職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

100号2014

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  100号 14.9.12
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.98
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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      夜空には大きな満月、スーパームーン
  
         メルマガついに100号!

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 ★怒涛のスクーリング開始!
 
 秋です。講師・山さんの全国行脚がスタートです。
 今月から12月まで、全国各地でスクーリングを実施します。

 【スクーリング】
 スクーリングでは、DVDの視聴や焼酎党の実験、グループワークなど様々な
 プログラムで、丸1日かけて飲酒運転防止研修のやり方を学びます。
 9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。
 
 9月11日 東京
 9月17日 大宮
 9月25日 三島
 10月1日 府中
 10月2日 所沢
 10月7・8日 船橋
 10月16日 大阪
 10月21日 名古屋
 10月29日 札幌

 取材のご依頼はASKまでどうぞ。電話03-3249-2551

 【スキルアップ研修】
 継続的な研修の機会がほしいとの要望に応えて、認定インストラクターを
 対象にしたスキルアップ研修を実施します。
 プログラムは――
  ・制定された「アルコール健康障害対策基本法」とインストラクター
  ・求められる職場でのアルコール教育
  ・各地で始まる「アルコール関連問題啓発週間」
  ・キーワードは「不適切な飲酒」だ!
   〈A〉習慣的な多量飲酒
   〈B〉世界で注目の「ビンジドリンキング」
   〈C〉飲んではいけないとき
  ・グループワーク
    動機づけの低い人たちの飲酒行動を変えるには?

 9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。

 9月9日 東京
 9月16日 大宮
 9月24日 三島
 9月30日 船橋
 10月15日 大阪
 10月20日 名古屋
 10月28日 札幌

 すでにインストラクターに認定されている方の中で、スキルアップ研修に
 まだ申し込んでいない方は、急いでASKまでご連絡ください。
 受講可能な会場をご案内いたします。電話03-3249-2551


 ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらをどうぞ。
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html


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  2.ASKからのお知らせ
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 ●妊娠中の飲酒のリスクを伝える国際キャンペーン
 
 9月9日は、国際FASD啓発デー。
 およそ30ヵ国60団体が参加したキャンペーンが、9時9分に行なわれました。
 
 FASDとは、胎児性アルコール・スペクトラム障害のこと。妊娠中の飲酒による
 出生異常、発達の障害の総称です。
 日本ではデータがありませんが、アメリカでは100人に1人、イタリアでは
 2~4人、南アメリカやロシアではそれ以上といわれています。

 大事なのは――
 この障害が、妊娠中に飲酒しないことで、100%防げるということです。

 イタリアのキャンペーン本部からの指令は、「9時9分に人混みで統一のビジュ
 アルを見せ、そのようすを写真や動画でネットに投稿せよ」というもの。

 時差があるため、日本が1番手でした。
 
 ASKと主婦連の合同チームが、渋谷のスクランブル交差点で街頭活動。
 何をしたかって? そのようすはこちらをどうぞ。動画もあります。
 http://c.bme.jp/13/297/136/1916

 世界のようすはこちらで。
 http://c.bme.jp/13/297/137/1916


 ●Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」
 
 Facebookに登録していなくて見られます。
 登録している方は、ぜひ「いいね!」やシェアで情報を拡散してください。
 http://c.bme.jp/13/297/138/1916


 ●福岡県の会社が社員啓発

 8月に、ジェルパッチ1650人分、トイレットペーパー1400個のご注文をいた
 だいた会社に、どのように活用したのかお聞きしてみました。

 担当者のお話――

 トイレットペーパーは、全支店約110ヵ所に10~20個ずつ配り、トイレに設
 置して、半月程度使用してもらいました。
 マンガ入りトイレットペーパーは珍しいし、面白くてインパクトがあります。
 取り付けた時は、びっくりしたという声が広がり、
 「気になって一気に全部読みました」と言う社員もいました。

 ジェルパッチも各支店に配布。各所長から全社員約1400名一人一人に配り、
 各自でやってもらいました。
 交代勤務のため、一斉には実施できませんが、パンフレットにある体質など
 の解説を読めば理解してもらえるので、とても助かりました。

 トイレットペーパーから知識を得て、ジェルパッチで自分の体質を知って
 もらうことで、飲酒習慣を見直してほしいです。
 会社から飲酒運転を出さないため、今後も何かしらの対策を継続していき
 たいと思っています。

 ★トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を!
   ↓ ↓ ↓
   http://c.bme.jp/13/297/128/1916

 ★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/129/1916


 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  ――定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  http://c.bme.jp/13/297/130/1916

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://c.bme.jp/13/297/131/1916 

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
  http://c.bme.jp/13/297/132/1916

 ●ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
  http://c.bme.jp/13/297/133/1916
 

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  3.ニュースCLIP!
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 朝晩めっきり涼しくなりました。
 このまま秋が深まっていくのでしょうか。
 ほっとするような、淋しいような。

 ゲリラ集中豪雨が、各地に大きな被害をもたらしました。
 次は台風シーズンです。

 被害が出ませんように。
 明日からの連休に、大きな飲酒事故が起きませんように。

 ニュースクリップ、記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)電動キックボードで飲酒運転!
 2)女性看護師が続々……子ども同乗も
 3)京都府警の警部補2人が
 4)20代の飲酒運転が止まらない!
 5)38歳が未明に道路脇の人に突っ込み…
 6)弁護士と大学生が裁判傍聴で原因・背景分析
 7)小樽ひき逃げ――遺族が動いた

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 1)電動キックボードで飲酒運転!

 思わず目を疑いました。

 ◎電動キックボードは[原付]に該当 無保険、酒気帯びで県内初摘発
 (9月2日 山口新聞)

 9月1日、宇部市の会社役員(37)が、道交法違反(酒気帯び運転)と自動車
 損害賠償保障法違反(無保険車両運行)の疑いで書類送検されたのです。
 
 検挙されたのは、5月3日。
 場所は歩道。
 乗っていたのは「電動キックボード(キックスケーター)」。
 酒気帯びで、しかもナンバーが登録されておらず、前照灯やミラーなどがない
 不整備車両で、無保険だったとか。

 知っていましたか?
 電動キックボードは原付自転車(いわゆるミニバイク)に分類。公道を走るに
 は、原付免許(あるいは普通免許)、ナンバー登録、保険加入が必要だそう。
 この会社役員は電動キックボードをインターネットで購入、そのことをまっ
 たく知らなかったとのことです。

 「電動キックボードって何?」という方は、こちらに写真が載っています。
 http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2014/0902/6p.html


 2)女性看護師が続々……子ども同乗も

 熊本で、長野で、千葉で、女性の看護師による飲酒運転が続きました。

 ◎母親が飲酒運転か…車横転し長男重体 熊本(9月5日 日本テレビ)

 9月4日午後10時頃、熊本で、母親と子ども3人が乗った車が道脇の水田に転落
 し、数十メートル先の斜面に衝突して横転する事故がありました。
 同乗していた子ども3人のうち、長男(7)と長女(6)の2人が車外に投げ出
 され、長男が意識不明の重体。他は軽傷。

 運転していた母親(34)は看護師で、基準の4倍にあたる0.6mg/lのアルコール
 分が検出されました。
 看護師はその夜、会合で酒を飲んでいて、夫が子ども3人と一緒に迎えに行っ
 たとのこと。
 しかし帰宅する途中で夫婦ゲンカとなり、夫をその場に残し、車を運転して
 しまったのです。

 2012年に札幌で、似たような死傷事故がありました。
 父親が2人の子どもを乗せて電柱に激突し、1歳の次男が死亡したのです。
 当初運転していたのは母親。ところが喧嘩になって酔った夫が暴れだし、妻
 は路上に車を停車。助けを求めるために車外に出たすきに、夫が運転して事
 故を起こしました。

 酔いによって感情の抑制が効かず、衝動的に行動してしまう……。
 とばっちりを受けた子どもたちが悲惨です。
 飲酒運転の車に子どもを乗せるのは、虐待です。


 ◎看護師 酒気帯びで現行犯逮捕 長野(8月21日 伊那毎日新聞)

 長野では、8月20日午後5時25分、女性看護師(41)が酒気帯び運転で逮捕
 されました。
 単独事故を起こし、それを目撃した警察官が職務質問して酒気帯びが判明。


 ◎非常勤看護師を免職 鴨川市、飲酒事故で処分 千葉
 (8月21日 千葉日報)

 千葉では、非常勤職員の女性看護師(38)が懲戒免職処分になりました。
 7月18日夜~翌19日未明、飲食店で職場の同僚らと飲酒し、帰宅途中、居眠
 り運転で店舗の壁に接触して車を横転させるなどの事故を起こしたため。

 
 女性看護師がこんなに……異常事態です。
 もしかしたら、看護師の飲酒運転の陰には、「シフト勤務によくある寝酒
 によって、飲酒問題が進行しやすい」という状況が隠れている可能性があり
 ます。

 シフト勤務の職場ではとくに、アルコールに関する研修をしっかりやる必要
 があるのです。

 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  寝酒の害と、アルコールなしの安眠についても解説しています
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/134/1916
  

 3)京都府警の警部補2人が……

 先月、埼玉・滋賀・青森の3人の警官の飲酒運転をお伝えし、状況から見て、
 アルコール依存症のうたがいがあることを示唆しました。
 今月は、京都府警の警部補2人です。

 ●警部補(50代)京都(9月11日 京都新聞)
 8月中旬、亀岡市の路上で倒れたオートバイを起こしているところを署員に
 発見された。呼気検査で基準値を上回るアルコール分が検出。
 「前夜に飲酒し、金を下ろすためにオートバイに乗った」と説明した。
 アルコール依存症などの診断を受け、4月から病気休暇中だった。

 ●警部補(54)京都(9月5日 産経新聞)
 7月24日夜、京都市内で開かれた、府警の武道の指導者を集めた意見交換会
 に出席。その後、一般人の知人と会食。合計でビールをコップ約15杯、ハイ
 ボールを1杯飲んだ。会食後、市内の駐車場に駐めていたマイカーを運転中、
 交差点でエンジンをかけたまま寝入り、通報で駆けつけた警察官に発見され
 た。自宅とは逆方向に向かうなど、酒酔いで約2.5キロ運転したとみられ、
 発見時はろれつが回らない状況だった。
 「今年1月と6月にも、懇親会で飲酒後に車を運転して帰宅した」と供述。

 1例目は治療中の再発。
 2例目もこの常習性、飲酒量、酩酊具合、ふつうではありません。
 やはり、警察官の飲酒運転の背景には、アルコール依存症がある確率が高い
 ようです。

 ★警察職員による飲酒運転 事例の分析(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/139/1916


 警官以外にもこんな例がありました。

 ●会社役員(60)熊本(8月26日 熊本県民テレビ)
 8月25日午後5時50分頃、自転車を押しながら歩いていた女性に接触して軽い
 けがを負わせ、そのまま自宅へ帰った。目撃者が車のナンバーを覚えていて、
 警察が自宅にいた会社役員を見つけ呼気を調べたところ、0.94mg/lのアルコー
 ル分が検出された。
 「自宅で焼酎を飲んだ後車を運転して会社に行き、家に戻る途中だった」と
 容疑を認めている。
 ⇒昼間から自宅で焼酎/高い呼気濃度での運転

 ●中学教諭(43)佐賀(8月23日 佐賀新聞)
 8月22日午前8時頃、中央線をはみ出し、対向車とサイドミラーを接触。その
 まま走り去ったため、後続車の男性が110番し追跡した。車は約4キロ離れた
 学校近くで停車、駆けつけた署員が調べたところ、呼気0.7mg/lのアルコール
 が検出された。
 部活動指導のため出勤途中で、逮捕時は普通に受け答えができる状態だった
 という。前日夜、飲食店で酒を飲み、「二日酔いで運転したのは間違いない」
 と供述している。
 ⇒二日酔いでここまで高い呼気濃度/しかも翌朝出勤予定だった


 アルコール依存症は飲酒についてのコントロールを喪失する病気です。
 身体依存まで進むと、強い飲酒欲求、切れていくときの離脱症状などが生じ
 るため、飲んではいけないときに飲んでしまう状態がおきます。
 また、アルコールへの耐性が強化され酒量が増えるため、酩酊・泥酔したり、
 翌日に残るほど飲むことになります。
 これらの結果として、飲酒運転になってしまうのです。

 アルコール依存症は性格の弱さからくるものではなく、習慣的な多量飲酒の
 延長線上で発症する病気です。したがって職場での予防対策は――

 1.アルコールについての知識を広め、多量飲酒をよしとする風土を変える
 2.多量飲酒者が「節度ある適度な飲酒」へと変わるためのサポートをする
 3.アルコール依存症への偏見を是正し、早期発見・早期治療と、社会復帰
   への支援を進める

 ★飲酒運転防止インストラクター養成講座
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/140/1916


 4)20代の飲酒運転が止まらない!

 若者の飲酒運転の特徴の1つに「午前中が多い」というものがありますが、
 今回の事例もまさに。すべてが午前3時~7時半に起きています。

 ●航空自衛官(22)青森(8月31日 毎日新聞)
 8月30日午前4時10分頃、町道でトラクターに追突し、頭を打つ重傷を負わせ
 た。「三沢市内で酒を飲んでいた」と容疑を認めている。

 ●会社員(21)愛知(8月29日 中京テレビ)
 8月28日午前6時半頃、交差点で直進中、右折していた乗用車に衝突。相手の
 男性に打撲や捻挫などの軽傷を負わせ、そのまま逃げた。車を別の所に置い
 た上で事故から30分ほどたった後、現場に戻ってきたところを警察に見つか
 り逮捕となった。

 ●男性(28)大分(8月27日 大分放送)
 8月27日午前3時頃、右側から直進してきたトラックと衝突。基準値の5倍の
 呼気0.75mg/lのアルコールが検出。

 ●女性(23)福岡(8月29日 レスポンス)
 8月24日午前6時30分頃、対向車線側へ逸脱、対向車線を順走してきた大型ト
 ラックと正面衝突する事故を起こした。
 「福岡市内で午前3時ぐらいまで酒を飲んでいた。仮眠後に帰宅しようと思い、
 運転した」

 ●会社員(23)岩手(8月31日 岩手日報)
 8月10日午前7時半頃、対向車線にはみ出し、大学生が運転する軽乗用車に衝
 突し、3人に頸椎捻挫などの軽傷を負わせた。明け方まで友人と飲酒した帰り
 だった。会社員は自分の車を放置して目撃者の車で逃走。車は盛岡市内の駐
 車場で発見。その後別の車を盗んだ窃盗容疑で逮捕されるまで、飲酒運転を
 していた。
 
 ★若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/141/1916


 5)38歳が未明に道路脇の人に突っ込み……

 飲酒運転で道路脇の人に突っ込んだ事故が、兵庫と福島でありました。
 ともに38歳が未明に起こした事故でした。

 ◎荷降ろしの男性、酒気帯びの車にはねられ重体(9月8日 読売テレビ)

 9月8日午前4時頃、兵庫県姫路市で、道路わきにトラックを停め荷降ろし作業
 をしていた男性がはねられ、意識不明の重体に。
 車を運転していたのは無職の男性(38)。呼気から基準値を超えるアルコール
 が検出されて、「酒を飲んで事故を起こしたことに間違いありません」と容
 疑を認めています。


 ◎警察官らはねられけが 福島 酒気帯び運転(9月8日 福島放送)

 9月7日午前1時55分頃、福島市で、ワゴン車が、軽傷の人身事故で止まってい
 た乗用車に追突。乗用車の前方で実況見分をしていた男性警察官2人と、乗用
 車の男性をはね、両膝打撲などの軽傷を負わせました。
 逮捕された作業員(38)は酒気帯びでした。


 6)弁護士と大学生が裁判傍聴で原因・背景分析

 飲酒運転防止に役立てようと、福岡県弁護士会の弁護士と九州大法学部の学生
 が、公判傍聴による原因・背景分析を行なっています。

 ◎飲酒運転防止:裁判傍聴で原因や背景分析 九大生と弁護士
 (8月12日 毎日新聞)

 崎山有紀子弁護士は昨年、飲酒運転事故の遺族らが福岡市で月に1度開催して
 いる対策会議に参加。遺族らと話す中で「対策を考えるには原因などの詳しい
 調査が必要」と感じ、裁判の傍聴を提案しました。
 会議に出席していた福岡保護観察所の職員を通じて、九大法学部3人の協力を
 得て、4月から7件を傍聴。

 8月11日、福岡市で開かれた飲酒運転根絶県民フォーラムで途中経過を報告し、
 7件のうち5件で被告がほぼ毎日飲酒しているとみられることなどを紹介しま
 した。
 弁護士は「アルコール依存症対策など加害者の更生につながる再発防止策も
 必要だと感じており、数年かけてデータを蓄積し、対策を検討したい」と話
 しています。

 福岡市で、市民レベルの連携が広がりを見せています。
 事例分析は非常に大事。分析結果に期待しています。


 7)小樽ひき逃げ――遺族が動いた

 北海道小樽市で女性4人が死傷した飲酒ひき逃げ事件。
 札幌地検の判断を不服とする遺族らが動き始めました。

 ◎<小樽ひき逃げ>遺族ら危険運転致死傷適用を要請(8月20日 毎日新聞)

 札幌地検が、「飲酒の影響で正常な運転が困難だったと立証するのは困難」と
 危険運転致死傷の適用を見送り、「運転中のスマホ操作による脇見運転」が
 事故原因と認定したことは、前回のメルマガでお伝えしました。

 8月20日、被害者遺族ら7人は、「長時間の脇見運転自体が、飲酒で判断力や
 注意力が著しく低下していたことを示している」と、訴因を「危険運転致死
 傷」に変更するよう求める要請書を地検に提出しました。


 ◎「危険運転致死傷罪の適用を」 小樽ひき逃げで遺族ら札幌で署名活動
 (8月25日 北海道新聞)

 ◎“危険運転致死傷に”署名提出 北海道(9月2日 日本テレビ)

 被害者遺族らは8月21~24日、札幌市中央区の札幌三越前で署名活動を行ない、
 5,710人分を集めました。
 その後、全国の被害者仲間や知人から続々と署名が届き、総計23,180に。
 9月2日、札幌地検に第1次分として提出しました。

 9月11日には、第2次分 23,247を提出。総計は4万6千を超えたとのことです。

 ★自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律
  (ASKによる解説)
  http://c.bme.jp/13/297/142/1916


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   4.山さんコラム No.98
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一


 ◆酒仲間の行動改善

 「ここ2ヵ月、腰痛に悩まされてきたが、ようやく歩けるようになった。
 ……このごろ、酒量は大分減少した。
 週1本以上だったウィスキーが、半分になった。
 ……でも、嬉しい時などは、前と同じ。――チバのアル中より」

 彼は、おん歳、71歳。60年来の友人で50年以上の酒仲間だ。
 チバの自称アル中殿は、あれだけたくさん飲んだのに、この歳まで体がよく
 もった。
 色々と迷惑をかけたが、会社は長所を見抜きうまく使った。それで定年まで
 もった。
 何度も離婚の危機を乗り越え家庭もよくもった。

 彼が徐々に酒量を減らし、理想的な節酒ができれば、山さんは雑文が書ける。
 STAP細胞発見とはいくまいが、ローカルニュースになるかもしれない。
 「自称、アル中氏、70歳で節酒に成功」と。

 それで山さんは、直ちにメールした。
 「腰痛がなくなり、酒量も減少しているのは、目出度い。
 腰痛が回復したからといって、前と同じように、飲むのはやめたい。
 嬉しい時に『前と同じ』とは、時に大量飲酒になるということだろうが、
 それはまずい」

 続けて、具体的な助言を書いた。
 大量飲酒は脳が大量飲酒を記憶しているから。
 その状況に陥らないように、工夫が必要だ。
 たとえば、飲み放題は避ける。
 家では、水割り一パイで切り上げる。
 ウィスキー瓶を卓上に置かず、必ずしまうこと……などなど。

 「幸い、体のあちこちに故障がでて酒量を抑えるきっかけに恵まれている。
 古希を超えた今が、チャンスだ。この調子で継続してほしい。
 ノンアルコールの日を週に2日確保できるはず。
 1ヵ月後、報告されたい。ただし、虚偽の報告はしないように」

 チバのアル中殿より、ただちに返信あり。
 「旗本の子孫に『虚偽』とは失礼なり。武士に二言はない」

 山さんはうれしくなり、相手に調子をあわせて、再返信した。
 「11月まで節酒が続き、馬鹿飲みしなければ、風に吹かれて土手を散歩し、
 例のもつ焼き屋で、飲み方を観察しましょう。
 ビール1本、酒1合を2時間かけて味わい、『もう1本飲もう』の発言なしで、
 きれいに終了可能かどうか」

 送信後、ハッと気づいた。
 痛飲した記憶のある場所へつれて行くのは罪である。
 しっかり脳に刻みこまれた場所、匂い、音、味、すなわち大量飲酒と結びつ
 いた刺激にさらすのは、わざわざスリップさせる行為だ。
 本来、危険な場所へ近づくな、と注意すべきなのに、元・大酒家、山さん、
 ついやってしまった。
 またまた反省。未熟なり。

 断酒者を再飲酒させたり、節酒を破らせたりしてしまうのは、酒仲間。
 多量飲酒者は、お行儀の良い仲間が出現すると、自分の飲み方が批判されて
 いると感じる。
 家族や友人の言葉以上に、仲間の飲酒行動改善のほうが、胸に応える。だか
 ら節酒・断酒をしている仲間を、元の大酒家にもどしたいと思う。
 これが、多量飲酒者の心理。

 ここ数年、山さんは、できるだけ多量飲酒者を、酒の場へ誘わないことにし
 ている。
 長年の酒友であるチバの自称アル中殿とも、飲んでいない。
 何十年と飲んできたのに、誘わないのはつらいが、忠告しても目の前で、
 追加注文されては、立つ瀬がない。酒席へ呼ばないのが一番である。
 しかし山さんの軽い調子の返信は、立場逆転で、節酒を始めた彼を元に戻し
 てしまいかねない。
 危ない、危ない。

 環境の整備も大切だ。
 乾杯で、ビールのみ出ている場合は、係りにノンアルコール飲料をもってこ
 させる。
 会合の案内に返信するときには、ノンアルコールを用意してほしい旨、記入
 しておく。
 まだまだホテルなどでは、こちらから言わないと徹底されない。
 黙っていれば乾杯はビールが用意される。
 原因は、ソフトドリンクを同時にテーブルに並べるのを嫌がる幹事がいるこ
 と、営業上ビールを売りたいこと、らしい。
 日本人の約半数が、「飲めない族」「ホントは飲めない族」だということを
 ホテル側が知らないことも、その一因か。

 我々、飲酒運転防止を推進する者は、飲み物の正しい提供スタイル「飲む
 者、飲まない者も対等に楽しめる場の設定」を提唱し、自ら実行すべきだ。
 少しでもアルコール飲料の提供スタイルを変え、不適切な飲酒を減少させる
 ことは、アルコール健康障害対策基本法のいう国民の努力義務の1つでも
 あろう。
 そして多量飲酒者が、多量飲酒の機会を減らすように配慮するのが、真の
 友情だ。


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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、ア
 ルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年に
 NPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)
 アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進
 しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期
 発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識の
 もと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者
 遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格
 的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/143/1916


=====================編集後記 *つぶやき*========================

 初めての「アルコール関連問題啓発週間」が11月に開催されます。
 内閣府はポスター、リーフレット、東京と大阪でのフォーラムを準備中。
 ASKもそのお手伝いをしています。

 その企画の1つが、「ハルくん全国プロジェクト」です。
 アルコール依存症の家庭で育つハルくんの言葉に、じっと耳を傾ける15分。
 しかもお国ことばで。詳しくは以下のサイトをどうぞ。
               ↓ ↓ ↓
       http://c.bme.jp/13/297/135/1916

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】100号 14.9.12
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
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       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
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