FC2ブログ

職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

91号2013

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  91号 13.12.13
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.89
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   アルコール健康障害対策基本法、全会一致で成立です!
 
   ――詳しくは、ASKからのお知らせを

==============================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
===============================================================

 ★スクーリング、全日程終了!!
 
 9月から始まった、スクーリング。
 山さんの全国行脚も全日程が終了しました。
 スクーリング、スキルアップ研修を通じて、多くの皆様にご参加いた
 だくことができました。

 研修を通じて、皆様からたくさんのご意見ご感想をいただきました。
 飲酒運転防止に対して、情熱を持って取り組んでいるようすが伝わっ
 てきます。
 
 スクーリングのアンケートの一部をご紹介します。

 ・本だけではわからない詳細内容、背景がわかりました。講師は知識
  がかなり豊富だと感じました。アルコールの知識、危険性を勉強す
  るためにはこの「養成講座」は非常によいきっかけであると考えて
  いるので、継続的に全社で対応していきたいです。(企業)

 ・グループワークも活用しながらだったので、退屈することなく聞く
  ことができました。(企業)

 ・グループ討議もあり一方的な研修でないのがよかったです。講師は
  どんな質問にもわかりやすく細かく丁寧に受け答えしてくれました。
  (バス)

 ・酒について新しいことを知ることができ、たいへん有意義でした。
  飲酒運転については、本人が本質をいかに理解するかがポイントだ
  と思います。(バス)

 ・自分自身の飲酒改善および反省につながりました。(バス)

 ・アルコールはあまり飲まないのでよくわからないところがあります
  が、知識は増えました。講師の説明が非常にわかりやすかったです。
  (トラック)

 ・伝えるべき内容がうまくまとめられていて学びやすかったです。
  また、講師は熱意が伝わる方で、知識が豊富で話がわかりやすかっ
  たです。(教習所)

 ・講師は自分にもわかりやすい言葉で話してくれたので、講義をする
  ものとしても勉強になりました。(教習所)

 
 広島でのスクーリングのようすが、11月20日付中国新聞に紹介されました。
 

 ★これまでのインストラクター認定者数は1945人になりました。
  随時更新しています。
   ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

==============================================================★
  2.ASKからのお知らせ
=============================================================== 

 ★アルコール健康障害対策基本法が成立しました!

 超党派議員連盟による草案が、11月20日の衆議院内閣委員会で正式の法律
 案となり、翌日衆議院を通過。12月6日には参議院内閣委員会で採択され、
 12月7日0時25分、参議院本会議において全会一致で可決、成立しました。
 臨時国会閉会寸前でした。

 以下の参議院のホームページに、正式に掲載されています。
 http://goo.gl/54dTv5

 成立までの経緯はアル法ネットのホームページをご覧ください。
 http://alhonet.jp/law.html

 ASKでは、2010年から基本法の制定推進に取り組み、2012年からはアル法
 ネットの事務局としてフル回転で活動してきました。
 基本法によって、アルコール健康障害対策に対する国のポリシーを明確にで
 きたのは、大きな成果です。飲酒運転やDV、自殺など関連する問題に対する
 施策との有機的な連携も強調されています。
 公布後6ヵ月以内に施行、国は2年以内に基本計画を策定することが義務づけ
 られています。
 これからが本番! 
 よりよい基本計画にするために、引き続き力を尽くします。


 ★注意!「ウコンの力」を飲んでも、アルコール分解能力は高まりません。

 ASKに、お酒が飲めない体質の人から、相談電話がありました。
 職場の飲み会前に、これを飲めばお酒が飲めるようになるからと「ウコンの
 力」を飲まされ、アルコールも飲まされて、体調を崩しているそうです。

 また、飲めるタイプの方でも、「ウコンの力を飲んだからと大丈夫」と、大
 量飲酒する例を見聞きします。

 そこで、ハウスウェルネスフーズのお客様相談センターに、直接問い合わせ
 たところ、以下の回答でした。

 ――『ウコンの力』は食品なので効果・効能はなく、飲んだからといって、
 お酒が飲めるようになるという訳ではありません。

 同社のホームページを確認しましたが、アルコールの代謝が早まるなどの
 効能は一切書いてありません。通説に惑わされないようご注意ください。

 
 ★ASK設立30周年 オンラインショップ記念キャンペーン12月25日まで。

 あと少しで終了です。割引やプレゼントについてはこちらをどうぞ。
   ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/V0Fis9


 ★医療機関でも「職員への啓発」にトイレットペーパー!

 医療関係からのご注文が続いたので、お聞きしてみました。

 愛知県の医療機関のお話――

 以前、理事長が購入したことがあり、「これはオススメだよ」と紹介されて、
 購入しました。今度開く職員会議の際に、手渡しで個人個人に配る予定です。
 職員の飲酒運転防止のため、意識を高める助けになってくれればと思います。

 福岡県の健診機関のお話――

 12月は飲酒の機会が多くなるので、職員が飲酒運転をしないように注意喚起
 するために、職員用のトイレに設置しました。
 ちょうど今朝設置したばかりなので、職員の反応が楽しみです。


 トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を!
    ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/Aegqt

 
 ★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://goo.gl/6dWpA 

 ●DVD&ハンドブック
 「知って得する!アルコールの基礎知識」
  http://goo.gl/yKAqH

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
  http://goo.gl/NLjZ6F

 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  http://goo.gl/7Xu8M

 ●ASKアルコール通信講座
  ――依存症への対応が学べます
  http://goo.gl/gYL1L

==============================================================★
  3.ニュースCLIP!
===============================================================  

 あちこちの自治体が、職員の飲酒運転への対策に追われています。
 やってもやっても起きる事例。
 なぜなら、飲酒運転厳罰化によって、長い間潜在していた多量飲酒やアルコ
 ール依存症の人たちがあぶりだされている状態になっているからです。
 とくに、教員の飲酒運転が各地で目立っています。

 ニュースクリップ、記事集めは金田、執筆は今成でお届けします。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

--------------------------------------------------------------

 1)4日間で3人が逮捕…福岡市が大変なことに!!
 2)九州・沖縄・山口・広島…公務員の飲酒運転が減らない
 3)車道に座りこみ・交差点で居眠り…ホントの話
 4)イライラ…仕事と家庭のストレス
 5)「家で1人で飲み、少しの距離だから大丈夫だと思った」
 6)恋人を身代わりにする男たち

--------------------------------------------------------------


 1)4日間で3人が逮捕…福岡市が大変なことに!!

 飲酒運転と放火で、いずれも50代の職員3人が逮捕という緊急事態となった
 福岡市。
 うち放火の職員にはアルコール依存症の治療歴があり、飲酒運転の中学教諭
 はアルコール依存症により休職中であったことがわかり、対策に追われてい
 ます。
 もう1人の小学校教諭も呼気0.58mg/lと高いアルコール濃度でした。

 ●11月29日 産廃指導課職員(56)(ネットアイビーニュース/NHK)
 10月5日の午前1時頃、自宅マンション駐輪場の原付バイクに放火していた
 容疑で逮捕。第一発見者として消火活動に参加していたが、不自然な説明を
 したため、警察が防犯カメラの映像を分析し捜査していたところ、「長期間
 止めてあったバイクが邪魔だったので火をつけた」と犯行を供述。

 ●11月30日 小学校教諭(52)(毎日新聞)
 午前3時50分頃、ワゴン車を無灯火で運転、パトロール中の署員に見つかり、
 呼気0.58mg/lのアルコールを検出。「居酒屋で飲んで帰宅後に買い物に行く
 ため車を運転した」と供述。

 ●12月2日 中学校教諭(50)(西日本新聞)
 午前2時20分頃、自宅近くでバイクを運転中、信号無視を巡回中のパトカーに
 見つかり、停止の呼びかけに応じず逃走したが、エンストを起こして止まっ
 た。呼気0.6mg/lのアルコールを検出。免許停止中だった。

 市長は記者会見で、「本当にショック。市民に申し訳ない」と謝罪するとと
 もに、アルコール依存症などで休職した職員を支援する専門の部署を来年4月
 にも設置する方針を示しました。
 市によると昨年度、病気で休職した職員や教員は計206人で、このうちアルコ
 ール依存症を含む精神疾患が原因なのは139人。連続不祥事で逮捕された中学
 校教諭は6回目の休職期間中でした。
 市は、休職中の職員について、現状把握のための家庭訪問を実施する計画を
 進めていること、さらに、休職長期化を防ぐため、分限免職に関する規定を
 厳しくするなど市条例改正の方針も固めました。
 
 一連の対策の中で一番心配なのは、アルコール依存症への偏見が職場や社会
 に広がることです。偏見は、早期発見と職場復帰の双方を阻害する最大の要
 因となります。

 多量飲酒の習慣がアルコール依存症を引き起こすこと、誰でもかかる可能性
 があること、日々の断酒継続のため自助グループに通うのが大切であること
 ……そういった正しい認識を広める対策をとっていただきたいと思います。


 2)九州・沖縄・山口・広島…公務員の飲酒運転が減らない

 福岡市だけではありません。

 ◎飲酒運転で懲戒260人、九州・山口・沖縄の公務員(12月1日 読売新聞)

 読売新聞九州支局が調べたところ、こんな数字が出たのです。

 ――九州、山口、沖縄の9県で、2006年度から今年10月末までの7年半に、飲
 酒運転をしたり、同乗したりして懲戒処分を受けた公務員が少なくとも計260
 人に上る。

 この中には、警察官も15人います。
 これは、上記9県の県庁、県庁所在市、政令市、県警、県教委が公表した件数
 をまとめたもので、市町村での処分者は含んでいないとのこと。市町村も混
 ぜた全自治体の統計をとったら、いったいどれだけの数になるのでしょう。

 ◎広島市職員飲酒運転根絶取り組み中、今年4件目(11月29日 読売新聞)

 広島市でも、今年4件目の職員の飲酒運転が公表されました。市立病院の男性
 看護師(22)が、9月20日午前3時40分頃、酒気帯び運転で、ガードレールに
 衝突する事故を起こしていたのです。
 前日午後3時頃から約5時間、自宅でビールのロング缶6本とボトル半分のウイ
 スキーを飲み、知人女性を乗せて買い物に行く途中でした。

 ビールのロング缶1本が1単位なので6本で6単位、ウィスキーボトル半分は約6
 単位、合計12単位も飲んだことになります。1単位のアルコールの分解にかか
 る時間の目安は4時間ですよ。

 広島市では職員による相次ぐ飲酒運転を受け、少なくとも半年に1度の個別
 面談、研修会による啓発、アルコール検知器の購入促進――などの防止策に
 取り組んでいました。

 事故を起こした看護師は8月5日の面談で、2年以内に2度飲酒運転したことや、
 過去に「酒で酔いつぶれた」という事実を明らかにしていました。その際、
 今後は「飲酒した帰りは誰かに迎えにきてもらう」「グループで飲酒する際
 は、酒を飲まない運転役を1人決める」などと上司に報告していたとのこと。
 市は、今回の事件を受けて10月に再度、面談を実施。飲酒運転防止を周知
 徹底させるリスクマネジャーを各職場に置くなどの新たな対策を検討するそ
 うです。

 職員研修や面談では、多量飲酒の習慣が飲酒運転を招くことをしっかり伝え
 る必要があります。飲酒運転につながる飲酒習慣を変えることこそが肝要な
 のです。偏見助長ではなく、偏見是正をよろしくお願いします。


 ★飲酒運転防止インストラクター養成講座
 アルコールの基礎知識や節酒の方法を、職場で研修する方法を学びます。
 来年度の受講者募集は3月中旬からの予定です
  ↓ ↓ ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 ★飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
 個々に、15分程度受講したあと、修了テスト。
 結果は記録され、管理者が受講状況を確認できます。
 修了後、誓約書を印刷し、署名・提出する設定にカスタマイズもできます。
  ↓ ↓ ↓
  http://goo.gl/6dWpA 


 3)車道に座りこみ・交差点で居眠り…ホントの話

 車を運転して、道路の真ん中で寝込む、とんでもない人々がいます。

 ◎道路に座っていた課長補佐、酒酔い運転で逮捕(11月18日 読売新聞)

 「道路の真ん中で車が止まっている」と通りかかった車から110番。署員が駆
 けつけると、呉市環境管理課課長補佐(57)が運転席側のドアにもたれかかっ
 て道路に座っていました。11月17日午後3時30分頃のことです。

 ◎交差点の車の中で・・・飲酒運転で逮捕(11月18日 福岡放送)

 「交差点に止まった車の中で男が寝ている」との通報が警察に。駆けつけた
 警察官が寝込んでいる自称・会社員(32)を起こして調べたところ、呼気か
 ら基準値の2倍を超えるアルコールを検出し、逮捕しました。「スナックで
 焼酎の水割りとビールを飲んだ」とのこと。11月18日午前5時前でした。

 酔って道で寝込み、車にひかれる歩行者も多くいます。

 埼玉県のホームページに、合言葉は「就寝は帰宅後よ!」という、路上寝込
 みによる交通死亡事故の特徴をまとめた言葉が掲載されていました。
 「しゅう」…週末の
 「しん」…深夜に 
 「き」…近所の
 「た」…単路(一本道)の
 「く」…暗い道で
 「ご」…ご高齢の男性が
 「よ」…酔って路上寝込み

 ★埼玉県のホームページ
 http://www.pref.saitama.lg.jp/site/safety-walker/rojyonekomi.html


 4)イライラ…仕事と家庭のストレス

 憂さ晴らしに飲酒→運転→事故というケースが3例も。

 ●小学教諭(55)栃木県(12月5日 サンケイスポーツ)
 ――妻とけんかして車で家を出た
 12月4日午後7時45分頃、帰宅し、自宅で飲酒。翌5日午前4時前、自宅近くで
 縁石や街灯に衝突する事故を起こした。

 ●小学校教頭(52)和歌山(11月22日 紀伊民報)
 ――仕事やプライベートでストレスがたまり、憂さ晴らしのために車に乗った
 教頭は10月28日、自宅で夕食を取りながら缶酎ハイを約650ml飲んだ後に1人
 で軽乗用車に乗り、約1時間半後に国道で路肩の鉄柵に衝突する事故を起こ
 した。車は横転。ドアが開かなかったため通行人の助けを借りて車外に出た
 教頭は、歩きながら携帯電話でJAFに連絡し、約1キロ先のコンビニでトイ
 レを借り、酔いを覚ますために2リットル入りの水を購入して飲んでいた。

 ●会社員(34)兵庫(11月18日 サンケイスポーツ)
 ――仕事と離婚でイライラしていて、(事故の)直前にコンビニエンススト
 アで缶チューハイなど酒を買って飲んだ
 バイパス上り車線を酒を飲んで逆走して事故を起こし、11月17日午前6時頃、
 軽自動車と衝突して逃走。通報を受けた高速隊員が、逆向きに路肩に停車し、
 左前部が破損している車を発見。タイヤ交換をしていた会社員を検査すると、
 呼気0.45mg/lのアルコールを検出。
 県警では、逆走が故意なのか、過失なのかについて詳しく調べている。

 どれも、アルコール依存症の疑いがありますね。


 5)「家で1人で飲み、少しの距離だから大丈夫だと思った」

 山口県警が、今年10月末までに発生した飲酒運転による人身事故40件を分析
 したところ、昼から夕方過ぎの比較的早い時間帯に、飲酒事故の半数近くが
 集中している実態が明らかになりました。
 
 ◎飲酒人身事故2年連続増 山口(11月28日 読売新聞)

 今年起きた事故の発生時間を2時間ごとに分けたところ、午後6~8時が6件、
 正午~午後2時が5件。正午~午後8時は計18件と全体の45%を占めていたの
 です。
 この時間帯に事故を起こしたドライバーからよく聞かれたのが、次の言葉だ
 ったとか。
 「家で1人で飲み、少しの距離だから大丈夫だと思った」

 自宅飲みの飲酒運転事例を見てみると、まさにこの言葉どおりと実感します。

 自宅で飲んでいて近所のコンビニへ
 自宅→店→友人宅と、はしご
 自宅で飲み、近くの実家へ
 自宅で飲酒し、翌朝検挙

 では、事例をどうぞ。

 ●自称・漁業(28)千葉(11月15日 NHK)
 自宅で500mlの缶ビールを6本飲み、コンビニエンスストアにたばこを買いに
 行って→→11月15日午前4時半頃、アクセルとブレーキを間違えて踏み、そ
 のまま店内に突っ込んだ。

 ●巡査(31)長崎(11月15日 読売新聞)
 前日の昼から夜にかけて自宅で缶ビール(500ml)8本、飲食店でカクテル5、
 6杯、友人宅で焼酎1杯を飲み、帰宅後にドライブに出かけて→→9月6日午前
 1時40分頃、約14キロ走行。交差点を左折中に道路脇の石柱に接触して逃走し、
 10時間後に出頭。直後の飲酒検知では呼気中のアルコール分は同法の基準値
 以下だったが、県警は供述により、酒気帯び状態だったとした。

 ●JA職員(30)香川(12月1日 読売新聞)
 帰宅後、自宅で酒を飲み、近くの実家に向かう途中→→11月29日午後11時40
 分頃、パトロール中の同署員が蛇行運転していた職員を発見。停止させ、飲
 酒検知したところ、基準値以上のアルコールを検出した。

 ●市清掃事業課職員(47)三重(11月23日 毎日新聞)
 前夜から同日午前1時頃までに自宅で缶ビール10本飲み、翌朝→→10月23日
 朝、軽乗用車を運転中に一時停止違反で検挙され、酒気帯び運転が判明。


 6)恋人を身代わりにする男たち

 大阪と群馬で起きた身代わり出頭。どちらも真犯人は男性。
 飲酒運転がばれると刑が重くなるため、恋人に身代わりをさせていたのです。

 ●39歳の男→同居女性に身代わり出頭を依頼(12月4日 レスポンス)
 11月28日午後11時5分頃、トラックを飲酒運転し、駐車車両に接触する事故を
 起こし、車両を現場に放置して逃走。
 同居する41歳の女に連絡し、自分の身代わりとして警察へ出頭するように依
 頼。女は現場へ行き、検証中の署員に対して「自分が運転していた」と名乗
 り出た。
 しかし、事故の目撃者が「運転していた男が逃げた」と証言していたため、
 追及したところ、身代わりの依頼を認めたため、男を逮捕。女は犯人隠避容
 疑で聴取。

 ●26歳無職の男→交際女性に身代わり依頼(12月3日 時事通信)
 8月15日夜、群馬県高崎市の関越自動車道で起きた死亡事故をめぐり、運転し
 たとして逮捕された女性(25)が身代わりだったことがわかり、実際に運転し
 ていた無職男性(26)を逮捕。身代わり女性も犯人隠避などの容疑で逮捕さ
 れた。
 両容疑者と男性会社員(26)の計3人が乗る車が中央分離帯に衝突、会社員が
 死亡した事故。2人の申し出と事故目撃者の話がほぼ同じだったので、当初
 警察が見破れなかったとのこと。

=============================================================★
   4.山さんコラム No.89
==============================================================

 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一


 ◆飲酒運転防止インストラクター養成事業の意義

 飲酒運転事故は劇的に減少した。
 事故件数は、2012年度には、ピーク時の23%、なんと77%減。
 社会的犯罪が、先進国で、こんなに短期間に減った例はないという。関係者
 の努力の賜物である。大いに誇ってよい。
 罰則を強化した法令の制定、厳しい取り締まり、企業・組織の厳罰、社会的
 なキャンペーンの広がりなどの飲酒運転防止策が効を奏したことに間違いな
 い。

 行政関係者は、厳罰化と日本人の遵法精神の現れと評価する。
 マスコミ関係者は、東名の2児焼死事件、福岡市の3児水死事件など悲惨な
 事故をきっかけにした社会報道と世論の動きが大きいと述べる。
 地方自治体や企業の懲戒免職が効いたと考える人も多い。
 それぞれの立場から飲酒運転防止活動が効果的だったと総括している。
 山さんも、これらの効果を大いに認めるが、未だに発生している飲酒運転や
 アルコール検知器ごまかし事件をみるとき、上記の対策の限界も感じてしまう。

 これらの対策は、脅かしや、悲惨さを感じさせること、同情心をかきたてる
 ことなどで、飲酒運転行動を抑えこもうとする方法である。理性や人間愛に
 訴えている。
 しかしやっかいなのは、アルコールが「理性」や「人間性」をマヒさせるこ
 とだ。
 飲酒運転したら即免職などの厳罰化をしても、さまざまな対策をとりそろえ
 ても、職員の飲酒運転が止まらない……あちこちの自治体が今、困り果てて
 いる。

 酔えば自制心をなくし、法をおかしやすくなる。
 さらに多量飲酒者はアルコールの作用を甘く見ているから、悲惨な事故の話
 を耳にしても、厳罰化が進んでも、「自分は大丈夫」「このぐらいなら大丈
 夫」と考えて、なかなか行動を変えない。
 2008年の神奈川県警の調査によると、飲酒運転で検挙された男性の66%、女
 性の50%が、飲むときには3単位以上という「多量飲酒者」だった。
 また、検挙された男性が飲酒運転をした理由の1位は「時間がたっているか
 ら大丈夫だと思った」で、回答者の約4割にのぼった。アルコールの分解時
 間について、よく知らないのだ。

 飲酒運転防止インストラクター養成講座では、次のような教育指導を行なえ
 るインストラクターを育てることに重点を置いている。
 *アルコールの正しい知識を伝える
 *飲酒行動を改善する決意をうながし、ヤル気を引き出す
 *節酒・断酒のための、具体的な「実践プラン」の作成を指導する
 *自ら選択した行動変容を継続できるよう見守る

 「飲んだら乗るな」「勤務前日には飲むな」という飲酒運転防止対策は、好
 きな飲酒を制限する。ガマンを強いる。だから、ストレスがたまったり、つ
 い油断したりして、失敗が生じる。
 インストラクターによる節酒指導は、本人の動機を重視している。
 「健康のため」「家族のため」「仕事上の立場から」自らすすんで飲酒量を
 抑制することを決意させ、1日1単位の飲酒をめざすので、ガマンではない。
 自ら決めた目標の実践だ。
 飲酒の快感を、目標達成の満足感に置き換え、結果として飲酒運転をなくす
 のである。
 「飲めない」事態はストレスを生じる。「飲まない」決意と実践は達成感を
 生む。
 「め」と「ま」との違いが大きい。

 賞罰による行動改善は、一般にガマンが前提。慣れたりマンネリ化したりし
 て、限界が生じやすい。
 効果が減ってくると、より大きな罰、より精緻な基準で注意指導を繰り返す、
 ということになりかねない。
 厳罰化の限界は、この典型。
 これに対して、動機を明確に意識させ、正しい行動への満足感を助長するよ
 う支援すれば、良い行動が強化され、行動改善にいたる。
 本人のヤル気を引き出し、悪い習慣を変えるのは、日常的・常識的な方法だ
 が、権威づけたければ、この方法の原理が、20世紀初頭に発見されたロシア
 のパブロフの条件反射説に基づき、アメリカの行動主義心理学、さらには認
 知行動療法にも通じる手法だと言ってもよいだろう。

 「多量飲酒習慣は、教育だけでは改善できない」との意見もある。
 確かに単なる啓蒙教育では、行動を変える効果は期待できないだろう。
 大切なのはまず、節酒を決意するに至った「私の原点」をきちんと確認する
 こと。たとえば、仕事上の立場から、あるいは家族のため、健康のためなど、
 自分自身の原点を明確にする。
 また、「酒を減らそう」というお題目ではなく、どうやって実践するか日常
 生活での工夫を学ぶこと。
 最後にインストラクターが、本人の選択した行動を見守り、支援すること。
 ここが、一方的な教育との違いだ。
 なおアルコール依存症に至っている場合は、断酒のために専門治療が必要で
 ある。

 養成講座は現在6期目となり、認定されたインストラクターはもうすぐ
 2000人を突破する。
 彼らは、厚労省「健康日本21」が掲げる「節度ある適度な飲酒」を広め、
 そして多量飲酒者に行動変容をうながすことをめざし、日々がんばっている。

=============================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
==============================================================

 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、ア
 ルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年に
 NPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)
 アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進
 しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期
 発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識の
 もと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者
 遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格
 的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出
 ・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
 ・自動車工業会のシンポジウムで、今成が飲酒運転防止インストラクター
  養成講座について報告

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html

=====================編集後記 *つぶやき*========================

 大荒れの国会の閉会寸前に、アルコール健康障害対策基本法が可決。
 深夜、審議のインターネット中継をドキドキしながら見守りました。
 「投票の結果を、報告いたします。投票総数177、賛成177、反対0、よって
 本案は全会一致をもって可決されました」という参議院議長の言葉に、ほっ
 と胸をなでおろしました。

 基本法には、「アルコール関連問題啓発週間」が規定されています。
 11月10日~16日、忘年会シーズン直前のキャンペーンとなります。

 さて、師走です。忘年会たけなわです。
 飲みすぎていませんか?
 幹事さんは、飲酒運転対策、万全ですか?
 
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】91号 13.12.13
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

最近の記事
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。