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職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

152号2019

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  152号 19.1.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
     2.ニュースCLIP!
     3.山さんコラム No.150
     4.ASKの活動ご紹介
     5.編集後記 *つぶやき*

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      年末年始の罠・年初から大捕り物…
        ニュースクリップをどうぞ
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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第11期インストラクター養成講座は、スクーリングまでの全日程が終了。
現在、認定の最後のプロセスである実践報告シートが続々と届いています。

認定者数は、第1期以降すべてを合わせ、全国で3755人になっています。

初めて研修を実施したインストラクターたちの声をご紹介します。

・一方的になりがちな座学から、クイズ形式の参加型にしたことで、「居
 眠りする暇がなかった」との感想をもらった。座学においても途中に問
 いかけを含めるなど、飽きさせないよう工夫していきたい。(企業)

・お酒に強くなったと思っていたが、ホントは飲めない族だったので気を
 つけようと思った、と感想をもらいよかった。(バス)

・アルコールの1単位やその酔いがさめるまでの時間が4時間であることを
知らない人が多く、知識が役立った。年末年始に向け、「ためになった」
 と感想をもらった。(刑務所)
 
・今年20歳になった運転士もいるので、アルコール教育を実施できたこと、
 かんたんジェルパッチで自身の体質を確認できたことがよかった。
 (バス)

・DVDやアルコールパッチを活用して、できる限りわかりやすくアルコー
ルの基礎知識を伝えることができたと思います。(警察)

・新人乗務員に対して「アルコールの運転への影響」を何となくではなく
 データを元に説明することができた。その結果、「意識が向上した」
 「1日1単位、週2日の休肝日をつくる」といった前向きな発言を得ら
 れた。(トラック)

・アルコールの1単位と肝臓での処理時間をDVDでうまく伝えることが
 できたので、みんなが興味を持ってくれました。(消防)

★飲酒運転防止インストラクターについてはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
 https://ddd.ask.or.jp/

飲酒運転防止インストラクターは、アルコールの基礎知識を職場や地域に
広め、飲酒運転の背景にある「多量飲酒」の見直しを促進しています。

来期の募集について、すでに、お問い合わせを多数いただいています。
3月の当メルマガで募集開始のお知らせをします。


★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます
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  2.ニュースCLIP!
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あけましておめでとうございます。

お休みの間に、飲酒運転のニュースがたまって、選ぶのがたいへんでした。
項目が多いです。お時間のあるときにお読みください。

今回のニュースCLIPは、水澤・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)年末年始の罠
 2)……飲みすぎです
 3)自宅からの飲酒運転
 4)アルコール依存症でしょう
 5)年初から大捕り物です
 6)航空業界で起きている問題を分析する
 7)船舶事故の影にもアルコール

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1)年末年始の罠

忘年会、新年の挨拶、帰省、新年会、このシーズンならではの飲酒の罠に
はまった事例です。

●職場の忘年会後に摘発/女性看護師(40)北海道
(12月20日 北海道放送)
12月14日夜、美幌町で酒気帯び運転をし警察に摘発された。職場の忘年会
でビールを中ジョッキで2杯ほど飲んだ後、およそ1キロ離れた病院に一人
で自家用車で戻ろうとしていた。「店の駐車場に車を止めておけず運転し
た」と謝罪している。

●忘年会後に原付の自損事故で死亡/財団臨時職員(21)福岡
(12月17日 NETIB-NEWS)
12月15日、総勢33人が参加した職場の忘年会後、同僚ら7名と2次会に参加。
2次会終了後、帰宅するためにJR博多駅で千早駅までの切符を購入したとこ
ろまでを同僚に確認されている。翌16日午前0時44分、福岡市の路上で倒れ
ているのを発見され、病院に搬送されたが、約2時間後、死亡が確認された。
現場の電柱に原付が衝突した痕跡があった。

●神社で飲み徒歩で帰宅後、衝突事故/市会議員(69)東京
(1月4日 TOKYO MX)
元旦の午後2時半頃、自宅近くのコンビニの駐車場で軽トラックを運転し別
の車に衝突。呼気からアルコールが検出された。「この日の午前中、あいさ
つで訪れた神社で酒を飲み、歩いて家に帰った後、車を運転した」「ビール
を2杯と焼酎の水割りを3~4杯飲んだ」と供述。市議会議員4期目で、議長
も務めたことがあるが、4日に辞職届を提出し受理された。

●「息子2人乗せ夫が飲酒運転」と妻が通報/建設業(30)和歌山
(1月4日 読売新聞)
「夫が息子2人を乗せて飲酒運転をしている」との110番があり、1月2日午
後7時20分頃、署員が和歌山インターチェンジ近くで車を発見。呼気から基
準値を超えるアルコール分を検出した。帰省先の実家で酒を飲み、車で出
たという。同乗していた息子2人に怪我はなかった。

●職場の新年会から代行で帰宅後/会社役員(68)北海道
(1月7日 北海道文化放送)
1月5日午後5時30分頃、札幌市で、道路わきを歩いていた親子を後ろからは
ねて逃走した。母親は重傷。職場の新年会で酒を飲み、運転代行で帰宅後、
車で出かけたとみられる。「覚えていないのでわからない」と容疑を否認
しているが、基準値の1.5倍のアルコールが検出。警察は飲酒運転を免れる
ため逃げたとみて調べている。


2)……飲みすぎです

アルコールは中枢神経の抑制剤。
酔いは脳のマヒです。理性は働かなくなるし、眠気にもおそわれます。
そして、多量に飲めば、翌日に残ります。

●前夜の飲酒「これだけ数値が出るとは」/パート男性(70)兵庫
(12月12日 神戸新聞)
12月12日正午過ぎ、家族に関する相談で警察署を訪れた。署員が酒の臭い
に気づき調べたところ、呼気0.25mg/lのアルコールが検出された。「昨日の
夕方に自宅で飲んだ。これだけ数値が出るとは思わなかった」と供述してい
る。
⇒どのくらい飲んだか記載がありませんが、年齢とともにアルコールの分解
 能力は落ちますし、睡眠中も遅れます。

●寒かったので乗ってしまった/道教委職員(40代)北海道
(12月15日 北海道テレビ放送)
12月15日午前1時半頃、浦河町内を車で帰宅中にパトロール中の警察官に呼
び止められ、呼気から基準値を上回るアルコールが検出された。複数の居酒
屋でスパークリングワイン5杯、ビール3杯、ウイスキー3杯を飲んでいて、
「歩いて帰ろうとしたが寒かったので乗ってしまった」と話しているという
ことです。
⇒スパークリングワイン5杯、ビール3杯、ウイスキー3杯…これだけ飲んだ
 ら、理性は働きません。。

●交差点で停車し寝ていた/市職員(45)山梨
(12月21日 テレビ朝日)
12月19日午後10時半頃、大月市で「交差点に車が止まっている」と110番通
報があった。警察が駆け付けると、軽自動車の運転席で男が寝ていて、酒気
帯び運転の疑いで現行犯逮捕した。車は片側車線を直角にふさぐ形で止まっ
ていた。一緒に飲んでいた同僚は別れ際に職員がタクシーに乗ったのを見て
おり、酒を飲んだ後に交差点に車を止めるまでの経緯を調べている。
⇒タクシーに乗ってから、自分の車を運転し交差点で寝込むまでに何があっ
 たのか? 本人も覚えていないかもしれません。

●午前中に基準値4倍以上/市職員(46)兵庫
(12月29日 産経新聞)
12月22日午前8時45分頃、朝来市で道路脇の縁石に衝突して対向車線にはみ
出し対向車と接触。自ら110番し、駆けつけた同隊員が呼気検査を行なった
ところ、基準値の4倍以上のアルコールを検出した。
⇒前夜、大量に飲んだものと思われます。


3)自宅からの飲酒運転

一旦帰宅したのに、飲酒運転で出かけるというのもよくあるパターンです。
1つ目は、忘れ物を取りに行った例。

◎中学校教諭 酒気帯び運転容疑で逮捕(12月16日 南日本放送)

鹿児島市の県道で12月16日午前0時頃、公立中学校の男性教諭(26)が酒
気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
乗用車を運転中にタクシーと衝突する物損事故を起こし、基準値を超える
アルコールが検出。「飲み会から自宅に戻ったあと、携帯電話を忘れたこ
とに気づき、取りに戻るため運転した」と供述しています。

2つ目は、自宅で飲んでいて、家族を最寄り駅まで迎えに行くパターン。
警察職員です。

◎飲酒運転の警察職員「近いので見つからないと」(12月17日 読売新聞)

大阪府警装備課職員(44)は12月16日午前0時半頃、太子町で、道路脇を
歩いていた男性をはね、約2週間のけがを負わせました。事故後、自ら119
番。呼気から0.6mg/lのアルコール分が検出されました。
車で最寄り駅まで妻を迎えに行き、一緒に帰宅する途中の事故でした。
自宅で「缶ビール2本と焼酎の水割り3杯を飲んだ」「近いので見つからな
いと思った」と容疑を認めています。


4)アルコール依存症でしょう

日頃から職場で酒臭、公園で飲酒し酩酊、飲酒運転の再犯、病気休暇中の
飲酒運転、どれも、依存症の疑いが濃厚です。

●出勤途中に追突事故/学校でも酒臭い中学校教頭(57)北海道
(12月25日 北海道放送)
12月25日午前6時前、出勤途中に札幌市で信号待ちのタクシーに追突。基準
値の2倍以上のアルコールが検出されたため、その場で逮捕された。「きの
うの午後9時までに自宅で焼酎のロック2杯と350mlの缶ビールを飲んだ」
「運転しても大丈夫だと思った」と話している。
関係者によると、「普段から学校でも酒臭く、周囲から注意を受けていた」
とのこと。

●酒酔い追突/公園で酎ハイ飲んだ消防士(52)千葉
(12月20日 朝日新聞)
12月20日午後4時40分頃、市原市で、酒に酔った状態で軽乗用車を運転、
信号待ちをしていた乗用車に後ろから追突した。ろれつが回らず、まっす
ぐ歩けなかったため、酒気帯びでなく酒酔い運転容疑を適用した。「公園
で酎ハイを飲んで運転しました」と話している。勤務中でなかった。

●携帯使用で検挙/昨秋摘発され停職中に飲酒運転した市職員(44)大阪
(1月6日 産経新聞)
1月6日午後2時35分頃、岸和田市の交通違反の取り締まりで、運転中に携
帯電話を使用している職員を発見。呼気から基準値を超えるアルコールが
検出された。昨年10月にも飲酒運転で現行犯逮捕され、同12月に停職6月
の懲戒処分を受けていた。

●基準値4倍超で中央分離帯に衝突/病気休暇中の道職員(45)北海道
(12月18日 北海道文化放送)
12月16日午後10時30分頃、旭川市で中央分離帯に衝突、横転する事故を起
こした。基準値の4倍を超えるアルコールが検出。職員は病気休暇で自宅の
ある旭川市で療養中だった。

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5)年初から大捕り物です

飲酒運転と逃走はよくセットになります。
バレるとまずいという心理から、最悪の行動をとってしまうのでしょう。
それにしても、この二人の逃走はすごいです。

◎無灯火で追われ逃げ回る「飲酒運転バレそうで…」
(1月8日 テレビ朝日)

1月8日午前3時過ぎ、名古屋市で警察が追跡していた無灯火運転の車が商店
街の一方通行を逆走、街路樹に衝突しました。
運転していた会社員(44)は車を乗り捨てて、現場近くの住宅に侵入し、
屋根から屋根に飛び移るなどして逃走しましたが、逮捕されました。
「酒を飲んで運転していたのが見つかりそうだったので逃げた」と話して
います。

◎【福岡】2キロ逃走の挙句…飲酒運転容疑で男逮捕
(1月10日 九州朝日放送)

1月10日午前2時40分頃、福岡市南区大橋の交差点で、警ら中のパトカーが
信号無視をした軽ワゴン車を見つけ停止を求めました。
しかし車は逃走し、約10分後、狭い道に入って車体がブロック塀とガード
レールの間に挟まれ、身動きが取れなくなった状態で止まりました。約2キ
ロの逃走劇でした。
基準値の2倍を超えるアルコールが検出され、無職男性(70)を酒気帯び
運転と信号無視の疑いで現行犯逮捕しました。
「家でウイスキーの水割りを飲んだ」と容疑を認めています。


6)航空業界で起きている問題を分析する

航空業界、引き続き大変な状況です。

◎JAL、客室乗務員が機内で飲酒 昨年も疑い、本人は否定
(12月25日 Aviation Wire)
◎“シャンパン飲酒CA”飲酒を認める
(1月10日 FNN)

JALは12月25日、乗務中の女性客室乗務員(46)から社内基準を超えるアル
コールが検出されたこと、この乗務員が機内で飲酒していたことを発表しま
した。機内に搭載したシャンパンの小ビン(約170ml)40本のうち、乗客に
提供していないにもかかわらず、1本が空きビンとなって機内のゴミ箱から
見つかったためです。飲酒に気づいたのは同僚4人でした。
乗務員は発覚当時、飲酒を否定していましたが、現在は認めており、「疲
れがたまっていたので飲んでしまった」と話していると言います。

JALは再発防止策として、客室乗務員の相互確認により、アルコールや薬品
の影響が疑われる場合は、会社への報告を義務化。また、管理職1人がマネ
ジメントする客室乗務員の人数も2~3割減らし、客室乗務員の様子をより
細かく把握できるように改めるとのことです。

⇒アルコール依存症が疑われる状況です。
背景にあるのは、これまでの甘い管理と、「寝酒の習慣」ではないでしょ
うか。
寝酒は「シフト勤務」の職場にはつきものですが、「時差」もある航空業
界ではより習慣化しやすい状況があります。
けれど寝酒は、アルコール依存症に移行しやすい最悪の飲酒習慣なのです。
アルコールの基礎知識や飲酒チェックに加え、アルコールなしで眠る方法
についても伝える必要があります。

◎ANA子会社、機長飲酒で国内線5便遅延 年明けに再発
(1月3日 Aviation Wire)
◎ANAウイングス機長、飲酒で虚偽報告 規定時間後も飲み摂取上限超える
(1月8日 Aviation Wire)

一方、ANAホールディングス傘下の全日本空輸は1月3日、ANAウイングス
の40代男性機長から乗務前のアルコール検査で基準値を超える反応が出た
ため、別の機長と交代させたことを明らかにしました。この影響で、国内
線5便に最大1時間44分の遅れが生じ、乗客677人に影響が出ました。

機長は当初、社内調査に対して、酒を飲んでいたのは乗務前の飲酒禁止期
間にあたる乗務開始12時間前の2日午後7時までで、飲酒量は一緒に乗務す
る予定だった副操縦士と缶ハイボール(350ml)2本を滞在するホテルの自
室で飲み、いずれも規定内だったと説明していました。
ところが社内調査で、機長は副操縦士とともに2日午後6時すぎから大阪市
内の飲食店で飲酒を始め、乗務12時間前の午後7時10分をすぎても飲み続
け、午後10時ごろ店を出たことが判明。飲酒量はビールとハイボールなど
計4杯で、社内規定で定められたアルコール摂取量の上限の約2倍となり、
事実と異なる虚偽報告をしていたことがわかりました。

ANAは、アルコール摂取量の上限を「2単位」と社内で定めており、1単位
はアルコール20グラムにあたります。機長が今回説明した飲酒量は約4.2
単位に相当し、副操縦士は約1.1単位相当だったということです。

⇒乗務前夜の多量飲酒、虚偽報告と口裏合わせという問題が重なりました。
1単位のアルコールの分解にかかる目安を男性4時間とすると、4.2単位を
分解するのに16.8時間かかることになります。
ここで気になるのは、乗務前の飲酒の上限を2単位にしていること。
これは、飲酒量としては多すぎます。
日常的に2単位を許容量にすると、休み前や外で飲むときは、簡単に3単位、
4単位と増えてしまいます。節度ある適度な飲酒とされているのは1単位で
あることを伝える必要があります。
山さんコラムをご参照ください。

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7)船舶事故の影にもアルコール

追い打ちをかけるように、今度は船舶の飲酒事故が起きました。

◎「にっぽん丸」がグアムで桟橋に接触事故 船長が飲酒か
(1月8日 毎日新聞)

商船三井客船の客船「にっぽん丸」(2万2472トン)が昨年末、寄港先の
グアムで桟橋に接触する事故を起こし、船長からアルコールが検出された
のです。
同船はグアムとサイパンに立ち寄って帰国する旅行の最中で、昨年12月30
日午後8時15分(日本時間)頃、グアム港から出航しようとした際に港内
の桟橋に衝突。船体の後部に穴が開きました。同船は航海を中止。乗客は
1月1日以降、航空機で帰国しました。

国土交通省によると、事故調査の過程で船長が米国沿岸警備隊の検査を受
け、米国法の基準を超えるアルコールが検出されました。日本の船員法の
基準(呼気0.15mg/l)も超えていた可能性があるといいます。
にっぽん丸では、検知器を使った乗務前の飲酒検査を行なっていなかった
ようです。

公共交通機関の乗務員の飲酒問題が相次いでいることを受け、国交省の反
応は迅速でした。

◎鉄道や船も飲酒検査義務づけ 問題相次ぎ、国交省が方針
(1月11日 朝日新聞)

パイロットと同様に、鉄道の運転士や船舶の船員に対しても「アルコール
検知器を使用したチェックや記録保持の義務づけなどを早急に検討する」
意向を明らかにしたのです。

バス・トラック・タクシーに加え、飛行機、鉄道、船舶にもアルコール検
知器を使った飲酒検査を義務づける!
ということは、アルコールの基礎知識と飲酒習慣の見直しが欠かせなくな
るということです。

★飲酒運転防止インストラクターについてはこちらを
 次期の開始は3月のメルマガでお知らせします
 https://ddd.ask.or.jp/


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   3.山さんコラム No.150
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆JALの事件、どこが落とし穴?

昨年の暮れ、酒席で必ず話題になったのが、日本航空副操縦士のロンドン
飲酒事件、そして、その後の客室乗務員の機内飲酒事件だ。
「飛ぶ前に、あんなにたくさん飲むなんて信じられない、どうして?」
という素朴なものから、
「チェック体制はバス会社以下じゃないのか?」
と非難めいたものまでさまざまだ。
飲酒運転防止活動を表明していた山さんは質問攻めにあった。

15年前、JRバス関東の東名高速2階建てバス飲酒事件が起きた。当時、同
社の会長を務めていた山さんは、二度とこのような事件が起きないよう、
飲酒運転再発防止をライフワークとしてきた。
今回の事件と、15年前の事件とでは、相違点と、共通点がある。

違っているのは、東名高速の事件はお客様をお乗せした営業中の飲酒運転
であり、ロンドンのJAL事件は、幸い搭乗前に発見された酒臭事件だ。
共通点は、いずれも多くのお客様の大切な命を預かる運転・操縦業務従事
者が、飲酒コントロールができず大量に酒を飲み、酒気帯びで逮捕された
事件であることである。
その上、ご丁寧にも、JAL事件を受けての暫定緊急対策「勤務前24時間は
飲酒禁止」の実施期間中の12月に、「客室乗務員の乗機中飲酒」が発覚
した。
ここにも実は15年前との共通点がある。
当時、JR東海バスによる営業中のバス運転手酒気帯び検挙事件が起き、そ
の再発防止に全バス事業者が取り組んでいた最中、東名高速での事件が起
きた。
今回もまさにウリ二つの飲酒事件発生。
だから山さんは、とても残念なのだ。

こうした事件の背景には、個人の飲酒問題や社の管理体制の不備だけでな
く、酒に寛容な職場風土がある。
かつては大酒飲みだった山さんが、長年経営トップを勤めてきた会社。
その会社が結果として、飲酒コントロールができない社員を作ってしまっ
た。かつ、運転手に多量の飲酒習慣があることを発見できなかった。
飲酒運転防止対策をしているつもりが、「正しいアルコール教育」や、
「節酒の実践指導」を行なわず、こうした教育・指導ができる人材を育成
しなかった。
処分と見せしめ、検知器、点呼の厳正な実施で飲酒運転を防止できると考
えていたのである。

一方、JALでは、「アルコール教育」をしていた。
飲酒する場合、純アルコール40g(2単位)にとどめ、勤務開始12時間前
には飲み終わるように、との指導だ。
この指導は理論的に正しい。
アルコール40gの分解時間は、成人男性で酒が飲める体質の人なら、おお
むね8時間、長めの人でも10時間とみればよい。血中アルコール濃度が0に
なってもいったんアルコールでマヒした脳機能が戻るのには2時間ほどか
かる、との報告もあるが、12時間あれば、このリスクも避けられる。
だから、日常で、これを守っていれば、アルコール検知器にかかることは
ない。
また、指導された分量は、「1日平均アルコール40gを超える飲酒は、生活
習慣病のリスクを高める」という健康日本21(第2次)の基準以内である。
守っていれば高血圧、脳出血、肝硬変、心筋梗塞など多くの生活習慣病や
アルコール依存症になるリスクも少ない。

では、何故、副操縦士は大量に飲酒する事件を起こしたのだろうか。
実は「40g、勤務12時間前」だけでは、落とし穴がある。
山さんの経験や多くのインストラクターの証言では、自宅で日常的に40g
飲酒していると、飲み会など外の会合がたいてい飲み放題なので100~120g
(5~6単位)飲んでしまうのだ。
酒好きにとって、つい飲みすぎる場合は、たくさんある。
正月、新年会、送別会、歓迎会、花見、入学、ゴールデンウィークの旅行、
夏休みのバーベキュー、祭り、忘年会などの年間行事。
冠婚葬祭、入学、入社、仕事の打ち上げ、転勤、昇進、退職など人生の節
目。
親友、クラス会、同窓会、青年団、消防団、職場の仲間、上司・部下など
人間関係による飲み会。
ほかにも、スポーツの観戦・応援・反省会など、例をあげればきりが無い。
こういう場合に5・6単位も飲む習慣があれば、トータルの1日平均飲酒量は
3単位を超え、多量飲酒になる。

また自宅や行き先地で、眠るために、必ず40g飲むことが日常化すれば、耐
性ができ、40gでは入眠できず、だんだん飲酒量が増えていく。
パイロットは離着時、極度の緊張を強いられる。この緊張を寛解するため
に、酒類を使う習慣ができると、これまた、耐性ができ飲酒量が増える。
山さんが厳正な管理体制で飲酒運転防止をしようとしてアルコール依存症
の運転手の就業を見逃したと同様、JALもせっかく教育を行ないながら、
40g・12時間が浸透すればよいという考え方が落とし穴となってしまった
ことになる。

では、どのように指導をすべきか。
●日常の飲酒は20g(1単位)まで……これは健康日本21(第1次)で広く
国民へ啓発するとされた「節度ある適度な飲酒」のめやすである。
●20gの飲酒でも、分解時間および脳機能の回復を考慮して、勤務8時間前
には飲酒を止める
●飲み会でも40gまで、勤務の12時間前までに切り上げる
●寝酒はしない……アルコールなしで眠る工夫を教える必要がある。
●多量飲酒者へは節酒の指導をする

酒の適量は個人差がある。体質的に飲めない人もいる。
体が大きいか小さいか、筋肉質か脂肪質か、男か女か、若いか年寄りか、
で適量は異なる。
同じ人間でも、心身の健康状態、生活・仕事の状況・ストレスの有無など
によってアルコールの代謝能力は違ってくる。
その意味で、健康日本21の「節度ある適度な飲酒=20g」は、体質的に酒
が飲める男性のみを対象にした啓発であるところが残念な点。
万人向けに考えれば、「飲まない・飲めない・飲みたくない人や状況」は
ソフトドリンク、「女性・高齢者・体質的に酒が弱い人」は10g(0.5単位)、
「体質的に酒が飲める男性」は20g(1単位)というように、3段階の指標
をそろえた啓発が望ましい。
JAL事件を契機に、山さんは、運送事業者をはじめ、国、地方自治体が、
国民すべてに向けて、わかりやすい指標を提示して啓発を行なうことを提
唱したい。


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  4.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2963/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

「お酒の失敗じゃない。あなたの失敗です。」
拳を振り上げる人物のシルエットが描かれたポスターが、駅や列車内に
貼られ、話題になりました。
駅員への暴力行為・乗客同士のトラブル防止を呼び掛けるものです。
昨年度の鉄道係員に対する暴力行為は656件(全国34社局)。
そのうち59%は飲酒した加害者によるものだそうです。

このキャッチフレーズ、いろんな方が違和感を覚えるようで、
「どう思います?」とよく聞かれました。
私も、見かけるたびに、もやもやしていました。

暴力の原因を何と見るかによって、捉え方は変わってきます。

【A アルコールが主因と考える】
酔っぱらって駅員に暴力をふるった人の6割は、酔っていた。
アルコールによる酔いが、暴力の背景にあることは明らかです。
この考え方をつきつめると、アルコールの規制に議論が行きます。
●欧米では、飲食店で酩酊者にアルコールを提供してはいけないという法
 律があります。アルコールの提供時間の規制をしているところも。
●酩酊するほど飲まないよう、ビンジ飲酒の害と飲酒のガイドラインの啓
 発を、多くの西欧諸国行なっています。WHOもこの路線です。

【B 本人の自己責任と考える】
そうは言っても、理性が働かなくなるほど飲んだのは自分。
酔った結果やってしまったことの責任をとるのは、自分です。
犯罪ですから、逮捕され、被害者への賠償責任も生じるでしょう。
酔っていたからという言い訳や甘えは通用しない。これも当然のことです。

つまり、AもBも必要ということです。

酔いは理性をなくさせます。
飲みすぎにどうぞご注意ください。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】152号 19.1.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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151号2018

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.149
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  「焼酎好き」の人は、とくに、量にご注意ください。
       ニュースクリップ1)をどうぞ
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆スクーリング、今月18日ですべて終了!!

9月から始まったスクーリング。山さんの全国行脚も18日ですべて終了。
スクーリングのアンケートの一部をご紹介します。

・楽しく学べた。お酒を完全悪者扱いせず、1単位をいかに実行させるか
 に力点を置いているのがよかった。講師の「マイ枡」も参考になった。
 (企業)
・自分が研修をする場合の視点で研修が行われたところがよかった。
(刑務所)
・節酒や断酒へのプロセスがよく理解できた。(バス)
・他業種の方々と交流ができてよかった。(企業)
・自分が講習会をやるときの勉強になりました。(団体)
・質問に対する説明内容が細かくてよかった。(企業)
・実例紹介やグループワークで体系的に積極的に学べました。(バス)
・実話をまじえての話でおもしろかったです。(タクシー)
・実践ですぐ使えるような内容でした。(教習所)

各地で、スクーリングと同時開催されたアップデート研修では、飲酒運転
防止を取り巻く社会情勢の変化、インストラクターの役割と指導のポイン
ト、節酒と断酒の実践プランの実技演習を学びました。

◆現時点で、インストラクター認定者数は3682人になりました。
 認定者数は、随時更新しています。
  ↓   ↓   ↓
 https://ddd.ask.or.jp/

★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます
 http://www.a-h-c.jp/items/noddd


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  2.ASKからのお知らせ
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★ギャンブル依存症の冊子ができました!

『ギャンブル依存症 回復のガイド
――家族はどうしたら? 借金問題への対応は?』

ギャンブル依存症への対応は、同じ依存症でも「アルコール」「薬物」とは
ひと味もふた味も違います!
家族や周囲の人々が知っておくべきことも、また違うのです。

回復のために必要なことは?
借金をどうしたらいい?
親として、できることは?
妻として、やっておきたいことは?

知っておきたいことをコンパクトにまとめました。

定価400円+税
20冊以上2割引です。

詳しくはこちらをどうぞ。
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  3.ニュースCLIP!
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今年最後のメルマガです。
年末年始、飲む機会が増えていることでしょう。
以下のパターンにぜひお気をつけください。

今回のニュースCLIPは、水澤・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)飲んだ翌朝の飲酒運転
 2)飲み会から帰宅後に車で外出
 3)典型的な若者の「コンパ乗り」です
 4)アルコール依存症の可能性が大です
 5)パイロットの飲酒で遅延続出

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1)飲んだ翌朝の飲酒運転

翌朝に残る量を飲んでいませんか?
「焼酎好き」の人は、とくに、量にご注意ください。

●男性巡査部長(55)福岡/飲酒運転で出勤(12月6日 朝日新聞)
11月20日午前8時15分に出勤後、上司が酒のにおいに気づき、飲酒検査した
ところ、基準値の2倍超のアルコールを検出。飲酒運転で出勤したとして、
道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検。停職3カ月の懲戒処分
となり、依願退職した。
前夜8時半~11時、自宅で焼酎のウーロン茶割り5杯を飲んでいた。
「酒が抜けて大丈夫だと思った」と説明したという。

⇒ウーロン茶割り1杯に、25度の焼酎100mlが入っていると仮定して、5杯
 の分解時間を計算してみてください。答えは編集後記を。

●自衛官(49)福岡/交差点の柱に衝突(11月24日 テレビ西日本)
11月24日午前5時前、交差点に設置された柱に衝突する事故を起こした。
自ら110番通報し、駆けつけた警察が調べたところ、呼気から基準値を超え
るアルコールが検出。
「23日夜、自宅で焼酎を飲んだ」と容疑を認めている。

●消防士(49)静岡/ウインカーを出さずに右折(11月20日 テレビ静岡)
11月11日の午前8時頃、朝の通勤時にウインカーを出さずに交差点を右折し
たところを警察官に呼び止められ酒気帯びが発覚。停職6ヵ月の懲戒処分と
なった。「午前0時前まで自宅で飲酒していた。焼酎を2、3合飲んだ」と
話している。

⇒25度の焼酎3合にかかる分解時間は? 答えは編集後記を。

●県立高校臨時職員(年齢不詳)大分/飲酒検問で摘発
 (12月1日 大分放送)
12月1日午前5時頃、運転中警察官に停止を求められ、飲酒検知の結果、
呼気0.4mg/lのアルコールが検出された。
前夜10時から午前2時頃まで市内のスナック2軒で焼酎8杯程度を飲み、仮
眠した後、車を運転した。

⇒1杯に25度の焼酎100mlが入っていると仮定して、8杯の分解時間を計算
 しましょう。答えは編集後記を。


2)飲み会から帰宅後に車で外出

(代行やタクシーで)せっかく一度帰宅したのに、自ら車を運転して出か
けてしまう。このパターンもよく見かけます。

◎飲酒運転でコンビニ行こうとし衝突事故 木更津市の小学校教諭 
 懲戒免職処分(11月22日 千葉テレビ)

11月3日、酒に酔った状態で車を運転し事故を起こしたとして、千葉県教育
委員会は21日付で小学校の女性教諭(50)を懲戒免職処分としました。
教諭は飲食店で行われた懇親会で酒を飲み、帰宅後に近くのコンビニエン
スストアに行こうと酒に酔った状態で自家用車を運転。駐車中の自動車2台
と民家の塀に衝突する事故を起こしました。


3)典型的な若者の「コンパ乗り」です

飲んだ仲間と一緒に車に乗り、事故を起こす。
このパターンをASKでは、「コンパ乗り」と呼んでいます。
若者に多く、大事故に発展します。

●会社員(22)東京/同級生2人とキャバクラ3軒はしご、ひき逃げ死亡
 (11月26日 ホウドウキョク)
11月25日午前0時半すぎ、足立区で会社員(22)が高校の同級生2人とキャ
バクラ3軒をはしごしたあと、車を運転。道路を横断中の男性をはねたまま
逃げ、死亡させた。「事故を警察に届け出ると、飲酒運転がばれてしまう
と思った」と、容疑をおおむね認めている。
車に同乗した同級生の男2人も、警視庁に逮捕された。

三重県では、同乗の未成年を巻き込んだ事故になっています。
記事には一緒に飲んだかどうかの記述がありませんが、その可能性が高い
と思います。

●少年(17)三重/無免許飲酒で追突横転、定員上回る5人乗り、女子中
 学生重傷(11月19日 東海テレビ)

11月18日午前0時半頃、信号待ちの車列に追突して横転。同乗していた女子
中学生(14)に左手首を骨折する重傷を負わせた。あわせて3台が絡む玉
突き事故。
呼気からは基準値を超えるアルコールが検出され、無免許過失運転致傷と
飲酒運転の疑いで逮捕。少年が運転する車には定員を超える未成年5人が
乗っていた。

こちらは若い高校職員で、一緒に飲んだ生徒らを同乗させ、事故に巻き込
みました。話のわかる教師のつもりだったのかもしれませんが、とんでも
ない勘違いです。

◎県立高校職員(27)福島/生徒3人と飲酒、同乗させて重軽傷負わせる
(12月3日 産経新聞)
事故を起こし生徒2人に重軽傷を負わせた。
12月2日午前3時半頃、いわき市で2年生の男子生徒3人と酒を飲んで乗用車
を運転、県道を曲がりきれず鉄工所に突っ込み、正面シャッターを突き破っ
て停車中のトラックに衝突した。この事故で2年生生徒(16)が腰の骨を折
る重傷、もう1人(17)も額を打ち軽傷、職員も肋骨にひびが入るけが。


4)アルコール依存症の可能性が大です

アルコール依存症になると、飲酒のコントロール喪失がおきます。
そのため、日常的に運転をする人は、結果的に飲酒運転になってしまう確
率が高くなります。
以下は、その可能性が大きい事例です。
アルコール依存症が背景にある飲酒運転を止めるには、依存症の専門治療
が必要です。

●市衛生センター職員(54)奈良(12月10日 読売新聞)
 ――車7台絡む事故、1月にも酒気帯び逮捕
12月9日午後0時5分頃、国道の交差点で、信号待ちで停車中の車に後続の
車が追突するなど車計7台が絡む事故があり、男女6人が頭を打つなどの軽
傷を負った。
追突した車を運転していた職員の呼気から基準値を超えるアルコール分が
検出。「温泉でビールを中ジョッキ2杯飲んだ。脇見していた」と容疑を
認めている。
職員は、1月にも酒気帯び運転で追突事故を起こして逮捕され、停職6カ月
の懲戒処分を受けていた。
 
●町民生活課参事(56)鹿児島(11月26日 鹿児島放送)
――自宅で飲んでいて、酒を買いに行くため運転
11月25日午後3時半頃、軽トラックが信号無視をしたため取り締まりをし
ていた警察官が呼び止め調べたところ、基準値以上のアルコールが検出。
「自宅で缶ビールを4本程度飲み、さらに酒を買いに行くため運転した」と
供述。

●市健康福祉部介護保険課職員(46)山形(12月9日 産経新聞)
――飲みながら運転しひき逃げ、4月にも酒気帯び検挙
11月19日夜、勤務後にコンビニで酒を買い、飲みながら運転して追突事故
を起こし、女性にけがを負わせて逃げた。4月にも、自宅で飲酒後に運転し
て摘発されたが、市に未報告だったことも判明。懲戒免職処分となった。
「家庭内のストレスがたまっていた」と話している。

●前陸上競技協会長(63)沖縄(12月4日 琉球新報)
――無免許飲酒運転で駅伝審判、前年12月にも酒気帯び検挙
12月2日午前9時15分頃、石垣市で審判員としてコースで乗用車を運転中、
交通規制をしていた白バイを追い越したため、警官に停車を求められ、酒
気帯び運転と無免許が発覚した。基準値の2倍を上回るアルコールが検出。
2017年12月にも酒気帯び運転で摘発され、その際に同協会の会長を解任さ
れていた。

●中部地方整備局職員(61)不明(11月21日 CBCテレビ)
――無免許・酒気帯び運転、無断欠勤で停職処分
無免許で酒気帯び運転をして逮捕されたうえ、25日間にわたって正当な理
由なく欠勤。
11月20日付けで停職2か月の懲戒処分となった。

●自営業の男(20)埼玉(11月12日 埼玉新聞)
――車内でビールや酎ハイ、無免許酒気帯び、昨年免許取り消し処分
11日午前2時25分頃、室内灯を付けたまま走行している車を警ら中の警察官
が発見。事情を聴いたところ、無免許、酒気帯び運転が発覚した。
呼気0.25mg/lのアルコールが検出。「昨年5月頃、免許取り消し処分を受け
た。車内でビールや酎ハイを飲んだ」と供述している。

●自称溶接業(53)千葉(12月10日 千葉日報)
――免許更新手続き直後、酒気帯び運転容疑で逮捕
12月10日午後2時15分頃、運転免許を更新した直後に飲酒運転したとして、
現行犯逮捕した。更新手続きの際、酒の臭いに気付いた担当職員から連絡
を受けた署員が追跡。隣接する市役所駐車場からワンボックス車を運転し
て発進したため、署員が約1.3キロ先の路上で停車させて検査し、呼気から
基準値を超えるアルコールを検出した。

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5)パイロットの飲酒で遅延続出

前号に掲載した10月のANA、JALの飲酒トラブルのあとも、パイロットの
飲酒検知による遅延が相次ぎ、監督する国土交通省航空局では11月27日か
ら航空会社への立ち入り検査を始めたとのことです。

◎機長の飲酒検査に手間取り遅延(11月14日 毎日新聞)

スカイマークは11月14日、午前8時40分羽田発新千歳行きの便に乗務予定
だった米国人男性機長(49)が、乗務前の簡易アルコール検査で陽性反応
が出た影響で、運航が23分遅延したと発表しました。機長は「前日午後3
~7時に500mlの缶ビールを7本飲んだ」と話したといいます。同社は「乗
務開始前12時間以内の飲酒を禁じる規定には反していない」と説明してい
ます。

⇒500mlの缶ビール7本の分解にかかる時間は? 答えは編集後記を。

◎JAC、機長飲酒で遅延 4便に影響(11月28日 Aviation Wire)

11月28日、日本エアコミューター(JAC/JC)の鹿児島発屋久島行きが、
飲酒による機長交代の影響で1時間遅れて出発しました。乗務予定だった
機長が、アルコール検査で制限値の0.1mg/lに対し、0.2mg/lが検出された
ため。当該機を使用予定だった国内線3便にも遅延が生じ、合わせて4便に
影響が出ました。

JALによると、不正が困難な新型アルコール検知器を導入した2017年8月
以降、グループ全体の感知件数は25件。遅延が生じたのは16件とのこと
です。


===================================================★
   4.山さんコラム No.149
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆「節酒」を楽しむ

 「節酒しても、酒を楽しんで良いのですね」
飲酒運転防止インストラクター養成講座スクーリングで、ある人がうれし
そうに言った。
インストラクターを目指すから「地酒の頒布会を止める」との発言に、山
さんが
「節度ある適度な飲酒とは、お酒を大切に、1単位を楽しく飲むことで、
ガマンすることではありません」
と答えたからだ。
多くの酒好きな人たちが、節酒を説く山さんは「禁酒党だ」と誤解してい
る。とんでもない。

というわけで以下の文章は、節度ある酒の楽しみ方についてである。
依存症で断酒を続けている方々、すなわち、一生分の酒をすでに飲みつく
してしまった方々には申し訳ない。目の毒なのでご注意を。

山さんは日本酒をこよなく愛し、暑ければビールを好み、洋食ならコート・
ド・ローヌの赤を、中華なら老酒、地中海料理は冷えたシャルドネの白ワ
インを注文する。
旅に出れば、地方の名物料理とともに地酒を飲み、城下町や町並みをめぐ
れば酒蔵を探し、お土産に純米酒4合瓶1本買うのを楽しみにしている。

友人のいる信州佐久平には12の酒蔵があり、小諸の酒蔵をあわせて、昨年、
13酒蔵がスタンプラリーを実施した。山さんは11酒蔵を回った。
この地域は、水が「浅間系」「千曲川伏流水」「八ヶ岳系」と3種類あり、
酒蔵の特徴が際立つ。
たとえば、小諸の「浅間嶽」は芳醇だが辛口で男性的。八ヶ岳系の佐久臼
田、橘倉酒造「菊秀」は軟らかく女性的である。
2つを飲み比べるには、60mlくらいの「ぐいのみ」を2つ用意する。
そして、1口飲み、味と香り、飲み込んだあとに残る味や刺激を感じ取る。
それから「つまみ」を食べてまた比較する。刺身の場合、野菜の場合、揚
げもの・・・。酒だけの比較では特徴は十分わかったといえない。
こういう飲み方なら、定量1単位を守れる。

スクーリングで地方へ出かけた場合、スクーリング前日は禁酒。最終日の
夕食時に、郷土料理と地元の酒類1単位を楽しむことにしている。
札幌で、ジンギスカン料理を食べるならサッポロビール。ビール1単位は
ジョッキに1杯だからハーフアンドハーフ(普通の生ビール半分に黒生ビー
ル半分)を注文する。これならコクも十分。ジンギスカンの羊肉の脂に負
けない。
もし毛ガニやイカの刺身が主なら、日本酒にする。たとえば増毛の「国稀」
を頼む。辛口の名酒だ。北海道の日本酒は、ビールの陰にかくれて、本州
では、あまり知られていない。戦前の軍都旭川の「男山」をはじめ、北海
道の日本酒は男性的な辛口の酒が多い。
道内の郷土料理店は、つまみも料理も量がたっぷりあるから、辛口の酒を
飲んでは食べ、又飲んでは食べると、つい豪快に飲みすぎる。山さんは、
必ずマイ枡を用意して、これ一杯だけと、始めに店の人や友人へ宣言する。
そうしないとアブナイのだ。
旧友と10年ぶりの会合のため、ホテルの玄関まで出て、「枡」を忘れたと
気づき、部屋まで戻ったこともある。

沖縄へ行けば、琉球料理に泡盛古酒(クース)。古酒は最低でも30度、
1合でも2単位となり定量を超えてしまう(銘柄によっては40度を超えるも
のもある)。
そこで店に入ったら、まずメニューを確認し、30度の古酒を「半合」を出
してくれるかどうか、確かめる。さらにここ数年は、半チョクの用意があ
る店へ行くことにしている。そうすれば、チビチビ10杯飲むことができる。
清酒の「ちょこ」の半分「半チョク」。昔の沖縄の人達は、長期間貯蔵に
より清酒のごとくまろやかにした泡盛古酒、この貴重な酒を飲みすぎない
ように、容器を小さく作った。
疫学調査などしなくても、飲みすぎの害を観察し、適切な飲酒法を編み出
したのである。
そういう伝統文化を大切にしたい。
宮古島へ行った時、新しい店を開拓した。山さんは半チョクを持参。店に
はなかったから、今後、用意するように女将さんへすすめる。そして「10
年以上貯蔵した貴重な泡盛古酒を水割でガブガブ飲ませるのは、米軍占領
下の悪い影響、伝統文化の破壊だ」と解説する。

沖縄では、飲酒運転が多い理由として「鉄道がなく、マイカー通勤が多い
こと」を挙げる人がいる。
確かに、その一面はある。しかし、それに加えて、敗戦、米軍占領、膨大
な基地存続という戦後の悲惨な歴史の中で、貴重な泡盛をつつましく分か
ち合い大切に飲む伝統的な飲酒文化が壊され、大量生産された安い泡盛の
水割りガブ飲み放題文化になったことも大きいと、山さんは指摘したい。

広島の夜。カウンターが檜一枚板の小料理店へ入った。刺身の盛り合わせ
と煮魚を注文する。
例によってマイ枡を取り出し「料理にあう酒を、これに一杯だけ」という。
店の主人は「燗にしますか、冷やにしますか」と言葉少なに受ける。
「常温で」というと、小皿を出して、枡を置き、一升瓶からそそぐ。
「あふれさせなくてもいいですよ」と念のため言葉をつなぐ。
ぴたり縁まで入れてくれたので、山さんは口を枡の縁までもっていってす
すりこんだ。

(閑話休題)
この飲み方は、昔、大衆酒場でコップ酒を飲む「大酒飲み」から学んだ。
若き日の山さんは、かっこうの良い、酒を大事にする飲み方だと感心して
真似たものだ。
数年前、ヘミングウエイの『陽はまた昇る』を再読して、この動作は、依
存症者が禁断症状により手が震え、コップがうまく持てないことを防ぐた
めの飲み方だ、と発見した。
ヘミングウエイはアルコール依存症だったのであろう。『武器よさらば』
でも酒類が詳述される。

さて、話を広島の店に戻そう。
刺身は鯛、イカ、コノシロのこぶ締め。1切れ食べては、一口酒を飲む。
次はカレイの煮付け。身を食べ、骨をしゃぶり、ネギや豆腐を味わっては、
酒を1口ずつ飲む。
食べ終わって、枡に1/4ほど酒が残った。
「何かちょっとしたものがない?」と主人へ言うと、小皿にうすいピンク
色の品をだしてくれた。鯛のワタを細かく刻んで酒と塩で漬けた酒盗だ。
山さん「うまいな。よい味ですね」  
主人「コノワタも入っています」
山さん「昔なら、これで2・3杯は飲んだものですが、今は、枡一杯にして
います」
主人「それが何よりです。たくさん飲んじゃいけませんよ」
腕のよい料理人は、酒ばかり沢山飲む大酒飲みを嫌うのだ。

さあ、忘年会のシーズンだ。「飲み放題」はやめ、酒一杯を楽しもう。
酒のためにも、料理のためにも、節酒の喜びを。


===================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2926/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

今回は、たくさんあります。
レッツ・トライ!

⇒ウーロン茶割り1杯に、25度の焼酎100mlが入っていると仮定すると、
 5杯の分解にかかる時間は?

 25度の焼酎100ml=1単位なので、5杯=5単位
 1単位の分解にかかる時間の目安は、男性4時間、女性5時間なので、
 5単位だと、男性なら20時間、女性25時間です。 

⇒25度の焼酎3合にかかる分解時間は? 
 
 1合は180mlなので3合は540ml。
 100ml=1単位なので、5.4単位。
 1単位の分解にかかる時間の目安は、男性4時間、女性5時間なので、
 5.4単位だと、男性なら21.6時間、女性27時間です。

⇒1杯に25度の焼酎100mlが入っていると仮定すると、8杯の分解にかかる
 時間は?

 8杯=800ml=8単位。
 1単位の分解にかかる時間の目安は、男性4時間、女性5時間なので、
 8単位だと、男性なら32時間、女性40時間です。

⇒500mlの缶ビール7本の分解にかかる時間は?

 5%ビール500ml=1単位なので、7本だと7単位。
 1単位の分解にかかる時間の目安は、男性4時間、女性5時間なので、
 7単位だと、男性なら28時間、女性35時間。

 9%ビール500ml=1.8単位なので、7本だと12.6単位。
 1単位の分解にかかる時間の目安は、男性4時間、女性5時間なので、
 12.6単位だと、男性なら50.4時間、女性63時間。

個人差があり、睡眠中は遅れます。
また、加齢によっても分解は遅くなります。

お酒とのつきあいは、飲んでいる時間だけでなく、分解されて体外に出る
までだと考えてください。

それでは、どうぞよいお年を!

★「アルコールの1単位カード」
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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  150号 18.11.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.148
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    誰でも参加できる無料の公開スクーリング
     残り3ヵ所 お申し込みはお早めに!
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆誰でも参加できる無料公開スクーリング

アルコール関連問題啓発週間に合わせて行なっている公開スクーリング、
残り3ヵ所となりました。
養成講座を受講していなくても、午前中のみ無料で参加できます。
お申込みはこちらのメールフォームから。
 ↓ ↓ ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd

11/22 福岡市  福岡交通センター博多バスターミナル
11/28 那覇市  沖縄県警察本部
12/12 千代田区 主婦会館プラザエフ(満員)

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ―飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

参加者のアンケートからご紹介します。

・今まで学びたくてもなかった講座で、とても勉強になりました。単位の
 ことは、飲酒の機会ごとに考えようと思います。(医療)

・無料体験講座を受講して、知識なくして飲酒運転防止のアドバイスができ
 ないことを感じた。来年ぜひともインストラクター養成講座を受講したい
 と思う(教習所)

・厚労省が勧める「健康日本21」の飲酒指標が理解できました。(行政)

・午前中だけだったので、午後のカリキュラムに興味がでました。(警察)

・アルコール健康障害対策基本法を初めて知った。DVDの一部しか見られ
 なかったので、残りの内容も見たかった。(タクシー)


◆インストラクター対象の「アップデート研修」も好評開催中!

プログラム――
★知識のアップデートと問題対応力を身に付けよう!
 ◇改訂版「DVD活用マニュアル」の改訂項目の解説
 ◇飲酒運転防止を取り巻く社会情勢の変化……時系列で知識を整理
 ◇インストラクターの役割と指導のポイント
   ……欠かせない知識やよくある質問や誤解に対してどう答える?
 ◇グループワーク
   ……節酒と断酒の実践プランの実技演習/事例討議

今後の日程は以下です。
11/20福岡、11/27沖縄、12/6東京、12/13東京

インストラクターに認定されている方で、アップデート研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


「ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座」についてはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
https://ddd.ask.or.jp/


★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます
 http://www.a-h-c.jp/items/noddd

★ASKアルコール通信講座
 飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます
 <基礎クラス>につづき、<介入技法トレーニング・クラス>があります
 http://www.a-h-c.jp/courses/alcoholcourses


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  2.ASKからのお知らせ
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★季刊Be!133号と増刊号No.27 、予約開始です

…………………『Be!』133号…………………

●特集 「先延ばし」という罠から抜け出す方法!
●胎児性アルコールスペクトラム障害 FASD
●発掘! 依存症地域連携モデル【2】宮城編
●新連載 依存の《入り口》に立つ子どもたち
●京都ダルク施設移転への住民反対運動から考えたこと
●小林エリコさん(作家・漫画家)インタビュー
 いじめ、ブラック企業、過量服薬、生活保護、人生は続く!

そのほかの記事はこちらをどうぞ
http://www.a-h-c.jp/magazine/7612

アマゾンでも予約できます
http://c.bme.jp/13/297/2881/1916

…………………『Be!』増刊号No.27…………………
《保存版》アルコール・薬物・ギャンブル
     依存症家族の困りごと 解決&支援マニュアル

*依存症の基礎知識
*それぞれの「困りごと」整理&家族支援マニュアル
*問題解決のノウハウ
 〈暴力・離婚・逮捕・家で離脱症状・高齢者の飲酒問題・借金発覚〉
*家族の回復のために援助者ができること
*複雑な問題を抱えた家族への支援
*何がどう役立った? 家族の手記 ほか

くわしくはこちらをどうぞ
http://www.a-h-c.jp/magazine/7635

アマゾンでも予約できます
http://c.bme.jp/13/297/2883/1916

年間購読(本誌4冊と増刊号1冊)のお申込み・更新はこちら
http://www.a-h-c.jp/magazine/5719


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  3.ニュースCLIP!
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空の安全が不安になる報道が相次ぎました。
航空業界全体で、酒気帯び乗務の防止に取り組んでいただきたいです。
その思いを込めて、大きく取り上げました。

今回のニュースCLIPは、水澤・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)航空界に激震
 2)各地で10~20代の飲酒事故、続出
 3)飲酒運転を重ね重ねて

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1)航空界に激震

最初の報道は、10月31日、全日空の発表でした。

◎全日空系の機長、前夜の飲酒で乗務できず 計5便に遅れ
(10月31日 朝日新聞)

ANAウイングスの40代の男性機長が飲酒の影響で体調不良になり、乗務予定
だった石垣―那覇便など計5便に乗務できず、各便に遅れが出たのです。

機長が翌日の乗務に差し支える量を飲み、当欠…とんでもないことですが、
陸の運輸業界でもちらほら聞く話です。中には、アルコール検知に反応するの
を避けるために、危ないときはむしろ休めと言う運行管理者もいたり……。
あなたの職場は大丈夫ですか?

翌日のニュースはさらに衝撃的でした。
イギリスのヒースロー空港から羽田空港に向かう便に乗務する予定のJALの
副操縦士(42)が、呼気から0.93mgのアルコールが検出され警察に逮捕され
たのです。
アルコール濃度の高さにも驚愕しましたが、一番まずいのはすり抜けです。

◎【報ステ】基準超アルコール 日航副操縦士を逮捕(11月1日 テレビ朝日)
◎JAL“飲酒フライト未遂”なぜ規定値9倍のアルコールは一度目の検査をすり
 抜けた?(11月2日 プライムニュース)
◎ANAに続きJAL 飲酒副操縦士はなぜ最初の検査スルーできた
(11月4日 日刊ゲンダイ)

経緯を見てみましょう。
10月28日18時15分頃、航空機へ移動する専用バスの運転手が、副操縦士の強
烈な酒の臭いに気づき、空港の保安担当者に通報。駆けつけた警察官が改めて
検査を行なったところ、呼気から0.93mgのアルコールが検出。
イギリスの法律に違反するため、警察官がその場で副操縦士の身柄を拘束、
逮捕しました。

これは、JALが独自に定めている「呼気1リットルあたり0.1mg未満」の10倍
近い値、明かな酩酊状態です。バス運転手が気づいた酒臭を、同じバスに乗っ
たクルーたちは気づかなかったのでしょうか?

その前の空港内オフィスでの社内規定のアルコール検知にも問題があります。
日刊ゲンダイによると、JALは1日の会見で「当該空港の感知器が国内の空港
で導入されている『新型』ではなく『旧型』だったため、検査が適切に行われ
なかった可能性がある」と説明したとのこと。「新型」は検査結果の数値が
即座に本社に送信されるが、「旧型」は基準値未満なら緑、以上なら赤のラン
プが点灯するだけで、数値の記録も残らないといいます。
プライムニュースでは、元JALパイロットの話をとりあげています。
統括機長・機長・副操縦士の3人が並んで自分でチェックするのだそうで、
「後で『問題ありません』って自己申告すれば、機長が飛行計画書にサイン
するという時もありますね」。
セルフチェックの域を出ず、簡単にすり抜けられます。
そうできない工夫が必要です。

逮捕された副操縦士は、出発前日の午後6時から、乗務20時間前となる午前
0時頃まで、滞在先のホテルで、赤ワイン1本強・ロゼのワイン1本・缶ビール
(440ml)2本・小瓶のビール(330ml)3本を1人で飲んだといいます。
とてつもない量です。

いったい何単位飲んでいるのでしょう? 分解にかかる時間は?
⇒答えは編集後記を

国交省は国内の15の航空会社に対して飲酒に関する法令を守ることを徹底す
るよう指示しました。また、各社で講じた対策について11月30日までに報告
するよう求めています。

航空会社でも、アルコールの基礎知識、節酒の方法、アルコール依存症につ
いて学ぶ研修が必要です。

★ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座
 https://ddd.ask.or.jp/

★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 Eラーニングもあります
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2)各地で10~20代の飲酒事故、続出

見てください、若者の飲酒運転。
同年代の同乗者がいるケース、逃走・否認など悪質なケースが目につきます。
免許取りたての年代も。自動車教習所で、アルコール教育を強化する必要が
あります。

●20歳男性/トラックと衝突/同乗者死亡/千葉
(10月12日 産経新聞)
10月11日午後1時20分頃、千葉市の交差点でトラックと出合い頭に衝突。助手
席に座っていた友人女性(20)が死亡した。事故後、呼気を調べたところ、
基準値以上のアルコールが検出された。

●20歳自衛官/逆走して対向車に接触/宮城
(10月13日 TBC東北放送)
10月13日午前5時半頃、仙台市で一方通行の市道を逆走した上、対向してきた
軽乗用車に接触する事故を起こした。パトロール中の警察官が停車させた際、
呼気から基準値を超えるアルコールが検出。
「サワ―4杯やビールなどを飲んだ」と話している。

●28歳消防士/二日酔いで事故/基準値の2倍/香川
(10月17日 KSB瀬戸内海放送)
10月17日午前8時前、高松市で乗用車を運転中、乗用車1台とバイク1台が絡む
事故を起こした。基準値のおよそ2倍のアルコールが検出。
「夜から酒を飲んで車で寝た。朝起きて酒が抜けていると思った」と容疑を
否認している。

●20歳男性/電柱に追突/酒酔い/飲酒否認/福岡
(10月22日 RKB毎日放送)
10月22日午前1時過ぎ、北九州市の住宅街で乗用車が電柱に突っ込み、そのま
ま走り続けようとしたが、80mほど進んだところで故障し停車した。駆けつ
けた警察官が、運転手の呼気を調べようとしたものの拒否され、代わりに歩
行検査をすると、まっすぐに歩くことができず、酒酔い運転の現行犯で逮捕。
「事故は起こしたが酒は飲んでいない」と容疑を否認している。

●28歳女性/基準値の4倍/「ウイスキーボンボン食べた」と飲酒否認/福岡
(10月23日 九州朝日放送)
10月23日午前3時50分頃、福岡市でパトロール中の警察官が、動きが怪しい車
を見つけ停止させたところ、基準値の4倍のアルコールが検出。
運転していた女性は、「酒は飲んでいない。ウイスキーボンボンを3個食べた」
と容疑を否認している。

●24歳派遣社員/追突し逃走/基準値の4倍/福岡
(10月25日 九州朝日放送)
10月24日午前1時40分頃、大牟田市で、軽乗用車が他の軽乗用車に追突しその
まま逃走。警察が追突現場から1.5km離れた路上に止まっていた車を発見、乗っ
ていた男性から基準値の4倍のアルコールが検出された。
「焼酎を中ジョッキで6杯飲んだ」と容疑を認めている。

●22歳男性/パトカーから逃走、繁華街を暴走し大破、車数台と衝突/
 呼気0.45mg/岡山(11月1日 山陽新聞)
10月31日午後10時35分頃、JR岡山駅前の交差点で、乗用車がウインカーを出
さずに曲がり、パトカーの制止を無視して逃走した。市中心部約1.7kmを走行
し、店舗のブロック塀に衝突して止まった。逃走中に数台の車と衝突。数人
が軽いけがをした。呼気0.45mg/lのアルコールを検出。

●19歳専門学校生/交差点でガードレールに突っ込む/基準値の3倍/福岡
(11月3日 テレビ西日本)
11月3日午前5時頃、福岡市の交差点で、左側のガードレールに突っ込み、運
転していた男性の呼気から基準値の約3倍のアルコールが検出された。軽いケ
ガをしている。
「居酒屋などでビールや焼酎、ワインを飲んだ」と容疑を認めている。

●24歳無職男性/パトカーから逃走し信号に衝突/基準値の6倍/兵庫
(11月4日 産経新聞)
11月3日午後10時45分頃、パトカーに追跡されていた乗用車が信号の柱に衝
突した。助手席の20代の男性が太ももを骨折する重傷。逃走中に乗用車に当
て逃げもしていた。
この事故の直前、タイヤが破裂した車を署員が発見。職務質問すると逃走し
たため、パトカーが約4kmにわたって追跡した。基準値の約6倍のアルコール
が検出された。

●25歳男性/高速道路で物損事故おこし立ち往生/基準値の2.6倍/広島
(11月7日 広島ホームテレビ)
11月4日夜、高速道路で物損事故を立て続けに起こし走れなくなった車が立ち
往生。運転手の男性は、駆けつけた警察官を蹴り公務執行妨害の疑いで逮捕。
その後、呼気から基準値の2.6倍のアルコールが検出され、酒気帯びで再逮捕
された。
「酒を飲んでいません。飲酒運転もしていません」と容疑を否認している。

●23歳の消防士/呼気0.38mg/同乗者あり/福井
(11月9日 福井新聞)
11月5日午後9時頃、越前市でパトカーに制止され、呼気0.38mg/lのアルコール
が検出。同日午後7時頃から、飲食店で友人と2人で酒を飲んだ後、友人を家
まで送ろうと店から2分ほど運転したところ、パトカーに停車を求められた。
「幼なじみと飲んで気が緩んでいた。してはならないことをしてしまった。
職場の同僚、全国の消防士に迷惑をかけた」と話している。
停職6カ月の懲戒処分。

●28歳会社員/警察から逃走し民家のブロック塀に激突/基準値の4倍/福岡
(11月6日 RKB毎日放送)
11月6日午前3時半頃、大川市でパトロール中の警察官が携帯電話を使用しな
がら軽乗用車を運転している男を発見。停止を求めたが、1kmにわたって逃走
し、民家のブロック塀に激突して停車した。呼気から基準値の4倍を超える
アルコールが検出、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕。
「店でビール2杯とハイボールを4、5杯飲んだ」と話している。

●21歳会社員/パトカーから逃走しフェンスに衝突/同乗者あり/愛知
(11月9日 CBCテレビ)
11月8日午前3時半頃、豊田市で、パトロール中の警察官が、ヘッドライトが
片方しかついていない乗用車を見つけ停止を求めたところ、逃走。1kmほど
離れた場所で、乗用車が路上のフェンスに衝突しているのを、通りかかった
人が見つけ警察に通報。酒気帯び運転で逮捕された。
同乗していた保育士(22)も、飲酒を知りながら同乗した疑いで逮捕。

●24歳幕下力士/物損事故/福岡
(11月11日 スポーツ報知)
11月9日未明に福岡県内で乗用車を酒気帯び運転し、ガードレールにぶつかる
事故を起こした。同乗者やけが人はいなかった。協会は現役力士の運転を禁止
しているが、運転免許証は入門前に取得していた。九州場所は全休する。

●22歳大学生/交差点で衝突しけがをさせて逃走/同乗者が身代わり/愛知
(11月10日 東海テレビ)
11月10日午前2時半前、名古屋市の交差点で、酒気帯び状態で車を運転中、乗
用車と衝突し男性にけがをさせて、そのまま逃走。同乗していた会社員(21)
が、自分が事故を起こしたとウソの通報をしていたが、供述が不自然だった
ため、犯人隠避の疑いなどで逮捕した。調べに対し、2人は容疑を認めている。


3)飲酒運転を重ね重ねて

どうにもとまらない状態…アルコール依存症の治療が必要です。

●無職男性(68)/飲酒運転で免許取り消し、無免許飲酒運転/0.4mg/埼玉
(10月15日 埼玉新聞)
10月13日午後10時10分頃、県警交通機動隊がパトロールをしていた際、テール
ランプが切れている車を見つけ停止を求めて職務質問、呼気0.4mg/lのアルコー
ルが検出され、現行犯逮捕した。その後、無免許も判明。
「焼酎の水割りを数杯飲んだ」と容疑を認め、無免許についても「3年ぐらい
前、飲酒運転で取り消された」と供述したという。

●施工業(61)/2日続けて酒気帯び運転/佐賀
(11月8日 佐賀新聞)
11月7日午後2時40分頃、杵島郡で、酒気帯びで軽貨物車を運転した。
6日にも酒気帯び運転で摘発され、7日に来署するよう求められていた。車で
訪れた男から酒の臭いがすることに署員が気づき調べたところ、呼気0.4mg/l
のアルコールを検出した。

☆〈断酒会アンケート〉アルコール依存症と飲酒運転
http://c.bme.jp/13/297/2888/1916

☆手記 免許取消をきっかけに断酒会に入会
http://c.bme.jp/13/297/2889/1916


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   4.山さんコラム No.148
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆飲まずに楽しむ、入浴法の極意

「飲んだら入るな」と、昨年も書いた。
飲酒後の入浴は危険である。
すると、飲酒運転防止インストラクター養成講座のスクーリングで、「飲ん
でいたら、ぬるめの湯でもだめですか」という質問が出た。
ぬるめの湯でもダメと念をおしたあと、質問者が若い人だったのでこう付け
加えた。
「単身赴任者が、飲酒後にぬるめの湯を沸かしながら入り、そのまま眠って、
大やけどで死んだ事故もあります」
泥酔していれば、眠気が強くなり、熱さへの感覚も鈍く、一方で臓器への負
担は大きく、危険だ。ほろ酔い程度でも、昼間の疲れ、帰宅した安心感、ほ
どよい熱さは居眠りを引き起こす。
「熱い」と気がついた時は手遅れだ。
山さんの国鉄時代、何人も単身赴任の入浴犠牲者が報告されていた。

危ないのは、やけどだけではない。
酔って中枢神経のマヒが起こり鼻や耳に入った水をうまく押し出せなくなる
と、三半規管の機能が低下しバランス感覚が失われる。すると、たとえ水深
50センチでも溺死することがある。
また、心臓に過大な負担をかけ、心不全で死亡する危険も……。

山さんは若い頃、危険も知らず、酒を抜くつもりで、よくサウナを利用した。
また、夏は山歩きのあとで、冬はスキーのあとで、「ビールと温泉」を楽し
んだものだ。だから飲んだ後、ぬるめのお湯にゆっくり入りたい気持ちは良
くわかる。
しかし今は、飲んだら、絶対に入浴はしない。

では、どんな入浴のしかたがおすすめか、風呂好き・温泉好きの立場で述べ
たい。

日常生活では、酒を飲まない日をつくり、寝る前、ぬるめの風呂にノンビリ
入る。
アルコールに頼らないストレス解消法、入眠促進法であり、休肝日ならぬ休
脳日もできて一石三鳥だ。

家で飲む予定の日は、食事・飲酒の前に入浴する。
早い時間に入浴すると湯冷めを心配する向きもあろうが、ぬるめの湯にゆっ
たり時間かけて入っておけば、体の芯まで温まるから、靴下をはき、服装を
きちんとすれば大丈夫だ。
風呂上がりには、炭酸水か冷たい麦茶や水を用意しておき喉の渇きをいやす。
これが肝腎。
そうしないと、ビールなどあっという間に1本空いてしまう。これでは「節度
ある適度な飲酒」である「1日1単位まで」はとうてい守れない。冷えた白ワ
インも危険。
入浴で発汗した水分の補給は欠かせないから、必ず湯上りにアルコールなし
の水分をとり、酒は料理などつまみながら、ゆっくり飲むのがよい。
体重を減らしたい人は、野菜サラダ、おひたしなどを先に食べる。
やせている人は逆に、肉や魚など主菜から。
なお、入浴後にうまいと感じる冷えたビール、ワインなどの酒類は、利尿作
用があるから実際には水分補給にならない。注意したい。

連日、外で飲酒の機会があって3日も風呂に入れない……などという場合は、
どうすべきか。
朝風呂がおすすめ。
ただし、酒気帯び状態での朝風呂は大変危険だから、前夜の飲酒は午後10時
までに終え、酒量も2単位までに抑えておきたい。これは節酒のための工夫の
一つになる。

旅行中は、どうだろう。就寝前に入浴する人が多いが、飲酒後の入浴は絶対
にやめたい。
旅館やホテルは、自宅とは違い、勝手が分からず、ほろ酔いでも、足をすべ
らせたり、頭をぶつけたりして思わぬケガをすることがある。
山さんは若い頃、福島県相馬の宿で早朝に、たぶん前夜の酒が残った状態の
ままシャワーを浴びた。湯槽の縁をまたいだ瞬間、足を滑らし、脱水溝へ足
の親指を引っかけ、爪をはがした。
あいにくその日、水戸から赴任してくる新部長を特急列車内で出迎える予定
があった。足を包帯し、靴も履けず、サンダル履きのまま、グリーン車内で
新部長へ挨拶する羽目になった。
「つい飲みすぎまして」と頭をかきかき、初対面の部長へ事情を説明した。
酒好きの好人物の部長だったが、酔っ払うと「山ちゃんは、酒が強そうにみ
えるが、初対面のときは……」と、無様な姿を他人へ話す。大いに閉口した。
今では、旅先で酒を飲んだら風呂に入らず、早めに就寝する。翌朝、1時間ほ
ど散歩した後でシャワーを浴び、睡眠中と散歩中の汗を流すことにしている。

宿泊が温泉宿の場合、多くの人は、着いてすぐ温泉に入り汗を流して、ビール
で喉を潤し、地酒で名物料理を楽しみ、そのあと寝る前に、ゆっくり温泉に
入るというのが定番だろう。
山さんも、アルコールの正しい知識を学ぶ前までは、全くこの通りだった。
さて現在は? 
温泉宿へは、午後4時前に入る。お茶を一服したら、すぐ支度をして、夕食前、
1時間半から2時間ほどゆっくり温泉に入る。
さて入り方だ。
初めに、髪を洗う。
(ノボセないために有効。昔、熱い温泉で有名な草津で、始めに30杯、温泉
をかぶる入浴法を習った)
次に体も丁寧に洗う。
(温泉の成分が垢などに妨げられず直接皮膚に触れるように。温泉を汚さな
いことにもなる)
温泉に入り、額から汗がでるほど温まったら、上がってほてった体を冷やす。
心地よい風を肌に受け、その好い気分のままボーと風景を楽しむ。
(だから野天風呂が望ましい)
頭がスッキリしたら、また温泉に入る。
人がいなければ、季節にあわせ2・3曲「文部省唱歌」や「ラジオ歌謡」を歌う。
湯に体を浮かしたり、足で拍子をとったりする。
歌が終われば、すぐに出る。ノボセを防ぐためだ。
また風に体をさらす。もちろん谷間の渓流の音や小鳥の声があれば、なお素
晴らしい。ゆっくりそれらの音に耳を傾ける。
出たり入ったり3度ほど繰り返せば、入湯後、たいてい1時間以上経つ。
ゆっくりシャワーを浴び、体や髪から汗を流し、脱衣所へ出る。
汗がなかなか引かない。外へ出て涼める場所があれば、また山の冷気を楽しむ。
耳を掃除したり、髪をとかしたり、ゆるゆる支度をする。すぐ10分や20分たっ
てしまう。
この時間にとらわれないひとときが貴重なのだ。
要は、温泉にゆったり入り、心をのびのびさせる。これ以上、入る必要のな
いと満足を感じるまで入るのが秘訣。
十分に温泉を堪能すれば、寝る前に再度入りたいとは思わなくなる。

とはいえ、温泉があまりに素晴らしいと、酒を飲み食事をしたあとで、もう
一度温泉へとの誘惑にかられることもある。
そんな気分の時は、翌朝、早起きして入ることにし、早めに布団に入る。
長湯のおかげでバタンキュー。
午後10時前に眠れば朝5時前には目が覚める。30分ほど柔軟体操をして、温
泉へ。誰もいない温泉を楽しむ。
これを可能にするには、酒は夕食とともに飲み、やはり2単位を超えてはな
らない。
朝の湯上がりには炭酸水を用意したい。ノンアルコールビールでは、まるで
朝酒のようで、チトうしろめたい気分になるから。

かくして、リスクのない入浴を楽しむためにも、日常的な飲酒は1日1単位ま
で、酒休2日。そして付き合い酒や旅行中など非日常の飲酒でも、2単位を超
えないことが大切だ。


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  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2890/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップ1)の副操縦士の飲酒量を計算してみましょう。
まず、純アルコールに換算します。

ワイン2本…750 ml(容量)×12%(度)×0.8(比重)×2本=144g
缶ビール2本…440ml(容量)×5%(度)×0.8(比重)×2本=35.2g
小瓶ビール3本…330ml(容量)×5%(度)×0.8(比重)×3本=39.6g
合計 純アルコール218.8g 

⇒1単位は20gなので、約11単位です。

1単位の分解にかかる時間の目安を男性で4時間とすると、約11単位ではおよ
そ44時間。
翌日どころか、翌々日まで持ち越す量です。
乗務前日に、どうしてここまでの量を飲んだのでしょう。
日頃から飲酒問題があったのか?
ストレスやメンタルな問題を抱えていたのか?
ぜひそのへんも調査して、再発防止に取り組んでほしいと思います。

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】150号 18.11.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
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       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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149号2018

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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.147
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    誰でも参加できる無料の公開スクーリング
     全国8カ所で お申し込みはお早めに!
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆養成講座を受講していなくても大丈夫! 無料公開スクーリングへどうぞ

前号でもお知らせしましたが、アルコール関連問題啓発週間2018に合わせ、
以下の日程で「スクーリング」の午前の部を、一般公開しています。

10/17 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
10/31 札幌市  北海道立道民活動センター かでる2.7
11/07 高松市  サンポートホール高松
11/14 広島市  ワークピア広島
11/22 福岡市  福岡交通センター博多バスターミナル
11/28 那覇市  沖縄県警察本部
12/12 千代田区 主婦会館プラザエフ

養成講座を受講していなくても、午前中は無料で参加できます。
特設サイトのメールフォームからお申し込みください。
  ↓ ↓ ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd

【一般公開のプログラム(午前の部)】
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ―飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング 講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

◆スクーリング受講者からはこんな声が!

・質問に対し、具体例を基に説明していただけたのがよかった。(企業)
・自分が研修をする場合の視点で研修が行われたところがよかった。
 (刑務所)
・グループワークを通して、個々の実体験などを聴くことができ、参考にな
 った。(バス)

◆インストラクター対象の「アップデート研修」も好評開催中です!

【プログラム】
★知識のアップデートと問題対応力を身に付けよう!
 ◇改訂版「DVD活用マニュアル」の改訂項目の解説
 ◇飲酒運転防止を取り巻く社会情勢の変化……時系列で知識を整理
 ◇インストラクターの役割と指導のポイント
   ……欠かせない知識やよくある質問や誤解に対してどう答える?
 ◇グループワーク
   ……節酒と断酒の実践プランの実技演習/事例討議

今後の日程は以下です。
10/23東京、10/24名古屋、10/30札幌、11/8神戸、11/13広島
11/20福岡、11/27沖縄、12/6東京、12/13東京

インストラクターに認定されている方で、アップデート研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
 https://ddd.ask.or.jp/


★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます
 http://www.a-h-c.jp/items/noddd

★ASKアルコール通信講座
 飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます
 <基礎クラス>につづき、<介入技法トレーニング・クラス>があります
 http://www.a-h-c.jp/courses/alcoholcourses


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  2.ASKからのお知らせ
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★11月10日(土)午後、ご都合がつく方はぜひ!
 厚労省主催の「アルコール関連問題啓発フォーラムin東京」が新宿で開催。
 昨年から、厚労省+民間団体のコラボ(事業委託)で実施しています。
 昨年はASK、今年は東京断酒新生会が運営担当です。

 女優の東ちづるさん、
 「健康で文化的な最低限度の生活」の原作者の柏木ハルコさんなど、
 出演者も豪華です。
 ASKもホワイエにブースを出します。
 ぜひ、ご参加ください。

 参加費無料、お申し込みはこちらから。
  ↓  ↓  ↓
 https://peraichi.com/landing_pages/view/alcoholforum2018

★アルコール関連問題啓発週間の各地のイベントを、アル法ネットのサイト
 に掲載しました。
 随時更新していきますので、どうぞチェックしてください。
  ↓  ↓  ↓
 http://alhonet.jp/enlightenment.html


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  3.ニュースCLIP!
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久々で台風が来ない週末でした。
6月からこれまでに、日本に接近した台風を数えたら、18個も。
もう来ないでほしい…。

さて、ニュースCLIP、今回は、水澤・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)やはりストロング系でした
 2)若者たちの飲酒暴走
 3)高齢者のとんでもない飲酒事故
 4)公務員「飲みながら運転」「酒は抜けたと思った」
 5)福岡で、2倍・4倍・6倍・8倍……

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1)やはりストロング系でした

基準値の約4倍に当たる0.58mgのアルコールが検出され、酒気帯び+ひき逃
げで逮捕された元モーニング娘の吉澤ひとみ容疑者(33)。
当初、「自宅で午後8時頃から午前0時頃まで、夫と缶チューハイ3缶を飲ん
でいた」と述べていました。その後の取り調べで、以下の供述をしていると
ANNが報じたそうです。
「アルコール9%のチューハイ350mlを3缶と焼酎ソーダ割りを2杯飲んだ」

◎吉澤ひとみ容疑者が新たな供述 缶チューハイ3缶の他に焼酎ソーダ割り
を飲んだと供述(9月19日 しらべぇ)

前号のメルマガでストロング系の可能性があると言いましたが、やはり。
この報道の信ぴょう性はわかりませんが、仮にそうだとして計算してみま
しょう。

●缶チューハイ 350ml×9%×0.8(比重)×3缶=75.6g 
20g=1単位なので、これだけで約3.8単位です。

次に焼酎のソーダ割です。
25度の焼酎を1:1で割った場合の濃度は12.5%。1:2なら8.3%。
1杯が200mlだとすると――
●焼酎ソーダ割り 1:1 200ml×12.5%×0.8(比重)×2杯=40g 2単位
         1:2 200ml×8.3%×0.8(比重)×2杯=26.6g 約1.3単位

1:2のソーダ割りのほうでも、缶チューハイと合わせると5単位を超えます。
これ、日本酒なら5合、1升瓶の半分ですよ。

女性のアルコール分解を1単位5時間とすると、
25時間、1日以上かかる計算になります。

★DVDから冊子・カード、eラーニングまで
 <飲酒運転防止>に役立つASKの予防教育ツール
 http://c.bme.jp/13/297/2677/9091


2)若者たちの飲酒暴走

10~20代前半の飲酒運転事故です。
アルコールも運転も初心者の若者たち。大きな事故に発展します。
一緒に飲んだ人を同乗させているのも特徴。

●アルバイト少年(21)/暴走・衝突・車炎上死亡事故/兵庫
(10月3日 神戸新聞)
9月13日午後11時頃、尼崎市で、時速100km以上で走行し、中央分離帯の標
識柱に衝突。車体は前後部が真っ二つに割れて燃え、助手席の女性会社員
(18)が焼死した。
運転前にコンビニの駐車場で缶チューハイ2缶を飲んだ後、女性をドライブ
に誘ったと供述。無免許で車は知人名義だった。
自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)(危険運転致死)・道交法違反
(酒気帯び運転・無免許運転)で送検。

●大学生(19)/追突・同乗者2人/神奈川
(9月13日 産経新聞)
9月13日午前5時45分頃、横浜市の市道交差点で、ワンボックスカーを運転
し、信号待ちで停車中の普通乗用車に追突した。基準値を超えるアルコール
が検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し
た。車内には同じ中学校出身の友人2人が同乗しており、2人は飲酒して帰
宅するところだったという。

●航空会社整備士(23)/追突事故後に半日逃走/福岡
(9月20日 テレビ西日本)
9月13日未明、北九州市で、酒を飲んだ状態で車を運転中にタクシーに追突。
タクシー運転手と乗客、あわせて2人が首や腰にけがをした。広島県まで逃
走し、半日後、JR小倉駅へ戻ってきたところで警察に任意同行を求められ
た。調べに対し「気が動転した」と話し、容疑を認めている。

●飲食店女性従業員(23)/渋滞中の車に追突/福岡
(9月24日 テレビ西日本)
9月24日午前11時過ぎ、福岡市で、軽乗用車を運転し渋滞で停まっていた普
通乗用車に追突した。呼気から基準値の4倍近いアルコールが検出し、酒気
帯び運転の現行犯で逮捕。「仕事先で飲んだ」と容疑を認めている。

●大学生(24)/バイクに追突・ひき逃げ重傷/福岡
(10月1日 九州朝日放送)
10月1日午前4時過ぎ、大川市で、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕。呼気
から基準値の6倍を超えるアルコールが検出。

●会社員(21)/重傷ひき逃げ・当て逃げ/仕事の飲み会で飲酒/北海道
(10月9日 HBCニュース北海道放送)
10月6日深夜、RV車を運転して、札幌市のススキノの交差点で、別の車に衝
突し、歩行者の男性に重傷を負わせ、そのまま逃走した。8日、自ら交番に
出頭し、「仕事の飲み会で飲酒していた」と供述。事故の直前に約700m離
れた駐車場で無人の車2台に衝突したほか、路上で客待ちをしていたタクシー
にも衝突していた。
警察は危険運転致傷やアルコール等影響発覚免脱罪の適用も視野に調べを進
めている。

☆若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト) 
http://c.bme.jp/13/297/2832/1916


3)高齢者のとんでもない飲酒事故

こちらは、高齢者の飲酒運転事例です。
加齢で認知・判断・操作の能力が落ちているところにアルコールが加わって、
もう、とんでもない事故になっています。
年齢とともにアルコールの分解能力は落ちます。本人が思っている以上に酔
っぱらうようになり、しかも長く残ります。

●無職男性(83)/追突後、バックで後方の車に衝突/埼玉
(9月30日 埼玉新聞)
9月29日午後5時35分頃、行田市の市道交差点で、酒に酔った状態で乗用車を
運転。左折するため減速した前方の乗用車に追突した後、バックで止まって
いた後方の乗用車に衝突。酒酔い運転が発覚した。

●無職男性(76)/中央線からはみ出し対向車と正面衝突/福岡
(9月25日 テレビ西日本)
9月24日午後6時半頃、福智町の県道で軽乗用車が中央線からはみ出し、対向
車線を走ってきた車と正面衝突した。双方の運転者が軽いけがをした。
基準値の4倍を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転の現行犯で逮捕。
「家で缶ビールを半分飲んだ」と容疑を認めている。

●男性(81)/歩行者はね、バックして再びはねた/徳島
(9月16日 MBSニュース)
9月15日の午後6時前、徳島市内で車を運転し、道路脇を歩いていた88歳の
女性に接触したが、そのまま数メートル直進。目撃した男性が車を追いかけ、
「事故を起こしている」と声をかけると、車をバックさせ倒れていた女性を
再びひいた。女性は病院に運ばれ治療中、命に別状はない。
「事故に気づかず、指摘を受けてビックリして現場に戻ろうとバックした」
と話している。

高齢者では、こんな事件もありました。
がんで余命半年と伝えられた70歳の男性が、義弟に最後のあいさつをするた
め、鹿児島市から福岡県いわき市まで1100キロ以上を走破しました。
酒を酌み交わし、鹿児島への帰路、追い越し車線を逆走してトラックと正面
衝突。4月24日の夜のことです。

◎余命宣告受けた男性 今年4月飲酒、逆走し事故 
鹿児島ー福島1100キロ「最期のあいさつ」直後に(9月17日 茨城新聞)

義弟は止めたけれど聞かなかったとのこと。
「4時間くらい寝たので、大丈夫だと思った」と述べています。

こういうときは、言葉だけでなく、キーを取り上げるなど、強硬手段をとら
ないとダメです。

8月17日、水戸地裁で裁判官は、懲役7月、執行猶予3年(求刑懲役7月)の判決
を言い渡し、こう諭したとのことです。
「今回の事故と病気のことは関係ない。今後は運転しないと約束できますね」


4)公務員「飲みながら運転」「酒は抜けたと思った」

公務員だとニュースになりやすいということはあると思いますが、毎回、かな
りの報道があります。
その中でも、驚愕したのが以下の3例。

●姫路市林産振興室長(53)/酎ハイ飲みながら運転、窓からポイ捨て/兵庫
(9月21日 神戸新聞)
9月19日午後10時45分頃、姫路市で走行中に運転席の窓から何かを捨てたため
後ろを走っていたパトカーが停止を求め、飲酒が発覚した。
「酎ハイ1本を飲みながら運転していた」と話している。
⇒これは、依存症でしょう。

●福山市職員(54)/呼気0.4mg/lで検挙/広島(9月22日 山陽新聞)
9月21日午後10時5分頃、秋の全国交通安全運動初日、運動の一環で行われた
飲酒検問で、呼気0.4mg/lのアルコールが検出、検挙された。
「酒を飲んだ後、ある程度時間がたちアルコールが分解されたと思った」と
供述している。
⇒0.4mgで酒が抜けたと思ったのですね。

●防衛局職員(43)/基準値の6倍/沖縄(10月10日 RBC琉球放送)
10月10日午前2時頃、豊見城市で軽乗用車を運転し、駐車中の乗用車にぶつ
かる事故を起こした。呼気から基準値のおよそ6倍のアルコールが検出。
「酒は抜けたと思った」と容疑を一部否認している。
⇒こちらは基準値の6倍で、酒が抜けたと思ったとのこと。


★飲酒運転防止インストラクター養成講座
 http://c.bme.jp/13/297/2678/9091


5)福岡で、2倍・4倍・6倍・8倍……

福岡での飲酒運転、呼気濃度がすごいです。

●2倍/飲食店従業員(30)(9月21日 テレビ西日本)
9月16日午後3時半過ぎ、福岡市で、普通乗用車を運転中に中央分離帯を乗
り越え、対向車に接触。けが人はいなかった。事故後、車を放置したまま
立ち去ったが、およそ1時間後に現場付近に歩いて戻ってきた。呼気から
基準値の2培近いアルコールが検出。

●4倍/配管工(66)(9月15日 テレビ西日本)
9月14日午後7時50分頃、春日市で、軽乗用車を運転、自転車を押して道路
の端を歩いていた男性を後ろからはね、肩や腰を打つ軽傷を負わせた。呼
気から基準値の4倍を超えるアルコールが検出。

●6倍/無職男性(59)(10月5日 テレビ西日本)
10月4日午後9時20分過ぎ、田川市のコンビニの駐車場に車を止めようとし
て別の車と接触したほか、ガードパイプと衝突する事故を起こし、コンビ
ニの従業員が警察に通報した。
呼気からは基準値の6倍近いアルコールが検出。「日本酒を飲んだ」と容疑
を認めている。

●8倍/介護士(59)(10月4日 テレビ西日本)
10月3日夜10時50分頃、糸田町を運転中に縁石にぶつかり、火花が出たあと
も走行を続けたが、約50m先でタイヤがパンクして停車した。基準値の8倍
近いアルコールが検出され現行犯で逮捕。「自宅で焼酎ロックを5、6合飲
んだ」と容疑を認めている。


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   4.山さんコラム No.147
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆「ノンアルコール」の飲料活用術

今回は、一時的に禁酒を考えている人や、酒の量を減らそうとしている人
を対象に、ノンアルコール飲料の活用術を考えたい。
ただし、依存症で断酒継続中の方には、おすすめできないことを断わって
おく。
ビールと風味や雰囲気を似せた「ノンアルコールビール」は、依存症者に
とって再飲酒の引き金になる、との指摘が多いからだ。

さて、まずはノンアルコールビールを巧みに使っている友人達の紹介だ。
脳梗塞を患った後、好きな酒をピタリと止めたT君。
彼はグルメであり、よく飲んだ男だったが、現在、われわれと夕食を共に
するときは、必ずノンアルコールビールを頼む。共に乾杯し、2時間くらい
の会食では、途中で1本追加する。
もう5年になるが、本物を飲みたいとは一言も言わない。この頃は「ノンア
ルコールビールは、随分、味が良くなった」と解説までしてくれる。
医師から、少し飲んでも良いと許可が出ているが、誕生日にワインを飲む
だけで、普段は飲まない。飲めば段々量が増えると自戒し、ノンアルコー
ルビールを活用しているのだ。

彼に触発された女性がいる。彼女は、おいしいものに目がなく、酒宴が好
きだ。
60歳くらいまでは、男性が顔負けするほど飲んだ。男性が多い職場で、トッ
プにもなったから、酒に強いという態度をとっていたのだろう。
定年退職後、ひどく酔っ払って膝をついたことがあった。それをきっかけ
に、酒量を抑え始めた。だが、酒を一切飲まないことには、抵抗感があっ
たようだ。
ノンアルコールビールで酒宴を楽しむT君とたまたま同席、マネをしてノン
アルコールビールを飲んだところ、すっかり気に入って、以降、ノンアル
コールビールで通している。

M君は、毎日、1缶のビールに酒2・3合が普通の大酒飲みだった。
医師から、前立腺がんの放射線治療を行なう2カ月間は、完全禁酒と宣告さ
れた。T君にならって、この間をノンアルコールビールでしのいだ。
無事治療が終了し、検査数値も正常になった。
「初めは物足りない気分だが、慣れるにしたがって満足感も出てきた。暑
い時期に、好きなビールが飲めないのは辛かったが、ノンアルコールビー
ルがあって助かった」
と評価している。
「コンビニで買う缶よりも料理屋で出す瓶入りのノンアルコールビールの
方がうまい」
とは、現在の感想。

場の空気を読み、それに合わせた行動が求められる日本社会では、ノンア
ルコールビールであれば酒の出る会合の雰囲気をこわさずにすむ。便利に
使われるのも当然かもしれない。
それに加えて、やわらかく「酒を飲まない」ことを示せるから、節酒の必
要性を説く、便利な小道具にもなる。
山さんは、最近、昼間の会合はもちろん夜のパーティでも、乾杯をする際、
ウエイターへ次のような言葉をかける。
「ノンアルコールビールを何本かおいてください」
そして、大声で
「この歳になるとドクターストップの人が必ずいるから」
と付け加える。
注文した責任があるから、必ず自らノンアルコールビールを飲む。
以前の飲兵衛ぶりを知っている友人は、心配そうに「どこか体が悪いのか」
と聞く。
飲酒運転防止活動を知っている仲間へは「これからASKへ行くので」と
言えばすむ。
活動を知らない人へは、名刺を出し、簡単に立場を説明し、ノンアルコー
ルビールを注いでもらう。
こうすれば、ASK及び飲酒運転防止PRに大変役に立つ。
ただ、健康集団だとノンアルコールビールが余り、ひとりで5本以上空ける
羽目になったことも。

山さんのJR時代の古巣である厚生関係のOB会へ出席した時のこと。
出てきたのがアルコールばかりだったため、現職の部長に「ノンアルコー
ルビールはないの」とわざわざ聞いた。「ウーロン茶はあるはずですが」
とあわてて係のところへ飛んでいった。
「高齢者が何十人も集まれば、ドクターストップの人が必ずいる、せめて
厚生関係者は気を配るべきだ」とついお説教をしてしまった。
しかしあとから、このお説教を反省した。
一般に、飲まない人はOBになったら、わざわざ飲み放題の会へは来ない。
だから現役はノンアルコールの必要性に気がつかないのだ。
山さん自身、飲酒運転防止活動に取り組み始めた当初、飲み放題に抵抗が
ある理由を大先輩へ一々説明するのがおっくうだったから、飲兵衛の集ま
るOB会などへは出なかった。
一方、内輪の会合や飲酒運転防止と関係のある団体の会合などでは、「1合
(およそ1単位)で満足できる飲み方」を広めようと「マイ枡」のデモンス
トレーションをしていた。
今にして思えば、もっと早く、この種の会合へ出席し、マイ枡の披露はとも
かく、「アルコールの1単位」の説明やノンアルコールビール活用のアドバ
イスをすべきだったのである。

最近、高齢者の会合は昼が多い。昔は、「お天道様が高いうちは飲まない」
というのが常識だった。だが、今や、足下が明るいうちに家へ帰れるから
と、昼間に酒を出す会合も増えた。
毎朝、家の前にある山を登っていた足の強いH君が、真っ昼間、お店の階段
を踏み外し倒れ、腕を骨折した。酒があまり強くないので、夜の会合では、
階段の上り降りを意識、飲む量を注意していたのに、昼の会合だからと、つ
い安心して飲んだのがいけなかったと反省していた。
山さんは講演などで「昼は動き回ることが多い。アルコールが入ると、認知、
判断、反応、操作能力が落ちて、ケガをしやすい。昼は酒を避けたい」と
注意し、自分でも「昼は飲まない、ノンアルコールビールがいい」と実行し
ている。

山さんは若い頃から山登りやスキーが趣味だった。より正確にいえば、その
あと温泉で汗を流しビールを飲むのが趣味だった。「山を下りたら温泉と
ビールが待っている」と心のうちでつぶやきながら苦しい登りに耐えたもの
だ。
今でも、湯上がりにはビールを、と体が欲求する。湯上がりのビールは、
乾いた喉を一気に潤し冷やすためのもの。ならば、ノンアルコールでもよい
はずだ。
試してみれば、そのとおり。何年か続けた。
娘が、炭酸水でも同様の効果があると助言してくれた。
それからは、風呂上がりに炭酸水を愛用している。ノンアルコールビール
0.00の味を調えるための不純物がふくまれないのが健康に良さそう。
さらに発見があった。朝風呂のあとの炭酸水がいい。ノンアルコールビール
では、なんとなく朝酒の気分で、うしろめたさがある。炭酸水なら、さわや
か、仕事に出る朝にピッタリだ。

ノンアルコールビールは、病後に使え、会の雰囲気をこわさず、ケガ防止に
役立ち、湯上がりに最適。活用範囲が広い。
「飲み放題」は止めてほしいが、どうしても「飲み放題」にするなら、是非、
ノンアルコールビールを加えたいもの。
家庭では、炭酸水がおすすめ。余分な糖分、添加物がないからより健康的だ。
それに安いのがなんと言っても魅力である。


===================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2833/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップで紹介しましたが、高齢者の飲酒運転は、若者とならんで
死亡事故率が高いようです。
一方、高齢者の依存症も増えています。

関心のある方はぜひこちらをお読みください。

季刊〔ビィ〕Be!132号
《特集》高齢者の飲酒問題にどう対応する?
 わかる、できる!〈基礎知識・ノウハウ・実践〉
   ↓  ↓  ↓
 http://www.a-h-c.jp/magazine/7509

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 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
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       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
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 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
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148号2018

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  148号 18.9.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.146
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    誰でも参加できる無料の公開スクーリング
     全国9カ所で お申し込みはお早めに!
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆怒涛のスクーリング開始!

秋です。講師・山さんの全国行脚がスタートです。
今月から12月まで、全国各地でスクーリングを実施します。

【スクーリング】
スクーリングでは、DVDの視聴や焼酎党の実験、グループワークなど様々な
プログラムで、丸1日かけて飲酒運転防止研修のやり方を学びます。
9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。 

9/19・20さいたま、9/26三島、10/4大阪、10/10東京、
10/11横浜、10/17・18神戸、10/25名古屋、10/31札幌

【誰でも参加できる無料公開スクーリング】
アルコール関連問題啓発週間に合わせ、「スクーリング」の一部を、無料で
一般公開します。養成講座を受講していなくても午前中のみ参加できます。
開催日の10日前までにメールフォームからお申し込みください。
特設ページはこちらから。
  ↓ ↓ ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd

10/04 大阪市  エル・おおさか
10/17 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
10/31 札幌市  北海道立道民活動センター かでる2.7
11/07 高松市  サンポートホール高松
11/14 広島市  ワークピア広島
11/22 福岡市  福岡交通センター博多バスターミナル
11/28 那覇市  沖縄県警察本部
12/12 千代田区 主婦会館プラザエフ

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ―飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

◆アップデート研修
継続的な研修の機会がほしいとの要望に応えて、認定インストラクターを
対象にしたアップデー研修を実施します。

プログラム――
★知識のアップデートと問題対応力を身に付けよう!
 ◇改訂版「DVD活用マニュアル」の改訂項目の解説
 ◇飲酒運転防止を取り巻く社会情勢の変化……時系列で知識を整理
 ◇インストラクターの役割と指導のポイント
   ……欠かせない知識やよくある質問や誤解に対してどう答える?
 ◇グループワーク
   ……節酒と断酒の実践プランの実技演習/事例討議

9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。
9/18さいたま、9/25三島、10/2東京、10/3大阪、10/9東京、
10/16神戸、10/23東京、10/24名古屋、10/30札幌

すでにインストラクターに認定されている方の中で、アップデート研修に
まだ申し込んでいない方は、ぜひ、急いでASKまでご連絡ください。
受講可能な会場をご案内いたします。電話03-3249-2551


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
https://ddd.ask.or.jp/


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  2.ASKからのお知らせ
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季刊Be!132号、発行になりました。

●特集は、
「高齢者の飲酒問題にどう対応する?」<基礎知識・ノウハウ・実践>

PART1<基礎知識>高齢者の飲酒 何があぶないの?
PART2<介入>タイプ別のポイントはこれだ
PART3<治療・回復>入院→地域への道筋はこうやってつくる!
PART4<地域の実践>依存症患者の回復を支える
PART5<体験手記>本人と家族

●インタビューは、ダンプ松本さん。
父の酒も、私のパチンコも、「依存症」だった!?

父の飲酒と暴力、ギャンブルで苦労した母を楽にしてあげたくて、女子プ
ロレスの世界へ入った。
「私は自分の育った環境しか知らなかったから、子どもはみんな父親のこ
とを嫌いなんだと思っていたんです」
そんなダンプさんが、父の問題を「依存症」として初めて理解したのは、
3月に渋谷・ハチ公前で行なわれた厚労省主催の啓発イベントでのこと。
考えてみると、自分のパチンコへの執着もまさに依存症だった……。

その他、詳しい内容はこちらを。
http://shop.a-h-c.jp/eshopdo/refer/refer.php?view_id=1102132

定価 本体800円+税
ネット書店でも購入できます。
アマゾン http://c.bme.jp/13/297/2785/1916
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/15587720/


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  3.ニュースCLIP!
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西日本の台風の甚大な被害に心を痛めていたら、
北海道で震度7の地震が……
いまだ余震、停電・節電が続く中、
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

ニュースCLIP、今回も、友井・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)女性タレントが飲酒ひき逃げ
 2)朝酒・昼酒で
 3)千葉県の教育委員会、今年度3人目の飲酒運転処分
 4)飲酒運転の車から飛び降りた妻
 5)自転車酒酔いで女性が逮捕

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1)女性タレントが飲酒ひき逃げ

9月6日午前7時頃、元「モーニング娘。」の女性タレント(33)が、東京・中
野区で赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を渡っていた自転車の
女性をはねて逃走した疑いで逮捕されました。
15分後に自ら110番通報し現場に戻ったとのこと。被害者は軽傷でしたが、
呼気検査で基準値のおよそ4倍の0.58mg/lのアルコールが検出。
2時間半後の午前9時半から練馬区で開かれるイベントに参加予定で、「仕
事に向かっていた」と供述しています。
酩酊状態で仕事へ……。それだけでも問題飲酒、たびたびやっているとした
ら、依存症のおそれがあります。

◎「自宅で缶入り酒3本を…」ひき逃げ 吉澤ひとみ容疑者
(9月8日 ホウドウキョク)
◎吉澤ひとみ容疑者、0.58mgのアルコール検出 識者「深酒でも0.3mgに」
(9月9日 スポーツ報知)

報道によると、飲酒状況についてはこう話しているようです。
「寝る前に、缶酎ハイ3缶を飲んだ」
「自宅で夫と(夜中の)午前0時頃まで飲んでいた」

これに対して、某医療ジャーナリストが、「7時間近くあけて、しかも睡眠
も取っていれば大丈夫。相当弱かったということですかね…」などとコメ
ントしています。

ちょっと待って!

供述を信じて、缶酎ハイ3本で計算してみます。
7%のチューハイ3本は3単位、日本酒3合に相当。
女性のアルコール分解の目安を1単位5時間とすると、およそ15時間かかり
ます。
これがもし、ストロング系のロング缶3本だとしたら?
500ml×9%×0.8(比重)×3本=108g 20gを1単位とすると⇒5.4単位
分解に、およそ27時間かかります。1日ではぜんぜん足りないのです。
しかも「睡眠をとっていれば大丈夫」ではなく、睡眠中は分解が遅れます。
(実際には、これ以上飲んでいる可能性もあるとは思います)

寝ればアルコールが抜けると思っている人、たくさんいます。
愛知県でも、似たような事例が。

◎通学途中の高校生 酒気帯び運転の車にはねられケガ
 逮捕の男「酒抜けてると思った」 愛知(9月10日 東海テレビ)

9月10日午前7時過ぎ、自転車で通学途中の高校生が、酒気帯び運転の車に
はねられ軽いケガをしました。容疑者の会社員(48)は「飲酒後に寝て休
んだので酒は抜けていると思った」と話しています。


2)朝酒・昼酒で

朝酒・昼酒で、高濃度のアルコールが検出となると、依存症の疑いが濃厚
です。

●朝に梅酒をロックで/秦野市職員(53)神奈川
(9月9日 神奈川新聞)
9日午後1時5分頃、厚木市の十字路交差点で乗用車と衝突。呼気から基準
値の3倍超となる0.5mg/lのアルコールが検出された。妻と近隣の健康ラン
ドに向かう途中だったという。
「朝に梅酒をロックでグラス1杯飲んだ」と話し、容疑を認めている。

●昼に酎ハイと焼酎/運転代行(53)福岡
(8月25日 ホウドウキョク)
8月24日夜、春日市で、客の軽自動車を運転中に事故を起こし、酒気帯び
運転の現行犯で逮捕された。呼気からは、基準値の8倍のアルコールが検
出され、「昼に酎ハイと焼酎を飲んだ」と供述しているという。


★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
http://c.bme.jp/13/297/2788/1916

☆アルコール依存症について学べる日本で唯一の通信講座
ASKアルコール通信講座<基礎クラス><介入技法トレーニング・クラス>
http://www.a-h-c.jp/courses/alcoholcourses


3)千葉県の教育委員会、今年度3人目の飲酒運転処分

千葉県教育委員会が飲酒運転で教員を懲戒処分に。
4月、7月、8月と、今年度3人目です。

◎飲酒運転の小学教諭を免職 友人宅で酒飲み、帰宅の際に物損事故起こす
 千葉県教委(8月30日 千葉日報)

懲戒免職処分となったのは、勝浦市立小学校の教諭(27)。
7月31日午後6~11時頃、元同僚宅でビールをコップ1杯、ハイボールをコッ
プ4杯ほど飲み、帰宅する際、11時40分頃、いすみ市で、縁石上の反射板を
破損する物損事故を起こしました。
「飲酒量を抑え、水も飲んでいたので大丈夫だと思った」と述べていたと
のこと。

ここで問題です。
「飲酒量を抑えた」と言っていますが、ビールをコップ1杯、ハイボールを
コップ4杯のアルコールの分解にどのくらいかかるでしょうか?
⇒答えは、編集後記をどうぞ。

再発防止にはアルコールについての職員研修が必須です。

☆職場の飲酒運転対策に役立つDVD・冊子・eラーニングなどはこちら
 http://c.bme.jp/13/297/2735/1897


4)飲酒運転の車から飛び降りた妻

3日未明、福岡県大牟田市で自称大工(34)が酒気帯び運転で現行犯逮捕
されました。
後部座席に乗っていた妻が車から転落したことで発覚したのです。
なぜそんなんことに?

◎車から妻が転落し飲酒運転発覚 34歳夫を逮捕 車内で夫婦げんか
 「引き留めようとしたが」福岡県(9月3日 テレビ西日本)

9月3日午前1時過ぎ、大牟田市で「車から女性が落ちた」と後続の車の運転
手から消防に通報がありました。女性は頭から血を流していましたが命に
別条はなく軽傷。
車を運転していたのは女性の夫で、呼気から基準値の5倍を超えるアルコー
ルが検出。
「夫婦げんかで口論となり、妻が突然、降りた。引き留めようとしたがそ
のまま転落した」と話しているということです。

あくまで推測ですが、口論の原因は夫の飲酒運転とすると合点がいきます。
運転をやめるよう言い募る妻、妻の忠告を聞かない夫。
妻は、飲酒運転の車には同乗できないと実力行使して、ドアを開け飛び降
りた。
ですが、この仮説では、そもそも妻はなぜ飲酒運転の車に乗ったのか、と
いう疑問も……続報が待たれます。


5)自転車酒酔いで女性が逮捕

こちらは、女性が酩酊して自転車運転です。
9月12日午前3時過ぎ、自称アルバイトの女性(36)が、田川市で酒に酔っ
て自転車を運転したとして現行犯逮捕されました。

◎【福岡】自転車酒酔い運転で女を現行犯逮捕(9月12日 九州朝日放送)

警ら中のパトカーがふらつきながら自転車を運転している女性を発見し、
呼気検査をしたところ、基準値の約6倍のアルコールが検出。
受け答えもできないほどに泥酔していたとのことです。
「酒は飲んだが、自転車は運転していない」と一部否認しているとか。
自転車の飲酒運転での逮捕は、福岡県警では2008年に統計を取り始めてか
ら3件目だそうです。


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   4.山さんコラム No.146
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆旅にはトラブルがつきもの

先月の「山さんコラム」ではチェコへの旅の報告をしたが、この旅ではか
なりトラブルに見舞われた。
文化、習慣の違いや、山さんの勘違いも含まれるかもしれないが、中には
「もしアルコールが入っていたら……」と想像してヒヤッとなるような出
来事もあった。それを披露して皆さんのご旅行の参考に供したい。

まず出発前からトラブル続きであった。
ネットで予約をしたはずが、出発前日に確かめるとキャンセルされている
という。心当たりはまったくない。厳重抗議し、原因は不明のまま予約が
有効とされ事なきを得た。
どうにか出発し、乗り継ぎのヘルシンキ空港は工事中で大混雑。
着陸後、到着ターミナルまでの臨時バスが不足しているのか、2台目がなか
なか来ない。
「乗り継ぎ時間が2時間以上あるから大丈夫」と妻へ話しながらも、荷物を
持って機内通路で待つのだからイライラする。しかもバスの到着口はター
ミナルの端で、仮設階段を上らねばならず不便だった。
結局のところ乗継便は、滑走路混雑のため出発が30分以上遅れ、乗り継ぎ
に約3時間。
その間にビールを一杯、という考えも浮かんだが、見知らぬ土地で無事ホ
テルに着くまではと、グッとこらえた。

プラハ空港に到着し、持ち込み荷物だけの身軽な我々は、一番先に出口へ。
しかし予約していたホテルからの「迎え」がいない。
インフォメーションで公衆電話のありかをたずね、ようやく探し当てる。
予約した会社の資料を見て「迎えと出会えなかった場合」の電話番号にか
けるが、何度かけても相手が出ない(実は資料に記載された番号が間違っ
ていたことが後で判明)。
タクシーにするかと、チェコの通貨コルナに両替して、念のため出口に戻
るとYAMAMURAの看板をもった男がボーッと立っていた。到着の遅れを
見込んでゆっくり来たのだろう。
かなりキモを冷やした。ヘルシンキで乗り継ぎ時間にビールを飲まず、素
面でよかった。飲んでいたら事態はもっと混乱しただろう。

チェコ旅行4日目、世界遺産の町、チェスキー・クルムロフを訪ねたときの
こと。
泊まっているブディェヨヴィッツェからのバス発車時刻を前日から確認し
てあった。
ところが9時20分のバスはプラハからの高速バスで、予約客で満員。この高
速バスは「空席があったら区間乗車できる」しくみだったのだ。前日の観
光インフォメーションでも、バス案内所でも、こうした説明はなかった。
憤然としながら、10時1分発のバスを待つ。40分も待たねばならない上に、
ローカル便なので目的地までさらに時間がかかる。
しかし乗ってみると、途中の村々へ寄って行くので、郊外住宅のたたずま
い、特徴ある農家や集落が見られる。高速道路を行く高速バスより、観光
旅行としてはよかった。
帰りは高速バスの座席に余裕があり、乗車できた。料金は同じ32コルナ。
両方乗れてラッキ-。人間万事塞翁が馬か。

さて、そのチェスキー・クルムロフでも災難に見舞われた。
バスセンターはただの駐車場。トイレがない。
町内へ入り最初の有料便所へ急ぐ。貴重な10コルナを入れるが入り口のバー
が回転しない。もう1回。ダメ。入場機器の故障らしく、20コルナ投入の無
駄。冷静に見れば人が誰も出入りしていない。
結局、お城の有料便所へ。ここには清掃人がいたから安心して入れた。
さて肝腎の城見学だ。案内所が閉まっている。昼休みかと、うろうろして
いたら、「月曜日は休みです」と観光客が笑顔で声をかけてくれた。
幸い塔に登ることはできた。こじんまりした美しい箱庭のような風景を堪
能。
雷雨にあって逃げ込んだレストランで昼食時、山さんは「ホテルへ帰るま
でアルコールを飲まない」という原則を破り、つい雨宿り気分でビールを
飲む。
少しホロ酔い気分で雨上がりの美しい城や公園を眺めながら、帰りのバス
停へ。
しかし時刻表を見ると終点のバスセンター行きばかり。そこでハタと気づ
く。ここは往路で降りたバス停ではないか。道路反対側を見ると、バス停
留所が見えた。その前を、車が帰り方向へ流れている。
妻とともに石造りの道路橋を渡る。しかし、その停留所の時刻表にもブ
ディェヨヴィッツェの文字がない。人もいない。
さっきいた向かい側には、大勢の人がいる。また橋を渡りかえす。息が切
れる。昼食のビールの影響だ。
戻って冷静にみれば、帰りの時刻表は別の位置にあった。
往復が同一の停留所というのはめずらしい。おかげで道路の反対側と右往
左往させられたが、これもホロ酔い加減ゆえの判断ミスか。

最後のトラブルはオーストラリア、ウィーンでのこと。
「ホテルでピックアップ、ホテルまで送る」が売りの1日観光バス・ツアー
に参加した。
ブラチィスラバ城から遠望した、うねるような美しい山並みへ向かってド
ナウ川を遡る高速双胴船。その上甲板の先に座って川風を受けながら、古
城、町並み、岩、ドナウ川のさざなみを眺める……1時間半。
良い気分でウィーン・ドックへ到着。だが迎えのバスがいない。
顔なじみのツアー客は、少し探しただけで諦めたらしく思い思いの方向へ
散っていった。
残った2人に「どうする」と聞くと「ノーアイデア」と肩をすくめ歩き去っ
た。
仕方なく我々も橋を渡り、歩き始めたが、心もとない。折良く出会った若
い女性に声をかける。
「シティセンターはどちらか?」
かの女性、わが英語力を見抜き、着いてこいと先に立つ。やがて指をさし、
「あのアメリカのファーストフードの店を左に曲がりまっすぐ行けば10分
ぐらい」と教えてくれた。
まことに親切。旅でこそ情けが身にしみる。曲がり角を見つめながら横断
歩道を渡る。
そこで1センチばかりの段差に左足がつまずき、パッタリ両手をついて倒れ
た。
足首をひねったことはあっても、つまずいて倒れたのは初めてで、後期高
齢者を実感。
幸い左手のひらが痛いだけで、体は無事だった。ブラティスラバのカフェ
で飲んだビールがノンアルコールだったのは幸いだ。本物のビールを飲ん
でいたら、倒れた時刻はちょうど血中濃度が最高、反射神経が鈍くなって
いて、両手が出るのが遅れたかもしれない。すると……。ちょっとゾッと
する。

旅先のトラブル拡大抑止のため、ホテルへ着くまでは酒類を飲まないこと
が大切。
ノンアルコールビールを上手に活用するのはいかが。
ただし妻に言わせれば、「それならノンアルコールビールより、レモネー
ドにすればよい。甘み少なめ、香りも良くて美味しい、ビタミンCも豊富」。


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  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2790/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップの質問の解答です。

Q ビールをコップ1杯、ハイボールをコップ4杯のアルコールの分解に
  どのくらいの時間がかかるでしょうか?

 まずアルコールを単位(純アルコール20g=1単位)に換算します。
 計算式は、単位=量(ml)×アルコール度数(%)×比重0.8÷20(g)
 *ビール コップ1杯 ⇒1杯200ml・5%として、0.4単位
 *ハイボール コップ4杯 ⇒1杯200ml・7%として、4杯で2.24単位
 合計すると、2.64単位になります。

 1単位の分解の目安を男性4時間とすると、10.56時間かかる計算に。
 3単位近く飲んで、「飲酒量を控えた」ということは、日頃は相当飲ん
 でいるということですね。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
  ↓ ↓ ↓
 http://www.a-h-c.jp/items/oneunitcard

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】148号 18.9.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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プロフィール

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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