職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

129号2017

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  129号 17.2.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.127
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    酒量を減らすと、こんなにいいことが!
          ↓ ↓ ↓
   
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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第9期インストラクター養成講座、実践報告シートが続々と届いています。
認定者の数を第1期から合計すると、全国で3076人になりました。

インストラクターになった人たちが口々に言うのは、 「この養成講座を受
けたことで、自分自身の飲酒習慣を見直すことができた」という言葉です。

第9期のアンケートから、生の言葉をどうぞ聞いてください。

・4単位から2単位に減らした。翌朝、体の調子がとてもよく、ジョギング
 も始められた。その後の朝食もうまいし、よいことが起こり始めた気が
 します。(トラック)
・休日前夜に深酒しなくなったので休日は朝早くから活動することができ、
 ダラダラしていた休日もテキパキ動けるようになりました。(バス)
・休肝日を二日にし酒量も1単位に減らしたことで、体が健康であると実感
 する。(企業)
・酒量を減らしたところ、翌日すっきりと目覚めることができる。(バス)
・食事時間に飲むことを控えることで、1日の酒量が減った。(刑務所教官)
・正しい知識を得ると多量飲酒が怖くなり、5単位から2単位に減らした。
 (行政)
・もともと飲み会の席でしか飲まなかったが、それも2単位に減らすと翌日
 が楽になった。(バス)
・飲み会の時に飲みすぎていたのを1単位に減らしました。(教習所)
・自分が実践することが一番説得力があると思い、節酒に取りくみました。
 (バス)
・休肝日を作ったら体調もよくなり量も減りました。(バス)

飲酒運転防止インストラクター養成講座の公式サイトです。
認定者の人数など、随時更新しています。
  ↓   ↓   ↓
http://c.bme.jp/13/297/1849/1916


★第10期飲酒運転防止インストラクター養成講座、来月募集開始!
募集が決まりしだい、当メルマガの号外でお知らせいたします。
ホームページでもお知らせします。もう少しお待ちください。


★当講座が、毎日新聞に紹介されました!

◎<飲酒事故>知って根絶 運輸業などへ、講師3000人養成 NPO
 「厳罰だけでは減らぬ」(2月13日 毎日新聞)
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1850/1916

とてもいい記事なのですが、1ヵ所、誤解を受けそうな記述が。
スクーリングで「1単位」を理解するため焼酎の水割りを作ったり――
「焼酎の水割り」は作りません。あくまで水を使って、日頃注いでいる
焼酎の量を測るだけです。念のため。


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  2.ASKからのお知らせ
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●Be!126号予約開始してます!
 特集/人間関係のドツボ「嫌われてるかも」と思ったとき、できること
 基本法NOW
 *アルコール・薬物・ギャンブル――国の依存症対策 どうなる?
 *推進計画にみる、自治体ごとの工夫
  【三重/愛知/京都/山口/福岡/広島】 ほか
 くわしくは↓
 http://c.bme.jp/13/297/1851/1916

 3/20までのキャンペーンも↓
 http://c.bme.jp/13/297/1852/1916


●体質を知ることで、自分に引き付けた知識を

今回は、「かんたんジェルパッチ」を購入された運送業の担当者の方に
お話を伺いました。

――購入の目的は?

毎年、新入社員を対象にして安全運転の講習会を行なっているのですが、
今年は飲酒運転だけでなく、体質を知ることで、アルコールの知識を自分
のこととして考えてほしいと思い購入しました。

――研修を受けた方の反応はいかがでしたか?

「飲めば飲むほど飲めるようになる」と思って飲んでいた社員が、「体質
的に無理なのか…」と言っていたのが印象的でした。
アルコールの分解時間に驚いている社員も多くいました。
お酒との接し方を見直すいい機会になったようです。

――まさに狙い通りの反応だったのですね。
 
★かんたんジェルパッチ
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
 http://c.bme.jp/13/297/1853/1916

★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます。
    ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1854/1916

★ASKアルコール通信講座
 飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
 http://c.bme.jp/13/297/1855/1916


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  3.ニュースCLIP!
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各地が大雪で、交通機関大混乱。
春が待ち遠しいです。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1856/1916

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 1)飲酒運転のトラックから男子児童をかばい…
 2)「大丈夫だろう」「抜けていると思った」
 3)乗車前検査で身代わりを頼み
 4)寝酒で寝坊、車の中で飲酒(?)
 5)免許取消の半数以上が飲酒運転――静岡県警
 6)水上バイク、半数が飲酒!

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1)飲酒運転のトラックから男子児童をかばい…

たまらない事件です。
島根県で集団登校していた9名の児童の列に、飲酒運転の軽トラックが突っ
込み、ボランティアで通学を見守っていた三原董充さん(73)が全身を強
く打って、翌日、病院で亡くなりました。
事故を起こした会社員(62)からは、基準値を超えるアルコールが。

◎男性死亡 飲酒トラックから男児かばう 娘失い登校見守り
 (1月31日 毎日新聞)

三原さんは、33年前に当時小学2年だった次女を交通事故で亡くし、それ
以降ずっと、子どもたちを事故から守る活動を続けていました。
事故の際、助けるために男児を突き飛ばして代わりに事故に巻き込まれま
した。自分が瀕死の中で、男児生徒に「大丈夫か」と声をかけていたそう
です。


2)「大丈夫だろう」「抜けていると思った」

正しい知識を持てば、このような発言はできません。

●消防士(35)茨城県「長い時間休んだので大丈夫だろう」
(1月23日 産経新聞)
1月20日午後6時頃から土浦市の飲食店で飲酒し、午後10時頃、駐車場に止
めた車の中で就寝。翌午前5時頃、帰宅途中に職務質問を受けて、基準を
超えるアルコールが検出された。
「長い時間休んだので大丈夫だろうという思いがあった」と供述。

●副町長(31)福岡県「アルコールは抜けていると思った」
(1月25日 朝日新聞)
1月24日、県幹部を含む総務省からの出向者の新年会に参加。出席者の1人
の家に泊まったが、翌午前4時頃、福岡市で乗用車を運転、県警の交通機動
隊の職務質問を受け、呼気0.18mg/lのアルコールが検出された。
「前夜に飲酒をしたのは間違いないが、アルコールは抜けていると思った」
と供述。

飲んだ量によっては、アルコールは翌日も残ります。
たとえばビールなら中瓶1本、焼酎ならば100mlが分解されて体から消える
のに、男性でおよそ4時間、女性では5時間かかります。
もしビール中瓶を3本飲んだら? 
翌日までアルコールは体内に残るのです。
飲酒運転防止には、アルコールの知識が欠かせません。


3)乗車前検査で身代わりを頼み

岐阜市のコミュニティバスの男性運転手(54)が、乗務前のアルコール
検知の身代わりを同僚に頼んでいたことがわかりました。

◎飲酒検知身代わり依頼 コミバス運転(1月25日 岐阜新聞)

運転手は1月21日午前7時頃、私物の検知器で社内規定が乗務を禁じる数値
が出たため、同僚に身代わりを依頼。飲酒検知を受けずにバス5便に乗務
しました。
運転手は会社の調査に、「前日午後7時頃から焼酎を2合ほど飲んだ。業務
に穴をあけると迷惑がかかると思った」と説明しています。

連続する検知器逃れ。
124号のメルマガ内「山さんコラム」で、対策を紹介しています。
まだお読みでない人はぜひご覧ください。
http://c.bme.jp/13/297/1857/1916


4)寝酒で寝坊、車の中で飲酒(?)

警察官の話です。

●警部補(45)岐阜県「自宅で寝酒をした」(1月31日 読売新聞)
1月31日午前9時20分頃、下呂市で、対向の軽トラックに衝突。寝坊で遅刻
をして署に出勤する途中だったとのこと。
「自宅で寝酒をした」「酒が残っているとわかっていたが、運転してしま
った」と容疑を認めている。

●巡査長(51)長崎県「車の中で飲んだ」(1月26日 朝日新聞)
1月25日午後6時15分頃、長崎市内で酒に酔って車を運転した疑いで現行犯
逮捕。呼気0.25mg/l以上のアルコール分が検出。
飲酒運転情報の110番通報があり、発覚した。この日は非番だった。
「車を止めた後に、車の中で酒を飲んだ」と容疑を否認しているという。

飲酒運転を免れようという魂胆の嘘なら、アルコール等影響発覚免脱罪。
本当に車の中で飲んだのなら、アルコール依存症の疑いが濃厚です。


5)免許取消の半数以上が飲酒運転――静岡県警

静岡県警がまとめた2016年の運転免許行政処分状況によると――
免許取消処分は1174人。うち53.1%に当たる624人が飲酒運転でした。

◎免許取り消し、飲酒運転が53% 静岡県警まとめ(1月27日 静岡新聞)

飲酒運転による取消処分の内訳では、一発で免許取消になる「呼気アルコー
ル濃度0.25mg/l以上」が85.4%と、大きな割合を占めています。

この全国データが知りたいです。


6)水上バイク、半数が飲酒!

水上バイク、警視庁が実施した昨年4~8月の実態調査で、なんと、操縦者
の47%が飲酒後に操船していたことが判明しました。観光船や漁業関係者
からは「集団でスピードを出して航行するので危険」との声も。

◎水上バイクやボート、速度・飲酒運転規制へ (1月31日 日本経済新聞)
 
五輪・パラリンピックで水上の往来増加が見込まれると、警視庁の有識者
懇談会は、水上バイクやプレジャーボートについて、速度や飲酒運転、
騒音を規制するよう求める提言をまとめました。
警視庁は「東京都水上取締条例」の改正案を、2017年中に都議会に提出す
る方針です。


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  4.山さんコラム No.127
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一


◆記事の「見出し」に隠された心理?

「禁断の一杯 法をおかしても」 
1月5日の朝日新聞の記事の見出しだ。
内容は次のように展開する。
「戒律の厳しいパキスタンでは、イスラム教徒(人口の96%)の飲酒は固
く禁じられている」
「法令は『飲酒ムチ打ち80回』『密造・密売 ムチ打ち最大30回と5年以下
の懲役』と容赦ない。国民の大半は酒を遠ざける」
このように禁酒の制度やコーランによる根拠を説明したあと、悲惨な実態
のリポートへ。
密造酒による中毒死や失明、密造・密売業者の実態などだ。
山さんはこれを読みながら、見出しに違和感を持った。
「禁断の一杯」に続けて「法をおかしても」では、禁止されていても飲み
たい人がいるよ、という軽い記事と誤解される。
たとえば「禁断の一杯 密造酒中毒事件あとを断たず」としたい。

日本でも、第2次大戦敗戦直後は、酒類が高価なうえに不足していたから、
密造酒が闇市などで大量に売られた。メチルアルコール入りの燃料用アル
コールから作られた密造酒で失明した人が多かった。
山さんの隣家のご主人も闇市のバクダン焼酎で失明、失職した。かわりに
奥さんが働き、戦後の混乱時期に子供5人を苦労して育てた。4番目の男の
子は2歳年上だったが、よく一緒に遊んだ。彼は貧しさを気にもとめず、
粗末な食事内容など赤裸々に語った。
ビキニ環礁水爆実験の放射能飛散事件でマグロが暴落した際に、その彼が
「初めてマグロの刺身を食べたが、すごく美味しかった」と嬉しそうに言
ったことが思い出される。戦後日本、昭和30年代初めまではこんな状況だ
ったのだ。
パキスタンでは、今も密造酒による悲劇が続いている。

さて新聞記事に戻ろう。
続いて、こんな小見出しがついていた。
「弱い自分『酒は許してくれる』」
原始的な密造焼酎の製造過程を詳しくリポートし、作り手の身の上話を記
している。
彼は家畜の運搬業をやっているが、仕事がない日がある。
「手ぶらで帰る日は情けなくなる。そんな時は十分がんばっているじゃな
いかと自分を認めてやりたくなる。それを許してくれるのが酒と友達だけ
だ」
ここで記事が終われば、この見出しは適切だ。しかし、記事はさらに続く。
酒盛りは人目を避けて草むらでひらく。特に子どもには知られたくない、
と付け加えた言葉が書かれ、次の文章が記事の最後に置かれる。
「酒がなくても自信が持てる人間に育ってほしい。だから『酒は悪い』と
教えるつもりだ。矛盾してるって? 自分は破るけど子どもには守ってほ
しいもの。それをタブーって呼ぶんだろ」
記事の眼目は最後の部分ではないか。
だから小見出しは「弱い自分 でも子どもは酒なしで自信の持てる人間に」
でありたい。

この記事は、時間をかけ足で歩いた内容豊かな良いリポートだ。
禁を犯して飲む実情の報告だけでなく、密造酒常用者の健康への警告、
貧しさから密造酒に慰めをもとめる庶民の姿も記し、禁酒徹底の難しさが
述べられている。そして子どもは健全に育ってほしいとの万国共通の願い
も明白だ。それなのに、新聞の見出しは、大事な部分を反映していない。

おそらく、記事を書いた人間と見出しをつけた人間は違うのだろう。
2つの見出しに共通するのは、酒飲みの中にある「酒を受け入れたい」心理
だ。
つまり見出しをつけた人には、酒の悪い側面をできるだけ見たくないとい
う潜在意識がありそうだ。
読者は、見出しで先入観をもち誤読するおそれがある。たとえば「禁酒の
制度を作っても、飲みたい人は飲むのだ」という趣旨だと読み違えるかも
しれない。
せっかくこれだけ広範囲にかつ具体的に取材した、酒害の実態を知らせ、
それを防ぎたいという思いのこもった記事の効果がなくなってしまう。

この記事に限らず、最近、見出しと内容のズレが気になる。
何かをおもんぱかったり、逆に煽ったり、しているかのように感じる。
まさかこの記事にしても、酒類製造者、販売者を気にしているのではない
だろうが…。
視力が衰え、見出しだけで記事の中身まで読まないことも多くなった。
それ故、特別、気になる今日此頃である。老人の疑心暗鬼ならよいのだ
が…。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVA運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会シンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成がアルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1858/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
厚労省と文科省がそれぞれ、依存症をテーマに無料シンポジウムを開催
します。
どちらも、参加募集中です!

☆厚労省「依存症への理解を深めるためのシンポジウム」
 貴闘力や小田嶋隆さん(コラムニスト)も出演
 3月11日(土)14:00~16:00 中央区立月島社会教育会館ホール(東京)
 http://c.bme.jp/13/297/1859/1916

☆文科省「依存症予防教育推進シンポジウム」
 講演は久里浜医療センターの樋口院長、今成も出演します
 3月16日(木)14:00~17:15 文部科学省講堂(東京)
 http://c.bme.jp/13/297/1860/1916

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】129号 17.2.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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128号2017

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  128号 17.1.18
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.126
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    泡盛を10杯飲んで、「酒は抜けていると思った」
   「カラオケで汗を流して酔いからさめたと思った」
            ↓ ↓ ↓
         ニュースクリップをどうぞ!
 
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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第9期インストラクター養成講座は、スクーリングまでの全日程が終了。
現在、認定の最後のプロセスである実践報告シートが続々と届いています。

認定者数は、第1期以降すべてを合わせ、全国で2999人になっています。
あと1人で3000人です。

初めて研修を実施したインストラクターたちの声をご紹介します。

・少人数で実施したため参加者が集中して取り組めた。確認シートをDVD
 視聴後に配布し記入してもらうことで、DVDを集中して視聴してもらえ
 た。(刑務所)

・実際に講習をやってみると意外と自分の体質を知らない人が多く、とても
 関心を持ってもらえました。また、1単位が実際にどのくらいの量なのか
 知らない人も多かったので、興味深く聞いてもらえました。休みの前日く
 らいゆっくり飲みたい気持ちがあるようですが、どうして飲みすぎると
 ダメなのかということを、もう少し自分なりにうまく説明できるように
 していきたいです。(バス)
 
・医療スタッフに対して実施した。参加者の協力もあってスムーズに進行で
 き、進むにつれ関心が高まっていくのを感じた。そのため、1単位と処理
 時間の関係の理解はけっこう深まったと思う。「日頃患者さんにいろいろ
 説明しているが、まず自分のこととして考えるのが大事」という感想を
 もらった。(医療)

・アルコール体質判定の意味や各自の体質を再確認できたこと、アルコール
 の処理時間や飲酒のリスクについて学生が自分に照らし合わせて学べたこ
 とがよかった。DVDの視聴覚教材を用いての講座は、理解を深めるため
 にも集中力を維持するためにも効果的であったと思う。(学校)

・体質判定、焼酎党の実験はすぐ目に見える結果が出るため、参加者全員が
 興味を持ってくれた。また、以前から使用していた資料や通信教育のテキ
 ストの内容を用意していたためスムーズに実施できた。(企業)

・確認シートは記入する欄も多くわかりやすいので、学ぶ方も教える方も
 使いやすかった。1単位というものを知り、これから考えて飲酒すること
 で、点呼時の心配がなくなるとの意見をもらった。(バス)

・パワーポイントを使いDVDとアルコール体質判定の時間配分がうまくい
 きました。参加型の研修がよかったという感想をもらいました。(教習所)


★飲酒運転防止インストラクターについてはこちらを。
 http://c.bme.jp/13/297/1822/9091


飲酒運転防止インストラクターは、アルコールの基礎知識を職場や地域に
広め、飲酒運転の背景にある「多量飲酒」の見直しを促進しています。

来期の募集について、すでに、お問い合わせを多数いただいています。
3月の当メルマガで募集開始のお知らせします。


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  2.ASKからのお知らせ
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●厚労省が「依存症啓発キャンペーン」

「つい○○しちゃってない? ~それって依存症かも~」という啓発キャ
ンペーンが始まりました。
アルコール・薬物・ギャンブルの3つをテーマにした特設サイトも、3月末
まで開いています。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1823/9091

また、昨年12月27日に、厚労省に厚労大臣を長にした「依存症対策推進本部」
が設置されました。アルコール健康障害対策・薬物依存症対策・ギャンブル
依存症対策の3つのチームが発足。
アルコールについては、アルコール健康障害対策推進基本計画を実行して
いくことになります。

●冷蔵庫に1単位カードを貼っている社員も!

飲酒運転防止を含む安全運転講習で、DVD「知って得する!アルコールの基
礎知識」と「アルコールの1単位カード」をセットで活用された運送会社の
担当者にお話を聞きました。

――DVDとカード、2つを組み合せた理由を教えてください。

今までもDVDの上映は行なっていたのですが、今回はより深く意識を持って
もらうために、「1単位カード」も配布することにしました。

――反響はいかがでしたか?

ほとんどの社員が、カードを財布に入れて持ち帰っていました。
また、後日聞いた話ですが、自宅の冷蔵庫にカードを貼り、飲酒量に気を
使っている社員もいるとのことです。
DVDを観た社員は、「翌朝の酒気帯び運転」という予期せぬ事実に驚きます。
そこに、1単位カードを配ったことで、「アルコールの分解時間」がより
身近なものとなり、行動に反映されたのだと思います。

――飲酒運転防止だけでなく、お酒とのつきあい方を見直す機会になった
ようで、とてもうれしいです。
 
◆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
 http://c.bme.jp/13/297/1824/9091

◆アルコールの1単位カード
 これだけは知ってほしい情報を、名刺サイズで!
 http://c.bme.jp/13/297/1825/9091

★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます。
    ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1826/9091

★ASKアルコール通信講座
飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
http://c.bme.jp/13/297/1827/9091


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  3.ニュースCLIP!
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穏やかなお正月でしたが、その後の寒波到来に震えています。
大雪に見舞われた各地、さぞ大変な思いをされていることと思います。

大きな災害がない1年であることを祈ります。
本年も、よろしくお願いいたします。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1828/9091

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 1)アルコール検知器の動作確認をせず
 2)運運転代行業者が「酒は抜けていると思った」
 3)教師が北で南で飲酒運転
 4)警察・消防・自衛隊も
 5)「ハイネケンを断る」飲酒運転防止CМ

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1)アルコール検知器の動作確認をせず

静岡県のバス会社が、アルコール検知器の不具合に気づかないまま乗務前
の検査を行ない、男性運転手(58)が酒気帯び状態で路線バスを運転して
いたことが判明しました。

◎酒気帯びで路線バスを運行 検知器不具合に気付かず
 (1月14日 サンスポ)

本来は週に一度、検査機器の動作確認を行なう決まりなのですが、昨年11月
以降検査をしていなかったとのこと。
運転手は、午前7時頃、出社した際の検査ではアルコールは検出されません
でしたが、二便運航後の検査で酒気帯びが発覚しました。
運転手は、前日午後8時頃までに、ワイン720mlを飲んでいたとのこと。
ワインは200mlで1単位なので、約3.6単位。14時間以上分解にかかる計算に
なります。

アルコール検知器は、定期的なメンテナンスや検査が必須です。
それを怠ると、こういうことになります。

☆アルコール検知器の保守について(国土交通省)
http://c.bme.jp/13/297/1829/9091


2)運転代行業者が「酒は抜けていると思った」

沖縄県の運転代行の従業員が、酒気帯び運転で現行犯逮捕されました。

◎運転代行が酒気帯び運転 沖縄で男逮捕「抜けていると思った」
(12月20日 沖縄タイムス)

「酒は抜けていると思った」と容疑を否認していますが、「約10時間前に
泡盛の水割りを10杯飲んだ」と供述しています。
10杯って! 
泡盛の度数とどのくらいの水で割ったのかによりますが、逮捕時に呼気0.19
mg/l検出されたことから、分解できる量をはるかに超えていたことは疑い
ようがありません。

運転代行が飲酒運転をしては、本末転倒。
乗務前の飲酒検知とアルコールの基礎知識の研修が必要です。


3)教師が北で南で飲酒運転

教師による飲酒運転が4件ありました。

うち1件は、部活の顧問をやっている先生による飲酒運転で、運転中に居眠
りし、ガードレールに衝突。部員を乗せたバスが河川敷に転落するという
事故でした。
前夜から未明にかけて、はしご酒をしていました。

また2件は忘年会の帰りでした。
年が明け、新年会などお酒に接する機会が多いと思います。みなさん注意
喚起をしてください。

●男性高校講師(24)岩手県 転落事故(12月25日 日刊スポーツ)
12月25日午前7時頃、盛岡市で、アイスホッケー部の生徒を乗せたバスが河
川敷に転落し生徒3人が軽いけがをした。運転していた部活の顧問からアル
コールが検出。前日夜から未明にかけて、盛岡市内の複数の飲食店で飲酒し
たと供述している。

●男性高校講師(26)佐賀県 物損事故(12月27日 佐賀新聞)
12月23日午前2時頃、農道のガードレールに衝突する物損事故を起こした。
通報で駆けつけた警察官が検査したところ、基準値を超えるアルコールを
検出。22日夜に佐賀市内で開かれた学校の忘年会で飲酒した。県教委の聞き
取りに対し講師は「カラオケで汗を流して酔いからさめたと思った」と話し
ている。

●女性小学校教諭(28)新潟県 追突事故(12月13日 BSN新潟放送)
12月12日午後6時半頃、新潟市内で赤信号で停車していた車2台を巻き込む
玉突き事故を起こし、現行犯逮捕された。基準を超えるアルコールが検出
されている。

●男性高校教諭(57)熊本県 追突事故(12月10日 産経新聞)
12月10日午前1時35分頃、熊本市の国道で、信号待ちしていた乗用車に追突。
基準値の約2倍のアルコールが検出された。熊本市中心部での忘年会で飲酒
したと供述している。


4)警察・消防・自衛隊も

警察・消防・自衛隊など「体育会系の男性職場」には、とかく飲酒がつき
もの。シフト勤務の寝酒も相まって、多量飲酒の習慣を身につけてしまう
人がいます。それが飲酒運転の背景にあるような気がします。
アルコールの正しい知識が必要です。

●3等海佐(51)神奈川県 追突事故(1月14日 テレビ朝日)
1月14日午前8時頃、横浜市青葉区で、信号待ちで停止していた車に追突。
前日の午後11時頃まで飲食店で同僚と酒を飲んで官舎に戻り、14日朝、官舎
から自宅に向かう際に事故をおこした。

●2等空曹(41)京都府 衝突事故(1月14日 産経新聞)
1月14日午前10時5分頃、丹後市で乗用車を運転し、対向車線を走っていた車
と正面衝突した。「(飲酒後に)休んだので大丈夫だと思った」と供述。

●消防士(23)埼玉県 衝突事故(12月30日 産経新聞)
12月28日午後10時10分頃、三郷市の市道交差点で、左から右折してきた軽乗
用車に衝突し、男性会社員にけがを負わせた。飲酒後に車を運転して「友
だちと酒を飲みに行くところだった」と供述している。車には知人の男性
2人が同乗していた。

●消防士(25)岐阜県 ひき逃げ(12月24日 朝日新聞)
12月24日午前4時頃、岐阜市で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、会社
員男性の軽乗用車に衝突しけがをさせたうえで、救護などの措置をしない
まま車を放置し、逃走した。

●消防局職員(26)熊本県 蛇行運転(12月18日 産経新聞)
12月17日午前4時20分頃、福岡県の国道で軽乗用車を蛇行運転しているとこ
ろを警察により停止させられ、呼気検査の結果、基準値を超えるアルコール
が検出された。

●巡査部長(30代)福岡県 信号無視・逃走(12月19日 産経新聞)
休日だった12月中旬の夜間、福岡市で乗用車を運転中に信号無視。巡回中の
パトカーに現認され、追尾を受け逃走し、途中で車止めなどにぶつけた疑い
が持たれている。県警はその後、ナンバープレートなどから巡査部長を割り
出し、任意で事情を聴取したところ、容疑をおおむね認めた。


5)「ハイネケンを断る」飲酒運転防止CМ

元F1レーサーのジャッキー・スチュワートさんが出ている飲酒運転防止CM。
まず登場するのは現役当時の映像です。レース直後にハイネケンをすすめら
れ、「車で来ているから」と断るシーンが流れます。
そして77歳になった現在の映像。パーティー会場にやってきた彼は、昔と
同じようにハイネケンをすすめられて……

続きはぜひ動画で見てみて下さい。
http://c.bme.jp/13/297/1830/9091


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   4.山さんコラム No.126
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆注ぎ魔のそばに座らない

「宴会で、つい飲みすぎるのを防止するには、どうしたら良いでしょう」
山さんがある会社での飲酒運転防止講演で、こう質問したところ、若い
女性が答えた。
「注ぎ魔のそばに座らない」
たしかにもっともだ。

酒席には必ず「注ぎ上手」「すすめ上手」がいる。
これには2つのタイプがあって、まずひとつには「酒が弱い人(下戸)」。
自分が酒を飲まされないように、積極的に注ぐ側に回る。この人たちは、
飲み過ぎの苦しさを知っているから、きちんと断われば、「注ぎ魔」には
ならない。
やっかいなのは、もうひとつのタイプ「酒に強くたくさん飲みたい人」。
手酌でどんどん飲めばよさそうなものだが、内心「はしたない」との気持
ちもあり、「注いでもらいたい」のである。続けて、自分だけ「注いでも
らう」のは「はしたない」との気持ちが生じ、隣の人にすすめる。お互い
が注ぎ合えば、酒飲みはご満足。
酒が安く手に入り、十分飲める現代なのに、未だに酒が貴重品だった時代
の「酒を遠慮する風習」が残っている。これは一見不思議だが、酒飲みに
都合の良い慣習として温存されているのだ。
ここで「もう結構です」などと断われば、酒飲みは「いやな顔」をする。
自分の欲望が露わになるからだ。
職場などで上下関係があれば、不機嫌な上司や先輩の顔を見たくないの
で、「無理して飲む」ことになる。そうすることで「場の雰囲気を感じと
れる人」と評価されるのだ。
先の若い女性は、この伝統的な飲酒の風習の被害にあって無理に飲んだ
経験が多いため、「注ぎ魔」のそばに座らない、と発言したのだろう。

山さんの若い頃は、杯のやりとりが必ずあった。宴席では、立って行って
主客の前に伺い、所属・氏名を名のり、丁寧にお辞儀をして、「お流れ
ちょうだいいたします」と杯を受ける。
質問や会話がはずめば何回か杯のやりとりをする。この杯は絶対に断われ
ない。
だから酒の弱い人は、一杯飲んでさっと自分の席に戻る。上司の印象は薄
くなる。「酒に弱いのは損だ」と内心思うことだろう。
しかし下戸の中には口が達者なすすめ上手がいる。返杯をうまくかわしつ
つ、相手にはすすめる。場を上手に保つのである。「酒に弱くても宴席は
好きです」などと調子がいい。
情報をとり、伝えるのにはもってこいだ。それに勘定、酔っ払いの始末、
主役の送りなどきちんと始末できる人が酒席には欠かせない。酒飲みの
多い大組織には、すすめ上手の下戸が必ずいて重宝される。損ばかりでは
ない。

山さんは、ひそかに、豊臣秀吉は下戸だったと推定している。
少しの酒で真っ赤になり、あのご面相。「サル」のあだながつくわけだ。
酔った席では誰もが、本音や隠し事をしゃべりやすい。下戸なればこそ、
宴席でしっかり情報をとり、忘れずに報告したのではないか。信長に可愛
がられた秀吉、すすめ上手、聞き上手の英雄というわけだ。

さて、宴もたけなわになると座が乱れ、主客や上司が、もてなし側や部下に
注いで回ることがよくある。そんな時、下戸が「もう十分いただきました」
などと断わると、一昔前には「俺の酒が飲めないのか」などと怒鳴られた。
典型的なアルハラである。
日本酒に代わってビールや焼酎が主流になった現代、こうした風習は一部
の職場に限られるようになった。瓶ビールをもって注ぎあうことも、焼酎
を注ぐこともあるにはあるが、やや様子が異なる。マイペースで飲むこと
が許されたのには、女性の酒席参加が多くなったことも寄与しているかも
しれない。
それに加え飲酒運転防止活動が浸透して、男性でもマイペースが認められ
る職場が増えた。
これでいよいよ古典的な酒席の風景は徐々に減るだろうと、山さんは期待
していた。

ああ、それなのに冒頭の言葉を2016年12月に聞いたのだ。
しかも山さんがこれまで何回か飲酒運転防止講演をし、節度ある飲酒を
すすめてきた会社での発言だ。
しぶとい。多量飲酒をもたらす酒の伝統はしぶとい。
注ぎ魔はまだいる。
おそらくスマートな形で存在する。あからさまなアルハラ型でなく「まあ
少しだけ」「ちょっとは飲んで」のようなソフトでしつこいすすめ、ある
いはもしかすると秀吉型で。

人を指導する立場の方々は、飲酒場面では「注ぎ魔」の撲滅に努めていた
だきたい。
注ぎ合いはなしにして手酌をすすめ、自分は決して「注ぎ魔」にならず、
低リスクの飲酒は1単位までであることを広め、自らも実践し、多く飲む
日があっても2単位でピタリとおさめよう。
まさに、新年を祝うお屠蘇の飲み方で、一年をすごしたい。
お屠蘇の飲み放題などありません。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1831/9091


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
「泡盛を10杯飲んで、酒は抜けていると思ったって、飲みすぎでしょう」
「カラオケで汗を流して酔いからさめたって、それはありませんよ」

ニュースクリップのデータを編集しているときの、友井のつぶやきです。
次はなに? と、オフィス中の耳がダンボになります。
彼が選んだデータが送られてきて、ああこういうことか、と意味がわかり
ます。
そして、私もまた、心の中でツッコミを入れています。
「カラオケで汗を流して、酔いがさめるって、それはない」と。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】128号 17.1.18
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================

127号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  127号 16.12.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.125
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  忘年会、新年会――翌日の飲酒運転対策を
  幹事は、各々ぬかりなく!
 
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆スクーリング、すべて終了!!

9月から始まったスクーリング。山さんの全国行脚も今日ですべて終了です。
スクーリングのアンケートの一部をご紹介します。

・確認シートや実践プランによって、実践的な考えが明確になり、とてもよ
 かったです。講師もとてもわかりやすく、社員教育を進める手法を学べ
 ました。さらに勉強が必要とも感じましたので、今後はスキルアップ研修
 を受講していきたいと思います。(企業)

・深く学習できました。グループワークもよかったです。飲まない方もいて、
 違う視点も感じられてよかったです。(医療)

・講師は雑学が豊富でたいへん勉強になりました。(バス)

・通信教育での学習後、忘れていた点が多々ありましたが、復習ができたこ
 とと、自覚がめばえたことがよかったです。(バス)

・質疑応答の時間を設けてくれ、非常にわかりやすかった。(トラック)

・知識だけでなく節酒、断酒の実践プランで最後に考えさせることが大事だ
 とよくわかりました。(教習所)

・他業種の人の意見を聴くことができよかった。(企業)

・自分の飲酒を見直すいい講習でした。(バス)

・講師は体験談を含んだ話で良好でした。(教習所)

沖縄県の宮古島で初めて開催されたスクーリングは、記事になりました。
◎アルコールの正しい知識学ぶ/宮古島署(12月3日 宮古毎日新聞)
http://c.bme.jp/13/297/1788/1916

各地でのスクーリングと同時開催されたスキルアップ研修では、基本法の最
新の動きや、アルコール検知器使用の落とし穴とその対策、効果が上がる節
酒支援、節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)を学びました。


◆現時点で、インストラクター認定者数は2933人になりました。
 もう少しで3000人になります。
 認定者数は、随時更新しています。
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1789/1916


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  2.ASKからのお知らせ
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●【Be!125号】と【Be!増刊号No.25】が発行です!

【Be!125号】
・特集 「相模原事件のこと、きちんと言葉にしよう。
     私たちは、ここからどこへ歩き出せばいい?」
・インタビュー 小田嶋隆さん「酔いの中で、芸術は生まれない。」
・どう進む? アルコール健康障害対策「基本計画」ほか
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1790/1916

【Be!増刊号No.25】
脱!世代連鎖
 アルコール・ギャンブル・薬物、摂食障害、虐待…本人と家族の手記
 いったい、何がどう連鎖するの?
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1791/1916


●付属のパンフレットが役に立つ

「かんたんジェルパッチ」を購入された食品加工業の方にお話を伺いました。

――どんなふうに活用されたのですか?

「アルコールと健康」に興味をもってもらうため、社内の健康診断の待ち時
間を利用して体質判定をやりました。

――実施してみていかがでしたか?

健康診断中の待ち時間という手持無沙汰になりがちな時間を、付属のパンフ
レットを読みながら待ってもらうことで、より有意義な時間にすることがで
きたと思います。
実際に社員の中から、「自分の体質を知ることで、今まで意識していなかっ
たアルコールと健康の問題に対しての意識が高まった」というような感想を
もらっています。
判定をやりっぱなしではなく「パンフレットを読む」のがいいです。

――ASKでは、体質判定の結果を、予防にどう活かすかが肝心と考えています。
そこで、ジェルパッチとセットになった「手渡しパンフ」に、体質別アドバ
イスやアルコールの単位と分解時間などをイラスト入りで解説。ご自身の飲
酒を振り返るきっかけとなるように工夫しました。

★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
    ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1792/1916

★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます。
    ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1793/1916

★ASKアルコール通信講座
飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
http://c.bme.jp/13/297/1794/1916


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  3.ニュースCLIP!
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忘年会シーズン真っ只中。
年末年始と、飲み会シーズン到来です。
すでに、忘年会後の飲酒運転が出ています。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1795/1916

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 1)前夜の飲みすぎがたたって…警察官の飲酒運転
 2)重ね飲みは「アルコール等影響発覚免脱罪」
 3)酒を飲んで運転していて「よく覚えていない」
 4)高濃度での検挙がすごく目立っています

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1)前夜の飲みすぎがたたって…警察官の飲酒運転

警察官による飲酒運転が4件ありました。
うち2件が前日の飲みすぎ。
1件は結婚披露宴で相当飲み、帰宅後にまた飲んでいます。
もう1件は同僚と飲んだ後、はしご酒をしています。
あと1件は夕方の事故で、自宅で飲んだ、と供述。昼酒でしょう。
どれも、飲酒習慣が招いた飲酒運転です。
忘年会シーズン、職場でもぜひこの点の注意喚起を。

●巡査部長(37)栃木県 追突後逃走(11月15日 テレ朝NEWS)
11月14日午後5時40分頃、酒を飲んだ状態で佐野市の路上に止まっていたワ
ゴン車に追突してそのまま逃走。「自宅で缶酎ハイを数本、飲んだ。衝突に
気づかなかった」と供述している。

●巡査部長(50代)秋田県 出勤途中に追突事故(11月25日 日刊スポーツ)
11月6日午前7時45分頃、秋田市内で、出勤途中に酒気帯び状態で自家用車を
運転し、信号待ちをしていた車に追突し玉突き事故を起こした。巡査部長は
5日午後、知人の結婚披露宴で、グラス5杯のビールに加え、日本酒やシャン
パン、ジンなどを飲み、帰宅後さらにコップ2杯の焼酎を飲んだ。
簡易検査器でアルコールが検出されなかったため「酒が残っていると思った
が大丈夫だと考えてしまった」と話している。

●交通課長(58)福島県 出勤途中に事故、逃走(11月29日 NHK)
11月29日午前9時頃、酒気帯びの状態で車を運転して道路脇の車止めなどにぶ
つかる事故を起こし、通報などをせずに現場を立ち去った。
前夜、同僚と酒を飲んで別れたあと、午前3時頃まで酒を飲んだ。
事故を起こしたあとはバスに乗り換えて出勤した。

●巡査長(30代)高知県 自損事故(12月8日 産経新聞)
11月下旬の深夜、高知県西部で乗用車を運転中に、ガードレールに衝突する
自損事故を起こした。通行人から通報を受けて署員が駆けつけたところ、
基準値以上のアルコールが検出された。

警察、消防、運輸などシフト勤務の職場は、寝酒や夜勤明けの飲酒など、依
存症につながるような飲み方がはびこっていることが多いのです。
飲酒習慣のチェックが必要です。

☆警察職員による飲酒運転 事例の分析
http://c.bme.jp/13/297/1796/1916


2)重ね飲みは「アルコール等影響発覚免脱罪」

「最初は後ろに軽トラックの人はいたんですけど、いきなり前に出てきて、
2車線の真ん中のところで蛇行を切り始めて本当に危なかった」
被害者の少年が、事故当時の状況をこう証言しています。

◎飲酒運転で事故 さらに飲酒で隠蔽か 男を逮捕(12月1日 テレビ朝日)

宇都宮市内で人身事故を起こし、飲酒運転を隠すために現場から逃走し、飲食
店でさらに酒を飲んだ56歳の男性が逮捕されました。

重ね飲みは、「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱」という罪に問われ
ます。
これは、2013年に、飲酒運転の発覚を免れるためのひき逃げや重ね飲みなど
「逃げ得」を生じさせないために、新設されたもの。
12年以下の懲役。道路交通法の「救護義務違反」との併合罪だと、18年以下
の懲役となります。

☆自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律
http://c.bme.jp/13/297/1797/1916


3)酒を飲んで運転していて「よく覚えていない」

12月11日未明、大阪府寝屋川市の路上で自転車を押しながら歩いていた男子
大学生を車ではね逃走したとして、27歳の男が逮捕されました。
被害者の大学生は意識不明の重体です。
男は車のフロントガラスが破損していることに気づいた友人に説得されて、
11日夜11時半頃に警察署に出頭しました。事件前に友人らと酒を飲んでいて、
「酒を飲んで運転していてよく覚えていない」と話しているということです。

◎男「酒を飲んで覚えていない」大学生重体ひき逃げ事故
 (12月12日 毎日放送)

飲酒運転で人をはねて、逃走して「覚えていない」。
酔って、電車の中で痴漢行為をして捕まり、「覚えていない」。
酔って、けんかをしたらしいが、まったく「覚えていない」。
飲んだ後、どこをどうやって帰ったのか「覚えていない」。

実際に起こるのです。
これを医学用語で「ブラックアウト」と呼びます。
要するに、脳に一時的な障害が起きるほどの量を飲んだということ。

繰り返していると、脳へのダメージは決定的になっていきます。
心当たりがある方は、以下のサイトをご覧ください。

☆深酒すると、記憶がなくなる(ブラックアウト)
http://c.bme.jp/13/297/1798/1916


4)高濃度での検挙がすごく目立っています

警察庁は、呼気0.25mg/l以上、もしくは呼気濃度はそれ以下でも酒酔い運転
で検挙された者を、統計上「高濃度者」と分類。
検挙者数は、2015年までの10年間で5分の1に減った一方で、「高濃度者の占
める割合は増えている」と注意喚起しています。

高濃度者、本当に多いです。しかも、日中から夕方が半数。
アルコール依存症の確率がかなり高いと思われます。

●基準値の4倍超 逃走しガードレールに衝突――職業不詳(38)福岡県
(11月14日 テレビ朝日)
11月14日午前3時前、蛇行しながら走る車を警察官が見つけて停止を求めたと
ころ、車はスピードを上げて逃走し、約1.2キロ先でガードレールに衝突。
「ビールは何杯飲んだか覚えていないが、ハイボールは5、6杯飲んだ」

●0.64mg 追突――職業不明(32)佐賀県(11月17日 佐賀新聞)
11月17日午後1時10分頃、酒気を帯びて乗用車を運転し、乗用車に衝突。

●0.7mg 衝突――職業不明(52)埼玉県(11月20日 埼玉新聞)
11月19日午後9時20分頃、酒気を帯びて軽乗用車を運転し、乗用車と出合い頭
に衝突。

●0.5mg 追突――会社員(45)埼玉県(11月23日 埼玉新聞)
11月22日午後9時55分頃、酒気を帯びて軽トラックを運転し、信号で止まろう
としていた乗用車に追突。

●0.35mg 蛇行運転――姫路市職員(51)兵庫県(11月23日 MBSニュース)
11月22日午後4時過ぎに、ふらつきながら走り、警察官に停止を命じられた。
この日は体調不良で午前中を休み、午後1時から午後3時まで打ち合わせをし
たあと、自家用車で市役所に移動中だった。

●0.45mg 追突――内装業(年齢不明)佐賀県(11月24日 佐賀新聞)
11月23日午後2時10分頃、酒気を帯びてワゴン車を運転し、交差点で右折する
際に、前の乗用車に追突した。

●0.35mg 酒気帯び運転――無職(31)佐賀県(11月28日 佐賀新聞)
11月27日午後8時5分頃、国道で酒気を帯びて乗用車を運転。縁石に乗り上げ
たり、中央線をはみ出したりした車を発見した警察が停車させた。

●0.9mg 追突――自称建設作業員(48)埼玉県(11月30日 埼玉新聞)
11月30日午後6時20分頃、酒に酔って軽ワゴン車を運転。右折待ちしていた
女性の乗用車に追突しけがを負わせた。

●基準値の2倍 追突――公立高校教諭(57)熊本県(12月10日 産経新聞)
12月10日午前1時35分頃、信号待ちしていた乗用車に追突。熊本市中心部で
の忘年会で飲酒したと供述している。

☆アルコール依存症の進行プロセスと予防
 http://c.bme.jp/13/297/1799/1916

☆背景にある「アルコール依存症」という病気
 http://c.bme.jp/13/297/1800/1916

★ASKアルコール通信講座
飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
http://c.bme.jp/13/297/1801/1916


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   4.山さんコラム No.125
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆ビール1本では物足りない?

「ビール1本では物足りないとお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、
これが健康リスクが一番少ない飲酒量です。どうぞお守りください」
アルコール健康障害対策基本法の啓発イベントで、ある講演者が話をこうし
めくくった。
山さんは、「物足りない」の言葉が気になった。
聴衆のうちの酒飲みが「もの足りない」気分を残したまま家へ帰ったら、
ふだんと同じく、ついもう1本飲むのではないか、という心配だ。
「もの足りない」気分は、日常的に1本以上たくさん飲んでいるから生じる。
この「日常」こそが問題なのだ。

山さんが子どもの頃、近所に、夏になると毎晩、庭先の縁台でビールを飲む
おじさんがいた。
子どもたちは垣根から珍しいものを見るようにのぞきこんで、ウワサした。
「あのひとアル中だ」
ときに、声が少し大きくなって怒鳴りつけられた。それで、ますます「アル
中」の評判が広がった。
今から思うと、依存症というほどではなく、単なる酒好きだったのだろう。
戦後の貧しい時代、勤め人が晩酌するのは珍しく、大人たちは羨み半分で
「毎晩、酒を飲むなんてアル中じゃないかしら」と語り合い、それを子ども
たちが聞きかじったのだろう。当時は、毎晩、お酒が飲めるほど勤め人の
給料は高くなく、特に現業公務員は一般の会社員より給料が低かった。どの
家でも内職をし、食うのに精一杯。晩酌など夢だった。
晩酌は、お金持ちがする習慣で、それも「お銚子1本」が相場だ。なにか良い
ことがあって気分がよければ「もう1本」ということもあったが、その場合は
「ようやく仕事の山がみえた」とか「いい話がころがりこんだ」などと言い訳
しながら飲んだものだ。
こういう時代には「1本で物足りない」などとは言わないはずだ。
講演者の「物足りない」の言葉には、現代の「飲み過ぎ」の風潮が反映して
いる。

山さんは講演で、1単位が健康リスクの低い、適切な飲酒量と教える。
すなわち、ビールなら中瓶1本500ml、清酒お銚子1本180ml、ウィスキーダブ
ル1杯60ml、ワイン小グラス2杯200ml、缶酎ハイ350ml缶(アルコール分7度)
1本、焼酎25度なら100mlにあたる。
この分量は、日本では伝統的な晩酌の定量である。
英国でパブに入ったら「1パイントのラガービール」などと分量を言って注文
する。このパイントは568mlあり、泡をのぞけば約500ml、1単位である。
米国でバーへ行き、ウィスキーを注文すればシングル30mlのショットグラス
で出される。これを1回おかわりして、さっと立ち去るのがきれいなカウボー
イの飲み方だ。これも1単位。
フランス料理では、赤・白のワイン小グラス1杯ずつ合計200mlでコース料理
が楽しめる。これも1単位。
缶酎ハイを売り出した際、350ml缶でちょうどアルコール20gとなる7度とした
のは、1単位が飲んだ気がする量だからだろう。
世界的にみても1単位は日常的に飲むのにふさわしい分量であり、伝統的に、
この量が標準とされてきたのだ。

興味深いのは、世界各国のコホート研究で、1日飲酒量アルコール10gから
20gの死亡率が最低であること、また心筋梗塞や脳梗塞にかかるリスクが1単位
程度の飲酒で最低になると報告されていることだ。
人類は長い酒類とのつきあいから、健康リスクを最低にする分量を見いだし、
日常的な飲酒の標準量としてきたといえる。

さらに現代医学によって、アルコールの心身へ与える影響が調べられている。
特に注目したいのが睡眠に与える影響だ。アルコールはレム睡眠を抑制した
り、ノンレム睡眠の深い眠りをさまたげたり、睡眠のパターンを乱す。
1単位のアルコールを分解するために飲み終わってから4時間かかるとすると、
睡眠がアルコールにさまたげられないためには、夕方せいぜい1単位の飲酒が
適切ということになる。伝統的な飲み方は、良い睡眠を保証する飲み方でも
あるのだ。
さらにアルコールは、脳や体へ大きな負担をかける。この負担を考えれば、
分解時間が短いほうが望ましい。
(ちなみに酒の害を受けやすい女性の晩酌はタブー、とされたのも合理的な
風習である)

せっかく酒の適量を語ったのだから「もの足りない」など余計なことは言わ
ず講演を終了したい。
酒を飲むなら1単位、女性は半分。もちろん、未成年、妊娠・授乳中の女性
には厳禁だ。さらに、体質的に酒を避けたほうが良い人たちも、大人の半分
くらいいるから、注ぎあいはやめる。
この飲酒原則をマナーとして国民全部に広めたい。
なお、日本酒で乾杯との条例をつくった県・市町村もある。この条例に、体
質的に飲めない人のためアルコール分0の「甘酒」を用意することを付記する
ことを提案する。
アルコール健康障害対策基本法が制定された現在、地方自治体の責務と考え
る。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1802/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
二日酔い防止に、ウコンを飲んでいる人いませんか?
ウコンには副作用があります。「下記に当てはまる方は気をつけて」と薬剤師
さんが注意喚起しています。

(1)肝機能が低下している方
(2)抗血液凝固剤などを服用している方
(3)胆汁管障害、胆石を患っている方
(4)妊娠中や授乳中の方

また、かえって肝臓にかかる負担が大きくなり、結果的に肝臓の機能低下を
招いてしまうこともあるとのこと。

◎ウコンなど「飲む前に飲む」系飲料の危険な副作用
 …知らぬ間に肝硬変や肝臓がんに(12月04日 ビジネスジャーナル)
http://c.bme.jp/13/297/1803/1916

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】127号 16.12.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================

126号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  126号 16.11.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.124
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  首都圏の大きめの駅に、アルコール関連問題啓発ポスターが。
こんなポスターです! 黒いビンが目印!
http://c.bme.jp/13/297/1746/1916
  見かけたら、写真をASKに送ってください!
ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp
 
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆誰でも参加できる無料公開スクーリング

アルコール関連問題啓発週間に合わせて行なっている公開スクーリング、
残り2ヵ所となりました。
養成講座を受講していなくても、午前中のみ無料で参加できます。
お申込みはこちらのメールフォームから。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1747/1916

11/22 高松市  サンポートホール高松
11/30 那覇市  沖縄県警察本部

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ――飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

参加者のアンケートからご紹介します。

・根拠をわかりやすく説明してくれるので、知識のない人にもわかりやすいと
 思います。非常によかった。ぜひ企業にも働きかけて、もっともっと広まっ
 てほしいです。

・今まで間違った知識をもっていたが、今回正しい知識を得ることができて
 よかった。職場教育の参考としたい。

・グループワークなどがあり参加型でよかった。

・DVDの視聴や説明のあとに小テスト形式で復習できたのでよかった。

・アルコールの量を1単位で表すことでわかりやすかったです。


◆インストラクター対象の「スキルアップ研修」も好評開催中!

プログラム――
●節酒の実践指導を実際にやってみよう!
 ◇アルコール健康障害対策推進基本計画…その中身は?
 ◇アルコール検知器使用の落とし穴とその対策
   ・次々起こる不祥事の原因と効果的な対策は?
 ◇効果が上がる節酒支援 
 ◇グループワーク
   ・節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)
    ~面接と目標設定→宣言→実行の記録と確認→支援~
   ・事例討議

今後の日程は以下です。
11/29那覇市、12/5東京都中央区、12/14東京都中央区

インストラクターに認定されている方で、スキルアップ研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


「ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座」についてはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1748/1916


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  2.ASKからのお知らせ
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●アルコール関連問題啓発週間、真っ只中です!

臨時号でお知らせした、11月20日の月乃光司+ASKプロデュースのトーク
イベントは、定員を超える応募があり、抽選となりました。
参加証が送られた方が当選です。なにも来なかったら、ごめんなさい。

各地の取り組みは、アル法ネットのサイトをどうぞ。
ぜひ、お近くのイベントにご参加ください。
http://c.bme.jp/13/297/1749/1916


●講習後も、数名が居残って話していた

社内で実施する安全運転講習の際に配ろうと「アルコールの1単位カード」
を購入された運送会社の方に話を伺いました。

――社員の方の反応はいかがでしたか?

「4時間で分解できる量、こんな少ないの?」や「飲めば飲んだ分だけ分解
に時間がかかるとは…一晩寝てもダメってことか」といった反応でした。
けっこうショックだったようです。
講習が終わった後も、数名が居残って話していましたから。
「普段自分たちが飲んでる量がどのくらいで、ということは分解にどのく
らいかかるのか?」と。

また多くの者が、財布やスマホのケースに入れて持ち帰っていました。

――持ち歩いて、飲む単位を意識してほしいと思って名刺サイズにしたの
で、こういうお話を聞くととてもうれしいです。

◆アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1750/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
 http://c.bme.jp/13/297/1751/1916

◆ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
 http://c.bme.jp/13/297/1752/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1753/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1754/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1755/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1756/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://c.bme.jp/13/297/1757/1916


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  3.ニュースCLIP!
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真冬のような気候が、秋に戻ったような日々。
スーパームーンは見えましたか?
当日、東京はあいにくの雨でした。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1758/1916

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 1)バスの不正検知…再び
 2)全国で公務員の飲酒運転続く
 3)これは…治療につなげてください
 4)熊本県菊陽町が条例
 5)台北市の違反者対策

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1)バスの不正検知…再び

このところ、毎月のようにバスの運転手の検知すり抜けについてお伝えし
てきましたが、またこんなニュースが。

◎7時間飲酒した翌朝に検査受けずにバス運転 
「後で受ける」とアルコール抜く時間稼ぎ 京都市交通局
(10月18日 産経新聞)

京都市交通局の男性バス運転手(53)が今年8月、約7時間飲酒した翌朝に、
「後で受ける」としてアルコール検知を受けずに運転したことが判明した
のです。
「検査の時間を遅らせ、酒を抜きたかった」と話しており、発覚後の検査
で、基準値未満のアルコールが検出されました。

相次いでいる不正検知の背景には、日常に忍び寄る惰性と、改善しない飲
酒習慣の問題があります。

124号のメルマガ内「山さんコラム」で、どんな対策が必要か紹介していま
す。まだお読みでない人はぜひご覧ください。
http://c.bme.jp/13/297/1759/1916


2)全国で公務員の飲酒運転続く

全国で公務員の飲酒運転検挙や事故がこんなに。
パターンがあります。
金曜夜の深酒、週末や休日の日中の飲酒など。

――警察
●女性巡査(24)山口 出勤時(10月18日 NHK)
10月18日午前9時前、山口市内の県道交差点で、自分の車で出勤する途中、
乗用車に追突、その後現場から走り去った。通報を受けた警察が追跡した
ところ、10キロほど離れた場所で停車、アルコールが検出されたため逮捕
された。巡査は交通安全の指導などを担当していた。

●巡査部長(37)栃木 休日夕(11月15日 NHK)
11月14日午後5時40分過ぎ、酒を飲んで乗用車を運転し、停止していた乗用
車に追突し、そのまま走り去った。追突された車に追いかけられ、250mほ
ど離れたコンビニで車を止めたところで、警察に通報された。
その日は休みで、「缶チューハイ数本を自宅で飲んだ。買物に行く途中だっ
た」と話している。事故現場は自宅から約900m。

――消防
●消防所長(57)北海道 土曜夕(10月23日 北海道新聞)
10月22日午後5時5分頃、札幌市内で酒気帯び運転し、物損事故を起こした。
知人らと飲酒後に、知人の車で自宅まで送ってもらい、親族に会うため自
宅から札幌まで約60kmを運転し事故。

――学校
●市立中学校教諭(24)長野 金曜深夜(11月3日 信濃毎日新聞)
10月29日午前2時40分頃、車で帰宅途中に警察官に呼び止められ呼気検査を
したところ、基準値超のアルコールが検出。午後8時頃から友人とビール
などをジョッキで複数杯飲み、「運転代行で帰るつもりだったが、業者に
電話がつながらなかった。意識がしっかりしているので大丈夫だと思った」
と話している。

●県立支援学校教諭(57)広島 日曜朝(11月6日 テレビ岩手)
11月6日午前7時50分頃、庄原市で乗用車を運転、パトロール中だった署員
が職務質問し、呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出。

●市立小学校教諭(49)長野 金曜深夜(11月13日 信濃毎日新聞)
11月12日午前1時35分頃、佐久市で取り締まり中の県警交通機動隊員が、交
差点の信号機が青になっても発進しない車を発見。近づくと発進し、縁石
にぶつかって停止したため、職務質問し、酒気帯びが発覚。

●市立小学校教諭(55)北海道 土曜夕(11月12日 朝日新聞)
11月12日午後5時55分頃、旭川駅北口の交番前で、警察官が歩道に乗り上げ
て進む車を発見。歩道を60メートルほど進んだ地点で停車させた。基準を
上回るアルコールが検出。

――役所
●市職員(28)宮崎 日曜夕(10月26日 毎日新聞)
10月16日午後4時半頃、都城市内の市道で酒気帯び状態で軽乗用車を運転し、
衝突事故を起こした。

●市職員(45)大阪 平日深夜(11月2日 日テレ)
11月2日午前2時5分頃、堺市の府道で職務質問をしていた警察官にバイクで
ぶつかり、その後乗用車にも衝突。呼気検査で基準値を超えるアルコール
が検出され逮捕された。1日夕方に退庁し市内で同僚と7時間飲酒していた。

●県職員(50代)岩手 休み明け(11月7日 テレビ岩手)
11月4日午前11時頃、久慈市内のコンビニで、マイカーで駐車する際、他の
車と接触事故を起こし、検挙された。前日の夕方から深夜までウイスキー
ボトル1本分を飲んだという。

対策には、どこに落とし穴があるかの分析が必要です。
少し前の調査ですが、参考にしてください。

☆飲酒運転 懲戒処分事例の分析(ASK)
http://c.bme.jp/13/297/1760/1916


3)これは…治療につなげてください

あまりのレベルです。

◎飲酒運転 車内に水割りセット/基準5倍超…福岡で相次ぐ
 (11月5日 毎日新聞)

速い速度で走行する乗用車を県警自ら隊が追跡、運転していた会社員(54)
を現行犯逮捕。車内から焼酎パックと水が見つかり、「車内で焼酎の水割
りをつくり、4杯飲んだ」と供述。

また別のケースでは、会社員(51)から、呼気0.77mg/lという基準値の5倍
超のアルコールが検出。4年前に飲酒運転で免許を取り消され、無免許で
した。

――福岡県では、飲酒運転の検挙者には、条例で受診義務が課せられます。
なんとか治療につながってほしい。

◎先月トラクター、4日トラック 鹿島署、容疑で男逮捕
 (11月6日 佐賀新聞)

前回メルマガで、農業用トラクターの飲酒運転をとりあげました。
なんと同じ男性(58)が、今度はトラックの飲酒運転で逮捕されました。
「(署内に押収されていた)トラクターを見に来た」と話したのこと。
ろれつが回っておらず、基準値の約5倍となる呼気0.76mg/lのアルコールを
検出。

――1ヵ月内の再犯…アルコール依存症でしょう。


4)熊本県菊陽町が条例

菊陽町では、昨年6月、坂本秀則議員(51)が酒気帯び運転の疑いで検挙さ
れました。
「前日の夜の会食でビールや日本酒を飲んだ。12時間以上たっていて酒は
残っていないと思っていたが、認識が甘く、深く反省している」と語り、
5回にわたる「辞職勧告」を受けながらも辞職しなかったことから、町民グ
ループが条例の制定を提案したのです。
条例は10月24日の臨時議会で、坂本議員を含む全会一致で可決されました。

◎菊陽町議会が「飲酒運転撲滅条例」可決(熊本県)
(10月24日 熊本県民テレビ)

条例では、町議や職員が飲酒運転を行なった時は厳正に対処することなど
が盛り込まれていて、坂本議員は「この条例の精神はとても良いことだと
思う。条例ができたのは私の不祥事が一つの要因だと思っている」と語っ
ています。坂本議員は辞職しない意向を改めて示していますが、条例を提
案した町民グループはあくまで「リコール運動」を行なうとのこと。

この条例、違反者にアルコール依存症の受診の努力義務を定めています。

(町民の責務)
第6条 (3) アルコール依存症、健康を害する量の飲酒をする習慣又は飲酒
をすることにより他人に迷惑を掛ける性癖等を持っているときは、飲酒運
転を防止するため、飲酒行為の是正又は治療に努めること。
(アルコール依存症への対応)
第7条 町長は、(中略)「違反者」に対して、町が指定する医療機関に
おいてアルコール依存症に関する診察を受けるよう指導するものとする。

条例はここからダウンロードできます。
http://c.bme.jp/13/297/1761/1916


5)台北市の違反者対策

台北市が、飲酒運転による事故を抑止するため、新たな罰則を科すことに
なったそうです。

◎台北、飲酒運転に新たな罰則、累犯者は「斎場で遺体洗いの奉仕」―台湾
(11月13日 Record china)

それは、斎場での奉仕活動。
遺体に直接触ることはないが、遺体のすぐ側で床の掃除や片付けなどをす
るとのこと。
台湾の飲酒運転予防協会の責任者は「飲酒運転しても無事に帰宅できると
思い込んでいる人は少なくない」と語り、遺体の身近で奉仕することで、
命の大切さを知ってもらいたいとしています。
以前も紹介しましたが、アメリカでも同じような罰則が採用されています。


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   4.山さんコラム No.124
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆酒は安い方がよいか?

40年前の10月、ハムレットの舞台といわれるデンマークの古城をたずねた。
厚い雲の下、枯葉が石畳を舞い、人影もなく、いかにも古典劇の舞台らしい
たたずまいだった。
城から町へゆっくり歩いていった。街も灰色の雲の下にひっそりと静まり
返って、北海の海辺の雰囲気がただよっていた。

先日、TVで放映されたその町は、全く違っていた。
活気に満ち、人通りも多い。そして酒屋さんが、目立った。
対岸のスウェーデンからたくさんの人がフェリーに乗って、酒の買出しに
くるという。デンマークとスウェーデンでは酒税が違っていて、大変安く
買えるためと解説があった。
ものを安く買うために、国境を越えるのは世界共通。ヨーロッパ版、爆買
い、である。
酒の安さが、寂れた古城の町を繁栄させるとは。ああ。

山さんも、近くのスーパーでワイン2割引セールがあれば、リュックをしょっ
て出かける。同じ品が200円も300円も安く買えるのだ。
ビールの割引も見逃せない。350ml缶6本が、時により、店により、980円、
998円、1000円、1048円といろいろだ。
日頃、納豆でもヨーグルトでも10円安ければ、15分歩いてでも、買出しに
行く山さんだから、ワインやビールの割引は見逃せない。旅行に出かけて
セール日を逃したことがあったが、何か大損した気分になった。それほど
酒飲みは、いやしい。安い酒に目がないのだ。

ちなみに、山さんの、まとめ買い時の「飲みすぎ防止策」は次のとおり。
ワインは、きまったグラスで2杯、多くても3杯にする。残ったワインは冷
蔵庫で保存。
高級ワインでないから数日後でも味は変らない。十分楽しめる。
ビールは1本ずつ冷やす。ノンアルコールビールは複数入れておき、ビール
を飲みすぎないように備えている。このごろは炭酸水を用意する。ひどく
咽喉が渇いたときは、まず炭酸水を飲む。落ち着いてから、ビール1本を
大事に飲む。
以上、涙ぐましい努力で、安い値段で酒類をまとめ買いし、かつ「節度あ
る適度な飲酒」を楽しみ、不適切な飲酒を防いでいる。

酒類の廉価販売を規制しようという超党派国会議員の動きに対して、反対
する主張がある。
いわく「消費者は安い酒を求めている。消費者の視点を忘れるな」という
のである。
飲みすぎによる酒害は、教育や啓発で防止すべきで、酒の値段を高くする
のは筋違いとの主張でもある。
昔は、山さんも、この意見に賛成だった。金持ちは酒が高くても平気だが、
低所得者は嗜好品に割くお金がないから、安く買える手段を残すべきだと
考えた。

しかし、現在は考えを変えている。多量飲酒の危険性を知ったからだ。
低所得者が「飲みすぎ」て病気になったら悲劇である。まさに健康が「い
のち」なのだ。多量飲酒につながる「安売り」はのぞましくない。

安売り(廉価販売)は、大量販売を前提にした販売方法である。
「安いから、まとめ買いをする⇒つい飲みすぎる⇒買う量が増える」とい
う消費行動に支えられている。個人が「飲む量を増やす」ことで成立する。
教育や啓発で個々人の飲酒量が減れば、廉価販売は成立しない。
先にあげた「酒を安く、しかし教育で酒害は少なく」との主張は矛盾して
いる。

一方、「酒害を減らすには、一度に大量に購入すると高くなる仕組みを考
えるべきだ」との意見がある。
市場原理では、量が増えれば流通コストは安くなるから大量購入を割高に
するのは合理的でない。しかし流通コストではなく、社会コストを考えよ
との主張である。
大量購入は多量飲酒につながり、健康障害をもたらし、アルコール関連問
題を生じる。そして飲酒運転事故、医療費増などの社会的コストの増大を
招く。このコストを回収するため、特別税をかけようとの考えだ。

海外でもこうした例はある。
スウェーデンで酒類に特別に高い税金をかけるのは、節酒効果をねらって
いるのだろう。なのに交通が発達して隣国へ買出しでは……困ったものだ
が。
話はアルコールに限らない。
ハンガリーでは、塩分や糖分の高い食品に、いわゆる「ポテトチップス税」
をかけて国民の健康を守ろうとしている。イギリス政府は2018年から、
甘い炭酸飲料への「砂糖税」導入をめざす。またアメリカでは一部の市や
州での「ジャンクフード税」「ソーダ税」開始が話題になっている。

山さんは、「お上」の力で健康を守るというのには抵抗がある。自分の健
康は自分で守りたい。
とはいっても、大量生産、大量消費社会で連日、TV、新聞、雑誌などの
マスメディアで飲酒欲求が煽られ、手軽に24時間、酒が手に入る時代。
一定の社会規制も必要との考えも理解できる。
で、たとえば、以下のような方法はどうだろう。

アルコール飲料の特殊な大瓶、ケース売り、アルコール度数の高い酒など
に「大量飲酒特別税」をかける。
飲み放題の販売方法にも、同様の税金をかける。
飲酒総量で個人当たり3単位以上も、税をかける。たとえばビール2杯は1000
円だが、3杯目になったら1500円プラス10%のごとく。

導入にあたっては、まずこの「大量飲酒特別税」の5年後実施を決める。
実施前に飲酒リスク教育を徹底し、特別税を支払う人を徹底的に少なくす
る。これがミソだ。
特別税が課される場面が多ければ、販売者の手間が大変だ。
ニーズが少なければ、販売者はわざわざ煩雑になる商品は作らなくなる。
5年間の教育で多量飲酒者が減少すれば、大量消費を前提とした商品が減る。
税を実施しても社会の混乱は少ないだろう。
もし教育が効果をあげず、多量飲酒を望む者が依然として多かったり、飲
み会幹事の計算が楽といった理由で飲み放題の仕組みなどが残った場合、
たくさん集まった「大量飲酒特別税」は、アルコール健康障害対策に使え
ばよい。
この案は、いかがだろうか?

山さんとしては、こうした策の検討を望むが、「多額の税収」は実現しな
いことを期待する。そのためにも、「飲酒運転防止インストラクター」に
大いに活躍してほしい。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1762/1916

=================編集後記 *つぶやき*=================
 
博多駅前の道路陥没の朝、「予定どおりやりますか?」という問い合わせ
の電話が事務所にたくさんかかりました。
福岡での飲酒運転防止インストラクター養成講座、スキルアップ研修の日
だったのです。
例年借りていた会場は、まさに事故現場のそばで、2日間停電だったと聞き
ました。ところが、今年は空きがなくて、駅の反対側の会場をとっていた
ため、開催できたのです。

それにしても驚きましたね。
近隣の方はもちろん、交通機関の方々はさぞや大変だったことでしょう。
復旧の速さがまたすごくて、30メートルの深さの穴を日本は48時間で
直してしまったと、世界が驚いているようです。
復旧のようす、このサイトでGIFアニメが見られます。
http://c.bme.jp/13/297/1763/1916

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】126号 16.11.16
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
 ===========================================================

125号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  125号 16.10.17
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.123
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  さあ、「アルコール関連問題啓発週間」ですよ!
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 
==============================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆誰でも参加できる無料公開スクーリング

前号でもお知らせしましたが、アルコール関連問題啓発週間に合わせ、
「スクーリング」の一部を、無料で一般公開しています。
養成講座を受講していなくても午前中のみ参加できます。
お早めにFAXでお申し込みください。
お申込み用紙(PDF)はこちらから。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1703/1916

10/20 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
11/01 札幌市  かでる2・7
11/09 福岡市  カンファレンスASC
11/11 広島市  RCC文化センター
11/15 新宿区  東京都トラック会館(残席わずか)
11/22 高松市  サンポートホール高松
11/30 那覇市  沖縄県警察本部

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ――飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

◆スクーリング受講者からはこんな声が!

・参加型なのでとても頭に入りました。(バス)
・講師が細かいところをわかりやすく答えてくれたのがよかった。(バス)
・実践的な話を聴くことができました。(企業)

◆インストラクター対象の「スキルアップ研修」も好評開催中!

プログラム――
●節酒の実践指導を実際にやってみよう!
 ◇アルコール健康障害対策推進基本計画…その中身は?
 ◇アルコール検知器使用の落とし穴とその対策
   ・次々起こる不祥事の原因と効果的な対策は?
 ◇効果が上がる節酒支援 
 ◇グループワーク
   ・節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)
    ~面接と目標設定→宣言→実行の記録と確認→支援~
   ・事例討議

今後の日程は以下です。
10/19神戸市、10/24名古屋市、10/31札幌市、11/8福岡市、11/10広島市、
11/16新宿区、11/29那覇市、12/5東京都中央区、12/14東京都中央区

インストラクターに認定されている方で、スキルアップ研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1704/1916


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  2.ASKからのお知らせ
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●いよいよアルコール関連問題啓発週間です!

各地の取り組みを、アル法ネットのサイトにUPしました。
ぜひ、お近くのイベントにご参加ください。
http://c.bme.jp/13/297/1705/1916

内閣府のサイトには啓発ポスターがUPされました。
ダウンロードして自由に使えます。
http://c.bme.jp/13/297/1706/1916

アル法ネットのサイトに、国の基本計画と都道府県の推進計画のページを作
りました。随時、情報を更新していきます。
http://c.bme.jp/13/297/1707/1916


●社用車を運転する社員や、マイカー通勤の社員に

社内研修のために「(DVD)知って得する!アルコールの基礎知識」を購入され
た製造業の担当者にお話を伺いました。

――どんなふうに活用されたのですか?

社用車を運転する社員やマイカー通勤の社員向けの研修で上映しました。

――反応はいかがでしたか?

「いまどき飲んで運転するやつなんていないよ。うちの連中はそこまでモラ
ル低くないって!」と言っていた社員が、見終わった後に「え? 一晩寝れ
ば抜けるんじゃないの? それはまずいな、話聞いておいてよかった…」と
いう感想を漏らしていました。

――他にはどんな感想が?

「そうか、あれは寝酒になるのか…」と気づいた社員もいたようで、通勤に
車を使っていることもあり「寝る前に飲まないようにコントロールする」と
話していました。
健康のためにも、よいきっかけになったと思います。

★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1708/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
 http://c.bme.jp/13/297/1709/1916

◆ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
 http://c.bme.jp/13/297/1710/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1711/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1712/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1713/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1714/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://c.bme.jp/13/297/1715/1916


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  3.ニュースCLIP!
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台風が押し寄せたと思ったら、一足飛びに秋になりました。
このところの激しすぎる天候にはまいります。
被災された方々にお見舞い申し上げます。

このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1716/1916

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 1)観光バスの運転手12人が宿泊先で
 2)福岡で公務員の飲酒運転続く
 3)飲酒運転のアルコール依存症受診、7割が報告せず
 4)警察官が福岡と兵庫と富山で…
 5)自動車だけではありません

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1)観光バスの運転手12人が宿泊先で

前回、前々回と、バスの運転手による飲酒運転すり抜けについてお伝えし
ましたが、今回も観光バス運転手による不正検知が発覚しました。

◎観光バス大手、運転手ら飲酒検知逃れ 林間学校送迎
 (9月28日 朝日新聞)

東京の大手観光バス会社の運転手12人が、「林間学校」などの送迎の際に、
社内規定に反して宿泊先で飲酒、その後一部の運転手は、運転前のアルコー
ル検知を不正に逃れるため、同僚に息を吹き込ませるなどした疑いがもたれ
ています。

前回のメルマガの「山さんコラム」で、どんな対策が必要か紹介しています。
まだお読みでない人はぜひご覧ください。
http://c.bme.jp/13/297/1717/1916


2)福岡で公務員の飲酒運転続く

福岡で公務員による飲酒事故が続いています。

1件は、行橋市職員(44)。午後5時半頃、ガードレールに衝突し、呼気から
基準値の約4倍のアルコールが検出されました。
妻と子どもの3人で帰宅途中で、「だいぶ前に飲んだので酒を飲んで運転し
たとは思っていない」と述べています。

◎公務員が事故、基準値4倍のアルコール検出(10月10日 日本テレビ)

もう1件は糸島市立中の女性教諭(46)。居酒屋など2店で計約5時間酒を飲
み、帰宅途中に交差点を左折した際、左の前輪と後輪が側溝に脱輪して立ち
往生。
そのまま車内で寝込み、約2時間半後、通りかかった男性が近くの交番に届
け出ました。
呼気から0.53mg/l(基準値の3倍超)のアルコールが検出されました。

◎<酒気帯び運転>帰宅中に事故も 福岡の市立中教諭を逮捕
 (10月12日 毎日新聞)

福岡では、2006年に公務員による飲酒運転で3人の幼児が死亡する悲惨な
飲酒事故があり、県をあげて飲酒運転防止に取り組んできました。
それなのに……。しかも、どちらも基準値の3倍、4倍という呼気濃度です。
多量飲酒の見直しが必要です。


3)飲酒運転のアルコール依存症受診、7割が報告せず

そんな福岡県から、飲酒運転撲滅条例についてこんな発表がありました。

昨年9月の改正で、初犯の飲酒運転違反者に指定医療機関でのアルコール依
存症に関する診察か、保健所での指導の結果を報告するよう義務けられま
した。にもかかわらず、この1年に逮捕された733人の内、74.5%が報告を
怠っているというのです。
指定医療機関での受診結果の報告義務がある再犯者4人からも、報告はあり
ませんでした。

◎依存症受診、飲酒運転の7割が未報告 福岡県条例義務付け、浸透せず
 (9月29日 西日本新聞)

初犯のうち報告があったのは、指定医療機関で診察した64人と、保健所で
指導を受けた123人のみ。
受診率が低いのは、制度自体に強制力がないためでしょう。

飲酒運転常習者の中には、高率で依存症者がいます。
とくに、受診しない人の中に多く隠れている可能性があります。

「期限を過ぎても報告がない人には文書や電話、直接訪問で義務を履行する
よう繰り返し指導したい」
と県こころの健康づくり推進室では言っています。


4)警察官が福岡と兵庫と富山で…

警察関係者による飲酒運転の検挙も相次ぎました。
しかも一人は交通課の交通取り締まりの担当者。

●警部補(41)静岡県(9月25日 静岡新聞)
9月23日午後11時55分頃、焼津市内で酒気帯び運転し、街路樹に衝突する
事故を起こした。容疑者は交通課勤務で交通取り締まり担当係長だった。
24日は休みで「車を使う用事があったので運転してしまった。焼酎2、3杯
を飲んだ」と話している。

●巡査部長(55)兵庫県(10月7日 RESPONSE)
10月3日午後3時35分頃、豊岡市内で赤信号を無視して交差点に進入し、パト
カーの制止を振り切って逃走。ナンバーから照会し、任意で事情を聴いたと
ころ、逃走の事実を大筋で認めた。逮捕時、呼気からは酒気帯び相当量に
満たない微量のアルコールが検出されており、逃走時酒気帯び状態だった
可能性があると警察は見ている。

●巡査(21)富山県(10月16日 読売新聞)
10月16日午前5時35分頃、走行車線上で止まったままの車を巡回中の署員が
発見。寝ていた巡査は、職務質問されて逃走。郵便局の看板に衝突する事故
を起こし、通行人に通報された。呼気から基準値を超えるアルコール分が検
出。前日午前で勤務を終え、午後から休みだった。

言うまでもなく、飲酒運転が罪になることはよくわかっているはず。
ここでも大切なのは、モラルに訴えかけるのではなく、正しいアルコールの
知識と飲酒習慣の見直しです。

警察職員による飲酒運転 事例の分析
http://c.bme.jp/13/297/1718/1916


5)自動車だけではありません

飲酒運転は自動車だけと思っている方、多いのではないでしょうか?
佐賀県で、農業用トラクターを国道で酒気帯び運転していた男性が逮捕さ
れました。

◎トラクターを酒気帯び運転容疑で男逮捕(10月11日 佐賀新聞)

道路交通法第65条第1項には「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはな
らない」と明記されています。
この「車両」には自動車はもちろん、トラクターも含まれます。
身近なところでは「自転車」も含まれています。

お酒を飲んだら「車両」の運転はしてはいけません。


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   4.山さんコラム No.123
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆酒飲みに「ガンマGTP100」はふつうのこと?

前回も取り上げたが、バス・トラック・タクシー会社などでせっかくアルコー
ル検知器が導入されたのに、その検知器のごまかし事件が後を絶たない。
行きづまりを感じたら、健康診断を活用した対策はいかが。

「山ちゃん、酒飲みでガンマが100以下なんて奴、いるのか」
これは、山さんが健康診断でガンマGTP120になり、1ヵ月半の禁酒を宣言
した際の、今は亡き飲み仲間の発言である。
当時、旧国鉄の現場では多量飲酒者が多く、ガンマGTPも平均して高かっ
た。健診では標準値40以下とする場合も多いが、それではあまりに大勢ひっ
かかってしまうため、60以下としていたほどだ。
100以上の者が同じ職場に何人もいて、皆、酒好きの飲み仲間だから、この発
言は不思議でなかった。ガンマGTP100 「肝障害の疑い」と健康診断結果
に書かれても、酒飲みの勲章くらいにしか、思っていなかった。

山さん自身も、産業医に禁酒を勧められたとき、いろいろ事情を説明して逃
れようとした。
いわく、「現場長会議がある」「組合と折衝がある」「本社の幹部が来る」
「部下の送別会」……。
男性の病院長なら、うなずいて、「まあ、職業病ですな」と笑って「できる
だけ量を減らしてください」いうところだ。
ところが、産業医は女医さん。厳しい一言が飛び出した。
「保健を担当する総務部長さんが健康診断結果を無視するのは困ります」

「保健を担当」が効いた。
実は、35歳以上の職員へガンマGTP検査を導入したのは、山さんが本社
の厚生課に勤務していた時代だ。全国会議で東北の係長から、「飲酒による
成人病が目立つ、検査の導入を」との提案を受け、全国施策としたものだっ
た。
「自分で導入した検査だ。検査結果を無視できない」との思いが浮かんだ。
これが強い禁酒の動機になり、山さんの上記の禁酒宣言が実現したのである。
ちなみに、かの飲み仲間は、晩年に肝硬変から動脈瘤破裂を起こし他界した。
山さんが今も元気にしているのは、担当した業務と、健康診断、女医さんの
おかげだ。

しかしこのように保健指導が効果を発揮するとは限らない。
メタボや肝障害の背景に多量飲酒があっても、時間の関係で「酒を控えましょ
う」「もう少し減らして」「酒は止めたほうがよい」などと簡単なアドバイ
スにとどまるのが普通だ。
「運転は緊張の連続だから、家で一杯が必要」などといわれ、つい「少しな
ら」といってしまう保健師さんもいる。節酒目標、節酒のための飲み方など
を具体的に指導する産業医、保健師はほとんどいないだろう。
指導を受ける側も、直後の日常飲酒は「控えめ」にしたとしても、たくさん
飲んでもよい機会があれば、すぐ元どおりになりがちだ。周囲の呑兵衛達も、
ここぞとばかり酒をすすめ、多量飲酒仲間の復活を歓迎する。これが、酒に
寛容な職場で見られる困った現象だ。
高血圧で薬を飲んでいても、血糖値が境界値でも、ガンマGTPが100を超
えても、歓送迎会などでは「飲み放題」を良いことに、ガンガン飲む輩が多
い。
一方、「保健指導がウルサイから、健診1週間前から禁酒して、できるだけ数
値をよくする」という社員がいる。ふだんの飲酒習慣が変わらねば、意味が
ない。

やはり肝腎なのは、本人の自主的な意志、やってみようという気持ちである。
特に、いったんは飲酒を減らしたが再び復活した者へはより丁寧な指導が必
要だ。
やる気を引き出す、健康診断の正確な情報の提供と解説、本人が自ら節酒目
標を立てる、周囲にそれを宣言する……などに加え、達成感が得られること
や、周囲の評価や励ましも継続への力となる。
「ガンマGTPだけでなく中性脂肪も下がるんですね」と、ある部長は満足
そう。
「お酒が減って家計が助かった」との妻の話で、初めて自分のわがままに気
づいたという運転手さんもいる。

節酒が成功すれば、健康な社員が増えるだけでなく、酒気帯び勤務も防止で
きる。
まさに一石二鳥だ。
飲酒運転防止インストラクターは「アルコールの正しい知識」を教え「節酒
実践法」を指導できる人材だ。健康診断結果を活用した活躍も期待したい。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1719/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
ASKが、日本精神保健福祉連盟会長表彰を受けました。
賞状には、「多年にわたり精神保健福祉の向上に寄与され、その功績は誠に
顕著なものがあります」とあり、33年の活動を評価してくださったようです。

群馬で開催された精神保健福祉全国大会での授賞式では、断酒会の方々と
行き会い、アトラクションは藤岡ダルクのエイサー(琉球太鼓)。
アルコール・薬物依存症の回復者の活躍をうれしく思いました。


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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】125号 16.10.17
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
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  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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