
    も求める、など

 県議会では、来年1月21日まで県民の意見を募集しています。
 その後は、県議会での審議を経て9月施行を目指すとのこと。
 詳しくは、県議会のホームページをご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/398/1916


 6)若気のいたりではすまない

 またもや、若者による車やバイクの飲酒運転で、多数の死傷者が出ました。
 若者の飲酒運転は大事故になります。常習者対策とは別の対策が必要です。

 ――着ぐるみを着て蛇行運転、電柱に衝突5人死傷
 ●20歳の男性 神奈川(12月26日 産経スポーツ)
 12月25日午前1時5分頃、19~20歳の男性5人が乗った乗用車が道路脇の電柱に
 衝突し、後部座席の19歳男性が全身を強く打ち、死亡した。他の4人のうち
 2人が重傷、残る2人が打撲などの軽傷を負った。5人は職場の同僚。事故前に
 居酒屋で飲酒し、駅に向かっていたという。男性らはトナカイなどの着ぐる
 み姿で「クリスマスなので駅周辺に行って目立とうと思った。蛇行運転して
 しまった」と話している。

 ――警察の制止を振り切って逃走、死傷事故
 ●20歳代の男 千葉(12月13日 読売新聞)
 12月13日午前0時半頃、東京都江戸川区で、速度違反でパトカーの制止を振り
 切って逃走したバイクが、1キロ先で信号待ちしていた別のバイクに追突、
 衝突された男性が重傷を負った。「酒を飲んで運転した」と供述している。

 ●22歳の男性 東京(12月20日 日テレ)
 12月20日午前9時半頃、東京都葛飾区で、パトカーの追跡を受けていた車が
 女子大学生をひいて死亡させた。酒気帯び運転で、その場で逮捕された。

 ――暴走して歩道に乗り上げ、2人をはねる
 ●17歳のとび職 東京(1月4日 産経新聞)
 1月4日午後1時5分頃、東京都新宿区で、暴走したバイクが歩道に乗り上げ、
 歩行者2人をはねる事故があった。「友人と酒を飲んだ後にバイクを運転し
 た」と容疑を認めている。


 ★若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/399/1916


 7)真昼間の飲酒運転

 明るい時間帯の飲酒運転は、アルコール依存症の疑いがある事例が多いです。

 ●女性(55) 宮城(12月17日 レスポンス)
 12月12日午前10時頃、赤信号を無視して交差点に進入し、バイクと出会い頭
 に衝突、運転者を意識不明の重体にして逃走。車は近くの駐車場で発見され、
 逮捕時、直立していられないほどの酩酊状態。「自宅でビールを飲んだ」。

 ●教諭(46)石川(12月20日 産経新聞)
 12月20日午後4時10分頃、酒気帯びで乗用車を運転し、前を走っていた乗用車
 に追突。「昼ごろからビールを飲んでいた」と供述。

 ●団体職員(57)宮城(12月22日 ミヤギテレビ)
 12月21日、自宅で一人飲酒したあと車を運転し、午後2時過ぎに交差点で
 信号待ちの車に追突。「量販店へ買い物に行く途中だった」と話している。

 ●市職員(45)佐賀(12月23日 読売新聞)
 12月22日午後2時15分頃、車4台が絡む追突事故を起こし、駆けつけた警察官
 が飲酒検知をしたところ、呼気0.35mg/lのアルコール分が検出。その日の朝、
 「頭痛や吐き気がする」と勤務先の課に連絡し、休んでいた。

 ●交響楽団員(50)(1月11日 産経新聞)
 1月11日午後2時半頃、丁字路交差点で軽乗用車と接触事故。呼気0.25mg/lの
 アルコールを検出。「自宅で朝から酒を飲み、買い物から帰る途中だった」。


 ★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASK)
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/400/1916


 8)東京メトロで身代わり検知

 「前日に飲んだアルコールが検知されると出勤停止となり、非番の同僚に
 迷惑がかかると思った」
 
 それが、不正検知の理由でした。

 ◎東京メトロ「助役10人」後輩らに飲酒検査身代わり依頼…懲戒処分
 (12月14日 産経新聞)

 身代わりは、職場にはびこっていました。

 30~60代の男性助役9人は、2013年5月頃から2014年10月まで、17回以上に
 わたり、後輩9人に対し、自らの身代わりにアルコール検査を受けるよう依
 頼していました。また、別の40代男性助役は、酒気帯び状態で出勤した部下
 の代わりとして、別の部下に検査を受けるよう指示していました。

 今年11月、社内からの指摘を受けて同社が調べたところ、検査実施時に撮影
 される顔写真データが他人のものだったことがわかり、10人の不正行為が判
 明。顔写真は毎回撮影されますが、照合は行なっていなかったといいます。

 東京メトロは、不正に関わった19人を降格やけん責などの懲戒処分にしたと
 のことです。


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   4.山さんコラム No.102
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆基本法の啓発

 昨年、800名以上の人に、
 アルコール健康障害対策基本法の条文を読んだことがあるか?
 と聞いた。
 全員、飲酒転防止に関心がある人たちだ。
 その800名のうち読んだ人は、2名のみ。
 新聞記事を読んだことがある人は、17名。

 飲酒運転防止に熱心な運輸関係者も、職場の安全衛生に取り組む人々も、
 社員の健康管理に意欲的な現場管理者も、ほとんど、この法律の存在を知ら
 ない。
 まして一般社会人で、酒を飲むことに生きがいを感じている人が、「健康障
 害」という名前の付いた法律に関心をもつはずがない。仮に新聞やテレビで
 この法律名に出会っても、読むどころか、目にも入らないだろう。
 なにせ毎日、膨大な情報にさらされているから、自分にとって重要でない情
 報にいちいち目をとめていたら、暮らしていけない。

 この法律を生かすには、法律の存在とその主旨を、できるだけ多くの人に
 知らせることが喫緊の課題である。
 あらゆるマスメディアを活用したPR、シンポジウム・講演会の開催、ポス
 ターの貼り出し、パンフレットの配布など不特定多数を対象に、くりかえし、
 繰り返し、根気強く啓蒙活動を行なうことが重要だ。
 しかし、それだけでは足りない。
 以上の方法は、アルコール関連問題に関心のある人々へは有効だが、関心の
 ない人々の目に入らず、耳にとどかない。
 本当に伝えたい、不適切な飲酒をしている人へは、絶対に伝わらない。

 では、どうすればよいのか。山さんに妙案がある。
 予備実験もしてみた。百発百中、確実に、関心をもって聴いてくれ、時に
 質問もしてくれて、さらには、酒飲みの山さんが語るとは、と感心までされ
 た。
 方法は、お酒を出す慣習のある会合で、この法律を話題にすることだ。
 反感をもたれず、すんなりと記憶に入る工夫が少し必要。
 山さんのやった実験をご披露しよう。

 2014年11月14日(金) 元勤務した会社のOB会にてPR。
 会長のあいさつが終わり、いよいよ乾杯。各テーブルにビールが配られる。
 「ノンアルコールビールか、ウーロン茶はないのか」と大声で注文する。
 係が「ただ今、お持ちします」とすぐ返事。
 だが返事はいいが、なかなかもってこない。
 側にいた後輩が小さな声で「形だけ、ビールでどうですか」と言い、ビール
 を注ごうとする。
 それを手で制して、山さんは、わざと大声で
 「去年も同じことを言ったが、年寄り連中は体の具合で飲むことを止められ
 ている人も多い。あらかじめノンアルコールを用意する配慮が必要なのだ。
 ウーロン茶はまだか」
 と怒鳴った。
 乾杯後、つぎつぎに、昔の仲間が、あいさつに来て、必ず「どこがお悪いの
 ですか」と聞いてくる。
 そこでアルコール健康障害対策基本法の話をする。場所を移動しながら繰り
 返した。
 山さんの声が大きいから、近くにいた人たちにはアルコール健康障害対策
 基本法の概要が聞こえ、そして会場にいた100名近い人々全員へ、法律の
 名前だけは伝わったのではないか。

 2014年11月15日 基本法に定められた啓発週間の土曜日 法事での
 PR。
 親戚の法事で24名集まった。懇親の室内テーブルには、すでにビールが並
 べられていた。
 山さんは、席に着く前、大声で「ノンアルコールビールのあるところはどこ
 ですか」と聞いた。
 従姉が「アラ、今日は、陽ちゃん飲まないの。体でも悪いの」と質問してく
 る。
 すかさず「献杯のあと説明するよ」と答えた。
 すると司会の方が興味をもったらしく、献杯後すぐに「山村さん、酒を飲ま
 ない訳を教えてください」と言ってきた。そこで、法律の概要を説明し、
 本日が啓発週間であり、深くかかわってきた山さんは、昼間から飲むわけに
 はいかないと説明した。
 司会者「よく分りました。ここの24名は、アルコール健康障害・・・えー
 と何でしたっけ」
 山さん「アルコール健康障害対策基本法。不適切な飲酒をしないように、と
 いう法律です」

 2014年12月4日(木) 高校同期会幹事会 ノンアルコールと枡1杯
 の酒でPR。
 飲酒運転防止インストラクター養成講座のスクーリングを終え、1時間遅れ
 て駆けつける。議事は順調に進んでいたようで、懇親会直前に到着。さっそ
 く乾杯。
 山さん「ノンアルコールビールも飲み放題に入っているのか?」と叫ぶ。
 係が「入っています」と答える。
 山さん「おっ、進んでる。安いところなのに、とてもよい会場だな」と大声
 で評価する。
 前にいたY君「○○会社の保養施設だから飲酒運転防止も考えているんだろ
 う」
 山さん「社員の健康管理、飲酒運転防止を考えれば、当然だが、そうしてい
 る会社は少ないよ。おれは、今日、咽喉が渇いているから、まずノンアル
 コールビール、それに、この枡で酒一杯だ」
 と、いつも宴席で使う一合枡を取り出す。
 Y君「いいものを持ってるな。でも、何故ノンアルコールビールなのだ」
 山さんは、「健康日本21」の「節度ある適度な飲酒」や生活習慣病のリス
 クを高める不適切な飲酒を説明する。そして、アルコール健康障害対策基本
 法に言及する。4、5人は耳をかたむけてくれた。中には、質問する者もい
 た。
 今回は座席の移動がなく、全員に話すのが、難しかったが、施設が「飲み放
 題」にノンアルコールビールを入れていたことを大声で全員へ知らしめたこ
 とに満足した。

 2014年12月8日 中学同期の有志で隅田川河口を歩く会におけるPR。
 お店へ予約の際に、「年寄りばかりなので昼間の酒は危ないから、始めから
 『上がり』でお願い」と話を通した。同年輩の寿司屋の主人は「それが一番」
 と愛想がいい。歩く会の「お知らせ」にも、昼の懇親会は「酒なし」と注意
 書きを入れた。
 懇親会のはじめに、あいさつで、酒を飲めない人、飲んではいけない人、昼
 の酒が危ない理由などを説明した、その流れでアルコール健康障害対策基本
 法も解説。男性参加者6名中3名が脳梗塞経験者。神妙に聞いてくれた。

 酒類を販売する者、製造業者も、こういう形で法律の趣旨を説明すれば、
 反対はしないだろう。
 いかがですか。


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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
 コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年にNPO
 法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
 ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
 見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
 2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
 族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
 飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
  教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
  され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化についての
  要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
 ・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/401/1916


=====================編集後記 *つぶやき*========================


 つい先日、下の息子が運転免許証をとりました。
 教習で、飲酒運転について、アルコールの分解時間などの説明はなかった
 そうです。
 教科書には、「体内のアルコール分が平常に戻るまでには長時間かかりま
 す。飲酒の翌日でもアルコール分が残っている場合があるので、十分注意
 しましょう」と書いてあるのですが、これでは、どのくらい時間がかかる
 のかわかりません。

 教習を受けるのは、ちょうど飲酒年齢にさしかかった若者たち。
 教習所の先生方が、飲酒運転防止インストラクターになってくだされば、
 効果は大きいと思いました。


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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】104号 15.1.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
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