職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

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127号2016

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  127号 16.12.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.125
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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  忘年会、新年会――翌日の飲酒運転対策を
  幹事は、各々ぬかりなく!
 
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆スクーリング、すべて終了!!

9月から始まったスクーリング。山さんの全国行脚も今日ですべて終了です。
スクーリングのアンケートの一部をご紹介します。

・確認シートや実践プランによって、実践的な考えが明確になり、とてもよ
 かったです。講師もとてもわかりやすく、社員教育を進める手法を学べ
 ました。さらに勉強が必要とも感じましたので、今後はスキルアップ研修
 を受講していきたいと思います。(企業)

・深く学習できました。グループワークもよかったです。飲まない方もいて、
 違う視点も感じられてよかったです。(医療)

・講師は雑学が豊富でたいへん勉強になりました。(バス)

・通信教育での学習後、忘れていた点が多々ありましたが、復習ができたこ
 とと、自覚がめばえたことがよかったです。(バス)

・質疑応答の時間を設けてくれ、非常にわかりやすかった。(トラック)

・知識だけでなく節酒、断酒の実践プランで最後に考えさせることが大事だ
 とよくわかりました。(教習所)

・他業種の人の意見を聴くことができよかった。(企業)

・自分の飲酒を見直すいい講習でした。(バス)

・講師は体験談を含んだ話で良好でした。(教習所)

沖縄県の宮古島で初めて開催されたスクーリングは、記事になりました。
◎アルコールの正しい知識学ぶ/宮古島署(12月3日 宮古毎日新聞)
http://c.bme.jp/13/297/1788/1916

各地でのスクーリングと同時開催されたスキルアップ研修では、基本法の最
新の動きや、アルコール検知器使用の落とし穴とその対策、効果が上がる節
酒支援、節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)を学びました。


◆現時点で、インストラクター認定者数は2933人になりました。
 もう少しで3000人になります。
 認定者数は、随時更新しています。
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1789/1916


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  2.ASKからのお知らせ
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●【Be!125号】と【Be!増刊号No.25】が発行です!

【Be!125号】
・特集 「相模原事件のこと、きちんと言葉にしよう。
     私たちは、ここからどこへ歩き出せばいい?」
・インタビュー 小田嶋隆さん「酔いの中で、芸術は生まれない。」
・どう進む? アルコール健康障害対策「基本計画」ほか
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1790/1916

【Be!増刊号No.25】
脱!世代連鎖
 アルコール・ギャンブル・薬物、摂食障害、虐待…本人と家族の手記
 いったい、何がどう連鎖するの?
  ↓   ↓   ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1791/1916


●付属のパンフレットが役に立つ

「かんたんジェルパッチ」を購入された食品加工業の方にお話を伺いました。

――どんなふうに活用されたのですか?

「アルコールと健康」に興味をもってもらうため、社内の健康診断の待ち時
間を利用して体質判定をやりました。

――実施してみていかがでしたか?

健康診断中の待ち時間という手持無沙汰になりがちな時間を、付属のパンフ
レットを読みながら待ってもらうことで、より有意義な時間にすることがで
きたと思います。
実際に社員の中から、「自分の体質を知ることで、今まで意識していなかっ
たアルコールと健康の問題に対しての意識が高まった」というような感想を
もらっています。
判定をやりっぱなしではなく「パンフレットを読む」のがいいです。

――ASKでは、体質判定の結果を、予防にどう活かすかが肝心と考えています。
そこで、ジェルパッチとセットになった「手渡しパンフ」に、体質別アドバ
イスやアルコールの単位と分解時間などをイラスト入りで解説。ご自身の飲
酒を振り返るきっかけとなるように工夫しました。

★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
    ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1792/1916

★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます。
    ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1793/1916

★ASKアルコール通信講座
飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
http://c.bme.jp/13/297/1794/1916


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  3.ニュースCLIP!
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忘年会シーズン真っ只中。
年末年始と、飲み会シーズン到来です。
すでに、忘年会後の飲酒運転が出ています。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1795/1916

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 1)前夜の飲みすぎがたたって…警察官の飲酒運転
 2)重ね飲みは「アルコール等影響発覚免脱罪」
 3)酒を飲んで運転していて「よく覚えていない」
 4)高濃度での検挙がすごく目立っています

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1)前夜の飲みすぎがたたって…警察官の飲酒運転

警察官による飲酒運転が4件ありました。
うち2件が前日の飲みすぎ。
1件は結婚披露宴で相当飲み、帰宅後にまた飲んでいます。
もう1件は同僚と飲んだ後、はしご酒をしています。
あと1件は夕方の事故で、自宅で飲んだ、と供述。昼酒でしょう。
どれも、飲酒習慣が招いた飲酒運転です。
忘年会シーズン、職場でもぜひこの点の注意喚起を。

●巡査部長(37)栃木県 追突後逃走(11月15日 テレ朝NEWS)
11月14日午後5時40分頃、酒を飲んだ状態で佐野市の路上に止まっていたワ
ゴン車に追突してそのまま逃走。「自宅で缶酎ハイを数本、飲んだ。衝突に
気づかなかった」と供述している。

●巡査部長(50代)秋田県 出勤途中に追突事故(11月25日 日刊スポーツ)
11月6日午前7時45分頃、秋田市内で、出勤途中に酒気帯び状態で自家用車を
運転し、信号待ちをしていた車に追突し玉突き事故を起こした。巡査部長は
5日午後、知人の結婚披露宴で、グラス5杯のビールに加え、日本酒やシャン
パン、ジンなどを飲み、帰宅後さらにコップ2杯の焼酎を飲んだ。
簡易検査器でアルコールが検出されなかったため「酒が残っていると思った
が大丈夫だと考えてしまった」と話している。

●交通課長(58)福島県 出勤途中に事故、逃走(11月29日 NHK)
11月29日午前9時頃、酒気帯びの状態で車を運転して道路脇の車止めなどにぶ
つかる事故を起こし、通報などをせずに現場を立ち去った。
前夜、同僚と酒を飲んで別れたあと、午前3時頃まで酒を飲んだ。
事故を起こしたあとはバスに乗り換えて出勤した。

●巡査長(30代)高知県 自損事故(12月8日 産経新聞)
11月下旬の深夜、高知県西部で乗用車を運転中に、ガードレールに衝突する
自損事故を起こした。通行人から通報を受けて署員が駆けつけたところ、
基準値以上のアルコールが検出された。

警察、消防、運輸などシフト勤務の職場は、寝酒や夜勤明けの飲酒など、依
存症につながるような飲み方がはびこっていることが多いのです。
飲酒習慣のチェックが必要です。

☆警察職員による飲酒運転 事例の分析
http://c.bme.jp/13/297/1796/1916


2)重ね飲みは「アルコール等影響発覚免脱罪」

「最初は後ろに軽トラックの人はいたんですけど、いきなり前に出てきて、
2車線の真ん中のところで蛇行を切り始めて本当に危なかった」
被害者の少年が、事故当時の状況をこう証言しています。

◎飲酒運転で事故 さらに飲酒で隠蔽か 男を逮捕(12月1日 テレビ朝日)

宇都宮市内で人身事故を起こし、飲酒運転を隠すために現場から逃走し、飲食
店でさらに酒を飲んだ56歳の男性が逮捕されました。

重ね飲みは、「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱」という罪に問われ
ます。
これは、2013年に、飲酒運転の発覚を免れるためのひき逃げや重ね飲みなど
「逃げ得」を生じさせないために、新設されたもの。
12年以下の懲役。道路交通法の「救護義務違反」との併合罪だと、18年以下
の懲役となります。

☆自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律
http://c.bme.jp/13/297/1797/1916


3)酒を飲んで運転していて「よく覚えていない」

12月11日未明、大阪府寝屋川市の路上で自転車を押しながら歩いていた男子
大学生を車ではね逃走したとして、27歳の男が逮捕されました。
被害者の大学生は意識不明の重体です。
男は車のフロントガラスが破損していることに気づいた友人に説得されて、
11日夜11時半頃に警察署に出頭しました。事件前に友人らと酒を飲んでいて、
「酒を飲んで運転していてよく覚えていない」と話しているということです。

◎男「酒を飲んで覚えていない」大学生重体ひき逃げ事故
 (12月12日 毎日放送)

飲酒運転で人をはねて、逃走して「覚えていない」。
酔って、電車の中で痴漢行為をして捕まり、「覚えていない」。
酔って、けんかをしたらしいが、まったく「覚えていない」。
飲んだ後、どこをどうやって帰ったのか「覚えていない」。

実際に起こるのです。
これを医学用語で「ブラックアウト」と呼びます。
要するに、脳に一時的な障害が起きるほどの量を飲んだということ。

繰り返していると、脳へのダメージは決定的になっていきます。
心当たりがある方は、以下のサイトをご覧ください。

☆深酒すると、記憶がなくなる(ブラックアウト)
http://c.bme.jp/13/297/1798/1916


4)高濃度での検挙がすごく目立っています

警察庁は、呼気0.25mg/l以上、もしくは呼気濃度はそれ以下でも酒酔い運転
で検挙された者を、統計上「高濃度者」と分類。
検挙者数は、2015年までの10年間で5分の1に減った一方で、「高濃度者の占
める割合は増えている」と注意喚起しています。

高濃度者、本当に多いです。しかも、日中から夕方が半数。
アルコール依存症の確率がかなり高いと思われます。

●基準値の4倍超 逃走しガードレールに衝突――職業不詳(38)福岡県
(11月14日 テレビ朝日)
11月14日午前3時前、蛇行しながら走る車を警察官が見つけて停止を求めたと
ころ、車はスピードを上げて逃走し、約1.2キロ先でガードレールに衝突。
「ビールは何杯飲んだか覚えていないが、ハイボールは5、6杯飲んだ」

●0.64mg 追突――職業不明(32)佐賀県(11月17日 佐賀新聞)
11月17日午後1時10分頃、酒気を帯びて乗用車を運転し、乗用車に衝突。

●0.7mg 衝突――職業不明(52)埼玉県(11月20日 埼玉新聞)
11月19日午後9時20分頃、酒気を帯びて軽乗用車を運転し、乗用車と出合い頭
に衝突。

●0.5mg 追突――会社員(45)埼玉県(11月23日 埼玉新聞)
11月22日午後9時55分頃、酒気を帯びて軽トラックを運転し、信号で止まろう
としていた乗用車に追突。

●0.35mg 蛇行運転――姫路市職員(51)兵庫県(11月23日 MBSニュース)
11月22日午後4時過ぎに、ふらつきながら走り、警察官に停止を命じられた。
この日は体調不良で午前中を休み、午後1時から午後3時まで打ち合わせをし
たあと、自家用車で市役所に移動中だった。

●0.45mg 追突――内装業(年齢不明)佐賀県(11月24日 佐賀新聞)
11月23日午後2時10分頃、酒気を帯びてワゴン車を運転し、交差点で右折する
際に、前の乗用車に追突した。

●0.35mg 酒気帯び運転――無職(31)佐賀県(11月28日 佐賀新聞)
11月27日午後8時5分頃、国道で酒気を帯びて乗用車を運転。縁石に乗り上げ
たり、中央線をはみ出したりした車を発見した警察が停車させた。

●0.9mg 追突――自称建設作業員(48)埼玉県(11月30日 埼玉新聞)
11月30日午後6時20分頃、酒に酔って軽ワゴン車を運転。右折待ちしていた
女性の乗用車に追突しけがを負わせた。

●基準値の2倍 追突――公立高校教諭(57)熊本県(12月10日 産経新聞)
12月10日午前1時35分頃、信号待ちしていた乗用車に追突。熊本市中心部で
の忘年会で飲酒したと供述している。

☆アルコール依存症の進行プロセスと予防
 http://c.bme.jp/13/297/1799/1916

☆背景にある「アルコール依存症」という病気
 http://c.bme.jp/13/297/1800/1916

★ASKアルコール通信講座
飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます。
http://c.bme.jp/13/297/1801/1916


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   4.山さんコラム No.125
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆ビール1本では物足りない?

「ビール1本では物足りないとお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、
これが健康リスクが一番少ない飲酒量です。どうぞお守りください」
アルコール健康障害対策基本法の啓発イベントで、ある講演者が話をこうし
めくくった。
山さんは、「物足りない」の言葉が気になった。
聴衆のうちの酒飲みが「もの足りない」気分を残したまま家へ帰ったら、
ふだんと同じく、ついもう1本飲むのではないか、という心配だ。
「もの足りない」気分は、日常的に1本以上たくさん飲んでいるから生じる。
この「日常」こそが問題なのだ。

山さんが子どもの頃、近所に、夏になると毎晩、庭先の縁台でビールを飲む
おじさんがいた。
子どもたちは垣根から珍しいものを見るようにのぞきこんで、ウワサした。
「あのひとアル中だ」
ときに、声が少し大きくなって怒鳴りつけられた。それで、ますます「アル
中」の評判が広がった。
今から思うと、依存症というほどではなく、単なる酒好きだったのだろう。
戦後の貧しい時代、勤め人が晩酌するのは珍しく、大人たちは羨み半分で
「毎晩、酒を飲むなんてアル中じゃないかしら」と語り合い、それを子ども
たちが聞きかじったのだろう。当時は、毎晩、お酒が飲めるほど勤め人の
給料は高くなく、特に現業公務員は一般の会社員より給料が低かった。どの
家でも内職をし、食うのに精一杯。晩酌など夢だった。
晩酌は、お金持ちがする習慣で、それも「お銚子1本」が相場だ。なにか良い
ことがあって気分がよければ「もう1本」ということもあったが、その場合は
「ようやく仕事の山がみえた」とか「いい話がころがりこんだ」などと言い訳
しながら飲んだものだ。
こういう時代には「1本で物足りない」などとは言わないはずだ。
講演者の「物足りない」の言葉には、現代の「飲み過ぎ」の風潮が反映して
いる。

山さんは講演で、1単位が健康リスクの低い、適切な飲酒量と教える。
すなわち、ビールなら中瓶1本500ml、清酒お銚子1本180ml、ウィスキーダブ
ル1杯60ml、ワイン小グラス2杯200ml、缶酎ハイ350ml缶(アルコール分7度)
1本、焼酎25度なら100mlにあたる。
この分量は、日本では伝統的な晩酌の定量である。
英国でパブに入ったら「1パイントのラガービール」などと分量を言って注文
する。このパイントは568mlあり、泡をのぞけば約500ml、1単位である。
米国でバーへ行き、ウィスキーを注文すればシングル30mlのショットグラス
で出される。これを1回おかわりして、さっと立ち去るのがきれいなカウボー
イの飲み方だ。これも1単位。
フランス料理では、赤・白のワイン小グラス1杯ずつ合計200mlでコース料理
が楽しめる。これも1単位。
缶酎ハイを売り出した際、350ml缶でちょうどアルコール20gとなる7度とした
のは、1単位が飲んだ気がする量だからだろう。
世界的にみても1単位は日常的に飲むのにふさわしい分量であり、伝統的に、
この量が標準とされてきたのだ。

興味深いのは、世界各国のコホート研究で、1日飲酒量アルコール10gから
20gの死亡率が最低であること、また心筋梗塞や脳梗塞にかかるリスクが1単位
程度の飲酒で最低になると報告されていることだ。
人類は長い酒類とのつきあいから、健康リスクを最低にする分量を見いだし、
日常的な飲酒の標準量としてきたといえる。

さらに現代医学によって、アルコールの心身へ与える影響が調べられている。
特に注目したいのが睡眠に与える影響だ。アルコールはレム睡眠を抑制した
り、ノンレム睡眠の深い眠りをさまたげたり、睡眠のパターンを乱す。
1単位のアルコールを分解するために飲み終わってから4時間かかるとすると、
睡眠がアルコールにさまたげられないためには、夕方せいぜい1単位の飲酒が
適切ということになる。伝統的な飲み方は、良い睡眠を保証する飲み方でも
あるのだ。
さらにアルコールは、脳や体へ大きな負担をかける。この負担を考えれば、
分解時間が短いほうが望ましい。
(ちなみに酒の害を受けやすい女性の晩酌はタブー、とされたのも合理的な
風習である)

せっかく酒の適量を語ったのだから「もの足りない」など余計なことは言わ
ず講演を終了したい。
酒を飲むなら1単位、女性は半分。もちろん、未成年、妊娠・授乳中の女性
には厳禁だ。さらに、体質的に酒を避けたほうが良い人たちも、大人の半分
くらいいるから、注ぎあいはやめる。
この飲酒原則をマナーとして国民全部に広めたい。
なお、日本酒で乾杯との条例をつくった県・市町村もある。この条例に、体
質的に飲めない人のためアルコール分0の「甘酒」を用意することを付記する
ことを提案する。
アルコール健康障害対策基本法が制定された現在、地方自治体の責務と考え
る。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1802/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
二日酔い防止に、ウコンを飲んでいる人いませんか?
ウコンには副作用があります。「下記に当てはまる方は気をつけて」と薬剤師
さんが注意喚起しています。

(1)肝機能が低下している方
(2)抗血液凝固剤などを服用している方
(3)胆汁管障害、胆石を患っている方
(4)妊娠中や授乳中の方

また、かえって肝臓にかかる負担が大きくなり、結果的に肝臓の機能低下を
招いてしまうこともあるとのこと。

◎ウコンなど「飲む前に飲む」系飲料の危険な副作用
 …知らぬ間に肝硬変や肝臓がんに(12月04日 ビジネスジャーナル)
http://c.bme.jp/13/297/1803/1916

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】127号 16.12.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================
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126号2016

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  126号 16.11.16
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.124
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  首都圏の大きめの駅に、アルコール関連問題啓発ポスターが。
こんなポスターです! 黒いビンが目印!
http://c.bme.jp/13/297/1746/1916
  見かけたら、写真をASKに送ってください!
ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp
 
==============================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
===============================================================

◆誰でも参加できる無料公開スクーリング

アルコール関連問題啓発週間に合わせて行なっている公開スクーリング、
残り2ヵ所となりました。
養成講座を受講していなくても、午前中のみ無料で参加できます。
お申込みはこちらのメールフォームから。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1747/1916

11/22 高松市  サンポートホール高松
11/30 那覇市  沖縄県警察本部

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ――飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

参加者のアンケートからご紹介します。

・根拠をわかりやすく説明してくれるので、知識のない人にもわかりやすいと
 思います。非常によかった。ぜひ企業にも働きかけて、もっともっと広まっ
 てほしいです。

・今まで間違った知識をもっていたが、今回正しい知識を得ることができて
 よかった。職場教育の参考としたい。

・グループワークなどがあり参加型でよかった。

・DVDの視聴や説明のあとに小テスト形式で復習できたのでよかった。

・アルコールの量を1単位で表すことでわかりやすかったです。


◆インストラクター対象の「スキルアップ研修」も好評開催中!

プログラム――
●節酒の実践指導を実際にやってみよう!
 ◇アルコール健康障害対策推進基本計画…その中身は?
 ◇アルコール検知器使用の落とし穴とその対策
   ・次々起こる不祥事の原因と効果的な対策は?
 ◇効果が上がる節酒支援 
 ◇グループワーク
   ・節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)
    ~面接と目標設定→宣言→実行の記録と確認→支援~
   ・事例討議

今後の日程は以下です。
11/29那覇市、12/5東京都中央区、12/14東京都中央区

インストラクターに認定されている方で、スキルアップ研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


「ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座」についてはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1748/1916


===================================================★
  2.ASKからのお知らせ
==================================================== 

●アルコール関連問題啓発週間、真っ只中です!

臨時号でお知らせした、11月20日の月乃光司+ASKプロデュースのトーク
イベントは、定員を超える応募があり、抽選となりました。
参加証が送られた方が当選です。なにも来なかったら、ごめんなさい。

各地の取り組みは、アル法ネットのサイトをどうぞ。
ぜひ、お近くのイベントにご参加ください。
http://c.bme.jp/13/297/1749/1916


●講習後も、数名が居残って話していた

社内で実施する安全運転講習の際に配ろうと「アルコールの1単位カード」
を購入された運送会社の方に話を伺いました。

――社員の方の反応はいかがでしたか?

「4時間で分解できる量、こんな少ないの?」や「飲めば飲んだ分だけ分解
に時間がかかるとは…一晩寝てもダメってことか」といった反応でした。
けっこうショックだったようです。
講習が終わった後も、数名が居残って話していましたから。
「普段自分たちが飲んでる量がどのくらいで、ということは分解にどのく
らいかかるのか?」と。

また多くの者が、財布やスマホのケースに入れて持ち帰っていました。

――持ち歩いて、飲む単位を意識してほしいと思って名刺サイズにしたの
で、こういうお話を聞くととてもうれしいです。

◆アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
  ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1750/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
 http://c.bme.jp/13/297/1751/1916

◆ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
 http://c.bme.jp/13/297/1752/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1753/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1754/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1755/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1756/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://c.bme.jp/13/297/1757/1916


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  3.ニュースCLIP!
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真冬のような気候が、秋に戻ったような日々。
スーパームーンは見えましたか?
当日、東京はあいにくの雨でした。

さて、このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1758/1916

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 1)バスの不正検知…再び
 2)全国で公務員の飲酒運転続く
 3)これは…治療につなげてください
 4)熊本県菊陽町が条例
 5)台北市の違反者対策

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1)バスの不正検知…再び

このところ、毎月のようにバスの運転手の検知すり抜けについてお伝えし
てきましたが、またこんなニュースが。

◎7時間飲酒した翌朝に検査受けずにバス運転 
「後で受ける」とアルコール抜く時間稼ぎ 京都市交通局
(10月18日 産経新聞)

京都市交通局の男性バス運転手(53)が今年8月、約7時間飲酒した翌朝に、
「後で受ける」としてアルコール検知を受けずに運転したことが判明した
のです。
「検査の時間を遅らせ、酒を抜きたかった」と話しており、発覚後の検査
で、基準値未満のアルコールが検出されました。

相次いでいる不正検知の背景には、日常に忍び寄る惰性と、改善しない飲
酒習慣の問題があります。

124号のメルマガ内「山さんコラム」で、どんな対策が必要か紹介していま
す。まだお読みでない人はぜひご覧ください。
http://c.bme.jp/13/297/1759/1916


2)全国で公務員の飲酒運転続く

全国で公務員の飲酒運転検挙や事故がこんなに。
パターンがあります。
金曜夜の深酒、週末や休日の日中の飲酒など。

――警察
●女性巡査(24)山口 出勤時(10月18日 NHK)
10月18日午前9時前、山口市内の県道交差点で、自分の車で出勤する途中、
乗用車に追突、その後現場から走り去った。通報を受けた警察が追跡した
ところ、10キロほど離れた場所で停車、アルコールが検出されたため逮捕
された。巡査は交通安全の指導などを担当していた。

●巡査部長(37)栃木 休日夕(11月15日 NHK)
11月14日午後5時40分過ぎ、酒を飲んで乗用車を運転し、停止していた乗用
車に追突し、そのまま走り去った。追突された車に追いかけられ、250mほ
ど離れたコンビニで車を止めたところで、警察に通報された。
その日は休みで、「缶チューハイ数本を自宅で飲んだ。買物に行く途中だっ
た」と話している。事故現場は自宅から約900m。

――消防
●消防所長(57)北海道 土曜夕(10月23日 北海道新聞)
10月22日午後5時5分頃、札幌市内で酒気帯び運転し、物損事故を起こした。
知人らと飲酒後に、知人の車で自宅まで送ってもらい、親族に会うため自
宅から札幌まで約60kmを運転し事故。

――学校
●市立中学校教諭(24)長野 金曜深夜(11月3日 信濃毎日新聞)
10月29日午前2時40分頃、車で帰宅途中に警察官に呼び止められ呼気検査を
したところ、基準値超のアルコールが検出。午後8時頃から友人とビール
などをジョッキで複数杯飲み、「運転代行で帰るつもりだったが、業者に
電話がつながらなかった。意識がしっかりしているので大丈夫だと思った」
と話している。

●県立支援学校教諭(57)広島 日曜朝(11月6日 テレビ岩手)
11月6日午前7時50分頃、庄原市で乗用車を運転、パトロール中だった署員
が職務質問し、呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出。

●市立小学校教諭(49)長野 金曜深夜(11月13日 信濃毎日新聞)
11月12日午前1時35分頃、佐久市で取り締まり中の県警交通機動隊員が、交
差点の信号機が青になっても発進しない車を発見。近づくと発進し、縁石
にぶつかって停止したため、職務質問し、酒気帯びが発覚。

●市立小学校教諭(55)北海道 土曜夕(11月12日 朝日新聞)
11月12日午後5時55分頃、旭川駅北口の交番前で、警察官が歩道に乗り上げ
て進む車を発見。歩道を60メートルほど進んだ地点で停車させた。基準を
上回るアルコールが検出。

――役所
●市職員(28)宮崎 日曜夕(10月26日 毎日新聞)
10月16日午後4時半頃、都城市内の市道で酒気帯び状態で軽乗用車を運転し、
衝突事故を起こした。

●市職員(45)大阪 平日深夜(11月2日 日テレ)
11月2日午前2時5分頃、堺市の府道で職務質問をしていた警察官にバイクで
ぶつかり、その後乗用車にも衝突。呼気検査で基準値を超えるアルコール
が検出され逮捕された。1日夕方に退庁し市内で同僚と7時間飲酒していた。

●県職員(50代)岩手 休み明け(11月7日 テレビ岩手)
11月4日午前11時頃、久慈市内のコンビニで、マイカーで駐車する際、他の
車と接触事故を起こし、検挙された。前日の夕方から深夜までウイスキー
ボトル1本分を飲んだという。

対策には、どこに落とし穴があるかの分析が必要です。
少し前の調査ですが、参考にしてください。

☆飲酒運転 懲戒処分事例の分析(ASK)
http://c.bme.jp/13/297/1760/1916


3)これは…治療につなげてください

あまりのレベルです。

◎飲酒運転 車内に水割りセット/基準5倍超…福岡で相次ぐ
 (11月5日 毎日新聞)

速い速度で走行する乗用車を県警自ら隊が追跡、運転していた会社員(54)
を現行犯逮捕。車内から焼酎パックと水が見つかり、「車内で焼酎の水割
りをつくり、4杯飲んだ」と供述。

また別のケースでは、会社員(51)から、呼気0.77mg/lという基準値の5倍
超のアルコールが検出。4年前に飲酒運転で免許を取り消され、無免許で
した。

――福岡県では、飲酒運転の検挙者には、条例で受診義務が課せられます。
なんとか治療につながってほしい。

◎先月トラクター、4日トラック 鹿島署、容疑で男逮捕
 (11月6日 佐賀新聞)

前回メルマガで、農業用トラクターの飲酒運転をとりあげました。
なんと同じ男性(58)が、今度はトラックの飲酒運転で逮捕されました。
「(署内に押収されていた)トラクターを見に来た」と話したのこと。
ろれつが回っておらず、基準値の約5倍となる呼気0.76mg/lのアルコールを
検出。

――1ヵ月内の再犯…アルコール依存症でしょう。


4)熊本県菊陽町が条例

菊陽町では、昨年6月、坂本秀則議員(51)が酒気帯び運転の疑いで検挙さ
れました。
「前日の夜の会食でビールや日本酒を飲んだ。12時間以上たっていて酒は
残っていないと思っていたが、認識が甘く、深く反省している」と語り、
5回にわたる「辞職勧告」を受けながらも辞職しなかったことから、町民グ
ループが条例の制定を提案したのです。
条例は10月24日の臨時議会で、坂本議員を含む全会一致で可決されました。

◎菊陽町議会が「飲酒運転撲滅条例」可決(熊本県)
(10月24日 熊本県民テレビ)

条例では、町議や職員が飲酒運転を行なった時は厳正に対処することなど
が盛り込まれていて、坂本議員は「この条例の精神はとても良いことだと
思う。条例ができたのは私の不祥事が一つの要因だと思っている」と語っ
ています。坂本議員は辞職しない意向を改めて示していますが、条例を提
案した町民グループはあくまで「リコール運動」を行なうとのこと。

この条例、違反者にアルコール依存症の受診の努力義務を定めています。

(町民の責務)
第6条 (3) アルコール依存症、健康を害する量の飲酒をする習慣又は飲酒
をすることにより他人に迷惑を掛ける性癖等を持っているときは、飲酒運
転を防止するため、飲酒行為の是正又は治療に努めること。
(アルコール依存症への対応)
第7条 町長は、(中略)「違反者」に対して、町が指定する医療機関に
おいてアルコール依存症に関する診察を受けるよう指導するものとする。

条例はここからダウンロードできます。
http://c.bme.jp/13/297/1761/1916


5)台北市の違反者対策

台北市が、飲酒運転による事故を抑止するため、新たな罰則を科すことに
なったそうです。

◎台北、飲酒運転に新たな罰則、累犯者は「斎場で遺体洗いの奉仕」―台湾
(11月13日 Record china)

それは、斎場での奉仕活動。
遺体に直接触ることはないが、遺体のすぐ側で床の掃除や片付けなどをす
るとのこと。
台湾の飲酒運転予防協会の責任者は「飲酒運転しても無事に帰宅できると
思い込んでいる人は少なくない」と語り、遺体の身近で奉仕することで、
命の大切さを知ってもらいたいとしています。
以前も紹介しましたが、アメリカでも同じような罰則が採用されています。


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   4.山さんコラム No.124
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆酒は安い方がよいか?

40年前の10月、ハムレットの舞台といわれるデンマークの古城をたずねた。
厚い雲の下、枯葉が石畳を舞い、人影もなく、いかにも古典劇の舞台らしい
たたずまいだった。
城から町へゆっくり歩いていった。街も灰色の雲の下にひっそりと静まり
返って、北海の海辺の雰囲気がただよっていた。

先日、TVで放映されたその町は、全く違っていた。
活気に満ち、人通りも多い。そして酒屋さんが、目立った。
対岸のスウェーデンからたくさんの人がフェリーに乗って、酒の買出しに
くるという。デンマークとスウェーデンでは酒税が違っていて、大変安く
買えるためと解説があった。
ものを安く買うために、国境を越えるのは世界共通。ヨーロッパ版、爆買
い、である。
酒の安さが、寂れた古城の町を繁栄させるとは。ああ。

山さんも、近くのスーパーでワイン2割引セールがあれば、リュックをしょっ
て出かける。同じ品が200円も300円も安く買えるのだ。
ビールの割引も見逃せない。350ml缶6本が、時により、店により、980円、
998円、1000円、1048円といろいろだ。
日頃、納豆でもヨーグルトでも10円安ければ、15分歩いてでも、買出しに
行く山さんだから、ワインやビールの割引は見逃せない。旅行に出かけて
セール日を逃したことがあったが、何か大損した気分になった。それほど
酒飲みは、いやしい。安い酒に目がないのだ。

ちなみに、山さんの、まとめ買い時の「飲みすぎ防止策」は次のとおり。
ワインは、きまったグラスで2杯、多くても3杯にする。残ったワインは冷
蔵庫で保存。
高級ワインでないから数日後でも味は変らない。十分楽しめる。
ビールは1本ずつ冷やす。ノンアルコールビールは複数入れておき、ビール
を飲みすぎないように備えている。このごろは炭酸水を用意する。ひどく
咽喉が渇いたときは、まず炭酸水を飲む。落ち着いてから、ビール1本を
大事に飲む。
以上、涙ぐましい努力で、安い値段で酒類をまとめ買いし、かつ「節度あ
る適度な飲酒」を楽しみ、不適切な飲酒を防いでいる。

酒類の廉価販売を規制しようという超党派国会議員の動きに対して、反対
する主張がある。
いわく「消費者は安い酒を求めている。消費者の視点を忘れるな」という
のである。
飲みすぎによる酒害は、教育や啓発で防止すべきで、酒の値段を高くする
のは筋違いとの主張でもある。
昔は、山さんも、この意見に賛成だった。金持ちは酒が高くても平気だが、
低所得者は嗜好品に割くお金がないから、安く買える手段を残すべきだと
考えた。

しかし、現在は考えを変えている。多量飲酒の危険性を知ったからだ。
低所得者が「飲みすぎ」て病気になったら悲劇である。まさに健康が「い
のち」なのだ。多量飲酒につながる「安売り」はのぞましくない。

安売り(廉価販売)は、大量販売を前提にした販売方法である。
「安いから、まとめ買いをする⇒つい飲みすぎる⇒買う量が増える」とい
う消費行動に支えられている。個人が「飲む量を増やす」ことで成立する。
教育や啓発で個々人の飲酒量が減れば、廉価販売は成立しない。
先にあげた「酒を安く、しかし教育で酒害は少なく」との主張は矛盾して
いる。

一方、「酒害を減らすには、一度に大量に購入すると高くなる仕組みを考
えるべきだ」との意見がある。
市場原理では、量が増えれば流通コストは安くなるから大量購入を割高に
するのは合理的でない。しかし流通コストではなく、社会コストを考えよ
との主張である。
大量購入は多量飲酒につながり、健康障害をもたらし、アルコール関連問
題を生じる。そして飲酒運転事故、医療費増などの社会的コストの増大を
招く。このコストを回収するため、特別税をかけようとの考えだ。

海外でもこうした例はある。
スウェーデンで酒類に特別に高い税金をかけるのは、節酒効果をねらって
いるのだろう。なのに交通が発達して隣国へ買出しでは……困ったものだ
が。
話はアルコールに限らない。
ハンガリーでは、塩分や糖分の高い食品に、いわゆる「ポテトチップス税」
をかけて国民の健康を守ろうとしている。イギリス政府は2018年から、
甘い炭酸飲料への「砂糖税」導入をめざす。またアメリカでは一部の市や
州での「ジャンクフード税」「ソーダ税」開始が話題になっている。

山さんは、「お上」の力で健康を守るというのには抵抗がある。自分の健
康は自分で守りたい。
とはいっても、大量生産、大量消費社会で連日、TV、新聞、雑誌などの
マスメディアで飲酒欲求が煽られ、手軽に24時間、酒が手に入る時代。
一定の社会規制も必要との考えも理解できる。
で、たとえば、以下のような方法はどうだろう。

アルコール飲料の特殊な大瓶、ケース売り、アルコール度数の高い酒など
に「大量飲酒特別税」をかける。
飲み放題の販売方法にも、同様の税金をかける。
飲酒総量で個人当たり3単位以上も、税をかける。たとえばビール2杯は1000
円だが、3杯目になったら1500円プラス10%のごとく。

導入にあたっては、まずこの「大量飲酒特別税」の5年後実施を決める。
実施前に飲酒リスク教育を徹底し、特別税を支払う人を徹底的に少なくす
る。これがミソだ。
特別税が課される場面が多ければ、販売者の手間が大変だ。
ニーズが少なければ、販売者はわざわざ煩雑になる商品は作らなくなる。
5年間の教育で多量飲酒者が減少すれば、大量消費を前提とした商品が減る。
税を実施しても社会の混乱は少ないだろう。
もし教育が効果をあげず、多量飲酒を望む者が依然として多かったり、飲
み会幹事の計算が楽といった理由で飲み放題の仕組みなどが残った場合、
たくさん集まった「大量飲酒特別税」は、アルコール健康障害対策に使え
ばよい。
この案は、いかがだろうか?

山さんとしては、こうした策の検討を望むが、「多額の税収」は実現しな
いことを期待する。そのためにも、「飲酒運転防止インストラクター」に
大いに活躍してほしい。


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  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1762/1916

=================編集後記 *つぶやき*=================
 
博多駅前の道路陥没の朝、「予定どおりやりますか?」という問い合わせ
の電話が事務所にたくさんかかりました。
福岡での飲酒運転防止インストラクター養成講座、スキルアップ研修の日
だったのです。
例年借りていた会場は、まさに事故現場のそばで、2日間停電だったと聞き
ました。ところが、今年は空きがなくて、駅の反対側の会場をとっていた
ため、開催できたのです。

それにしても驚きましたね。
近隣の方はもちろん、交通機関の方々はさぞや大変だったことでしょう。
復旧の速さがまたすごくて、30メートルの深さの穴を日本は48時間で
直してしまったと、世界が驚いているようです。
復旧のようす、このサイトでGIFアニメが見られます。
http://c.bme.jp/13/297/1763/1916

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】126号 16.11.16
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
 ===========================================================

125号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  125号 16.10.17
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.123
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  さあ、「アルコール関連問題啓発週間」ですよ!
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 
==============================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
===============================================================

◆誰でも参加できる無料公開スクーリング

前号でもお知らせしましたが、アルコール関連問題啓発週間に合わせ、
「スクーリング」の一部を、無料で一般公開しています。
養成講座を受講していなくても午前中のみ参加できます。
お早めにFAXでお申し込みください。
お申込み用紙(PDF)はこちらから。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1703/1916

10/20 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
11/01 札幌市  かでる2・7
11/09 福岡市  カンファレンスASC
11/11 広島市  RCC文化センター
11/15 新宿区  東京都トラック会館(残席わずか)
11/22 高松市  サンポートホール高松
11/30 那覇市  沖縄県警察本部

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ――飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

◆スクーリング受講者からはこんな声が!

・参加型なのでとても頭に入りました。(バス)
・講師が細かいところをわかりやすく答えてくれたのがよかった。(バス)
・実践的な話を聴くことができました。(企業)

◆インストラクター対象の「スキルアップ研修」も好評開催中!

プログラム――
●節酒の実践指導を実際にやってみよう!
 ◇アルコール健康障害対策推進基本計画…その中身は?
 ◇アルコール検知器使用の落とし穴とその対策
   ・次々起こる不祥事の原因と効果的な対策は?
 ◇効果が上がる節酒支援 
 ◇グループワーク
   ・節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)
    ~面接と目標設定→宣言→実行の記録と確認→支援~
   ・事例討議

今後の日程は以下です。
10/19神戸市、10/24名古屋市、10/31札幌市、11/8福岡市、11/10広島市、
11/16新宿区、11/29那覇市、12/5東京都中央区、12/14東京都中央区

インストラクターに認定されている方で、スキルアップ研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1704/1916


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  2.ASKからのお知らせ
==================================================== 

●いよいよアルコール関連問題啓発週間です!

各地の取り組みを、アル法ネットのサイトにUPしました。
ぜひ、お近くのイベントにご参加ください。
http://c.bme.jp/13/297/1705/1916

内閣府のサイトには啓発ポスターがUPされました。
ダウンロードして自由に使えます。
http://c.bme.jp/13/297/1706/1916

アル法ネットのサイトに、国の基本計画と都道府県の推進計画のページを作
りました。随時、情報を更新していきます。
http://c.bme.jp/13/297/1707/1916


●社用車を運転する社員や、マイカー通勤の社員に

社内研修のために「(DVD)知って得する!アルコールの基礎知識」を購入され
た製造業の担当者にお話を伺いました。

――どんなふうに活用されたのですか?

社用車を運転する社員やマイカー通勤の社員向けの研修で上映しました。

――反応はいかがでしたか?

「いまどき飲んで運転するやつなんていないよ。うちの連中はそこまでモラ
ル低くないって!」と言っていた社員が、見終わった後に「え? 一晩寝れ
ば抜けるんじゃないの? それはまずいな、話聞いておいてよかった…」と
いう感想を漏らしていました。

――他にはどんな感想が?

「そうか、あれは寝酒になるのか…」と気づいた社員もいたようで、通勤に
車を使っていることもあり「寝る前に飲まないようにコントロールする」と
話していました。
健康のためにも、よいきっかけになったと思います。

★DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1708/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
 http://c.bme.jp/13/297/1709/1916

◆ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
 http://c.bme.jp/13/297/1710/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1711/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1712/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1713/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1714/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://c.bme.jp/13/297/1715/1916


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  3.ニュースCLIP!
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台風が押し寄せたと思ったら、一足飛びに秋になりました。
このところの激しすぎる天候にはまいります。
被災された方々にお見舞い申し上げます。

このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1716/1916

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 1)観光バスの運転手12人が宿泊先で
 2)福岡で公務員の飲酒運転続く
 3)飲酒運転のアルコール依存症受診、7割が報告せず
 4)警察官が福岡と兵庫と富山で…
 5)自動車だけではありません

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1)観光バスの運転手12人が宿泊先で

前回、前々回と、バスの運転手による飲酒運転すり抜けについてお伝えし
ましたが、今回も観光バス運転手による不正検知が発覚しました。

◎観光バス大手、運転手ら飲酒検知逃れ 林間学校送迎
 (9月28日 朝日新聞)

東京の大手観光バス会社の運転手12人が、「林間学校」などの送迎の際に、
社内規定に反して宿泊先で飲酒、その後一部の運転手は、運転前のアルコー
ル検知を不正に逃れるため、同僚に息を吹き込ませるなどした疑いがもたれ
ています。

前回のメルマガの「山さんコラム」で、どんな対策が必要か紹介しています。
まだお読みでない人はぜひご覧ください。
http://c.bme.jp/13/297/1717/1916


2)福岡で公務員の飲酒運転続く

福岡で公務員による飲酒事故が続いています。

1件は、行橋市職員(44)。午後5時半頃、ガードレールに衝突し、呼気から
基準値の約4倍のアルコールが検出されました。
妻と子どもの3人で帰宅途中で、「だいぶ前に飲んだので酒を飲んで運転し
たとは思っていない」と述べています。

◎公務員が事故、基準値4倍のアルコール検出(10月10日 日本テレビ)

もう1件は糸島市立中の女性教諭(46)。居酒屋など2店で計約5時間酒を飲
み、帰宅途中に交差点を左折した際、左の前輪と後輪が側溝に脱輪して立ち
往生。
そのまま車内で寝込み、約2時間半後、通りかかった男性が近くの交番に届
け出ました。
呼気から0.53mg/l(基準値の3倍超)のアルコールが検出されました。

◎<酒気帯び運転>帰宅中に事故も 福岡の市立中教諭を逮捕
 (10月12日 毎日新聞)

福岡では、2006年に公務員による飲酒運転で3人の幼児が死亡する悲惨な
飲酒事故があり、県をあげて飲酒運転防止に取り組んできました。
それなのに……。しかも、どちらも基準値の3倍、4倍という呼気濃度です。
多量飲酒の見直しが必要です。


3)飲酒運転のアルコール依存症受診、7割が報告せず

そんな福岡県から、飲酒運転撲滅条例についてこんな発表がありました。

昨年9月の改正で、初犯の飲酒運転違反者に指定医療機関でのアルコール依
存症に関する診察か、保健所での指導の結果を報告するよう義務けられま
した。にもかかわらず、この1年に逮捕された733人の内、74.5%が報告を
怠っているというのです。
指定医療機関での受診結果の報告義務がある再犯者4人からも、報告はあり
ませんでした。

◎依存症受診、飲酒運転の7割が未報告 福岡県条例義務付け、浸透せず
 (9月29日 西日本新聞)

初犯のうち報告があったのは、指定医療機関で診察した64人と、保健所で
指導を受けた123人のみ。
受診率が低いのは、制度自体に強制力がないためでしょう。

飲酒運転常習者の中には、高率で依存症者がいます。
とくに、受診しない人の中に多く隠れている可能性があります。

「期限を過ぎても報告がない人には文書や電話、直接訪問で義務を履行する
よう繰り返し指導したい」
と県こころの健康づくり推進室では言っています。


4)警察官が福岡と兵庫と富山で…

警察関係者による飲酒運転の検挙も相次ぎました。
しかも一人は交通課の交通取り締まりの担当者。

●警部補(41)静岡県(9月25日 静岡新聞)
9月23日午後11時55分頃、焼津市内で酒気帯び運転し、街路樹に衝突する
事故を起こした。容疑者は交通課勤務で交通取り締まり担当係長だった。
24日は休みで「車を使う用事があったので運転してしまった。焼酎2、3杯
を飲んだ」と話している。

●巡査部長(55)兵庫県(10月7日 RESPONSE)
10月3日午後3時35分頃、豊岡市内で赤信号を無視して交差点に進入し、パト
カーの制止を振り切って逃走。ナンバーから照会し、任意で事情を聴いたと
ころ、逃走の事実を大筋で認めた。逮捕時、呼気からは酒気帯び相当量に
満たない微量のアルコールが検出されており、逃走時酒気帯び状態だった
可能性があると警察は見ている。

●巡査(21)富山県(10月16日 読売新聞)
10月16日午前5時35分頃、走行車線上で止まったままの車を巡回中の署員が
発見。寝ていた巡査は、職務質問されて逃走。郵便局の看板に衝突する事故
を起こし、通行人に通報された。呼気から基準値を超えるアルコール分が検
出。前日午前で勤務を終え、午後から休みだった。

言うまでもなく、飲酒運転が罪になることはよくわかっているはず。
ここでも大切なのは、モラルに訴えかけるのではなく、正しいアルコールの
知識と飲酒習慣の見直しです。

警察職員による飲酒運転 事例の分析
http://c.bme.jp/13/297/1718/1916


5)自動車だけではありません

飲酒運転は自動車だけと思っている方、多いのではないでしょうか?
佐賀県で、農業用トラクターを国道で酒気帯び運転していた男性が逮捕さ
れました。

◎トラクターを酒気帯び運転容疑で男逮捕(10月11日 佐賀新聞)

道路交通法第65条第1項には「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはな
らない」と明記されています。
この「車両」には自動車はもちろん、トラクターも含まれます。
身近なところでは「自転車」も含まれています。

お酒を飲んだら「車両」の運転はしてはいけません。


=============================================================★
   4.山さんコラム No.123
==============================================================

ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆酒飲みに「ガンマGTP100」はふつうのこと?

前回も取り上げたが、バス・トラック・タクシー会社などでせっかくアルコー
ル検知器が導入されたのに、その検知器のごまかし事件が後を絶たない。
行きづまりを感じたら、健康診断を活用した対策はいかが。

「山ちゃん、酒飲みでガンマが100以下なんて奴、いるのか」
これは、山さんが健康診断でガンマGTP120になり、1ヵ月半の禁酒を宣言
した際の、今は亡き飲み仲間の発言である。
当時、旧国鉄の現場では多量飲酒者が多く、ガンマGTPも平均して高かっ
た。健診では標準値40以下とする場合も多いが、それではあまりに大勢ひっ
かかってしまうため、60以下としていたほどだ。
100以上の者が同じ職場に何人もいて、皆、酒好きの飲み仲間だから、この発
言は不思議でなかった。ガンマGTP100 「肝障害の疑い」と健康診断結果
に書かれても、酒飲みの勲章くらいにしか、思っていなかった。

山さん自身も、産業医に禁酒を勧められたとき、いろいろ事情を説明して逃
れようとした。
いわく、「現場長会議がある」「組合と折衝がある」「本社の幹部が来る」
「部下の送別会」……。
男性の病院長なら、うなずいて、「まあ、職業病ですな」と笑って「できる
だけ量を減らしてください」いうところだ。
ところが、産業医は女医さん。厳しい一言が飛び出した。
「保健を担当する総務部長さんが健康診断結果を無視するのは困ります」

「保健を担当」が効いた。
実は、35歳以上の職員へガンマGTP検査を導入したのは、山さんが本社
の厚生課に勤務していた時代だ。全国会議で東北の係長から、「飲酒による
成人病が目立つ、検査の導入を」との提案を受け、全国施策としたものだっ
た。
「自分で導入した検査だ。検査結果を無視できない」との思いが浮かんだ。
これが強い禁酒の動機になり、山さんの上記の禁酒宣言が実現したのである。
ちなみに、かの飲み仲間は、晩年に肝硬変から動脈瘤破裂を起こし他界した。
山さんが今も元気にしているのは、担当した業務と、健康診断、女医さんの
おかげだ。

しかしこのように保健指導が効果を発揮するとは限らない。
メタボや肝障害の背景に多量飲酒があっても、時間の関係で「酒を控えましょ
う」「もう少し減らして」「酒は止めたほうがよい」などと簡単なアドバイ
スにとどまるのが普通だ。
「運転は緊張の連続だから、家で一杯が必要」などといわれ、つい「少しな
ら」といってしまう保健師さんもいる。節酒目標、節酒のための飲み方など
を具体的に指導する産業医、保健師はほとんどいないだろう。
指導を受ける側も、直後の日常飲酒は「控えめ」にしたとしても、たくさん
飲んでもよい機会があれば、すぐ元どおりになりがちだ。周囲の呑兵衛達も、
ここぞとばかり酒をすすめ、多量飲酒仲間の復活を歓迎する。これが、酒に
寛容な職場で見られる困った現象だ。
高血圧で薬を飲んでいても、血糖値が境界値でも、ガンマGTPが100を超
えても、歓送迎会などでは「飲み放題」を良いことに、ガンガン飲む輩が多
い。
一方、「保健指導がウルサイから、健診1週間前から禁酒して、できるだけ数
値をよくする」という社員がいる。ふだんの飲酒習慣が変わらねば、意味が
ない。

やはり肝腎なのは、本人の自主的な意志、やってみようという気持ちである。
特に、いったんは飲酒を減らしたが再び復活した者へはより丁寧な指導が必
要だ。
やる気を引き出す、健康診断の正確な情報の提供と解説、本人が自ら節酒目
標を立てる、周囲にそれを宣言する……などに加え、達成感が得られること
や、周囲の評価や励ましも継続への力となる。
「ガンマGTPだけでなく中性脂肪も下がるんですね」と、ある部長は満足
そう。
「お酒が減って家計が助かった」との妻の話で、初めて自分のわがままに気
づいたという運転手さんもいる。

節酒が成功すれば、健康な社員が増えるだけでなく、酒気帯び勤務も防止で
きる。
まさに一石二鳥だ。
飲酒運転防止インストラクターは「アルコールの正しい知識」を教え「節酒
実践法」を指導できる人材だ。健康診断結果を活用した活躍も期待したい。


===================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1719/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
ASKが、日本精神保健福祉連盟会長表彰を受けました。
賞状には、「多年にわたり精神保健福祉の向上に寄与され、その功績は誠に
顕著なものがあります」とあり、33年の活動を評価してくださったようです。

群馬で開催された精神保健福祉全国大会での授賞式では、断酒会の方々と
行き会い、アトラクションは藤岡ダルクのエイサー(琉球太鼓)。
アルコール・薬物依存症の回復者の活躍をうれしく思いました。


-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】125号 16.10.17
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
 ===========================================================

124号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  124号 16.9.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.122
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  9月~11月、全国で公開スクーリング開催!
   ぜひ、お近くの会場にお越しください!
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
 
==============================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
===============================================================

◆怒涛のスクーリング開始!

秋です。講師・山さんの全国行脚がスタートです。
今月から12月まで、全国各地でスクーリングを実施します。

【スクーリング】
スクーリングでは、DVDの視聴や焼酎党の実験、グループワークなど様々な
プログラムで、丸1日かけて飲酒運転防止研修のやり方を学びます。
9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。 

9/15東京、9/21福島、9/28三島、9/29静岡
10/5東京、10/6東京、10/12東京、10/18大阪、10/20神戸、10/25名古屋、
10/26名古屋、10/27神戸

【誰でも参加できる無料公開スクーリング】

アルコール関連問題啓発週間に合わせ、「スクーリング」の一部を、無料で
一般公開します。養成講座を受講していなくても午前中のみ参加できます。
開催日の10日前までにFAXでお申し込みください。
お申込み用紙(PDF)はこちらから。
 ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1675/1916

09/21 福島市  コラッセふくしま
09/29 静岡市  ふしみや貸会議室
10/18 大阪市  エル・おおさか
10/20 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)
11/01 札幌市  北海道立道民活動センター
11/09 福岡市  カンファレンスASC
11/11 広島市  RCC文化センター
11/15 新宿区  東京都トラック会館大会議室
11/22 高松市  サンポートホール高松
11/30 那覇市  沖縄県警察本部

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ―飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

【スキルアップ研修】
継続的な研修の機会がほしいとの要望に応えて、認定インストラクターを
対象にしたスキルアップ研修を実施します。

プログラム――
●節酒の実践指導を実際にやってみよう!
 ◇アルコール健康障害対策推進基本計画…その中身は?
 ◇アルコール検知器使用の落とし穴とその対策
   ・次々起こる不祥事の原因と効果的な対策は?
 ◇効果が上がる節酒支援 
 ◇グループワーク
   ・節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)
    ~面接と目標設定→宣言→実行の記録と確認→支援~
   ・事例討議

9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。
9/20福島、9/27三島、10/4東京、10/11東京、10/17大阪、10/19神戸、
10/24名古屋、10/31北海道

すでにインストラクターに認定されている方の中で、スキルアップ研修に
まだ申し込んでいない方は、ぜひ、急いでASKまでご連絡ください。
受講可能な会場をご案内いたします。電話03-3249-2551


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらをどうぞ。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1676/1916


===================================================★
  2.ASKからのお知らせ
==================================================== 

●季刊Be!124号が発行されました!

・特集 人が怖い…でも助けになるのも人だった
  長期化する「ひきこもり」の出口  
・小澤雅人さんインタビュー
  映画が僕を救ってくれた―ギャンブル依存の家庭で育って
・アルコール健康障害対策推進基本計画
  自治体は、関係省庁は、今どう動いているか?
・アルコール相談シリーズ1
  しらふで来てと、病院に言われた。どうすればいい?
・母はアルコール依存症だった
  ある母親と三人の娘の物語 映画『カノン』
・ネット上の調査で見えてきたこと
  アルコールの啓発は、この層を狙え! 他

詳しくはこちらをご覧ください。
   ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1677/1916


●9月9日は国際FASD啓発デー

FASDとは、妊娠中の飲酒が胎児の脳などに及ぼす障害のこと。
世界中で行なわれている、妊娠中の飲酒のリスクを伝えるキャンペーン、
日本からはASKと主婦連が参画しています。
そのようすはこちらをご覧ください。
   ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1678/1916


●アルコール体質判定を安全運転講習会でやってみたら…

「かんたんジェルパッチ」を購入された運送業の担当者にお話を伺いました。

――どんなふうに活用したのですか?

社内で実施している、安全運転講習会で使いました。
どうせ講習会をやるならば、講師が一方的に話して終わるよりも「より自分
に関連していること」と実感してもらうのに何かいい方法はないかと考え、
ジェルパッチを購入したのです。

――やってみていかがでしたか?

多くの参加者が互いに結果を見せ合いながら、体質の話をしていました。
自分の体質を知ることで健康面への意識も高まったようです。

ある参加者から「ほらやっぱり俺は飲めるんだ!」といった声があがったと
きに、講師役の者がすかさず「だから飲みすぎてしまって危ないってことだ。
パンフレットをよく読もう!」と伝えていました。
「付属のパンフレットがあるので、より深い理解につながってよかった」と
いう感想をもらっています。

★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1679/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
 http://c.bme.jp/13/297/1680/1916

◆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
 http://c.bme.jp/13/297/1681/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1682/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1683/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1684/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1685/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://c.bme.jp/13/297/1686/1916


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  3.ニュースCLIP!
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台風による被害を受けた地域のみなさまにお見舞い申し上げます。
次の台風が、日本列島に向かってカーブしてきそうです。
もうかんべんしてほしい。

このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1687/1916

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 1)高濃度者が目立ちました
 2)寝酒は危険です
 3)バス運転手が再び…
 4)職場の宴会の帰りに
 5)若者の飲酒運転の果てに…

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1)高濃度者が目立ちました

警察庁は、呼気0.25mg/l以上の検挙者を、統計上、「高濃度者」と分類して
います。この基準をはるかに上回る高濃度者や酒酔い運転での検挙がとても
目立ちました。

●0.65mg 衝突事故――職業不明(74)佐賀県(8月16日 佐賀新聞)
8月14日午後8時35分頃、酒気を帯びて乗用車を運転し、軽乗用車と衝突する
事故を起こした。自宅で焼酎を飲んだと供述。

●0.85mg 追突事故――トラック運転手(45)佐賀県(8月25日 佐賀新聞)
8月24日午前11時頃、酒気を帯びて中型トラックを運転し、軽乗用車に追突、
その前方の2台も巻き込む玉突き事故を起こし、女性が入院を要するけがを
した。運転手は京都府の運送会社に戻る途中だった。

●0.3mg 死亡事故――会社員(59)福岡県(8月28日 毎日新聞)
8月27日午後7時10分頃、酒に酔った状態で軽トラックを運転し、70代の女性
2人をはねた。1人が死亡しもう1人は負傷。「酒を飲んで運転した」と供述。

●0.4mg 追突事故――会社員(48)埼玉県(8月28日 埼玉新聞)
8月28日午前1時20分頃、酒に酔った状態で乗用車を運転し、信号待ちで停止
していたミニバイクに追突した。

●0.4mg 無免許運転――会社員(52)佐賀県(8月30日 佐賀新聞)
8月29日午後11時55分頃、無免許・酒気帯びでライトバンを運転。2015年7月
に免許取り消し処分を受けていた。

●0.5mg 追突事故――職業不明(52)佐賀県(9月8日 佐賀新聞)
9月7日午前8時45分頃、渋滞で停車中の乗用車に追突しそのまま逃走。現場
近くで警察官が車を発見し、調べたところ呼気0.5mg/l以上のアルコールが
検出された。「飲酒運転はしていない」と容疑を否認。

●0.5mg 自転車と衝突事故――看護師(42)新潟県(9月10日 毎日新聞)
9月8日午後8時25分頃、酒気帯び運転で交差点を右折時に、横断していた小3
男児の自転車と衝突。男児は頭部に打撲の軽傷を負った。看護師はこの日は
非番だった。

●0.45mg 追突事故――無職(68)埼玉県(9月9日 埼玉新聞)
9月8日午前7時20分頃、酒に酔って軽自動車を運転し、信号待ちの乗用車に
追突。運転前に自宅で焼酎を飲んだと、容疑を認めている。

警察庁は、「飲酒運転の検挙者数は、2015年までの10年間で5分の1に減った
が、一方で酒酔い運転などの悪質ドライバーの検挙者に占める割合は増えて
いる」と注意喚起しています。

◎飲酒運転、検挙数5分の1に減 「悪質」の割合は高まる
 (8月24日 朝日新聞)

高濃度の検挙者は、アルコール依存症の率も高いと思われます。


2)寝酒は危険です

夜眠れないときはお酒を飲むという方、いませんか?
あるいは、変則勤務で、寝入るためにお酒を飲む習慣がある方は?

ご存知でしょうか? 睡眠中はアルコールの分解速度が低下します。
だから、飲む量によっては翌朝に残ることが十分考えられます。
そのうえ、アルコールによって自然な睡眠パターンが壊れ、不眠や睡眠の質
の低下、中途覚醒などを引き起こします。
そして、アルコール依存症にも陥りやすい、危険な飲み方です。

こんなケースがありました。

●「寝つけずに飲んだ」教諭(50代)北海道(8月21日 北海道新聞)
8月20日午前10時頃、酒気帯びで車を運転し電柱に衝突した。
19日午後9時頃と20日午前2時頃の2回、「寝つけなかったために、焼酎を約
600ml飲んだ」と供述。

●「新聞配達中に酒気帯び」アルバイト(63)福岡県(8月29日 産経新聞)
8月29日午前4時10分頃、酒気帯びで、新聞を配るためにミニバイクを運転し
たとして現行犯逮捕された。「28日の昼から夕方にかけて焼酎をコップ4、5
杯飲んだ」と供述。

●「酒が無くなり車で」トラック運転手(62)福岡県(9月2日 テレビ朝日)
9月2日午前4時半頃、巡回中のパトカーが、交差点付近で不審な動きをする
軽乗用車を止めたところ、運転手から基準値の3倍のアルコールが検出。
「自宅でカップ酒を4杯飲んでひと眠りし、なくなったのでまた買いに車で
出掛けた」と供述。


★<手記>始まりは寝酒だった―依存症から回復した運転手(ASK)
   ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/1688/1916


3)バス運転手が再び…

飲酒検知のすり抜けがまた判明しました。
奈良県の観光バスの運転手(57)が、乗務前検査で、社内規定を超える0.13
mg/lのアルコールが検出されたにも関わらず、県外の乗務員宿泊所から乗客
の宿泊先までの約6キロを運転していたのです。
「時間が迫っていたのと、法律の基準を下回っていたため」と説明している
とのこと。

◎奈良交通バスの運転手 アルコール分検出もそのまま運転、懲戒解雇
(8月24日 産経新聞)

同社は6月にも、朝の点呼で微量のアルコールが検知された運転手が路線バス
を運転していたことが発覚、近畿運輸局から行政処分を受けていました。

バス業界は厳しい飲酒チェックを行なっているはず。でも、日々の管理が
いつしか惰性に流され、本来の目的が忘れ去られてしまう……そんな事態が
起きているように見えます。

どんな対策が必要なのか、山さんがコラムで紹介しています。
こちらも合せてどうぞ。


4)職場の宴会の帰りに

市立病院の研修医(31)が、自らの送別会の後、酒気帯び逮捕されました。

◎病院内で送別会…研修医が“酒気帯び運転”で事故(9月6日 テレビ朝日)

午後11時頃、病院前の交差点で乗用車と衝突したのです。
調べに対して研修医は、院内での送別会で「ビールをコップ5、6杯飲んだ」
と話しています。
勤務していた病院の院長は、「自宅が近く、車で帰るとは思わなかった」と
語っているとのこと。

年末に向けて、職場での宴会が増えます。
飲酒運転を起こす人が出ないよう、帰宅手段を確認し、車で来ている人には
アルコールを出さないようにしましょう。
加えて、翌朝の飲酒運転を防ぐため、飲みすぎにも注意が必要です。


5)若者の飲酒運転の果てに…

帯広で起きた飲酒運転の公判で、20歳の警察官が語った言葉。
「昨年8月から何度も飲酒運転をしてきた。事故さえ起こさなければ発覚し
ないと思った」

◎元帯広署員「何度も飲酒運転」 酒気帯び事件初公判
 (8月31日 北海道新聞)

アルコールの作用への甘い認識。しかも警官。
おまけに、20歳前から飲んで飲酒運転をしていた……。
若者への教育の必要性を強く感じます。

先月22日にはさいたま市で、20歳の板金工による飲酒ひき逃げがありました。
ひいたのは、車道で猫を保護しようとしていた2人の警官です。

◎ネコ保護の警官2人をひき逃げ、容疑の男逮捕 飲酒運転か/大宮署
(8月24日 埼玉新聞)

左脚骨折などのけがを負わせ、逃走しましたが、車のナンバーなどから約2時
間半後に逮捕されました。
「警察官をはねて怖くなって逃げた」と容疑を認めています。

なお、保護しようとしていた猫は姿を消してしまい、安否不明です。


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   4.山さんコラム No.122
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一
◆「指示・命令」的な態度を引っ込める

バス・トラック・タクシー会社などでアルコール検知器が導入されたことは、
節酒を動機づける良いチャンスだった。
検知器にかからないようにと、勤務前日は禁酒に決めた運転手や、ビール1缶
に制限した運転手など今までの飲み方を変えた者も多かった。

導入当初、担当者は、検知器にかかった者を処分し、強く指導して、繰り返
す者を退職させれば、飲酒運転防止は完成と考えただろう。
ところが話はそう簡単ではなかった。
使用義務づけ以前から検知器を導入していた会社ですら、いまだに検知のご
まかしやすり抜けが起きることがある。

しっかりやっているはずなのに、不祥事が起きた。
すると組織の中枢部門ではたいてい、こう考える。
指導の方針に問題があるのではなく、指示を甘くみて守らない社員がいるの
だと。だから処分を重くする。それでも違反者が出れば、そういう不心得者
は排除するしかないと結論する。
マスコミの「倫理感の欠如」との批判も、会社として謝罪を行なう際の「服
務規律遵守の徹底をはかる」の答弁も、この思考パターンを抜け出ていない。

山さんも現役時代は同じように考えていた。
それどころか、違反者の排除だけでは足りないと、現場社員の連帯責任を問
うこともやった。違反した乗務員は免職にし、その支店が担当していたバス
の便を他へ移管したのだ。乗務員全員が職を失う不安をあおることで、仲間
同士の相互監視が行われることをねらったのである。
これは全社の乗務員への「みせしめ」でもあった。
それでも、「東名高速バス酒酔い運転事件」は発生した。

検知器にかかった社員には、処分と始末書に加えて、節酒・禁酒の「誓約書」
を書かせることが多い。これはたいてい、「二度と迷惑をかけない」「勤務
前日は飲まない」などを約束する内容となっている。
しかし、ガマンの禁酒・節酒は、結婚式・法事などの行事をきっかけにして
破られることが多い。あるいは普段飲まない分、休みの前日に「かため飲み」
が続く。すると多量飲酒習慣は変わらず、酔いを求める欲求は強化されるば
かりだ。
処分や強い指導は、一時的に多量飲酒を抑制するにすぎない。

違反後の研修場面では、指示・命令でなく「共感的態度」が大切だ。
しかし組織人には、とても難しい。
山さんは大学で心理学を学び、就職後も研究所で面接法の研修や共感性訓練
を受け、傾聴法の実技訓練を行ない、国鉄改革時は職業相談員の養成までし
てきた。
だから共感的態度で話を聞き、気持ちを引き出す方法はよくわかっている。
それなのに、いざ経営幹部として事故防止対策を実行する場面では、指示・
命令的態度しかとれなかった。それほどに、組織運営の大原則からはずれた
態度は、とりにくいのだ。
だからこそ強調したい。「指示・命令」から「共感・支援」へと。

自主的な行動目標を達成することには、ある種の快感・報酬がともなう。
勉強もスポーツ練習も、決して楽なものでないが、自分が決めた通りやると、
心地よい達成感が得られる。
節酒も達成感を積みかさねることで、習慣として根付く。それによって生ま
れた時間で、自分の好きな運動、芸術、趣味など酒以外の楽しみを見つけれ
ば、その快感も加わる。
ポイントは「自分で決め」「自分の好きな方法」で「自分から」やることな
のである。

どんなに良いことでも「やらされる」「強制される」と、「つらく」「逃げ
出したい」ものだ。
一時的に受け入れても、合理的理由、うまいいい訳がたてば、これ幸いとや
めてしまう。
だから、本人を「その気にさせる」ことが大事なのだ。

具体的な言葉や態度の例を挙げれば、次のようになる。
・相手の顔をしっかりみて、話を真剣に聞く。
・時々、うなずきや「なるほど」など、受容的な態度をとる。
・相手の話をさえぎらず、積極的に耳を傾ける。
・大事な部分、とくに感情的な表現に注意し、時には相手の言葉をそのまま
 繰り返す。
・大事な要点や、全体の話をまとめて要約して返し、「そうなんです」との
 答えを引き出す。
・相手の言葉とそれにこめられた気持ちを尊重する態度を示す。
・「でも」「しかし」「かもしれないが」など、相手の話を否定する表現を
 即座に返さない。
・「~だからダメ」「だらしない」「意志が弱い」など相手の人格を否定す
 る言葉遣いにも注意。
(この秋、飲酒運転防止インストラクター向けスキルアップ講座で実施予定)

これだけでも、実際にやろうとすると難しい。
意識して、練習しないと身につかないものだ。
まず手近なところで、配偶者、子どもとの対話で練習するのはいかが。
効果はありますよ。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://c.bme.jp/13/297/1689/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
車いすマラソンは、9月18日、パラリンピック最終日。
飲酒運転撲滅のステッカーを貼った車いすで疾走する、山本浩之選手に注目
です!


-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】124号 16.9.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
 ===========================================================

123号2016

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  123号 16.8.22
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.121
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  9月~11月、全国で公開スクーリング開催!
   ぜひ、お近くの会場にお越しください!
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
 
===================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
====================================================

◆来月からスクーリングが始まります

第9期養成講座は、現在、【ステップ1】通信スクールが追い込み。
事務局は、【ステップ2】スクーリングの準備の真っ最中です。
 ↓  ↓  ↓
http://c.bme.jp/13/297/1623/1916

来月から、講師・山さんこと、ASK飲酒運転対策委員会委員長の山村陽一
による全国行脚がスタートします。
今年はスクーリングを全国で23回、認定インストラクター対象のスキルアッ
プ研修もあわせると、38回に及ぶ講習を行ないます。

スクーリングのご案内を送付した翌日、FAXが届き始めました。
みなさん、やる気です。
スクーリングの申し込みがまだの方、急いでください!!

★なお、損保協会の助成により、うち11ヵ所は公開スクーリングです。
養成講座を受講していなくても午前中だけ無料で参加できます。
公開スクーリングの日程は下記のとおりです。

09/21 福島市  コラッセふくしま
09/29 静岡市  ふしみや貸会議室
10/18 大阪市  エル・おおさか
10/20 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)
11/01 札幌市  北海道立道民活動センター
11/09 福岡市  カンファレンスASC
11/11 広島市  RCC文化センター
11/15 新宿区  東京都トラック会館
11/22 高松市  サンポートホール高松
11/30 那覇市  沖縄県警察本部

お申込みはホームページからどうぞ。
http://c.bme.jp/13/297/1624/1916


◆スキルアップ研修
認定インストラクター向けのスキルアップ研修のお申し込み受付中です。
今年のプログラムをご紹介すると――

★節酒の実践指導を実際にやってみよう!
 ◇アルコール健康障害対策推進基本計画…その中身は?
 ◇アルコール検知器使用の落とし穴とその対策
   ・次々起こる不祥事の原因と効果的な対策は?
 ◇効果が上がる節酒支援 
 ◇グループワーク
   ・節酒と断酒の実践プランの実際(演技と合評)
    ~面接と目標設定→宣言→実行の記録と確認→支援~
   ・事例討議

1~8期の認定インストラクターの方々、お見逃しなく。

…………………………………………
上級インストラクターのお申込みも受付中です。
認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
詳しくは以下のサイトを。
 ↓   ↓   ↓
http://c.bme.jp/13/297/1625/1916

 
飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらを。
 ↓   ↓   ↓
http://c.bme.jp/13/297/1626/1916

お問い合わせは、事務局へどうぞ。(電話03-3249-2551)


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  2.ASKからのお知らせ
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●「ムジコロジー・スマイル基金」から寄付

三井ダイレクト損害保険株式会社「ムジコロジー・スマイル基金」から寄付
をいただきました。
「ムジコロジー・スマイル基金」は、三井ダイレクト損保に加入している
方々が、月例で自分の応援したい社会活動団体にクリック投票。年間に溜
まったポイントに応じた寄付金を団体に贈呈する仕組みです。
2014年7月に始まり、対象団体の1つにASKを入れていただいています。

ASKではこのご寄付を使って、「若者の飲酒運転防止」に取り組んでいます。
飲酒も運転も「初心者」の若者による飲酒運転は、死亡事故につながる率が
高いためです。
昨年度は、全国10ヵ所の自動車教習所とタイアップ。
アルコールの分解時間などの知識が身につくASKオリジナルの飲酒運転防止
グッズを送り、教習所内での展示や、教習の中での活用、配布を進めてもら
いました。
今年は、昨年度の活動をモデルにして、より多くの教習所にご協力いただき、
啓発の場を増やして行こうと考えています。

三井ダイレクト損害保険株式会社
http://c.bme.jp/13/297/1627/1916

ムジコロジー・スマイル基金
http://c.bme.jp/13/297/1628/1916

贈呈式の様子はこちらから
http://c.bme.jp/13/297/1629/1916


●社用車を使う社員を対象に……

今回は、アルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」と1単位カード
を購入された製造業の方にお話を伺いました。

――どんなふうに活用されたのですか?
社用車を使う社員を対象にした安全運転講習で使いました。

――参加者の反応は?
「俺は飲めるほうだと思ってたけど、ホントは飲めない体質だったのか……
どうりで顔に出ると思った」と言っていた社員がいたのですが、あとで聞い
た話では、その日の夜の飲み会でウーロン茶を飲んでいたそうです。
また、1単位カードをまじまじと見ながら「え? これで4時間? ってことは、
いつもの量だと翌日も酒気帯びになるのか……」とうなっていた社員も。
酒気帯び運転になっては大変だし、また健康面でも気をつけてほしいので、
「アルコールの1単位」を知らせることができて、よかったと思っています。

★ASKアルコール体質判定セット「かんたんジェルパッチ」
 自分の体質と、体質ごとのアドバイスを知ろう!
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1630/1916

★アルコールの1単位カード
 すべての人にこれだけは知ってほしい!
   ↓ ↓ ↓
 http://c.bme.jp/13/297/1631/1916


★その他、職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール

◆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
 定番中の定番。これを知らないと飲酒運転は防げません!
 http://c.bme.jp/13/297/1632/1916

◆ASKリバーシブル予防パンフ
 知恵と工夫が詰まったカラフルなパンフ、4種類
 http://c.bme.jp/13/297/1633/1916

◆飲酒運転防止研修<e-ラーニング>
 「15分で学べる必須のアルコール知識」
  *ANAとJTに採用されています!*
 http://c.bme.jp/13/297/1634/1916

◆ASKアルコール通信講座
  依存症への対応が学べます
 http://c.bme.jp/13/297/1635/1916

◆トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」
 マンガで予防知識を! 話題づくりにも!
 http://c.bme.jp/13/297/1636/1916

◆トイレットペーパー「危険ドラッグにNO!」
 薬物乱用防止について伝えたい6つのこと!
 http://www.ask.or.jp/yakubutsu_paper.html


===================================================★
  3.ニュースCLIP!
====================================================  

あろうことか、台風が三つどもえで日本列島に押し寄せました。
各地のみなさま、どうぞお気をつけて。

このコーナーは、友井と今成の共同作業でお届けしています。
お時間の許すかぎり、おつきあいください。

Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)路線バスの運転手が
 2)タクシーの運転手も
 3)今月も公務員による飲酒運転が多発
 4)酒気帯び→物損事故→引きずり→ごまかすために重ね飲み
 5)夫の飲酒運転を止めようとして

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1)路線バスの運転手が

7月19日、長崎の路線バス運転手(44)が、乗務前の呼気検査で0.113mg/lの
アルコールが検出されたにも関わらず、約5分後の再検査の際、自分の代わり
に同僚の男性(29)に受けさせ検査をパス。その後、路線バスを運転。乗客
約50人が利用した路線と回送区間の計約15kmを走行しました。
運転手が出発した後、検査の様子を写した画像を見た運行管理者が不正に気
づいたということです。

◎長崎バス運転手 アルコール検出も、かまわず客乗せ運転
 (7月23日 毎日新聞)

さらに、この事件をうけて、同社が内部調査を行なったところ、7月17日に、
別の運転手(52)が乗務前の呼気検査の際に基準値を超えたため、家族を呼
び、代わりに再検査をうけさせてチェックを潜り抜けて、約30人の客を乗せ
約1時間、路線バスを運転していたことが判明しました。
運行管理補助者(68)が立ち会っていたのに、黙認したとのことです。

◎長崎バス 酒気帯び状態なのに…52歳男性が路線バス運転
 (8月5日 毎日新聞)

こうなると、飲酒チェックの意味をなしません。
報告を受けた九州運輸局は「内容を精査し対応を検討する」と言っています。

バス業界、とくに路線バスは、どの運輸業界よりも厳しい飲酒チェック体制
を敷いています。
それなのに、不正なすり抜けが起きます。
その原因はたぶん、こういうことだと思います。

・現場が、運行に支障をきたさないことを最優先してしまうこと。
・チェックする側、される側とも、日々の惰性に流され、飲酒チェック本来の
 意味を見失うこと。
・背景に多量飲酒の習慣があること。

報道によると、前述の52歳の運転手は「前夜に350ml入り缶ビールを11本飲ん
だ」と話しているそうです。

ビール500mlで1単位ですから、350ml入り缶ビールを11本といえば3850mlで、
7.7単位。とんでもない量です。
体内から消えるのに、1単位=4時間と見積もって、30時間以上かかります。

一方、北九州では、バス会社の男性社員が帰宅途中に飲酒運転で捕まる、と
いう事件もありました。
車で帰宅中にコンビニで500mlの缶ビール1本を購入して車内で飲み、そのま
ま車を運転。スピード違反で停車を求められ、発覚したのです。

◎西鉄バス運転指導役が帰宅途中に飲酒運転(8月10日 西日本新聞)

この社員は運転手の飲酒チェックをしている、運行管理者でした。

「コンビニで缶ビールを購入して車内で飲み」となると、アルコール依存症
を疑う必要があります。


☆DVD&ハンドブック「知って得する!アルコールの基礎知識」
http://c.bme.jp/13/297/1637/1916


2)タクシーの運転手も

熊本で、乗客から「酒臭い」という苦情があり、運輸局が調べたところ、ア
ルコールが検知されたにも関わらず、乗務させていた履歴が確認されました。
この会社は、車両5台の4日間使用停止の行政処分になりました。

◎乗客から「酒臭い」…熊本のタクシー会社処分 アルコール検査不備
(8月8日 産経新聞)

バス会社もタクシー会社もトラック会社も、乗務の開始前・終了後等の点呼
時に、アルコール検知器を使用することが義務づけられています。
運用方法はこちら。
 ↓ ↓ ↓
点呼の際のアルコール検知器の使用等が義務化されました(国土交通省)
http://c.bme.jp/13/297/1638/1916

けれども、日々の管理は形骸化との闘いです。
それを防ぐためには、正しいアルコールの知識を伝え、日頃の飲酒習慣の見
直しを促す人材が、社内に必要です。


☆飲酒運転防止インストラクター養成講座
 http://c.bme.jp/13/297/1639/1916


3)今月も公務員による飲酒運転が多発

公務員ゆえに報道されるということはあるのでしょうが、それにしても……。
年齢も20代から50代までさまざまです。

●高校講師(28)追突事故 佐賀(8月14日 佐賀新聞)
7月13日午前1時頃、酒気帯び運転で、交差点で信号停止しようとしたタクシー
に追突。

●機動隊員(22)居眠り 千葉(8月13日 千葉日報)
7月16日午前3時45分頃、青信号でも発信しない車を不審に思った目撃者から
110通報があり、職務質問したところ車内で寝ていた男性巡査を発見、酒気帯
びが発覚。

●市職員(40)物損事故 岐阜(8月10日 毎日新聞)
8月6日午前0時頃、酒気帯び運転で、電柱に衝突する物損事故を起こす。市内
の飲食店でビールを4~5杯飲んだ。「タクシーか代行運転で帰ろうと思って
いたが、車に戻ってそのまま運転してしまった」と上司に報告。

●村職員(36)検問 青森(7月28日 毎日新聞)
7月16日午前2時50分頃、検問で酒気帯び運転が発覚し現行犯逮捕。27日に懲戒
免職処分に。

●技師(53)当て逃げ 広島(7月15日 産経新聞)
7月15日午前7時20分頃、酒気帯び運転で、車2台と衝突し逃走。道路脇の雑木
林に転落して停車。


4)酒気帯び→物損事故→引きずり→ごまかすために重ね飲み

7月22日夜、福岡市で、店の看板に車がぶつかるのを見た従業員が、車を停止
させようとしたところ、そのまま走り出してけがを負う事件がありました。
車を運転していた47歳の男性は、警察が現場に到着するまでの間に、焼酎を
飲み、飲酒運転の発覚を逃れようとしました。

◎アルコールの影響発覚を免れようと事故直後に飲酒 男を容疑で逮捕 
 (7月28日 西日本新聞)

飲酒運転の発覚を免れるためのひき逃げや重ね飲みなど「逃げ得」を生じさ
せないために、2013年に「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱」が新
設されました。
12年以下の懲役。道路交通法の「救護義務違反」との併合罪だと、18年以下
の懲役となります。

いまどき、「事故の後に飲んだ」は通用しません!


☆自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律
 http://c.bme.jp/13/297/1640/1916


5)夫の飲酒運転を止めようとして

8月1日午後11時半過ぎ、岐阜県大垣市の路上で、「女性が倒れている」と
いう通報が、近くに住む人からありました。
倒れていたのは41歳の女性。夫が酒を飲んだあと車で外出しようとしたため、
やめさせようと、2歳の息子を抱いて道路に横たわったところ、夫が運転する
車にひかれたというのです。
妻は腰に軽いけがをし、息子は無事でした。

◎飲酒運転制止の妻を車でひいた疑い 夫を逮捕(8月2日 NHK)

警察は、車のそばに立っていた、設備業の夫(38)を殺人未遂の疑いで逮捕。
かなり酒に酔った状態で「何も覚えていない」と供述しているとのことです。

幼児を抱いて体を張った妻は、よほど追い詰められていたのでしょう。
飲酒運転の常習者はアルコール依存症であることも多く、家族の悩みは深刻
です。
2006年に、福島でも同様の事件が起きています。

◎「酔って車で外出」の夫、止める妻はね死なす…福島
 (2006年11月24日 読売新聞)

悩んでいる家族が相談できる場所が必要です。
精神保健福祉センターや保健所は、「アルコール相談」の広報をもっとして
ほしいと思います。


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   4.山さんコラム No.121
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆山さんのビールが奪われた!?

7月中旬、蒸暑い東京を脱出し、フィンランドへ行った。
日の入り22時過ぎ、日の出が4時過ぎと夜が短い土地である。お日様が沈んで
から酒を飲むという良き習慣が崩れるのではないか、と心配しながら旅立っ
た。

フィンランド航空で、雨のヘルシンキへ到着。タクシーでホテルへ。こうい
う贅沢はめったにしないのだが、妻が、肩が痛むというので利用した。
車窓から見えるフィンランドの初風景。針葉樹と白樺、それに滑らかな巨岩
が雨に煙る。幸いホテル到着時には、雨がやむ。ヤッパリ、山さんは晴れ男。
ちなみにタクシー運賃は40ユーロ。バス2人分の倍とみればよい。
ヘルシンキの宵。ホテル周辺からトラムの走る石畳の大通りを散策。歩道と
車道を赤御影石で区切ってあるのにビックリ。よほど御影石に不自由しない
のだろう。

翌日は、ヘルシンキ港入り口のスオメンリンナ島へ。港を守る要塞跡(現在
は公園)がある。島は、氷河でけずられた岩を樹木や芝生が覆い、一部岩が
露出し、ところどころに教会、旧軍事施設(現在博物館)などが点在する。
島の南端には10ヵ所以上の砲台跡。大口径の大砲が圧巻だ。青い空の下、波
静かな海が広がる。砲台のまわりは小さなマーガレットが咲き乱れ、海風が
気持よい。

夕食は、駅近くのフィンランド料理店へ行く。明るく現代風の店だ。前菜は、
ニシンの酢漬とタラの燻製を美しく盛り合わせた一皿。当然、白ワイン。
メインは、山さんがすずきの塩焼きバタークリーム、妻がここの名物、肉
ボール。で、赤ワインをグラスで一杯ずつ頼む。白・赤1杯ずつだから本来
なら100ml×2杯でアルコールは1単位のはずだが、なんと1杯が160mlあった。
あわせて1.5単位をこえることになる。
初め、グラスの量を多くしているのは、酒に強い人たちだからと考えた。
しかし、旅行中に考えが変わった。
どのレストランでも、ほとんどの人は前菜なしでメインのみだ。メインの一皿
には野菜がたっぷり添えられていて、前菜を必要としない。このメインにあ
わせ、1杯のワインで十分なのである。
ただ、量が100mlではボリュームのある料理に不足。それで多めになっている
のだろう。1杯で終わらせれば、1単位以内。合理的だ。

フィンランド古都、トウルク。古城から大聖堂まで4キロ、ヨットを係留して
いる河岸を歩く。途中、船上カフェに寄り、ハーブ茶とケーキを食べた。
岸辺のテラスはビールを飲む人たちでいっぱいだが、歩くのにビールは厳禁。
駅への帰り道、町中央のデパートで、ベルギー麦を使ったリトアニア産の
ビールとピーナッツを買い、列車で飲むことにした。発車40分前、駅に着く。
帰りの列車はホームに入っている。座席につき、ビールを飲む。軽く、さわ
やかなバルト海の空を思わせる味だ……。
そこへ巡回してきた車内販売の女性が、飲みかけのビール缶をつかみ、早口
に何か言って、さっさと立ち去った。
山さん、アッケにとられた。
早く飲んでおけばよかったと悔やむ。続いて、列車内でビールを飲むのが禁止
なら、検札に来た車掌が黙っているはずはないのにと思う。
最後に思い至った。
飲酒の取り締まりは車掌の仕事ではなく、たぶん、この国では酒類提供者の
義務なのだ。

ちょっと説明しておこう。
10年くらい前に、ノルウェーのベルゲンでビールを買った際、酒販店の店員
が親切にも「ホテルの部屋で飲むこと。公園や海岸で飲むと、罰金をとられ
ます」と注意してくれた。あとから、違法飲酒を注意することが販売者に義務
づけられていると知った。
同じ北欧の福祉国家フィンランドも、許可された店舗や場所以外での飲酒は
禁止されている。考えてみれば列車内も、食堂車のみ許可されているのだろ
う。実際、駅の売店に酒類は売っていない。
今回、ビールを買ったのはデパートの食品売り場の共通レジ。これが盲点で、
飲む場所についての注意がなかったのだろう。

販売者こそが、違法な飲酒を水際で注意し防止できる。
違反者を警察が取り締まるのでなく、まずは酒を多く売りたい販売者が規制
の順守を徹底せよ、という社会の考え方が立派だ。それに応え、積極的に
実践する販売者の使命感もうらやましい。

一方、日本ではスーパーやコンビニ、量販店と、小売酒類販売の免許はほぼ
自由化された。飲食店はもともと免許なしで酒類を提供でき、「飲み放題」
が横行している。
海外から見ると、日本の飲酒問題対策は「貧しい」。
山さんの心も貧しい。未だ列車内で酒やビールを飲んでしまうのだから、飲
んではいけない人への配慮を欠く「心の貧しさ」から抜け出ていない。

真の豊かさとは、弱者を思いやり、行動できる余裕があること。
豊かな国とは、国民の多数がそうできる国である。
自由に、気ままに、いつでも、どこでも飲める自由は、弱者を配慮しない強者
の論理。弱者を思いやれぬ日本は、なんと貧しい国だろう。

そんなことを思いながら、帰国して数日後。
世の中の役に立たぬ重度障害者を刺殺するのが世のため、という、「心の貧
しさ」を象徴するような事件が発生した。


===================================================★
  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

これまでに行なってきた活動は……

・被害者遺族による厳罰化署名運動や、生命のメッセージ展に協力
・NASVAの運行管理者用テキストに「一歩踏み込んだ飲酒運転防止対策」執筆
・アメリカで酒気帯び運転で検挙された日本人に対して米国裁判所指定の
 教育プログラムを実施
・日本損保協会の「飲酒運転防止マニュアル」に執筆協力
 日本損保協会主催のシンポジウムに協賛し、全国各地で講演
・バス会社から運転手向け予防プログラム「セルフケアスクール」を委託
・「飲酒運転防止<通信スクール>」のプログラム開発
・職場の飲酒運転対策メルマガの発行
・啓発パンフ「飲酒運転 あなたは大丈夫?」制作
・アメリカ・カリフォルニア州の飲酒運転再犯防止対策の視察、
 内閣府主催シンポジウムで報告
・国土交通省主催のシンポジウムで発表
・オーストラリア・ニューサウスウェルズ州の対策を視察
・国の「常習飲酒運転対策推進会議」で海外視察報告
・「飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・4・10」をまとめる
・研修用DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」製作
・日本損害保険協会助成で〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕開始
・「飲酒運転 運転代行の落とし穴06・9~08・4」をまとめる
・「教職員の飲酒運転 懲戒処分事例の分析07・10~08・9」をまとめる
・警察庁主催シンポジウムで報告
・内閣府、常習飲酒運転者対策についてのヒアリングで報告
・特設サイト「職場の飲酒運転対策チェック!」を製作
・DVD「知って得する!アルコールの基礎知識」冊子化
・厚生労働省シンポジウムで報告
・トイレットペーパー「飲酒運転防止(7つの落とし穴)」を製作
・「警察職員による飲酒運転事例の分析07~11」をまとめる
・<e-ラーニング>「15分で学べる必須のアルコール知識」を製作
・ASKリバーシブル予防パンフを製作
・警察庁に「普通免許学科教習における飲酒運転防止教育の強化について
 の要望書」を提出
・「若者と女性の飲酒運転事例分析 12・4~13・3」をまとめる
・自動車工業会のシンポジウムで、飲酒運転防止インストラクター養成講座
 について報告
・アルコール健康障害対策基本法が成立(2013.12.7)、施行(2014.6.1)
・今成が、アルコール健康障害対策関係者会議の委員に(2014.10~2016.10)
 教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループ座長を務める(2015.3~8)
・アルコールの1単位カード、啓発用バナーやパネルを製作(2015.9)

↓詳しくは、ASKのホームページをご覧ください↓
 http://www.ask.or.jp/dontdrivedrunk.html


=================編集後記 *つぶやき*=================
 
地球の反対側で開催のリオ五輪。
連日の観戦で、寝不足ぎみです。

さて、通算28個のメダルを獲得した競泳のフェルプス選手について、以下の
インタビュー記事を読んで、驚きました。
なんと、2年前の飲酒運転逮捕後、アルコール依存症の治療を経て、リオに
臨んでいたのです!

◎荒れた生活から復活した水の怪物
 フェルプスが乗り越えた苦難の年月(8月10日 Number Web)
 http://c.bme.jp/13/297/1641/1916

北京五輪で史上初の8冠を達成、一度引退宣言し競技を離れたフェルプスは、
ロンドン五輪に出たものの不完全燃焼でした。
努力しなかった自分を恥じ、飲酒、カジノ通いなど荒れた生活を送ります。
2014年には飲酒運転で逮捕。アルコール依存を治療する施設に入り、そこで
受けたセラピーで、これまでの荒れた生活の原因の1つが幼い頃に別れた父親
との確執にあることに気づきます。
セラピー後、父親と再会。今年5月には息子が生まれました。
今大会、フェルプスは、チームメイト達の投票によって、水泳チームのキャ
プテン、開会式の旗手にも選ばれました。
リオのフェルプスは、回復の中で人間的に成長し、仲間の信頼を勝ち得た彼
だったのですね。
回復を応援するアメリカ社会も、いいなあと思いました。

さあ、9月7日~18日は、いよいよパラリンピックです。
車いすマラソンに、福岡の山本浩之選手が出場します。
息子の寛太さんを飲酒運転の車に奪われ、ご夫婦で啓発活動をしており、
山本選手はステッカーを車いすに貼って、走ります。
応援よろしくお願いします。

◎寛大メダル取るよ リオ車いすマラソン父浩之さん出場 
 「撲滅ステッカー」と共に(7月9日 西日本新聞)
 http://c.bme.jp/13/297/1642/1916


-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】123号 16.8.22
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

 =================== このメールマガジンは ====================
  特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
  設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
  ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
  録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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プロフィール

Author:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
http://www.ask.or.jp/

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