職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

94号2014

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  94号 14.3.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.92
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  送別会
    せっかく歩いて帰ったのに
           車で出かけて事故起こす


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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 ★第7期飲酒運転防止インストラクター養成講座、受付スタート!
 
 3月10日から、受付開始しました。

 第1期より日本損害保険協会の助成で実施させていただいてきましたが、第7期
 になったため、助成額が半額になりました。
 そこで、自己負担額の大幅増加を避けるため、業務用アルコール検知器メー
 カーの東海電子(株)、フィガロ技研(株)、サンコーテクノ(株)、(株)タニタ
 各社にご協力を依頼したところ、快く企業協賛に応じてくださいました。
 
 また、フクダ電子(株)には、第1期よりずっとスクーリング会場のご提供を
 いただいております。

 多くのご支援を得て第7期を開講できますこと、心より感謝いたします。

 すでに、お申し込みが届いています。
 例年、希望者殺到のため早々に募集枠が埋まりますので、どうぞお早めに。

 ■受講料(自己負担分)18,500円 ■定員300名
 ※受講料には通信講座(添削3回含)・スクーリング・教材用DVD・認定
 等の費用すべてが含まれます。

 ホームページからお申し込みください。
  ↓ ↓ ↓   
 http://goo.gl/AEBtZ8

 FAX・郵送でもOKです。
 

 ★上級インストラクターも募集しています!
 
 認定インストラクターとしての経験をもとに、アルコール問題についての
 研鑽をさらに積み、研修の実技審査に合格すると上級インストラクターと
 して認定されます。

 くわしくはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/c6tZ7Z

 なお、これまでに認定された上級インストラクターの紹介ページはこちら。
  ↓ ↓ ↓   
 http://goo.gl/FRztg7


==============================================================★
  2.ASKからのお知らせ
=============================================================== 

 ★イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2014が開始です!
 
 今年のテーマは、「こわい飲み会」。

 飲まざるを得ない空気を作ることもアルハラです。たとえば――
 ・ソフトドリンクが用意されていない
 ・飲み会の最中、場を盛り上げるためにコールを振られる
 ・食べ物のメニューが隠してある
 ・飲める体質だからと、酒をどんどんコップに注がれる
 ・毎年のように誰かが救急車で運ばれる合宿の打ち上げ
 などなど。

 あなたが「こわい」と感じた飲み会は、どんなものですか?
 社会人、学生を問わず、ホームページで声を募集しています。
 文庫本のブックカバーになるチラシのプレゼントもあります。
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/FBTnK9


 ★DVD「STOP!アルコールハラスメント」予約開始
 
 急性アルコール中毒による死を防ぐため、教育用DVDを急きょ製作。
 予約を開始しています。くわしくはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/9oPPlU


 ★アルコール健康障害対策基本法が、「社説・論説」に!
 
 1月24日 長崎新聞 アルコール対策基本法 飲酒の弊害に歯止めを
 1月24日 下野新聞 アルコール対策基本法 飲酒の弊害 歯止め重要
 1月24日 静岡新聞 飲酒の弊害 対策法中心に歯止めを
 1月24日 日本海新聞 アルコール対策基本法 飲酒の弊害に歯止めを
 1月24日 大分合同新聞 アルコール対策基本法 飲酒の弊害に歯止めを
 1月26日 岐阜新聞 飲酒による弊害に歯止め
 1月26日 山陰中央新報 アルコール対策基本法 依存症など弊害に歯止めを
 1月26日 南日本新聞 アルコール法 飲酒の弊害への理解を
 1月29日 宮崎日日新聞 アルコール対策基本法 実効ある施策で患者支援を
 1月29日 上毛新聞 アルコール対策基本法 飲酒の弊害に歯止めを
 2月7日 四国新聞 李白の教え
 2月9日 福井新聞 アルコール対策 法制化 依存症は「断酒」しかない
 2月13日 佐賀新聞 アルコール対策基本法 国を挙げて支援充実を
 3月8日 東奥日報 天地人
 3月9日 高知新聞 アルコール法 健康障害に正しい理解を

 成立までの経緯と条文はアル法ネットのホームページをご覧ください。
 施行は6月1日の予定です。
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/kmQVq7


 ★1.ジェルパッチ→ 2.予防パンフ→ 3.トイレットペーパー

 ――3種類の予防グッズを続けて注文してくださった会社の担当者に、
   活用法をお聞きしてみました。

 他社で、夜勤宿直中の飲酒や業務中の飲酒運転など、飲酒がらみの不祥事が
 あったため、自社で起きないよう社内啓発を行ないました。

 1.ジェルパッチ
 昨年末、全社員が参加するコンプライアンス集会でジェルパッチを各個人に
 渡し、アルコールの知識を伝えながら、その場で実施しました。
 体質的に弱い方がいることを知るきっかけになったと思います。

 次の2つは、ジェルパッチを購入した際に入っていたチラシを見て、今年、
 追加で購入しました。

 2.リバーシブル予防パンフ
 3種類をセットにして、社員一人ひとりに配布しました。
  「アルコールと生活習慣病×アルコールとストレス」
  「飲酒運転をゼロに!×おいしく賢く飲みたい人へ」
  「あなたの飲酒をチェック×アルコール依存症かも!?」

 その際、所属長から「飲酒運転はダメだよ」など、一言つけて手渡すように
 しました。

 3.トイレットペーパー
 社員が使う、各事務所のトイレに設置してもらいます。
 配布して間もないので、まだ段ボールから出していないところもあると思い
 ます。反応が楽しみです。
 自社から、飲酒運転を絶対に一人も出さないようにしていきたいです。


 ★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
   ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/7Xu8M

 ★ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
   ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/NLjZ6F

 ★トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を!
   ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/Aegqt

 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●DVD&ハンドブック
 「知って得する!アルコールの基礎知識」
  http://goo.gl/yKAqH

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://goo.gl/6dWpA 

 ●ASKアルコール通信講座
  ――依存症への対応が学べます
  http://goo.gl/gYL1L


==============================================================★
  3.ニュースCLIP!
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 3月20日あたりから5月にかけて、桜前線が日本列島を縦断するようです。
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/xKYhsr

 長かった冬から一転、気候が暖かくなると、体も心も緩みます。
 飲酒事故にご注意ください。

 さて、ニュースクリップ、記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)若者の飲酒運転の実態は…?
 2)歩いて帰宅したのに…
 3)だから、飲みすぎなんです!
 4)家族が止めても/車内に酒びん/酒盗んだ
 5)言い逃れの数々
 6)水上バイクの飲酒操縦

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 1)若者の飲酒運転の実態は…?

 琉球大学法文学部の学生らが、2012年10月、学生500人に飲酒実態アンケート
 をしたところ、約1割の学生が飲酒運転をしたことがあると答えていた、とい
 う報道がありました。

 ◎琉大生1割飲酒運転「酒抜けぬまま」半数超(2月21日 沖縄タイムス)

 注目すべきなのは、飲酒運転をしたことがないと答えた91%の学生について、
 飲酒量などからアルコール分解時間を推測したこと。その結果、翌日に無自
 覚で飲酒運転をしている可能性の高い学生が、全体の52%に上りました。
 また、43%(男性は65%、女性35%)には、イッキ飲みの経験がありました。

 ――問題点をえぐりだした、意味ある調査です。
 これは、沖縄の学生だけにかぎったことではないと思います。


 広島市では、19歳による飲酒運転事故が起き、同乗者が亡くなっています。

 ◎飲酒運転のクルマが河川敷に転落して3人死傷、飲酒運転で少年逮捕
 (3月5日 レスポンス)

 3月2日午後5時50分頃、広島市で、軽ワゴン車が道路左側の電柱に衝突し、
 その弾みで路外に逸脱して斜面を転落、道路から約4m下の河川敷に転落しま
 した。
 後部座席右側に同乗していた19歳の女性が全身強打でまもなく死亡。他の同
 乗者2人も打撲などの軽傷を負いました。
 警察は、運転していた19歳の少年を自動車運転過失致死傷の現行犯で逮捕。
 少年からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されました。
 少年は、「みんなでバーベキューに行き、酒も飲んだ」などと供述している
 とのことです。

 一緒に飲んだ仲間を乗せた、典型的な若者の飲酒事故です。
 毎月、毎月、このような悲惨な事故が起きています。
 若者に焦点を絞った対策が必要です。

 ★若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_case5.html


 2)歩いて帰宅したのに…

 送別会や懇親会で飲んで徒歩で帰宅したのに、あろうことか、車で出かけて
 しまった人たちがいます。
 飲酒運転取り締まり担当の警察官まで。
 アルコールによる脳のマヒでしょう。

 歓送迎シーズン真っ盛りです。どうぞ気をつけて。

 ●送別会→徒歩で帰宅→車 巡査部長(30)/京都(3月8日 毎日新聞)
 3月7日午後6時30分~10時頃、市内の店で開かれた交通課の送別会で、コップ
 数杯のビールと少量の日本酒を飲み、徒歩で官舎に帰宅した。
 幹事だったが飲食代の支払いを忘れたことに気づき、マイカーで店に戻る途
 中、午後10時25分頃、鉄道の踏切防護柵に衝突。車を放置して逃げた。
 近隣住民の通報で駆けつけた署員が自宅に戻っていた巡査部長を任意同行、
 基準値を超すアルコールが検出された。
 巡査部長は、交通課交通指導係として飲酒運転取り締まりを担当していた。
 
 ●懇親会→徒歩で帰宅→車 伊達市課長/福島(3月11日 福島民友ニュース)
 3月9日夕、市内の集会所で開かれた会合に出席、会議後の懇親会で午後6時頃
 から酒を飲んだ。
 徒歩で帰宅後、1人で自家用車を運転し、自宅近くのコンビニで買い物した
 帰り道、市道脇の電柱に衝突する事故を起こした。
 課長は10日朝、上司に事故を報告した。


 3)だから、飲みすぎなんです!

 たくさん飲んでも、一晩寝れば抜けると思っている人々がいます。
 警察官や教師も例外ではありません。
 ――その結果、職を失うことに。

 ●警部補(58)奈良(2月28日 毎日新聞)
 停職1カ月の懲戒処分→辞職
 2月3日午後7時半~4日午前0時頃、天理市内のすし店やカラオケ店で缶ビール
 1本と焼酎お湯割り9杯を飲み、自宅で6時間半、睡眠をとった。
 4日午前9時頃、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転。署に出勤後、同僚が酒
 の臭いに気づき、飲酒検査で基準値を超すアルコールを検出した。
 「若干アルコールが残っていると思ったが、大丈夫だろうと思った」と容疑
 を認めているという。

 ●高校講師(44)青森(2月20日 読売新聞)
 停職6か月の懲戒処分→辞職
 昨年11月23日、秋田市へドライブに出かけ、居酒屋とスナックでビールのジョ
 ッキ2杯、ウイスキーの水割り7杯を飲んだ。その後、近くのコインパーキン
 グに止めた車の中で睡眠をとり、約7時間後の24日朝、駐車場を出たところで
 パトカーに止められ、呼気検査でアルコール分が検出された。
 「酒が若干残っていたが、時間がたっているので酒気帯び運転になるとは思
 わなかった」

 どちらも飲みすぎです。
 ビール500mlが体から消えるのに、およそ4時間かかること、覚えておいてく
 ださい。
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ikkialhara_speed.html (ASKのサイト)

 
 4)家族が止めても/車内に酒びん/酒盗んだ

 ……どうにも止まらない状況。
 アルコール依存症がかなり進行した状態だと思います。

 ●「車中で飲酒」の小学教頭(52)(3月6日 スポーツ報知)
 2月16日夜、熊本県の温泉施設駐車場に止めた車の中で缶酎ハイ3本を飲んだ
 後、運転して帰宅する途中、民家の生け垣に衝突しそのまま走り去った。

 ●「家族が止めても聞かない」住職(55)(2月27日 読売新聞)
 2月26日午前9時50分頃、福岡県で、巡回中の署員が停車を求め飲酒検知。呼
 気0.45mg/lのアルコール分を検出した。今月上旬、家族から同署に「酒が抜け
 ないまま運転していることがある。止めても聞かない」との相談があった。

 ●「車内に酒びん」トラック運転手(46)(3月8日 読売新聞)
 3月7日午後3時35分頃、佐賀県で酒に酔って大型トラック(10トン)を運転。
 追突事故を起こして逃走し、現場から約450m離れた田んぼに突っ込んだ状態
 で発見された。車内には酒びんなどがあり、呼気0.86mg/lのアルコール分が
 検出された。

 ●「判決の翌日、酒盗んだ」職員(47)(3月11日 サンケイスポーツ)
 3月11日午前6時55分頃、愛媛県のコンビニでチューハイ2本を盗み、逮捕され
 た。逮捕時は少額の現金しか持っておらず、「お酒が飲みたかった」と容疑
 を認めている。
 昨年5月に飲酒運転をして逮捕され、今月10日に懲役8月、執行猶予2年の有罪
 判決を受けたばかり。


 <断酒会アンケート>アルコール依存症と飲酒運転(ASKのサイト)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_enquete.html


 5)言い逃れの数々

 う~ん、往生際、悪すぎです。

 ●「酒は飲んだが、運転していない」佐賀(2月24日 佐賀新聞)
 2月23日午前4時15分頃、酒に酔った状態で軽自動車を運転した疑いで、無職
 男性(35)が現行犯逮捕された。電柱に衝突する自損事故を起こし、かけつ
 けた署員が調べ、呼気0.4mg/lのアルコールを検出したが運転を否認。

 ●「酒を飲んではいない」徳島(3月3日 読売新聞)
 3月2日午前4時40分頃、ファストフード店敷地内で、酒気帯びの状態で普通乗
 用車を運転したとして、居酒屋店員(26)が逮捕された。ドライブスルーで
 ハンバーガーなどを注文。料金支払い時に眠り込んでいたため、対応していた
 店員が110番したもの。
 飲酒していないと検知を拒否したため、裁判所で令状を取って強制採血をして
 鑑定したところ、基準値を超えるアルコール分が検出。

 ●「洋酒が入ったお菓子を食べただけ」福岡(3月4日 福岡放送)
 3月3日夜、追突事故を起こした女性(46)が酒気帯び運転の疑いで逮捕された
 が、飲酒を否認。


 6)水上バイクの飲酒操縦

 会津若松市の猪苗代湖で昨年起きた水上バイクの衝突死亡事故について、国の
 運輸安全委員会は、福島市の飲食業女性(当時50歳)が飲酒して水上バイクを
 操縦したことが事故原因の一つであるとした調査報告書を発表しました。

 ◎水上バイク死 飲酒が一因 昨年8月猪苗代湖(3月1日 読売新聞)

 昨年8月21日午後3時40分頃、女性は水上バイクに小学2年の男児(当時7歳)
 を同乗させて操縦し、岩壁に衝突。2人は頭などを強く打ち、女性は約3時間
 後に死亡。重体の男児も脳挫傷で11月5日に死亡しました。

 女性は知人ら計13人で遊びに来て、子どもたちを順番に水上バイクに乗せて
 いたといいます。
 事故前にハイボールを飲み、血中のアルコール濃度は0.8mg/ml(呼気に換算す
ると0.4mg/l)でした。


 水上バイクの操縦には飲酒についての規定があるのでしょうか?
 ――調べてみました。

 まず、水上バイク=水上オートバイを操縦するためには、「特殊小型船舶操
 縦士免許証」の免許を所有しなければなりません。
 そして、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」にはこうあります。
 第二十三条の三十六(小型船舶操縦者の遵守事項等)
 小型船舶操縦者は、飲酒、薬物の影響その他の理由により正常な操縦ができ
 ないおそれがある状態で小型船舶を操縦し、又は当該状態の者に小型船舶を
 操縦させてはならない。

 基準値を調べていたら、国土交通省のサイトにこんなページがありました。

 ●海上交通における飲酒対策について
 小型船舶については――
 酒酔い操縦の判定基準の一環である数値基準について、船舶がふくそうする
 水域(港則法及び海上交通安全法上の航路)又は遊泳者等の付近を航行する
 場合は、呼気0.5mg/l以上から0.15mg/l以上に引き下げる。(2006年)
  ↓ ↓ ↓
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/10/100929_.html
 
 船舶・小型船舶の酒酔い基準値は、0.15mg/lです。


=============================================================★
   4.山さんコラム No.92
==============================================================

 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

 ◆親しい酒友、また他界

 昨年暮と正月明けに、2人の酒友達を失った。
 1人は肝臓ガン・すい臓ガン。もう1人は腹部動脈瘤の破裂。
 どちらもアルコールと関連の深い病である。
 両人とも心優しい穏やかな性格であり、人望もあった。
 東北新幹線盛岡開業を準備した仕事仲間だった。
 そして良き酒飲み友達でもあった。

 盛岡時代、山さんは、南部杜氏の醸した名酒を、連日、痛飲した。
 2年目の夏にひどい扁桃腺炎にかかり、血液検査の結果、ガンマGTPが100
 を超えていると判明。そうなるまで飲んだのである。そこで禁酒をやって
 数値を標準値に戻した。
 友達2人も山さんに負けず劣らず飲み、1人は山さんに付き合ってガンマGTP
 が120を超えた。しかし、彼曰く
 「酒飲みが、ガンマGTP100以下になることなんか、あるのか」
 と動じなかった。

 その後30有余年、この仲間と、山に登り飲み、温泉に浸かり飲み、酒蔵を訪
 ねては飲んだ。
 東京では、老舗の鰻屋、てんぷら屋、そば屋、寿司屋をめぐり飲み、名酒の
 ある小料理屋や居酒屋に落ち合い飲み、洋食、中華、フレンチ、イタリアン
 の名店で飲み、たまに上等な牛肉やうまい魚料理を楽しみ飲んだ。

 山さんが飲酒運転防止活動を開始、多量飲酒から「節度ある適度な飲酒」に
 変わっても、楽しい酒のある会合は続いた。
 1合枡を持ち出して節酒をすすめた際、1人は
 「その主旨は賛成だ、しかし皆、大人なのだから自己責任でいこう」
 と穏やかに言い、静かにしっかり飲んだ。
 もう1人のガンマ氏は
 「飲酒運転防止には必要だ。山ちゃんは、それでいけよ」
 と理解を示し、賛成を表明したが、自分はマイペースでぐんぐん飲んだ。
 山さんが
 「このぐらいにしておこうや」
 と宴会終結宣言を発すると、必ず
 「もう1本だけ」
 とリクエストした。そして1本が2本になることも…。

 大声を出すわけでもなく、好き嫌いもなく、いつも明るく、宴果てれば、2次
 会へ行くこともなく、再会を約し、あっさり別れるという、実によい飲み方
 であった。
 だから山さんは、いつも枡持参で節酒のパーフォーマンスは続けたが、彼ら
 に「酒は2合まで」と、強くすすめることはなかった。
 それが、今、大層、悔やまれるのだ。

 思えば、いくつかの徴候があった。
 自己責任を語った彼が、2年前くらいから一緒に泊まる際、酒を早く切り上げ、
 先に眠ったり、ウォーキング中に「そろそろ限界だ」などと弱音を吐いたり
 した。こんなことは、長い付き合いのなかで、全くみられないことであった。

 一方のガンマ氏も、ここ数年、足のケガに苦しんだ。軽いハイキングで捻挫、
 経過がかんばしくなく半年も山歩きができなかったことがあった。ちょっとし
 た修理仕事中、脚立から落ちて、足をケガしたこともあった。そして、一昨
 年、山に登る前夜に飲みすぎ、翌朝、途中で休み、頂上をあきらめる事態も
 おきた。
 この時、山さんの頭に、一連のケガはアルコールのせいだったのかなとの疑い
 が、一瞬、浮かんだ。
 本来なら、飲む量を少なくするようアドバイスすべきだった。あるいは健康
 診断結果なども尋ねるべきだった。
 しかしケガの報告に続いての
 「この歳になれば、誰でも体のどこかはおかしくなるものだ。あまり気にし
 ないほうが良い」
 という明るく穏やかな発言に同意する気持もあって、忠告はしないままだった。

 山さんは、酒が大好きだ。
 良い酒をできるだけ美味しく、永く飲み続けたいと希望している。
 酒を美味しく飲むには、良い酒、うまい肴があるだけでは不足である。気の
 置けない、楽しく飲める仲間が大切だ。
 だから酒好きで良い飲み仲間であった、かの2人にも、長く生きて、共に楽し
 く飲んでほしかった。
 それで、今、忠告しなかったことを、痛切に悔やむのである。
 全世界の、こよなく酒を愛する人には、長生きしてもらいたい。
 愛する酒を飲みすぎて、体をこわし、ドクターストップで酒が飲めなくなる
 のは、なんとも残念である。まして酒によって命を奪われるのは無念ではな
 いか。
 酒を愛する人ほど、やさしく、丁寧に、愛情深く酒を飲んでほしい。


=============================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、ア
 ルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年に
 NPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)
 アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進
 しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期
 発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識の
 もと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者
 遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格
 的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


=====================編集後記 *つぶやき*========================


 「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン」の開始が、3月5日
 「飲酒運転防止インストラクター養成講座」の募集開始が、3月10日
 
 その中で、アルコール健康障害対策基本法の施行に向けて、さまざまな活動
 も始まっています。
 年度末、息をつく暇もないASKです。


-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】94号 14.3.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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