職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

98号2014

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  98号 14.7.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.96
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」
  どうぞのぞきに来てください。
   ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/UUhT4f

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 ★第7期飲酒運転防止インストラクター養成講座、定員に達しましたが、
  今年度受講を検討されているというお声がきているので、ちょこっと枠
  を広げて〆切を伸ばします。今月中にお申し込みを!
   ↓ ↓ ↓
  http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 さて、第7期の進捗状況です。
 【ステップ1】の通信スクール(添削3回)をすでに29名の方が修了。
 締め切りは9月末です。(間際は混み合いますので、早めに提出を)
 
 通信スクールの内容はこちら
  ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_tsushinschool.html

 【ステップ2】
 9月から12月にかけて、全国14ヵ所でスクーリングを行ないます。 
 8月中には、受講者の皆様に、案内を郵送します。
 スクーリングに出席しないと、インストラクターとして認定できませんので、
 必ずご参加ください。

【認定インストラクター向けスキルアップ研修】 
 スクーリングに併せて、全国13ヵ所で、認定インストラクター向けのスキル
 アップ研修を実施します。
 1期~6期の認定インストラクターには、8月中にご案内をお送りします。 
 新たな情報を得たり、インストラクター同士の交流の場にもなりますので
 奮ってご参加ください。

 …………………………………………
 上級インストラクターのお申込みも受付中です。
 認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
 詳しくは以下のサイトを。
  ↓   ↓   ↓
 http://goo.gl/2mHDTT

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  2.ASKからのお知らせ
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 ●三井ダイレクト「ムジコロジー・スマイル基金」

 ちょっとうれしいお知らせです。
 ASKではこのたび、三井ダイレクト損害保険株式会社が創設した「ムジコ
 ロジー・スマイル基金」の寄付先の1つとして指定を受けました。
 この基金は、交通事故を未然に防ごうというムジコロジープロジェクトの
 一環としてスタートしたもの。
 「復興支援」「環境保護」「教育」といった分野の5団体が参加しており、
 ASKは飲酒運転防止の活動を評価されて「交通事故防止」の分野に選ばれ
 ました。

 寄付は三井ダイレクト損保契約者による年間クリック数で配分されるので、
 どのくらいいただけるか未知数ですが、あらゆる機会を使って、飲酒運転
 防止の知識を広めようと、受けさせていただきました。
 もし三井ダイレクトの契約者がいらしたら、月々のASKへのクリックを
 どうぞよろしくお願いします。

 「ムジコロジー・スマイル基金」についてはこちら。
 ⇒ http://www.mitsui-direct.co.jp/corporate/press/20140701_2/

 ASKの活動紹介コーナーはこちら。契約者以外の方も見られます。
 ⇒ https://mujicology-smile.wonderclick.jp/


 ●鳥取県知事に面会! トイレットペーパーをお土産に

 7月4日、代表の今成が鳥取県でアルコール健康障害対策基本法についての
 講演を行ない、その際に平井知事に面会しました。
 鳥取県は全国に先駆けて、基本法にのっとり予算化を決めた県です。
 当日は、今成から知事に、先駆的な取り組みへのお礼を申し上げ、お土産
 としてトイレットペーパーをさしあげました。
 車が生活と密着している鳥取県では、飲酒運転は切実な問題。そこを切り口
 にアルコールの啓発に取り組むのが効果的であることをお伝えしました。

 ところで、お時間がある方は、鳥取県議会の質疑の録画をご覧ください。
 質問をしたのは、断酒会員でもある福間県議。自身のアルコール依存症に
 ついての体験談を壇上から赤裸々に語り、それを受けた知事は、国の基本
 計画を待たずに県として率先して取り組むと宣言しています。感動的です。

 鳥取県議会の録画サイト
  ↓   ↓   ↓
 http://www.pref.tottori.lg.jp/228316.htm


 ★トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  マンガで予防知識を!
   http://goo.gl/Aegqt


 ●マイカー通勤の会社なので、全社員にDVDを視聴させます!

 「知って得する!アルコールの基礎知識」のDVDとハンドブックをご注
 文くださった北海道の食品会社の方のお話――

 弊社は、通勤でマイカーを使う人がとても多い会社です。

 そのためDVDは、全社員約800人に視聴させる予定です。
 まず一つの事業所に送り、全社員に必ず一回は視聴させ、次の事業所へ回し
 て同様に視聴させていきます。

 このDVDには、アルコールについてのいろんな情報が詰まっています。
 社員にまずアルコールの基礎知識を知ってもらい、さらにDVDで紹介して
 いる危ない飲み方をしていないか、自分で振り返って欲しいと思います。

 先日、ASKのホームページで「若者の飲酒運転事例の分析」を見ました。
 若者は複数で飲み、同乗する傾向があるのですね。
 新人社員に伝えなければいけないと思いました。
 弊社には、様々な年齢、立場の社員がいますので、それぞれに届くよう、
 飲酒について伝え続けないといけないなと思っています。


 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  ――定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  http://goo.gl/yKAqH


 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
  http://goo.gl/NLjZ6F

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://goo.gl/Tyx8an 

 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  http://goo.gl/7Xu8M

 ●ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
  http://goo.gl/gYL1L

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  3.ニュースCLIP!
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 台風一過の7月11日夕、東京にとてつもない大きな虹が出ました。

 急に窓の外が不思議な色に染まったんです。
 あとでFacebookのタイムラインに次々流れてきた写真を見て、ああ、虹
 だったのだとわかりました。

 くっきりした二重のアーチだったようです。
 自然はアーティストですね。

 さて、ニュースクリップ、記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)脱法ハーブ暴走
 2)千葉の県議と市議が続々と
 3)夏の飲酒運転 死亡事故のドライバーの半数が若者
 4)運転初心者たちの飲酒運転
 5)バスの運転士…飲む量・時間に注意!
 6)この飲み方は依存症かも…
 7)事故後に酒を飲んだ?

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 1)脱法ハーブ暴走

 6月28日、東京・池袋で8人が死傷する事故がありました。
 危険運転致死傷で送検された飲食店経営者(37)は、購入したばかりの脱法
 ハーブを吸って、意識がもうろうとした状態で運転していました。
 その後わずか2週間ほどの間に、各地で脱法ハーブがらみの事故が相次いで
 います。

 ◎脱法ドラッグ:事故相次ぎ、摘発急増(7月9日 毎日新聞)
 ◎また…全国で相次ぐ“脱法ハーブ”吸引の運転事故(7月11日 ANN)

 <6月>
 24日 東京・池袋 飲食店経営者(37)歩行者に突っ込み8人死傷
 <7月>
 5日 東京・北区 会社員(39) バイクとタクシーに衝突し逆走、3人負傷
 7日 山梨・昭和町 無職(27)植栽に突っ込む
 8日 宮城・仙台市 無職(34)トラックに衝突
 8日 東京・板橋区 会社員(20)ガードレールや街路樹に衝突
 8日 東京・板橋区 大型ダンプ運転手(23)蛇行しながら中央分離帯に接触
 8日 愛知・豊橋市 大工(28)電柱に衝突
 10日 東京・立川市 職業不明(30代)電柱に衝突し死亡
 10日 兵庫・加古川市 会社員(22)蛇行しながら中央分離帯に接触
 11日 東京・新宿 職業不明(30代)タクシーに追突

 20代~30代の男性に集中しています。
 警察庁によると、脱法ドラッグの使用後に交通事故を起こして危険運転致傷
 容疑など交通法令違反で摘発されたのは2009~11年まではゼロだったのに、
 12年に19人、昨年は40人と急増。今年どれだけ増えるか恐ろしい状況です。
 
 それだけ蔓延しているということです。
 値段も安く、タバコ感覚で気軽に吸われているようですが、専門家から、
 禁止薬物以上に危険という声もあがっています。

 ★脱法ハーブとは? (知恵蔵2014の解説より抜粋)
 大麻や覚醒剤などの違法薬物と類似した成分を吹き付けた香草。法規制の対
 象から外れているが、催眠・興奮・幻覚・幻聴作用などがあり、痙攣(けい
 れん)・意識障害・呼吸困難などの重篤な健康被害を引き起こす恐れもある。
 身体への影響が未確認な成分を含むものも多く、治療方法も確立されていな
 いため、「禁止薬物」以上に危険だという声もある。実際、吸引者の救急搬
 送や吸引が主因とみられる死亡例も増えている。
 詳しくは、知恵蔵2014を。
  ↓  ↓  ↓
 http://goo.gl/UtfTrV


 2)千葉の県議と市議が続々と

 千葉で議員が飲酒運転で相次いで辞職願を提出しました。
 1人は市議、1人は県議です。

 ◎飲酒市議、有料駐車場を未精算で出庫しようと…(7月9日 読売新聞)

 6月25日、コインパーキング内で接触事故を起こしたのは67歳の市議。
 午後6時~8時過ぎ、同じ会派の市議らと会食し、ビールの中ジョッキと日本
 酒3、4合を飲みました。
 解散後に近くのコインパーキングにとめていた自分の車の中で仮眠。9時55
 分頃、エンジンをかけて出庫しようとしましたが、未精算だったため車止め
 がひっかかり、そのままハンドルを切るなどして左右の車に接触したとのこ
 とです。
 事故は駐車場内に引かれた白線内で起きており、道交法上の道路の要件を満
 たさず、酒気帯び違反には問えないということですが、市議は辞職願を提出
 しました。
 「代行が来るまでの間、料金を節約しようとした。いつも代行で帰宅してお
 り、これまでも飲酒後に自分で運転して帰ったことはない」と釈明していま
 す。

 ◎村上千葉県議を送検、釈放 辞職願提出「心からおわび」飲酒運転容疑
 (7月3日 千葉日報)

 6月30日、接触事故を起こしたのは51歳の県議。
 副委員長を務める県議会環境生活警察常任委員会に出席後に、飲食店で他の
 県議6人と食事。その後、同店に残り、午後2時ごろから同4時半頃まで県議
 ら3~4人と飲酒して、ビール1杯と焼酎の水割り4杯を飲んだといいます。
 当初は「運転代行で帰宅するつもりだった」が、時間が早すぎ営業前で利用
 できなかったとのこと。1人で店を出て、県議会の駐車場に置いていた乗用
 車を運転して帰宅する途中、午後4 時 45 分頃に事故を起こしました。
 酒酔い運転でした。

 この2つの事例、どちらも、日頃も「代行運転」を使っていたらしいことが
 窺われます。
 飲酒運転防止の代名詞のように使われる代行ですが、落とし穴があります。
 代行を使うつもりでいると、安心して酒量も増えがち。
 そのあげく、酔った頭で決定的な判断ミスを犯すのです。
 詳しくは、ASKの調査をご覧ください。

 ★〈飲酒運転〉運転代行の落とし穴(ASK)
   ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_case2.html


 ここまで書いたところで、新たなニュースが飛び込みました。

 ◎相次ぐ議員の飲酒運転 今度は船橋市議、辞職願提出へ 千葉
 (7月13日 千葉日報)

 船橋市議(70)が6月28日に酒を飲んで車を運転し、自宅駐車場に止める際
 に物損事故を起こしたとして、任意で調べを受けていたことが明らかになっ
 たのです。
 市議は、午後8時~10時頃、駅近くの飲食店に一人で入り、生ビールと酎ハイ
 計4杯を飲みました。午後10時過ぎに自宅までの約400メートルを歩いて帰ろ
 うとした際に雨が降ったため、駅前の自身の事務所駐車場に止めていた車に。
 走行中に同署員から注意を受け、近くの自宅駐車場に車を止める際、誤って
 駐車中の他の車に接触、酒気帯びが判明しました。

 たった400メートル、傘は数百円で買えるものを……。
 そんなとき、車に乗ろうと判断してしまうのが、アルコールでマヒした脳
 なのです。


 3)夏の飲酒運転 死亡事故のドライバーの半数が若者

 海水浴など、車で遠出する機会が増える夏休み。出先で飲んで運転、なんて
 ことがないようにしなければなりません。
 警察庁が過去5年間の交通事故を分析したところ、7、8月は飲酒運転による
 事故が増加することがわかったのです。

 ◎夏は飲酒運転の季節?…死亡半数が20~30代(7月7日 読売新聞)

 事故は、7月中旬の「海の日」前後の3連休や8月中旬のお盆の時期に増える
 傾向があり、8月に発生した高速道路での死亡事故の約3割が観光や帰省中。
 しかも、死亡事故は20~30歳代のドライバーが半数を占めているのです。


 まさに、という事故が起きてしまいました。

 ◎女性4人はねられ死傷=ひき逃げ容疑で男逮捕へ「ビーチで酒飲み運転」
 (7月13日 時事通信)

 7月13日午後4時半頃、北海道小樽市銭函の海水浴場近くの路上で、ひき逃げ
 されたとみられる女性4人が倒れているのが見つかりました。4人のうち3人
 は搬送先の病院で死亡。残る1人も重傷。
 現場近くで、前部に衝突痕のある不審な車が発見され、運転していた札幌市
 の30代の男が「近くのビーチで酒を飲んで運転し、事故を起こした」と容疑
 を認めました。


 4)運転初心者たちの飲酒運転

 18~21歳、免許を取ってすぐと見られる人々の飲酒運転がこんなに。
 うち、3人は飲酒が禁じられている未成年です。
 高校、大学、自動車学校などで、アルコール教育を行なう必要があります。

 ●飲食店店員の少女(18)鳥取(6月21日 時事通信)
 6月21日、午前0時50分頃、酒気帯び運転で前方の車を追い抜こうとして衝突。同乗者を含め4人が軽傷を負った。

 ●会社員(21)佐賀(6月22日 佐賀新聞)
 6月22日午前3時40分頃、衝突事故を起こし、呼気0.35mg/lのアルコールが
 検出。

 ●大工(20)福岡(6月24日 佐賀新聞)
 6月24日午前0時20分頃、道路沿いの標識に衝突する事故を起こし、呼気0.3
 5mg/lのアルコールが検出された。

 ●アルバイト少年(19)栃木(7月1日 下野新聞)
 6月30日午後9時55分頃、酒気を帯びて乗用車を運転、ブロック塀に衝突。

 ●無職少年(19)栃木(7月12日 下野新聞)
 7月11日午後11時頃、酒気帯び運転で、店舗外壁などに衝突する事故を起こ
 し逃走した。


 ★若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_case5.html


 5)バスの運転士…飲む量・時間に注意!

 バス会社には、マイカー通勤の運転手さんが、かなりいます。
 乗務前のアルコール検査で、酒気帯び基準値以上が出てしまったケースが、
 長崎と青森でありました。

 ◎県央バス運転士アルコール検出 運転前検査、停職に/長崎
 (6月19日 西日本新聞)

 6月18日、長崎県交通局は、運転前の呼気検査で基準値を超える呼気0.18mg/l
 のアルコールが検出されたとして、子会社の長崎県央バスの男性嘱託運転士
 (52)を停職2ヵ月の懲戒処分にしました。
 路線バスを運転する予定だった6月6日朝、運転士は自宅から自家用車を運転
 して出勤していました。前日午後9時半頃から、「焼酎のお湯割りをコップ
 3杯飲んだ」と話しているといいます。

 ◎懲戒処分:市バスの運転士、酒気帯びで 青森市交通部/青森
 (7月9日 毎日新聞)

 青森市交通部は、市営バス運転士(50代)が6月3日午前5時過ぎの乗務前検
 査で、呼気0.302mg/lのアルコールが検出されたとして、停職4ヵ月の懲戒処
 分にしました。
 運転士は直前に自家用車で出勤していたため、同部は青森署に通報。
 しかし、午前7時頃の警察署の呼気検査では、検出値は基準値未満だったた
 め、摘発には至りませんでした。
 運転士は、前日午後6時頃までに「自宅で焼酎の水割り3杯を飲んだ」と言っ
 ています。

 どちらのケースも、処分だけでなく、飲みすぎの飲酒習慣を改善する必要が
 あります。


 ★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
  ――定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
   ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/yKAqH


 6)この飲み方は依存症かも…

 飲酒運転で免許取り消し中の再犯、帰宅途中のコンビニ駐車場での飲酒、
 出勤前の早朝の飲酒……飲酒のコントロール喪失がみられます。

 ●派遣社員(25)福岡(7月5日 福岡放送)免許取消中
 7月5日午前1時40分頃、無免許で酒を飲んで車を運転し逮捕された。去年、
 飲酒運転で摘発され、今年1月に免許を取り消されていた。「居酒屋でビー
 ルを飲んだ」と容疑を認めている。

 ●日赤支部事務局長(64)岐阜(6月13日 中日新聞)
 6月12日午後6時15分頃、交差点で信号待ちをしていた乗用車と接触事故を起
 こした。「帰宅途中にコンビニの駐車場で酒を飲んだ」と容疑を認めている。

 ●介護施設職員(47)北海道(6月25日 共同通信)
 6月25日午前10時半頃、 高齢の女性を自分の車で病院へ送る途中で接触事
 故を起こし、酒気帯び運転が判明した。「自宅でサッカーW杯ブラジル大会
 の日本対コロンビア戦を見ながら缶ビールを4本飲んだ」と供述。


 ★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_alcoholism.html

 ★<断酒会アンケート>アルコール依存症と飲酒運転
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_enquete.html


 7)事故後に酒を飲んだ?

 7月12日午後10時頃、埼玉県で信号待ちをしていた女性のミニバイクに乗用
 車が追突。1.3キロ引きずられ死亡しました。

 ◎車で女性をひきずり逃走容疑の川口市役所職員を逮捕 
  飲酒運転の可能性も(7月13日 共同通信)

 逃走した容疑者が、13日午前4時頃、酒に酔った状態で出頭。
 川口市の市民税課に勤務する職員(26)でした。

 「父親が経営する居酒屋からの帰りに事故を起こした」
 「バイクに気付かず事故を起こした。気が動転して逃げた」 
 「事故後に酒を飲んだ」

 警察署はとりあえず、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひ
 き逃げ)の疑いで逮捕。
 事故時に飲酒運転だったかどうかを、これから調べます。
 
 飲酒運転を隠すための重ね飲みだとすれば、「過失運転致死傷アルコール
 等影響発覚免脱」に該当します。
 これは12年以下の懲役で、道路交通法の「救護義務違反」との併合罪だと、
 18年以下の懲役となります。

 徳島で同じようなケースが「発覚免脱」で起訴になっています。

 ◎発覚免脱:徳島の男を起訴 施行後県内初/徳島(7月10日 毎日新聞)

 ダンプ運転手(58)が6月19日夜、飲酒運転をして交差点で衝突。
 帰宅して焼酎約90mlを飲み、それまでの飲酒が運転に及ぼした影響を隠そう
 としたのです。


 ★新法「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」
  (ASKによる解説)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_new_legislation.html

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   4.山さんコラム No.96
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆酒飲みの上司

 毎晩、部下を連れて飲みに行く上司がいる。
 必ず、誰かがお供をしなければならない。はしごはせず、延々と仕事の話を
 しながら飲み続ける。午後11時過ぎまで、時には午前様になることも。おご
 りでなく、割り勘で少し多く払う。この「少し余分」で良心をごまかしてい
 るのではないか、と部下たちはささやく。
 この上司に対処する、何か良い方法は……と、山さんに相談が持ち込まれた。

 相談者いわく
 「指名された場合はその人が対応するしかない。これは宮仕えだからあきら
 める。
 指名がなければ、いつも特定の個人、たとえば庶務担当がつき合わされる。
 酒代が馬鹿にならない、好きな酒でも仕事の延長では美味くない、体がもた
 ない」

 そこで、この上司の昼間の状況を聞く。
 仕事の進め方は強圧的で
 「俺の言うとおりやれ」
 「何故、できない、馬鹿」
 「できないなら、辞めてしまえ」
 「いつまでかかるんだ」
 と暴言を吐くことも度々だという。昔はよくいたタイプだ。

 相談者「昼間、このような暴君で、夜は酒ですから大変なんです」
 山さん「誰か忠告しないのか」
 相談者「何十年もこのやり方で通してきた。難しい組合ともうまくやってき
     たと自信をもっているからヤッカイです」
 山さん「酒飲みに連れて行く人を指名するというが、どんな人を選ぶのかい」
 相談者「昼間、どなりつけた人が多いかな。M君などひどくやられたのです
     が『Mを探せ』とうるさく探させました」
 山さん「あなたも指名されましたか。どんな時でした」
 相談者「やりあった日です。『俺の言うとおり何故できない』というから、
     現場がもたないと説明したのですが、『馬鹿やろう』です」
 山さん「それで、夜の場面では、どうなの。昼間の連続かい」
 相談者「初めは若い頃の自慢話、苦労話といってもいいかな。組合との対立
     話。大分酔ってから『お前もいいところがある』『面とむかって言
     いたいことを言うのだから』と少し引いてくれたんです。これを昼
     に言ってくれれば、どんなに良いか」

 多量飲酒者の中には、昼間ほとんど口を聞かずおとなしいのに、酔うと雄弁
 になる者がいる。素面では、心にある感情や考えを素直に出せないタイプ。
 相談者の上司は、一見、言いたい放題だが、内面の心理は、おとなしい人と
 同じで、昼間の言いすぎを修正するのに酒の力を借りているのだろう。

 山さん「その上司には、厳しく言わないと部下が動かない、との思い込みが
     ある。一方、内心では言いすぎていると感じてもいる。そんな理性
     と感情のズレを自分の弱さと思い、がんばって強く出ている。つま
     り、おとなしくて言いたいことが言えない人と同様、周囲を意識し
     すぎている」
 相談者「そういえば、二人だけで話す場合は、案外、よく聞いてくれます」
 山さん「昼間、暴言を吐いたことを、夜、酒で抑制が外れた状態で修正する
     ことで、感情とのバランスをとっている可能性がある」
 相談者「なるほど、そうすると毎日、酒を飲まずにはいられないのは、昼の
     仕事のフォローですか。やっかいですね。うまくつきあう秘訣があ
     れば、教えてください」

 山さんは、嫌われている人に興味がある。
 もともと心理学を学ぼうと思ったのは、人間はつくづくわからないと思った
 からだ。そして、心理学を学んで、人間は簡単にはわからない、ということ
 がはっきり判った。
 それで酒の場では相手の話を聞くことに努める。話したがる方向へどんどん
 聞いていく。
 たいていの上司は、自慢話や教訓話が多い。一般論より具体的なエピソード
 が面白いので、それを引き出して聞く。自慢や成功談、良い思い出話が続け
 ば、いくら酔ってもご機嫌でお膳をひっくり返すことはない。これが秘訣だ。
 ただ、注意しておきたいことがある。相手が酔ったはずみに、こちらを攻撃
 してきた場合、こちらも酔っていたら口論になってしまう。
 だから自分は酔わないように工夫する。この工夫こそが酔っぱらいを相手に
 する場合は重要なのだ。

 若い頃は「殺して飲む」という工夫をした。
 しかし酔いを出さないと、翌日が二日酔いでつらい。
 だからといって一人で飲み直すと、体に悪い。
 今のおすすめは、非常にゆっくりなペースでちびりちびりやりながら、相手
 の話にうなずいたりあわせたりするやり方だ。この方法を会得するには練習
 が必要。
 わが家で、1合だけ飲みながら、長く続く奥さんの愚痴などを聞く練習をす
 るとよい。家庭円満と、節度ある適度な飲酒の訓練が同時にできて一石二鳥。

 相談者「でも、今の上司との問題は解決しませんね。」
 山さん「昼間は、あなたのやったように、二人だけで話し合うこと。そして
     仕事について、できるだけこまめに報告する。夜は、指名を受けた
     人にちびりちびり飲酒法を教えてください」
 相談者「上司をうまく変えることはできませんか」
 山さん「60歳を越えた人は、難しいです。病気だと思いつきあってください」
 相談者「定年でいなくなるまで、しばしガマンですか」
 山さん「仕事の『報、連、相』の訓練。酒の節酒法の訓練に、最適な上司で
     す」
 相談者「山さんは、ポジティブだなあ」

 この上司が重要なポストへ任命されているのは、良い面もあるからだ。おそ
 らく昼・夜の使い分けで破綻にいたらなかったのだろう。そして酒に寛容な
 風土も味方して、化石のように残った。
 しかし、もう、今後の上司としては通用しない。
 今回は現実的な対処法を伝授したが、この上司がやっていることは実際のと
 ころ、パワハラ、アルハラである。
 古い体質の会社とはいえ、若い世代の被害者が多くなれば、会社は、排除す
 る。社会も排除する。
 大学教育、企業内教育、それも入社時教育から幹部教育まで、アルコールの
 知識教育と適切な飲酒教育が、要請される時代なのだ。
 アルコール健康対策基本法ができたのも当然だ。

=============================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、ア
 ルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年に
 NPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)
 アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進
 しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期
 発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識の
 もと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者
 遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格
 的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告
 ・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


=====================編集後記 *つぶやき*========================


 6月18日の夜のNHKは、まさに、アルコール依存症啓発ナイトでした!

 19時台と21時台の全国ニュースで、女性のアルコール依存症を取り上げ、
 「クローズアップ現代」では、特集「あなたの飲酒 大丈夫?」
 
 ASKにも急きょカメラ取材が入りました(19時台のニュースで放送)

 基本法の効果は大きいです。


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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】98号 14.7.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
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