職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

99号2014

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  99号 14.8.20
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.97
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  写真がいいと評判です!
  Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/92/1916

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 ◆第7期飲酒運転防止インストラクター養成講座

 お申し込み受付は終了しました。
   ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 養成講座についてのお問い合わせは事務局へ(電話03-3249-2551)


 ◆スクーリング
 第7期養成講座は、現在、【ステップ1】通信スクールが追い込み。
 事務局は、【ステップ2】スクーリングの準備の真っ最中です。
  ↓  ↓  ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_schooling.html

 来月から、講師・山さんの全国行脚がスタートします。
 今年はスクーリングを全国で19回、認定インストラクター対象のスキルアッ
 プ研修もあわせると、31回に及ぶ講習を行ないます。

 スクーリングのご案内を送付した翌日、FAXが届き始めました。
 みなさん、やる気です。
 ということで、スクーリングの申し込みがまだの方、急いでください!!


 ◆スキルアップ研修
 認定インストラクター向けのスキルアップ研修のお申し込み受付中です。
 今年のプログラムをご紹介すると――

 ★新しい次元に入った、職場の飲酒運転防止対策!
  ◇制定された「アルコール健康障害対策基本法」とインストラクター
  ◇求められる職場でのアルコール対策
  ◇各地で始まる「アルコール関連問題啓発週間」
  ◇キーワードは「不適切な飲酒」だ!
   (A)習慣的な多量飲酒
  (B)世界で注目の「ビンジドリンク」
  (C)飲んではいけないとき

  ◇グループワーク
   動機づけの低い人たちの飲酒行動を変えるには?

  ◇新しい資料
   ・改訂版「DVD活用マニュアル」
   ・新たな「ケーススタディ集」!(8ケース)
   ・これだけは知っておこう!「アルコール健康障害対策基本法」
   ・キーワード「不適切な飲酒」とは?
   ・新法「自動車の運転により人を死傷させる行為の処罰に関する法律」
   ・危険ドラッグ(脱法ハーブ)と交通事故
   ・ウコン神話のリスク
   ・認定インストラクターの職種別・都道府県別人数

 1~6期の認定インストラクターの方々、お見逃しなく。

 …………………………………………
 上級インストラクターのお申込みも受付中です。
 認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
 詳しくは以下のサイトを。
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/93/1916

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  2.ASKからのお知らせ
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 ★今成が山梨で飲酒運転と基本法について講演します!

 市民公開セミナー
 「飲酒運転防止~それを知らないと防げないアルコールの基礎知識」
 日 時:8月31日(日)午後1時~
 場 所:山梨県立大学 飯田キャンパスB館1F「講堂」
 参加費:無料
 問い合わせ先:山梨県立精神保健福祉センター 電話055-254-8644(芹沢)


 ★季刊Be!116号、予約受付中! 8月25日発送です
 
 ◎え、うそ、アルコール依存症の診断名が変わるの?
 薬物・ギャンブル・摂食障害・クレプトマニア
 ……どうなるの?

 「アルコール依存症→アルコール使用障害」と見出しをつけた新聞記事が
 出たため、各地で混乱が生じ、ASKにも多数の質問が寄せられました。
 今回のDSM改訂の意味と、その影響を、アルコール以外の分野も含めて
 4人の専門家にお聞きしました。


 ◎原発事故、その心へのインパクト
  ――福島の飲酒問題に取り組む

 避難者たちの何重ものストレス状況と、深刻化しつつある飲酒問題。
 そしてようやく始まろうとしている対策についてお伝えします。
 「放っておいたら、アルコール依存症の生産工場になってしまう」と、
 警鐘を鳴らす福島断酒会の声も。


 ◎特集 意外と言えない…
  困ったときの助けの求め方
 
 「まだ大丈夫」「大変なのは私だけじゃない」と、一人でがんばり続けると、
 身も心も疲れ果ててしまいます。
 助けてもらう「具体的なやり方」を解説します。


 以上、ご紹介したのは116号の内容のごく一部です。
 詳しくはこちらを。
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/94/1916

 年間購読の更新・お申し込みはこちらから。
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/95/1916


 ●兵庫県のバス会社のユニークな職員研修とトイレットペーパー

 社内の飲酒運転防止上級インストラクターの薦めで購入してくださったと
 いうバス会社にお話をうかがったところ――

 指導運転手対象の研修会で使いました。
 研修会は、上級インストラクターによるアルコールの知識の教育のほか、
 接客演技などを行ないました。

 接客演技は、お客様と乗務員に役割を分担して演技し、どの接客がよかった
 かを投票し合います。
 投票の結果、優秀賞の人たちに賞品としてトイレットペーパーを授与。
 受け取った人は、面白いと喜んでいました。


 ★トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を!
   ↓ ↓ ↓
  http://c.bme.jp/13/297/96/1916

 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  ――定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  http://c.bme.jp/13/297/97/1916

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://c.bme.jp/13/297/98/1916 

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
  http://c.bme.jp/13/297/99/1916

 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  http://c.bme.jp/13/297/100/1916

 ●ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
  http://c.bme.jp/13/297/101/1916

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  3.ニュースCLIP!
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 各地を豪雨がおそっています。
 被害を受けられた地域の方々に、お見舞い申し上げます。

 夏休みに、海水浴場での悲劇が、再現されてしまいました。
 
 10代の若者たちの暴走。
 路線バスでは不正な身代わりも。

 ニュースクリップ、記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)海水浴場で飲んだ――北海道で2件目
 2)福岡市のNPOが犬を主人公にした啓発CMを製作
 3)福岡県の条例の成果
 4)飲酒運転事故の致死率――岡山県警
 5)若者たちの暴走のはて
 6)アルコール依存症かも?
 7)路線バスで飲酒検査不正

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 1)海水浴場で飲んだ――北海道で2件目

 若者による飲酒事故が、再び起きてしまいました。
 7月の小樽市に続いて、石狩市の海水浴場です。
 道警が取締りを強化した最中でした。

 ◎海水浴場で飲酒か 追突事故7人けが 北海道(8月3日 NHK)
 ◎アルコール基準の倍検出 石狩追突の男性 100キロ超で走行か
 (8月4日 北海道新聞)

 8月3日午後1時過ぎ、乗用車が前を走っていた車に追突。追突された車に乗っ
 ていた13歳の女子中学生が背中の骨を折る大けがをしたほか、双方の車合わ
 せて男女6人が軽いけがをしました。

 加害者は自称風俗店従業員(29)で、0.35mg/lのアルコールが検出。
 「石狩市の海水浴場で酒を飲んだ」と供述しており、同乗の男性(26)も
 「海水浴場で酒を飲んで帰る途中だった」と言っているとのこと。
 現場のタイヤ痕から、時速100キロ以上で走行していたとみられています。


 一方、4人死傷となった小樽の飲酒ひき逃げでは、予想に反して、札幌地方
 検察庁が「危険運転」ではなく「過失致死傷」で起訴しました。

 ◎4人死傷の飲酒運転ひき逃げ事件 男を起訴(8月4日 NHK)

 被告の供述はこうです。
 「近くの海水浴場で12時間近くにわたり、酒を飲んだ。スマートフォンを操
 作しながら車を運転していたら事故を起こした」

 その結果、地検は、「事故は、被告がスマートフォンの画面に気を取られ周
 囲をよく確認せずに運転したことが原因だった」とし、8月4日、過失運転致
 死傷罪などで起訴する判断を下したのです。

 徹夜で12時間飲み続け、基準の3倍を超える酒気帯びで、4人を死傷させたの
 に、スマートフォンの画面を見ていたからということで、危険運転致死傷罪
 ではなく過失運転致死傷罪となり、大幅に罪が軽くなるという摩訶不可思議
 な事態。

 これでは「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」
 に、「正常な運転が困難な状態」が特定できなかった場合に適用する、3条
 「正常な運転に支障がある状態」を新設した意味がありません。

 裁判所の判断がどうなるか、注目です。


 ★自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律
 (ASKによる解説)
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_new_legislation.html


 2)福岡市のNPOが犬を主人公にした啓発CMを製作

 福岡市のNPO法人はぁとスペースが製作した、飲酒運転防止の啓発CMが
 評判を呼んでいます。

 ◎飲酒運転で犠牲 高校生待つ犬(8月13日 毎日新聞)

 主人公は、2011年に飲酒運転の車にはねられて亡くなった山本寛大さん(当
 時16歳)の愛犬「こゆき」。思い出の散歩道を歩くこゆきの映像を通して、
 大切な人の命を奪う飲酒運転の根絶を訴える作品です。

 こゆき出演の啓発CMはこちらで見られます。
  ↓ ↓ ↓
 http://blog.livedoor.jp/heart_space/
 (NPO法人はぁとスペースのホームページ)

 はぁとスペース代表は寛大さんの母・山本美也子さん。当時高校生だった
 息子さんを亡くしてから、飲酒運転撲滅のための活動を精力的に続けており、
 共感した人たちが構想を発案し、協力したとのこと。
 街頭ビジョンやイベントでの上映、テレビCMでの放送スポンサーを募って
 います。ご協力のお申し出はNPO法人はぁとスペースへ。


 3)福岡県の条例の成果

 福岡県のドライバーの12%に飲酒運転の経験があること、2012年4月の飲酒
 運転撲滅条例施行後の飲酒運転の経験者は全体の1%だったことがわかりま
 した。

 ◎飲酒運転の経験「条例前」11%「施行後」1% 福岡県警調査
 (8月8日 日本経済新聞)

 この調査は、今年4~6月、運転免許の更新時講習のため福岡自動車運転免許
 試験場を訪れた男女2178人を対象に行なわれたもの。

 飲酒運転の経験者のうち67%が「ためらいがあった」と回答。飲酒運転の理
 由としては「捕まったり事故を起こさなければ大丈夫と思った」が最多の33
 %、「飲んだ量が少しなので大丈夫と思った」が26%でした。

 条例施行後の飲酒運転が1%だったのは、啓発効果が出てきたということ。
 しかし、飲みすぎた翌日など、気づかずに飲酒運転になっている人はいない
 でしょうか?
 次回のアンケートでは、そのへんも含めるといいと思います。

 条例の効果を示す事例がもうひとつありました。
 「通報」です。

 ◎“酒気帯び”発覚恐れ警察の追跡中にコンビニで飲酒
 (7月29日 テレビ朝日)

 7月28日午後10時半頃、福岡市で42歳の男が酒気帯び運転で逮捕されました。
 きっかけは、運転代行業者からの次のような110番通報。
 「客が飲酒運転している。引き留めたが乗って行った」

 約25分後、6km先で警察が車を発見して追跡したところ、運転していた男は
 コンビニに駆け込み、ビールを買ってレジ付近で飲んでいました。いわく、
 「今、飲んだ」。

 おいおい、それは通りませんよ。

 代行運転手によると、男は「料金が高い」と、自分の車に乗り込んだという
 ことです。
 男は逮捕され、その結末は非常に高いものにつきました。


 4)飲酒運転事故の致死率――岡山県警

 飲酒運転がからむ交通事故の致死率は、飲酒をともわない場合の事故に比べ
 て約20倍、自転車だと約30倍になる、という調査結果がでました。
 岡山県警交通企画課の分析です。

 ◎飲酒運転事故 致死率12.9% 岡山(8月7日 読売新聞)

 岡山県では2013年中、飲酒をともなわない人身事故が1万3929件あり、死者
 数は91人。致死率は0.6%でした。
 ところが、飲酒運転が絡む人身事故(自転車含む)85件を抜き出すと、死者
 は11人で、致死率は12.9%。なんと20倍です。

 自転車の飲酒事故7件を抜き出すと、5人が死亡しており、致死率は71.4%。
 飲酒をともなわないケース(致死率2.5%)の約30倍という結果でした。

 昨年3月、県は飲酒運転の根絶を目指す「県飲酒運転を許さない社会環境づ
 くり条例」を施行しましたが、今年の飲酒関連の人身事故は、6月末時点で
 47件(前年同期比6件増)と、前年を上回るペースで推移しています。

 県警は飲酒取り締まりを強化。昨年10月に登録を始めた「飲酒運転根絶宣言
 店」を中心に飲食店と連携し、ドライバーに酒類を提供しない気運を高める
 活動に力を入れるとのことです。


 5)若者たちの暴走のはて

 未成年を中心にした飲酒暴走が目立ちました。
 4例のうち3例に一緒に飲んでいた同乗者がいます。
 若者の飲酒運転の典型、「コンパ乗り」です。

 18~21歳という年齢からみて、彼らは免許とりたて世代。
 自動車学校、大学、専門学校、高校でのアルコール教育が必要です。

 ●専門学校生の少女(19)栃木(8月10日 産経新聞)
 8月9日午前1時5分頃、少女が運転する軽乗用車が乗用車に衝突。事故現場か
 らの逃走を止めようと、運転席窓付近にしがみついた乗用車の男性(48)を
 200m引きずった。男性は転倒して頭などを強く打ち、間もなく死亡。
 逃走した軽乗用車は約2時間後、市内の駐車場で発見。
 少女は「飲酒が発覚すると思い、怖くなって逃げた」と供述。殺人の疑いで
 逮捕された。
 車には友人の男性(30)が同乗しており、飲酒運転同乗容疑で調べる方針。

 ●少年(18)東京(7月23日 レスポンス)
 7月19日午後11時頃、軽乗用車が丁字路交差点を進行中に路外へ逸脱、突き
 当たりのコンクリート壁に衝突する事故が起きた。
 運転していた少年が全身強打で死亡。
 車は現場近くの会社敷地内から盗難されたものだった。
 この少年は、事故直前まで友人らと約2.5km離れた居酒屋で酒を飲んでいた
 ことが判明。帰宅途中に車を盗み、飲酒運転事故を起こした可能性が高い。

 ●大学生(21)福島(7月16日 毎日新聞)
 7月15日午前7時45分頃、乗用車を運転し、道路左側の縁石に乗り上げる事故
 を起こした。
 通行人の通報で駆けつけた署員が、車の近くにいた泥酔状態の大学生を逮捕。
 「(どこでどのくらい飲酒したか)記憶にない」と供述している。
 友人の男子大学生(21)が酔った状態で乗っており、飲酒運転同乗容疑で送
 検する。

 ●建築作業員の少年(19)大阪(7月17日 毎日新聞)
 7月16日、ひき逃げ、酒気帯び運転などで逮捕されていた少年が、自動車運
 転処罰法違反(発覚免脱)などの疑いで追送検された。
 6月28日早朝、少年が運転する乗用車が道路脇の男性(47)に接触。右腕骨
 折の重傷を負わせ、逃走したもの。
 「前日夕方から約8時間酒を飲んだ。怖くて逃げた」と供述したため、発覚
 免脱容疑を適用した。
 助手席にいた少年の同僚(19)も飲酒運転同乗容疑で書類送検する方針。


 ★若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_case5.html


 6)アルコール依存症かも?

 今月報道された警察官の飲酒運転、3件とも状況がへんです。
 アルコール依存症、あるいはメンタルな問題にアルコールがからんだ可能性
 があります。

 ●巡査(32)埼玉(8月17日 ANN)
 8月16日午後4時半頃、交差点で信号待ちをしていた車に追突。呼気0.25mg/l
 のアルコールが検出された。
 休日だったが残務整理で出勤し、家に帰る途中だったとのことで、「車に乗
 る前に1人でウイスキーを飲んだ」と容疑を認めている。

 ●警部(59)滋賀(8月19日 読売新聞)
 7月24日午前8時頃、乗用車で出勤中に前の車に追突。呼気検査で基準値を超
 えるアルコールが検出。意識がもうろうとしており病院に運ばれた。
 前日夕に缶ビールを飲み、就寝前に睡眠薬を初めて服用したことがわかり、
 「薬を飲んでからの記憶がない」と話しているとのこと。
 事故後の検査で肝機能障害と診断され、今月上旬まで入院。

 ●警部補(50代)青森(8月13日 読売新聞)
 青森県警は8月11日、警部補を酒酔い運転の疑いで青森地検に書類送検し、
 減給6ヵ月の懲戒処分にしたと発表。警部補はすでに依願退職した。
 警部補は3月3日朝、酒に酔った状態で自家用車を運転。雪山に突っ込み、
 煙が出て、付近の住民が119番した。
 警部補は当時、精神的に不安定な状態だったという。

 飲酒状況や酩酊度、背景など、尋常ではない事例がほかにもこんなに。

 ●会社員(39)福岡(8月19日 読売新聞)
 8月17日午後8時15分頃、乗用車が赤信号を無視して交差点に進入し、左側
 から来た別の乗用車と衝突して対向車線へ飛び出し、信号待ちしていたバス
 や軽乗用車など3台を巻き込んだ。バスの運転手と乗客1人のほか、乗用車の
 男女2人らが軽傷を負った。
 基準の5倍の呼気0.75mg/lのアルコール分が検出された。

 ●郵便局長(51)熊本(8月15日 テレビ熊本)
 8月15日午前8時45分頃、軽自動車を運転し郵便局に出勤途中、交差点で軽ト
 ラックと出合い頭に衝突。呼気0.38mg/lのアルコールを検出した。
 今年2月に免許が取り消されていて、無免許運転だった。

 ●薬剤師(39)福岡(8月10日 読売新聞)
 8月7日午後9時10分頃、交差点で、酒に酔って正常な運転が困難な状況で運
 転し、信号待ちをしていた乗用車に追突し軽傷を負わせた。
 駆けつけた警察官が求めた飲酒検知を拒否して現行犯逮捕。その後の強制
 採血で基準値の6倍にあたるアルコール分が検出された。

 ●消防士長(30)熊本(8月5日 読売新聞)
 8月5日午後0時半頃、パトロール中の署員が宮崎県ナンバーの車を照会した
 ところ、家族から家出人捜索願が出されていた車と判明。呼気検査すると、
 0.28mg/lのアルコールを検出したという。
 消防士長は5日朝の始業時間になっても出勤しなかったため、職場が家族に
 連絡。父親が捜索願を出していた。

 ●女性看護師(46)山形(8月15日 山形新聞)
 7月25日午後4時頃、酒に酔った状態で乗用車を運転、ライトバンに追突する
 事故を起こし、首を捻挫するけがをさせた。
 泥酔して真っすぐ立てず、正常な運転ができない状態だった。

 ●生協理事(60)大阪(8月15日 時事通信)
 7月25日夜、交差点で玉突き事故を起こし、17~70歳の男女7人を負傷させた。
 当初「無職」と称していたが、生活協同組合の常務理事だったことが判明。
 知人と酒を飲んだ帰りで、「事故のことは覚えてない」と供述。飲酒によっ
 て正常な運転が困難な状態だった。

 ●会社員(31)広島(7月24日 広島ホームテレビ)
 7月24日午前1時頃、軽トラックが車道の端を歩いていた男性をはね、意識
 不明の重体にした。呼気0.3mg/lのアルコールを検出。
 「近くのコンビニの駐車場で缶ビールを3本飲んで運転した。発見が遅れブ
 レーキをかけたが間に合わなかった」と供述している。


 ★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_alcoholism.html
 

 7)路線バスで飲酒検査不正

 広島県の路線バスの運転手が、身代わりの不正検査をしていたことが判明、
 国土交通省中国運輸局が、営業所に立ち入り監査を行ないました。

 ◎バス乗務員が飲酒検査で不正 広島(8月8日 広島放送)

 監査が行われたのは、「鞆鉄道三原営業所」。
 8月4日午前6時半頃、65歳の路線バスの男性運転手が就業前のアルコール検
 査で、別の運転手に身代わりとして検査を受けさせ、運行管理を担当する
 社員も不正に協力していました。

 運転手が1回目と2回目の検査でいずれもアルコールが検知されたことから、
 3回目の検査は別の運転手に代わりに検査を受けさせたとのこと。
 連続して3回検知された場合はバスを運転させないことになっていたため、
 運行を優先したのでしょう。
 運転手はそのままバスを運転し、2つの路線で午後9時頃まで運転を続けたと
 いうことです。

 運転手は「前日の夜、自宅で酒を飲んだ」と話しています。鞆鉄道ではこの
 運転手と身代わりになった運転手、それに運行管理を担当する社員の3人を
 業務停止処分にしました。

 毎日のアルコール検知は、乗客の安全を守る大切な業務。
 慣れあいにならぬようその意義を徹底するためには、職員全体へのアルコー
 ル教育が必要です。


 ★飲酒運転防止インストラクター養成講座
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html


 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/102/1916

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   4.山さんコラム No.97
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆まだまだ未熟

 7月の初め、福島県吾妻山系の浄土平付近を歩いてきた。本格的な山に登る
 体力がなくなった年齢の仲間と、3・4時間ほど、山の大気を深く吸い、雄大
 な景色を愛でながら、ゆっくり歩き、あとは温泉を楽しむという、気楽な
 山旅である。

 福島盆地の西側に連なる山なみに、小さな富士山の形の火山がみえる。これ
 が吾妻小富士で、その向こう側に高層湿原が広がる。立派な浄土平の案内所
 から遊歩道ができている。
 湿原の木の道をしばらく歩き、水の流れる岩のゴロゴロした山道に入る。
 見上げると谷間の残雪が、荒々しい一切経山の黄褐色の山肌に映えて、いか
 にも「みちのく」の初夏の山らしい。あーいい気分だ。

 やがて登りが急になり息が弾む。足元にピンク色の可憐なイワカガミが現わ
 れる。
 はじめは1輪見つけるたびに「ホラ、イワカガミ」と叫んで指をさしていた。
 息が切れ、汗がしたたるころには、イワカガミが美しい群落となる。
 これ幸い。足をとどめて岩に腰をおろし、ゆっくり一帯を眺める。
 だから岩屈み、というわけではない(年寄りの駄洒落)。

 登りきると、道は平らになり、周囲は湿原。白いワタスゲの綿帽子が風にゆ
 れ、チングルマの小さな花の群れが小池を囲んでいる。
 大きな沼の前で昼飯。のんびり「おむすび」を食べた、と報告したいところ
 だが、折悪しく雨雲到来。
 はじめはパラパラ、やがて本格的に。梅雨の最中だからしかたがないが、傘
 を片手に泥水を跳ね上げ、ほうほうの態で駐車場へ向かう。
 雨の山に長居は無用。サッサと車に乗り、山の中腹にある信夫高湯へ下った。

 福島県は浜通り・中通り・会津に分かれる。
 会津は山国。日本一のそばがあり、山菜も豊か。山菜料理・そばには、芳醇
 な地酒があう。
 奥会津には小さな好ましい酒蔵が点在している。よく残っているな、と感心
 する。どの酒蔵を訪ねても、大変親切な応対にあい、真心をこめて良い酒を
 造っているのが分かる。山さんは、若い時から、奥会津の山の帰りに必ず1本
 買って帰った。
 会津盆地の中心である若松や喜多方には全国に知られた酒蔵がある。中通り
 の福島市に属する温泉宿にも2種類の会津の酒が置かれていた。
 中通りでは、郡山、白河にも地酒はあるのだが、二本松の酒蔵が有名。真夏
 に恐縮だが、ここにはお燗酒にしたら日本一の酒がある。酒蔵についた酵母
 で醸す、重厚だが咽喉越しの良い酒が評判。
 福島原発が爆発した際、いち早く窓を目張りして放射能の進入を阻止し酒酵
 母を守ったことで、さらに評判があがった。

 かつて阿武隈山地で食べたイノシシは忘れられない。
 普通、イノシシは独特の匂いがするものだが、全くクセがなかった。犬で追
 い詰め山刀でしとめたもので、血抜きをすばやくした特別の肉だから臭みが
 全くないのだと説明を受けた。
 その名人、翌年には他界。たった一度の美味にありつけたのだが、そのとき
 の日本酒は、阿武隈山地のど真ん中の地酒。くせのない淡麗な酒だった。
 もし普通のイノシシだったら、重い酒がよかったろうが、この類まれなる肉
 には、地元の淡麗な酒がよくあった。こういうこともアルから地産地消が望
 ましい。

 一般に中通りの料理に特徴はないが、常磐沖の魚と会津・阿武隈の山の幸を
 組み合わせた料理は実質的で好ましい。
 浜通り、相馬・松川浦の魚や貝の話も書きたいが、今回は原発事故後の復興
 状況を自らの口で確かめてないから、触れないでおこう。
 福島県は大苦境にある。応援したい。

 さて話は戻って。
 この日、吾妻山の斜面にある名湯、信夫高湯で宿泊した。
 3人で飲んだのは、風呂上りにビール2本、夕食時、ビール1本、会津の清酒
 300mlを2本、二本松の清酒1合である。3人分のアルコール摂取量は7.6単位。
 山さん、うかつにもマイ枡を忘れたが、日頃の訓練のたまもので、会津と
 二本松の地酒をコップ半分づつ味わい、1.5単位は守った。
 問題はビール。多分、1本はやった。
 「多く飲んでも1日に2単位まで」と教えているのに、完全にオーバーし、
 合計2.5単位は飲んでしまった。まずい。
 湯上りに山の美味しい水があったのを見落として、部屋へ戻っていきなり湯
 上りのビールをやった。もし湯上りに、冷水を飲んでいたら、ビールは少量
 ですんだのだ。

 大抵の湯宿で、湯上りの水は用意されている。
 温泉は大量の汗をかくから咽喉が渇き水がほしくなる。
 湯上りの水は、サービスからも、健康上も必要だ。
 いつも温泉でやっている行動なのに、今回、水飲み場を見落としたのは、何
 故か。

 失敗の原因は、明白である。
 雨の山上から「下りたら、温泉、ビール」で頭は一杯だった。
 何十回と繰り返された脳の快楽回路。
 「無事帰着、温泉に飛び込む、湯上りに思う存分ビールを飲む。うまい」
 若き日から中年まで続いた山旅の記憶が、雨の中の下り道で、しっかり再構
 成されたのだ。
 ここに「飲みすぎ」の落とし穴がある。

 長く歩いてから温泉で汗をたっぷり流し、その後ビールというのは、本当は、
 熟年者にとって、とても危険な行為だ。
 専門家は、まず宿に入って、ゆっくり休み、温泉に入る前に水を飲み、入浴
 中に一度水を飲み、最後、湯上りにたっぷり水を補給するようすすめている。

 それに、良く考えれば、湯上りの一気飲みは、ビールに対しても失礼だ。
 咽喉の渇きを潤す快感は、ビールでなくても十分に得られる。水やサイダー
 も、すごくうまい。
 本格的ビールのもつ、軽い炭酸の刺激、ホップの苦味と芳醇な香り、豊かな
 味わいは、おいしいつまみとともに、ゆったりと味わいたい。水がわりにガ
 バガバ飲んでは、もったいない。

 このコラムで酒を味わうための心得を伝えながら、若い頃から何十年もやっ
 てきた山さんの悪い習慣が、その心得を忘れさせてしまった。まだまだ未熟。

 「酒を味わうのは、酒を飲み始めた刹那(せつな)にある」
 夏目漱石 『こころ』より

 確かに酔ってしまえば、味などわかるはずがない。

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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、ア
 ルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年に
 NPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)
 アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進
 しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期
 発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識の
 もと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者
 遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格
 的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


=====================編集後記 *つぶやき*========================


 今成です。夏休みに、オーストラリアのメルボルンに行ってきました。

 ついでに、飲酒運転検挙者への教育プログラムを実施している機関の代表
 者に会い、ビクトリア州の状況をヒアリング。

 とても参考になりました。内容はあらためてご報告します。


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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】99号 14.8.20
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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