職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

84号2013

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  84号 13.5.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 さまざまな職場で、今、積極的な取組みが模索されています。
 このメルマガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えして
 いきたいと思っています。

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。
 ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登録いただいた
 方に、月1回、無料で配信します。
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━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.82
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  自宅で飲んで、なぜ車で出かけた?
     帰宅したのに、なぜまた車で出かけた?

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  1.インストラクター養成講座NOW!
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 ★第6期飲酒運転防止インストラクター養成講座、受付中です!

 刻々と定員に近づいています。
 お早めに、ホームページからお申し込みください。
   ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_instructor.html

 第1期~第5期に認定されたインストラクターの総数が1833名に!
 地区別には――
 北海道(103)/東北(147)/関東(630)/信越・北陸(90)/東海(191)
 /近畿(299)/中国(81)/四国(53)/九州(165)/沖縄(74)

 認定者からはこんな感想が寄せられています。

 ●飲むな!!飲むな!!という一方的な指導から、「なぜ」飲むななのかを指導
  することが出来るようになった。(トラック)

 ●私自身が毎日飲まなくてもいられるようになった。休肝日を設定しなくて
  も大丈夫。(バス)

 ●各交通安全運動における啓蒙指導や、出勤時のアルコール反応者に対する
  指導、生活習慣についてのアドバイスに役立っている。(バス)


将来のスクーリング講師をめざす上級インストラクターも33名に。
 上級インストラクターはアルコール依存症についての研鑽も深めます。
 将来のスクーリング講師候補でもあります。
 …………………………………………
 上級インストラクターの助成枠は残りあと1名!
 認定インストラクターの方、挑戦しませんか?
 詳しくは以下のサイトをご覧ください。
   ↓   ↓   ↓
 http://www.ask.or.jp/ddd_inst_jyoukyuukibou.html

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  2.ASKからのお知らせ
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 ★「アルコール健康障害対策基本法」の制定を願う集い

 5月11日(土)、500人近い人々が名古屋に集まり、思いを共有しました。
 集会のようすと、早期発見・加入をめざす三重県の連携医療の実践が、5月
 12日(日)のNHK総合「おはよう日本」で放送されました。
 今なら、以下のNHKのサイトで、動画と記事が見られます。
 消えないうちに、お早めにご覧ください。

 ◎飲酒問題に早期介入の法律を(5月12日 NHK)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130512/k10014511661000.html


★第30回ASK定例総会
 
 6月8日(土)13:00から、ASK事務所で第30回総会を開きます。
 14時~16時は、「基本法」についてのホットな報告会です。

 ●報告とQ&A 「アルコール健康障害対策基本法」とは?
  1.基本法は今、どんな状況にあるか? 制定の見込みは? 
    ――今成知美(ASK代表 アル法ネット事務局長)
  2.どんな法律? 基本法制定でなにがどう変わるのか? 
    ――大曽根寛(放送大学教授/福祉政策・社会保障法)

 参加ご希望の方は、ASKまでご連絡ください。電話03-3249-2551


 ★飲酒運転研修にDVDを活用!

 長野県のある団体から、DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」を
 60本ご注文いただきました。どんなふうに使ったのかお尋ねしたら――

 DVDは、会員である業界の51社に配布しました。
 それぞれの会社が運転手に対する研修を行なっているため、役に立ちそうな
 資料を探しては配布しています。
 実際にDVDを使った感想はまだ届いていませんが、ぜひ飲酒運転防止のた
 めに研修会で活用してほしいです。

 DVD&ハンドブック
 「知って得する!アルコールの基礎知識」
 ――飲酒運転防止研修のためにASKが独自につくった視聴覚教材です
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/lIcTt


 ★アルコール依存症への対応を通信講座で学ぶ!

 アルコール依存症とはどんな病気なのか?
 本人の心理と家族、周囲の心理は?
 治療につなげる方法は? 回復とは?

 開講以来のべ4000人、さまざまな立場の方々が受講しています。
 飲酒運転関連の受講が増えているのが、ここ数年の特徴です。
 今回は、刑務所の教育専門官Yさんの感想をご紹介します。

 当刑務所で本格的にアルコールの問題を扱うこととなり、勉強したいと思い
 ました。テキストはわかりやすく、1冊1冊がきっちりまとめられていて、
 ページ数が多くないのもよかったです。復習テストはすごく勉強になりまし
 た。改めてアルコール依存について考えたことで、「回復を信じていない
 瞬間が自分にはある」と反省しました。大きな気づきでした。

 ASKアルコール通信講座<基礎クラス>
 ――6回の通信添削(援助者コースと家族コースがあります)
  ↓ ↓ ↓
 http://goo.gl/tE35C


 ★その他、職場の飲酒運転防止対策に最適の教材・予防ツール

 ●飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  ※カスタマイズ版がANAに採用されています
  http://goo.gl/XLc9K 

 ●ASKリバーシブル予防パンフ
  ――2つの入り口を持つパンフ。単独でも、セットでも購入できます
 No.1「妊娠とアルコール/女性とアルコール」
 No.2「アルコールと生活習慣病/アルコールとストレス」
 No.3「飲酒運転をゼロに!/おいしく賢く飲みたい人へ」 
 No.4「あなたの飲酒をチェック/アルコール依存症かも!?」
  ※ご購入者の声をアップしました
  http://goo.gl/fbrgn

 ●ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
  http://goo.gl/7Xu8M

 ●トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
  http://goo.gl/ws26V

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  3.ニュースCLIP!
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 北海道で桜が満開、というニュースを見ました。
 日本列島の春はこれで終盤、いよいよ初夏到来ですね。
 冷たいビールがおいしくて、つい、もう1杯となる季節です。
 そんなときは、ビール中瓶1本のアルコールの分解に約4時間かかることを
 思い出してくださいね。

 さて、記事集めは金田、執筆は今成でお届けしています。
 お時間の許すかぎり、おつきあいください。

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 1)魔の、懇親会後
 2)自宅で飲んで、なぜ車で出かけた?
 3)帰宅したのに、なぜまた車で出かけた?
 4)20代~50代、飲酒運転する女性たち
 5)若者たちは、またも重大事故
 6)依存症の疑い、こんなに
 7)三重県飲酒運転0(ゼロ)をめざす条例

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 1)魔の、懇親会後

 酒席が多い春。先月に引き続き、帰宅時の飲酒運転が続出しています。
 車内で休んで運転するケースもありますので、幹事さん、対策を怠りなく。

 ●同僚との懇親会――市消防職員(56)岩手(5月3日 岩手日報)
 5月2日午後10時6分頃、パトロール中の署員が、道路を蛇行運転していた車
 を停止させ、酒酔い運転が発覚した。職員は同日午後6時頃から午後8時半頃
 まで、同消防本部の同僚十数人と飲食店でビールや日本酒を飲酒した。

 ●式典前日集会懇親会――団体事務局長(46)熊本(5月1日 読売新聞)
 4月30日午後11時40分頃、水俣市で軽ワゴン車を運転し、交差点で乗用車と
 の衝突事故を起こし、呼気0.37mg/lのアルコール分が検出された。水俣病犠
 牲者慰霊式の前日集会に伴う懇親会が市内であり、出席していた。

 ●教師と保護者の懇親会――小学校教諭(41)佐賀(4月28日 毎日新聞)
 4月27日午前1時半頃、乗用車を運転中、道路沿いの自動販売機に衝突した
 が、そのまま帰宅。自販機の破損に気づいた通行人が通報し、署員が教諭に
 対し任意でアルコール検査をしたが、基準値以下だった。
 教諭は26日午後6時半、飲食店であった学校関係者や保護者の懇親会に出席。
 別の店を含め27日午前0時頃までビールや日本酒を飲んだ。「代行を頼んだ
 が『時間がかかる』と言われ、車内で休んだ後に運転した」と述べている。

 ●教職員の歓送迎会――中学教諭(35)福岡(4月13日 読売新聞)
 4月13日午前5時15分頃、飲食店街の近くで巡回中のパトカーに停止を求めら
 れたが応じず、約700m逃走。呼気0.3mg/lのアルコール分を検出。12日夕方
 から教職員の歓送迎会が市内で開かれ、2次会から合流して同僚らと酒を飲
 んだという。


 2)自宅で飲んで、なぜ車で出かけた?

 飲酒運転というと、飲みに行った帰りにやるものと思っている人が多いので
 すが、自宅飲みでも起きるのです。
 ――こんなふうに。

 ●自宅で飲んだ後、買い物に――水道局職員(35)(4月24日 読売新聞)
 4月22日午後11時50分頃、鹿児島市でブロック塀に衝突し、基準値を超える
 アルコール分が検出された。「自宅でビールと焼酎を飲んだ後、車で買い物
 に行く途中だった」と供述。

 ●自宅で飲んだ後、娘宅へ――看護助手(68)(5月2日 北海道新聞)
 5月1日午後8時40分頃、奈良県で、停車していた路線バスに軽乗用車が追突
 した。運転していた看護助手と、バス乗客4人が救急搬送された。5人はいず
 れも腰や胸を打つなどの軽傷。「自宅で日本酒を飲んだ後、娘の家へ向かっ
 ていた」と供述。

 ●自宅で飲んだ後、コンビニへ――病院職員(65)(4月15日 福岡放送)
 4月14日午後6時20分頃、軽乗用車がコンビニの駐車場に止まっていた車に接
 触した後、そのまま店に突っ込んだ。呼気からは基準値の2倍を超えるアル
 コールが検出。「夕方、自宅で日本酒をコップ3杯飲んだ」と供述。

 ●自宅で飲んだ後、知人宅へ――会社員(50)(4月17日 神奈川新聞社)
 4月16日午後11時50分頃、神奈川県で衝突事故を起こし、呼気0.55mg/lのアル
 コールが検出された。「自宅で1人で飲んでいた。知人のところに行くつも
 りだった」と供述。

 車が外出の足になっているとしたら、そして晩酌の習慣があるとしたら、飲
 酒運転は必然です。素面のときと違って、アルコールの脳への作用で、気が
 大きくなっています。「ちょっとそこまで」とハンドルを握らないように、
 注意しましょう。


 3)帰宅したのに、なぜまた車で出かけた?

 一方、外で飲んで、せっかく無事に帰宅したのに、また出かけてしまったと
 いう例もあります。以下の2つのケース、どちらも未明に食事に出かけてい
 るのが謎です。
 アルコールは睡眠を中断する中途覚醒を起こしますので、もしかしたら、未
 明に目覚めてしまい、寝つけなくて外出したのかもしれませんね。
 それとも、飲み直しでしょうか?

 ●知人と飲酒、帰宅し仮眠後、外食に――医師(43)(4月22日 読売新聞)
 4月21日午前4時20分頃、駐車場に停車中の車2台に衝突し、呼気から基準を
 超えるアルコール分が検出された。前夜に知人と飲酒し、宿舎に戻って仮眠
 した後、再び食事に出かけて帰宅途中だった。
 「焼酎の水割りを4杯くらい飲んだ。恥ずかしいことをして、患者に合わせ
 る顔がない」

 ●飲食店で一人酒、帰宅後、外食に――大学教授(58)(5月8日 読売新聞)
 4月23日未明、秋田県で飲酒運転して物損事故を起こした。22日午後7時頃か
 ら飲食店で一人で飲酒し、23日午前0時過ぎにタクシーで帰宅。同日未明、
 乗用車を運転して外食に出掛けて帰宅する際、自宅近くの民家の塀に衝突し
 た。教授は現場に駆けつけた警察官に「妻が運転していた」とウソの説明を
 した。

 
 4)20代~50代、飲酒運転する女性たち

 20代、30代、40代、50代、各年代の女性の飲酒運転がありました。夜間から
 深夜にかけてで、相当酔っぱらっている人もいます。

 ●アルバイト店員(25)栃木(5月9日 下野新聞)
 4月29日午前1時15分頃、追突事故を起こし酒気帯び運転が発覚した。警察官
 に飲酒検知を求められた際、飲酒検知管収納用の封筒に他人の名前を署名・
 指印して偽造し提出したことが後に判明し、再逮捕された。

 ●アルバイト事務員(35)和歌山(4月30日 わかやま新報)
 4月29日午後10時55分頃、パトロール中の署員がふらつきながら低速で走る
 車を発見し、停止を求めた。車には他に女性1人が乗っており、事務員は
 「運転していないし、酒も飲んでいない」などと容疑を否認している。

 ●パート従業員(43) 佐賀(4月25日 佐賀新聞)
 4月25日、午前0時半過ぎ、車がふらついていたため、パトロール中の署員が
 停車させ調べたところ、呼気0.58mg/lのアルコールを検出。

 ●飲食店アルバイト(55)佐賀 (5月3日 佐賀新聞)
 5月2日午後10時20分頃、追突事故を起こし、駆けつけた署員が調べたところ、
 呼気0.4mg/lのアルコールを検出した。

 4月26日に停職3ヵ月の懲戒処分になった次の事例は、職場の会合後の「一人
 酒」でした。

 ●看護師(50代)長崎(4月28日 読売新聞)
 3月23日深夜、交差点で停車中のタクシーに追突。運転手と乗客1人にけが
 を負わせた。「職場の会合後、1人でシャンパンやビール、白ワインを飲み
 仮眠後に運転してしまった」と話している。

 飲みすぎの女性が増えているようで、心配です。


 ★ASKリバーシブル予防パンフ
 No.1「妊娠とアルコール/女性とアルコール」
 http://goo.gl/fbrgn


 5)若者たちは、またも重大事故

 10代、20代の飲酒運転が、また大事故を引き起こしています。
 高校で、大学で、自動車教習所で、対策が急務です。

 ●ひき逃げ死亡――空調設備工(21)大阪(4月22日 毎日放送)
 4月21日午前4時前、新聞配達中の女性が車にひき逃げされ死亡した事件で、
 警察は、21歳の空調設備工を逮捕した。事件の10分後、現場に戻ってきたと
 ころで警察官の事情聴取を受け、基準値以上のアルコールが検出。飲酒運転
 について認めているものの「人をひいたとは思わなかった」と話している。

 ●電柱に衝突、同乗者死亡――会社員(25)静岡(5月6日 FNN)
 5月4日午後11時頃、パトカーに追跡された車が電柱に衝突し、助手席に乗っ
 ていた18歳の女性を死亡させた。警察官から職務質問を受け、信号を無視し
 て猛スピードで逃走し、パトカーが追跡をやめたあと、900メートルほど離
 れたところで電柱に衝突していた。「飲酒運転がばれると思い、怖くなって
 逃げた」と供述している。

 ●線路に突っ込む――大学生(19)兵庫(4月22日 テレビ朝日)
 4月22日午前3時前、19歳の大学生が酒気帯び運転する車がフェンスを突き破
 って線路内に突っ込む事故があり、この路線が始発から一時運休した。

 ●対向車と正面衝突、ひき逃げ――工員(22)和歌山(4月16日 スポニチ)
 4月14日午後4時半頃、車を運転中に車線をはみ出し対向車と正面衝突。対向
 車に乗っていた男性が首や胸に軽いケガをしたにもかかわらず、逃走。30分
 後に現場に戻り、同乗していた友人を身代わりにしようとした。2人は友人
 関係で、当時は酒を飲んだ状態だった。


 6)依存症の疑い、こんなに

 神奈川県警の「飲酒と運転に関する調査」(2008年)によると、依存症の疑
 いがある人は、飲酒運転検挙者の男性の47.2%、女性の38.9%にのぼります。

 以下は、飲酒行動に明らかな異常がみられる事例です。

 ●昼間から酩酊――上下水道局職員(53)岩手(5月13日 岩手日報)
 5月12日午後3時25分頃、酒に酔った状態で乗用車を運転、信号待ちで停止し
 ていた軽乗用車に追突、弾みで軽乗用車の前で停止していた乗用車に追突さ
 せた。歩行や会話の状況からかなり酔った状態だった。普段の勤務態度は
 「ごく普通」という。この日は休みだった。

 ●昼間に高濃度、迎え酒――小学校教諭(52)愛媛(5月12日 日刊スポーツ)
 5月12日午後2時半頃、呼気0.85mg/lの酒気を帯びた状態で車を運転し、対向
 の軽ワゴン車に接触。「昨夕に居酒屋でビールや焼酎を飲み、今朝8時半頃
 からは自宅で焼酎のロックを1合飲んだ」と供述している。

 ●朝に高濃度、長時間飲酒――県職員(46)愛媛(5月4日 毎日新聞)
 5月3日午前10時頃、自宅近くで、信号待ちで停車していたオートバイに追突
 した。呼気0.7mg/lのアルコールを検出。「2日昼前から3日朝にかけ、缶酎
 ハイを5、6本以上飲んだ」と容疑を認めている。

 ●交差点で居眠り、車中飲酒――トラック運転手(55)長崎(4月28日 読売新聞)
 4月26日午後11時23分頃、「交差点で止まった車が動かない」との通報を受け
 た署員が駆けつけたところ、大型トレーラー(最大積載量14トン)が急発進。
 赤信号を無視して交差点を直進したが、署員の停車の呼びかけに応じて約100
 メートル先で止まった。飲酒検知で運転手の呼気から0.37mg/lのアルコール
 分を検出。組み上がった鋼材を三重県に運ぶ途中で、交差点では寝ていたと
 いう。「道路沿いに車を止めて、ビールや焼酎を飲んだ」と供述。

 ●休みをとって朝から飲酒――市職員(52)石川(4月13日 中日新聞)
 4月12日午前10時45分頃、道路左側の駐車場のブロック塀と電柱にぶつかり、
 呼気から規定を超えるアルコールを検出した。「焼酎を飲んで運転したのは
 間違いない」と容疑を認めている。朝、職場に電話をして休みをとり、富山
 県の自宅から一人で七尾市へ。酒は午前9時前後に同市で飲んだとみられる。


 ★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
  http://www.ask.or.jp/ddd_alcoholism.html

 ★アルコール依存症への対応を学ぶ通信講座
  http://goo.gl/tE35C

 ★ASKリバーシブル予防パンフ
  No.4「あなたの飲酒をチェック/アルコール依存症かも!?」
  http://goo.gl/fbrgn


 7)三重県飲酒運転0(ゼロ)をめざす条例

 ◎飲酒運転防止条例:県議会が中間案/三重(4月27日 毎日新聞)

 三重県議会は4月26日、「三重県飲酒運転0(ゼロ)をめざす条例」の中間案
 をまとめ、5月1日~31日までパブリックコメントを募集しています。
 中間案では、「飲酒運転0(ゼロ)をめざす日」を12月1日に設定し、県民に
 飲酒運転の根絶についての理解と関心を深めるための行事実施に努めるよう
 定めています。また、飲酒運転違反者に対して義務づけるアルコール依存症
 に関する受診についても、診断したことを知事に報告する規定を新たに加え
 ました。知事は受診期限を違反者に通知し、従わない場合は勧告することが
 できるとしています。
 条例施行は7月1日になる見込みです。

 中間案の全文(PDF)は以下のサイトからダウンロードできます。
 http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/katsudou/kentokai/insyuboushi/tyuukanan.pdf

 パブリックコメントはこちらから。
 http://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/katsudou/kentokai/insyuboushi/main.htm

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  4.山さんコラム No.82
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 ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
 元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一


 ◆「4つの願い」というお経

 ゴールデンウィークで少し緩んだ脳と気持を引き締めたいと、チョット難し
 いことを考えた。
 ついて行けないと感じた方は、つまみ食いだけでも。

 日本仏教の多くの宗派で読まれる「お経」に「四弘誓願」がある。
 本来は、僧侶が、朝晩読み、何のために修行に励むか、そのためにどうする
 かを再確認するための経だ。もちろん、一般人が一緒に唱えてもよい。
 「衆生無辺誓願度、
  煩悩無尽誓願断、
  法門無量誓願学、
  仏道無上誓願成」

 意訳すれば、
 「すべての生きとし生きるものを救いたい、
  そのために、次々にでてくる煩悩をたち、
  広く奥深い学問修業に励み、
  最高の道を成就したい、と強く願い誓う」

 ミソは一番初めに、衆生を救う(度は渡:彼岸にわたらせる)誓願が置かれ
 ていること。
 目的・動機が明示され、次に、煩悩を断ち、よく学び、仏道を成就したいと
 誓願が続く。
 衆生を救うことが、僧にとって第一の目的だとする大乗仏教の教えである。

 もし最初の一句が最後に来れば、まず、煩悩を断ち、修行をして悟りを開き、
 仏となって衆生を救う順になる。この流れは、釈迦の修行を忠実にたどって
 いて、わかりやすい。
 悟りを開けば、輪廻を脱し救われるという小乗仏教の考え方に沿っているこ
 とになる。

 「衆生の救い」が最初か最後かは、布教上、大きな問題である。
 小乗から大乗へ思想が発展したのは、個人の修養・安心を目的とした原始仏
 教が、人類救済の世界宗教へ発展した結果と解釈できる。衆生を救う目的の
 一句が経の一番先に置かれるのは、この立場の表明であろう。
 山さんは、それに加え、もう一つの意味を考える。
 煩悩を断つのも、仏教修行を究めるのも大変困難だ。まして仏道を成就する
 のは至難な道。自分が救われるためだけの動機では、困難を克服できない。
 人間の心の底にある、愛する者のために、「いのち」をかける本能的な力を
 も動員したいのだ。
 誓願度が一番先に来るのは、仏道を成就するためには、愛する人々を救うと
 の強い動機つけが必要だと強調しているのである。

 山さんのこの考え、独善ではない。
 例えば、孟子は、どの人にも「惻隠の心がある」と説き、例えば「子供が井
 戸へおちそうになったら、身の危険もかえりみず、助けようとする」と説明
 し、性善説をとった。
 この惻隠の心が「衆生を救うためにという動機」として働けば、特別に力を
 発揮、困難な修行にも耐えられるだろう。
 ナチス強制収容所から生きて帰ったフランクルは、著書『夜と霧』の中に、
 愛する人が待つと確信した人が生存困難な状況に耐え、生還できた、と記す。
 ギリギリの極限状況では、自分が生きることを諦めてしまう可能性も高い。
 愛する者のため、特定の目的のために乗り越え生きようとする本能が、強い
 力を発揮する。
 おそらく集団で飢餓、厳しい気候、たとえば氷河期を生き抜いて来た人類の
 DNAの中に、集団維持機能があり、危機的状況で、その機能が発揮されるの
 ではないだろうか。

 山さんは、運輸業が長く、多くの事故と遭遇した。
 小さな事故、日常的な事故は、人的なミス、装置の故障が原因で発生する。
 注意をこらし、改善をすすめれば、減少させることができる。しかし根絶は
 むずかしい。
 大事故は、想定外の原因で発生する。世間を脅かす大事故は人智を超えて発
 生する。
 だから努力をつくした後は、神仏へ祈る。「無事でありますように」と心か
 ら祈る。
 その際、本当に、最大限の努力をしたかどうか、反省の念をこめ、四弘誓願
 を唱えるのが、山さんの習慣となった。
 「事故の犠牲者をだしたくない(誓願度)、
  事故対策を怠っていないか(誓願断)、
  事故分析をしっかりやり、すべての手をうったか(誓願学)、
  無事故達成を強く願い、達成を誓う(誓願成)」と。

 飲酒運転防止インストラクターの仕事になぞらえれば、どうなるか。
 一句は、飲酒運転をなくしたい、絶対そうする。
 二句は、自ら、さまざま場合の飲酒欲求をコントロールしたい、と誓う。
 三句は、インストラクターに必要な知識、方法を、しっかり学ぶ、と誓う。
 四句は、最善のインストラクターとして活動し飲酒運転を撲滅すると、強く
 願う。

 四弘請願は、通常、最低でも3回唱える。四句目を実現するには、一句が必
 要。一句達成には二番目、三番目そしてまた四番目が必要、と繰り返す。
 そうやって信念を深め、実行力を高める。
 つまり、インストラクターは、飲酒運転の加害者・被害者ともになくしたい
 と願い、自ら学び、工夫する。飲酒コントロールができ、よさを実感すると、
 人へ伝えたくなる。人が節酒に成功すれば、ますます自分の節酒行動に磨き
 がかかるし、知識、方法も詳しくなる。この循環が、飲酒運転防止運動の大
 切なところ。

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  5.ASKの活動ご紹介
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、ア
 ルコール問題の予防に取り組む任意団体として1983年に設立、2000年に
 NPO法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)
 アスク・ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進
 しています。

 ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期
 発見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識の
 もと、2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
 山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者
 遺族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格
 的な飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

 これまでに行なってきた活動は……

 ・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
 ・運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
 ・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定
  の教育プログラムを実施
 ・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
  日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
 ・バス会社から運転手向けの予防プログラム「セルフケアスクール」を
  委託され、プログラムを開発
 ・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
 ・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
 ・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
 ・代表今成がアメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
  内閣府主催シンポジウムで報告
 ・国土交通省主催のシンポジウムで、山村、今成が発表
 ・今成がオーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
 ・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で今成が海外視察報告
 ・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
 ・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
 ・〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕を開始
  日本損害保険協会の助成で3年間に1000人の養成を目指す
 ・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
 ・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
 ・山村が警察庁主催シンポジウムで報告
 ・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで今成が報告
 ・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
 ・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
 ・厚生労働省シンポジウムで今成が報告
 ・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
 ・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
 ・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
 ・ASKリバーシブル予防パンフを製作
 ・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
  の要望書」を提出

 ↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html

=====================編集後記 *つぶやき*========================

 先日、新幹線で、隣に座っていた若い女性が一人でビールをぐいぐい、
 お弁当を食べながら2缶あけてしまいました。
 男性と同じように飲む女性たちが増えています。
 女性の飲酒運転が増えているのも当然の成り行きです。

 でも、女性はアルコールの害を受けるリスクが高いことは、意外と知られて
 いません。依存症や肝臓疾患になりやすいだけでなく、飲酒量と乳がんの
 発症リスクにも深い関係があります。

 あなたの周囲の女性たちは大丈夫?
 
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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】84号 13.5.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
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