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職場の飲酒運転対策メルマガ      バックナンバー

ASK飲酒運転対策特別委員会が無料配信している「職場の飲酒運転対策メルマガ」のバックナンバーです。

149号2018

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  149号 18.10.15
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.147
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    誰でも参加できる無料の公開スクーリング
     全国8カ所で お申し込みはお早めに!
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆養成講座を受講していなくても大丈夫! 無料公開スクーリングへどうぞ

前号でもお知らせしましたが、アルコール関連問題啓発週間2018に合わせ、
以下の日程で「スクーリング」の午前の部を、一般公開しています。

10/17 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
10/31 札幌市  北海道立道民活動センター かでる2.7
11/07 高松市  サンポートホール高松
11/14 広島市  ワークピア広島
11/22 福岡市  福岡交通センター博多バスターミナル
11/28 那覇市  沖縄県警察本部
12/12 千代田区 主婦会館プラザエフ

養成講座を受講していなくても、午前中は無料で参加できます。
特設サイトのメールフォームからお申し込みください。
  ↓ ↓ ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd

【一般公開のプログラム(午前の部)】
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ―飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング 講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

◆スクーリング受講者からはこんな声が!

・質問に対し、具体例を基に説明していただけたのがよかった。(企業)
・自分が研修をする場合の視点で研修が行われたところがよかった。
 (刑務所)
・グループワークを通して、個々の実体験などを聴くことができ、参考にな
 った。(バス)

◆インストラクター対象の「アップデート研修」も好評開催中です!

【プログラム】
★知識のアップデートと問題対応力を身に付けよう!
 ◇改訂版「DVD活用マニュアル」の改訂項目の解説
 ◇飲酒運転防止を取り巻く社会情勢の変化……時系列で知識を整理
 ◇インストラクターの役割と指導のポイント
   ……欠かせない知識やよくある質問や誤解に対してどう答える?
 ◇グループワーク
   ……節酒と断酒の実践プランの実技演習/事例討議

今後の日程は以下です。
10/23東京、10/24名古屋、10/30札幌、11/8神戸、11/13広島
11/20福岡、11/27沖縄、12/6東京、12/13東京

インストラクターに認定されている方で、アップデート研修に参加を
ご希望の方は、ASK(03-3249-2551)までお問い合わせください。


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
 https://ddd.ask.or.jp/


★職場の飲酒運転対策に最適の教材・予防ツール
 アスク・ヒューマン・ケアのサイトで、まとめて見られます
 http://www.a-h-c.jp/items/noddd

★ASKアルコール通信講座
 飲酒運転の背景となる「依存症」への対応が学べます
 <基礎クラス>につづき、<介入技法トレーニング・クラス>があります
 http://www.a-h-c.jp/courses/alcoholcourses


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  2.ASKからのお知らせ
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★11月10日(土)午後、ご都合がつく方はぜひ!
 厚労省主催の「アルコール関連問題啓発フォーラムin東京」が新宿で開催。
 昨年から、厚労省+民間団体のコラボ(事業委託)で実施しています。
 昨年はASK、今年は東京断酒新生会が運営担当です。

 女優の東ちづるさん、
 「健康で文化的な最低限度の生活」の原作者の柏木ハルコさんなど、
 出演者も豪華です。
 ASKもホワイエにブースを出します。
 ぜひ、ご参加ください。

 参加費無料、お申し込みはこちらから。
  ↓  ↓  ↓
 https://peraichi.com/landing_pages/view/alcoholforum2018

★アルコール関連問題啓発週間の各地のイベントを、アル法ネットのサイト
 に掲載しました。
 随時更新していきますので、どうぞチェックしてください。
  ↓  ↓  ↓
 http://alhonet.jp/enlightenment.html


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  3.ニュースCLIP!
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久々で台風が来ない週末でした。
6月からこれまでに、日本に接近した台風を数えたら、18個も。
もう来ないでほしい…。

さて、ニュースCLIP、今回は、水澤・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)やはりストロング系でした
 2)若者たちの飲酒暴走
 3)高齢者のとんでもない飲酒事故
 4)公務員「飲みながら運転」「酒は抜けたと思った」
 5)福岡で、2倍・4倍・6倍・8倍……

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1)やはりストロング系でした

基準値の約4倍に当たる0.58mgのアルコールが検出され、酒気帯び+ひき逃
げで逮捕された元モーニング娘の吉澤ひとみ容疑者(33)。
当初、「自宅で午後8時頃から午前0時頃まで、夫と缶チューハイ3缶を飲ん
でいた」と述べていました。その後の取り調べで、以下の供述をしていると
ANNが報じたそうです。
「アルコール9%のチューハイ350mlを3缶と焼酎ソーダ割りを2杯飲んだ」

◎吉澤ひとみ容疑者が新たな供述 缶チューハイ3缶の他に焼酎ソーダ割り
を飲んだと供述(9月19日 しらべぇ)

前号のメルマガでストロング系の可能性があると言いましたが、やはり。
この報道の信ぴょう性はわかりませんが、仮にそうだとして計算してみま
しょう。

●缶チューハイ 350ml×9%×0.8(比重)×3缶=75.6g 
20g=1単位なので、これだけで約3.8単位です。

次に焼酎のソーダ割です。
25度の焼酎を1:1で割った場合の濃度は12.5%。1:2なら8.3%。
1杯が200mlだとすると――
●焼酎ソーダ割り 1:1 200ml×12.5%×0.8(比重)×2杯=40g 2単位
         1:2 200ml×8.3%×0.8(比重)×2杯=26.6g 約1.3単位

1:2のソーダ割りのほうでも、缶チューハイと合わせると5単位を超えます。
これ、日本酒なら5合、1升瓶の半分ですよ。

女性のアルコール分解を1単位5時間とすると、
25時間、1日以上かかる計算になります。

★DVDから冊子・カード、eラーニングまで
 <飲酒運転防止>に役立つASKの予防教育ツール
 http://c.bme.jp/13/297/2677/9091


2)若者たちの飲酒暴走

10~20代前半の飲酒運転事故です。
アルコールも運転も初心者の若者たち。大きな事故に発展します。
一緒に飲んだ人を同乗させているのも特徴。

●アルバイト少年(21)/暴走・衝突・車炎上死亡事故/兵庫
(10月3日 神戸新聞)
9月13日午後11時頃、尼崎市で、時速100km以上で走行し、中央分離帯の標
識柱に衝突。車体は前後部が真っ二つに割れて燃え、助手席の女性会社員
(18)が焼死した。
運転前にコンビニの駐車場で缶チューハイ2缶を飲んだ後、女性をドライブ
に誘ったと供述。無免許で車は知人名義だった。
自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)(危険運転致死)・道交法違反
(酒気帯び運転・無免許運転)で送検。

●大学生(19)/追突・同乗者2人/神奈川
(9月13日 産経新聞)
9月13日午前5時45分頃、横浜市の市道交差点で、ワンボックスカーを運転
し、信号待ちで停車中の普通乗用車に追突した。基準値を超えるアルコール
が検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し
た。車内には同じ中学校出身の友人2人が同乗しており、2人は飲酒して帰
宅するところだったという。

●航空会社整備士(23)/追突事故後に半日逃走/福岡
(9月20日 テレビ西日本)
9月13日未明、北九州市で、酒を飲んだ状態で車を運転中にタクシーに追突。
タクシー運転手と乗客、あわせて2人が首や腰にけがをした。広島県まで逃
走し、半日後、JR小倉駅へ戻ってきたところで警察に任意同行を求められ
た。調べに対し「気が動転した」と話し、容疑を認めている。

●飲食店女性従業員(23)/渋滞中の車に追突/福岡
(9月24日 テレビ西日本)
9月24日午前11時過ぎ、福岡市で、軽乗用車を運転し渋滞で停まっていた普
通乗用車に追突した。呼気から基準値の4倍近いアルコールが検出し、酒気
帯び運転の現行犯で逮捕。「仕事先で飲んだ」と容疑を認めている。

●大学生(24)/バイクに追突・ひき逃げ重傷/福岡
(10月1日 九州朝日放送)
10月1日午前4時過ぎ、大川市で、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕。呼気
から基準値の6倍を超えるアルコールが検出。

●会社員(21)/重傷ひき逃げ・当て逃げ/仕事の飲み会で飲酒/北海道
(10月9日 HBCニュース北海道放送)
10月6日深夜、RV車を運転して、札幌市のススキノの交差点で、別の車に衝
突し、歩行者の男性に重傷を負わせ、そのまま逃走した。8日、自ら交番に
出頭し、「仕事の飲み会で飲酒していた」と供述。事故の直前に約700m離
れた駐車場で無人の車2台に衝突したほか、路上で客待ちをしていたタクシー
にも衝突していた。
警察は危険運転致傷やアルコール等影響発覚免脱罪の適用も視野に調べを進
めている。

☆若者の飲酒運転事例の分析(ASKのサイト) 
http://c.bme.jp/13/297/2832/1916


3)高齢者のとんでもない飲酒事故

こちらは、高齢者の飲酒運転事例です。
加齢で認知・判断・操作の能力が落ちているところにアルコールが加わって、
もう、とんでもない事故になっています。
年齢とともにアルコールの分解能力は落ちます。本人が思っている以上に酔
っぱらうようになり、しかも長く残ります。

●無職男性(83)/追突後、バックで後方の車に衝突/埼玉
(9月30日 埼玉新聞)
9月29日午後5時35分頃、行田市の市道交差点で、酒に酔った状態で乗用車を
運転。左折するため減速した前方の乗用車に追突した後、バックで止まって
いた後方の乗用車に衝突。酒酔い運転が発覚した。

●無職男性(76)/中央線からはみ出し対向車と正面衝突/福岡
(9月25日 テレビ西日本)
9月24日午後6時半頃、福智町の県道で軽乗用車が中央線からはみ出し、対向
車線を走ってきた車と正面衝突した。双方の運転者が軽いけがをした。
基準値の4倍を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転の現行犯で逮捕。
「家で缶ビールを半分飲んだ」と容疑を認めている。

●男性(81)/歩行者はね、バックして再びはねた/徳島
(9月16日 MBSニュース)
9月15日の午後6時前、徳島市内で車を運転し、道路脇を歩いていた88歳の
女性に接触したが、そのまま数メートル直進。目撃した男性が車を追いかけ、
「事故を起こしている」と声をかけると、車をバックさせ倒れていた女性を
再びひいた。女性は病院に運ばれ治療中、命に別状はない。
「事故に気づかず、指摘を受けてビックリして現場に戻ろうとバックした」
と話している。

高齢者では、こんな事件もありました。
がんで余命半年と伝えられた70歳の男性が、義弟に最後のあいさつをするた
め、鹿児島市から福岡県いわき市まで1100キロ以上を走破しました。
酒を酌み交わし、鹿児島への帰路、追い越し車線を逆走してトラックと正面
衝突。4月24日の夜のことです。

◎余命宣告受けた男性 今年4月飲酒、逆走し事故 
鹿児島ー福島1100キロ「最期のあいさつ」直後に(9月17日 茨城新聞)

義弟は止めたけれど聞かなかったとのこと。
「4時間くらい寝たので、大丈夫だと思った」と述べています。

こういうときは、言葉だけでなく、キーを取り上げるなど、強硬手段をとら
ないとダメです。

8月17日、水戸地裁で裁判官は、懲役7月、執行猶予3年(求刑懲役7月)の判決
を言い渡し、こう諭したとのことです。
「今回の事故と病気のことは関係ない。今後は運転しないと約束できますね」


4)公務員「飲みながら運転」「酒は抜けたと思った」

公務員だとニュースになりやすいということはあると思いますが、毎回、かな
りの報道があります。
その中でも、驚愕したのが以下の3例。

●姫路市林産振興室長(53)/酎ハイ飲みながら運転、窓からポイ捨て/兵庫
(9月21日 神戸新聞)
9月19日午後10時45分頃、姫路市で走行中に運転席の窓から何かを捨てたため
後ろを走っていたパトカーが停止を求め、飲酒が発覚した。
「酎ハイ1本を飲みながら運転していた」と話している。
⇒これは、依存症でしょう。

●福山市職員(54)/呼気0.4mg/lで検挙/広島(9月22日 山陽新聞)
9月21日午後10時5分頃、秋の全国交通安全運動初日、運動の一環で行われた
飲酒検問で、呼気0.4mg/lのアルコールが検出、検挙された。
「酒を飲んだ後、ある程度時間がたちアルコールが分解されたと思った」と
供述している。
⇒0.4mgで酒が抜けたと思ったのですね。

●防衛局職員(43)/基準値の6倍/沖縄(10月10日 RBC琉球放送)
10月10日午前2時頃、豊見城市で軽乗用車を運転し、駐車中の乗用車にぶつ
かる事故を起こした。呼気から基準値のおよそ6倍のアルコールが検出。
「酒は抜けたと思った」と容疑を一部否認している。
⇒こちらは基準値の6倍で、酒が抜けたと思ったとのこと。


★飲酒運転防止インストラクター養成講座
 http://c.bme.jp/13/297/2678/9091


5)福岡で、2倍・4倍・6倍・8倍……

福岡での飲酒運転、呼気濃度がすごいです。

●2倍/飲食店従業員(30)(9月21日 テレビ西日本)
9月16日午後3時半過ぎ、福岡市で、普通乗用車を運転中に中央分離帯を乗
り越え、対向車に接触。けが人はいなかった。事故後、車を放置したまま
立ち去ったが、およそ1時間後に現場付近に歩いて戻ってきた。呼気から
基準値の2培近いアルコールが検出。

●4倍/配管工(66)(9月15日 テレビ西日本)
9月14日午後7時50分頃、春日市で、軽乗用車を運転、自転車を押して道路
の端を歩いていた男性を後ろからはね、肩や腰を打つ軽傷を負わせた。呼
気から基準値の4倍を超えるアルコールが検出。

●6倍/無職男性(59)(10月5日 テレビ西日本)
10月4日午後9時20分過ぎ、田川市のコンビニの駐車場に車を止めようとし
て別の車と接触したほか、ガードパイプと衝突する事故を起こし、コンビ
ニの従業員が警察に通報した。
呼気からは基準値の6倍近いアルコールが検出。「日本酒を飲んだ」と容疑
を認めている。

●8倍/介護士(59)(10月4日 テレビ西日本)
10月3日夜10時50分頃、糸田町を運転中に縁石にぶつかり、火花が出たあと
も走行を続けたが、約50m先でタイヤがパンクして停車した。基準値の8倍
近いアルコールが検出され現行犯で逮捕。「自宅で焼酎ロックを5、6合飲
んだ」と容疑を認めている。


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   4.山さんコラム No.147
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆「ノンアルコール」の飲料活用術

今回は、一時的に禁酒を考えている人や、酒の量を減らそうとしている人
を対象に、ノンアルコール飲料の活用術を考えたい。
ただし、依存症で断酒継続中の方には、おすすめできないことを断わって
おく。
ビールと風味や雰囲気を似せた「ノンアルコールビール」は、依存症者に
とって再飲酒の引き金になる、との指摘が多いからだ。

さて、まずはノンアルコールビールを巧みに使っている友人達の紹介だ。
脳梗塞を患った後、好きな酒をピタリと止めたT君。
彼はグルメであり、よく飲んだ男だったが、現在、われわれと夕食を共に
するときは、必ずノンアルコールビールを頼む。共に乾杯し、2時間くらい
の会食では、途中で1本追加する。
もう5年になるが、本物を飲みたいとは一言も言わない。この頃は「ノンア
ルコールビールは、随分、味が良くなった」と解説までしてくれる。
医師から、少し飲んでも良いと許可が出ているが、誕生日にワインを飲む
だけで、普段は飲まない。飲めば段々量が増えると自戒し、ノンアルコー
ルビールを活用しているのだ。

彼に触発された女性がいる。彼女は、おいしいものに目がなく、酒宴が好
きだ。
60歳くらいまでは、男性が顔負けするほど飲んだ。男性が多い職場で、トッ
プにもなったから、酒に強いという態度をとっていたのだろう。
定年退職後、ひどく酔っ払って膝をついたことがあった。それをきっかけ
に、酒量を抑え始めた。だが、酒を一切飲まないことには、抵抗感があっ
たようだ。
ノンアルコールビールで酒宴を楽しむT君とたまたま同席、マネをしてノン
アルコールビールを飲んだところ、すっかり気に入って、以降、ノンアル
コールビールで通している。

M君は、毎日、1缶のビールに酒2・3合が普通の大酒飲みだった。
医師から、前立腺がんの放射線治療を行なう2カ月間は、完全禁酒と宣告さ
れた。T君にならって、この間をノンアルコールビールでしのいだ。
無事治療が終了し、検査数値も正常になった。
「初めは物足りない気分だが、慣れるにしたがって満足感も出てきた。暑
い時期に、好きなビールが飲めないのは辛かったが、ノンアルコールビー
ルがあって助かった」
と評価している。
「コンビニで買う缶よりも料理屋で出す瓶入りのノンアルコールビールの
方がうまい」
とは、現在の感想。

場の空気を読み、それに合わせた行動が求められる日本社会では、ノンア
ルコールビールであれば酒の出る会合の雰囲気をこわさずにすむ。便利に
使われるのも当然かもしれない。
それに加えて、やわらかく「酒を飲まない」ことを示せるから、節酒の必
要性を説く、便利な小道具にもなる。
山さんは、最近、昼間の会合はもちろん夜のパーティでも、乾杯をする際、
ウエイターへ次のような言葉をかける。
「ノンアルコールビールを何本かおいてください」
そして、大声で
「この歳になるとドクターストップの人が必ずいるから」
と付け加える。
注文した責任があるから、必ず自らノンアルコールビールを飲む。
以前の飲兵衛ぶりを知っている友人は、心配そうに「どこか体が悪いのか」
と聞く。
飲酒運転防止活動を知っている仲間へは「これからASKへ行くので」と
言えばすむ。
活動を知らない人へは、名刺を出し、簡単に立場を説明し、ノンアルコー
ルビールを注いでもらう。
こうすれば、ASK及び飲酒運転防止PRに大変役に立つ。
ただ、健康集団だとノンアルコールビールが余り、ひとりで5本以上空ける
羽目になったことも。

山さんのJR時代の古巣である厚生関係のOB会へ出席した時のこと。
出てきたのがアルコールばかりだったため、現職の部長に「ノンアルコー
ルビールはないの」とわざわざ聞いた。「ウーロン茶はあるはずですが」
とあわてて係のところへ飛んでいった。
「高齢者が何十人も集まれば、ドクターストップの人が必ずいる、せめて
厚生関係者は気を配るべきだ」とついお説教をしてしまった。
しかしあとから、このお説教を反省した。
一般に、飲まない人はOBになったら、わざわざ飲み放題の会へは来ない。
だから現役はノンアルコールの必要性に気がつかないのだ。
山さん自身、飲酒運転防止活動に取り組み始めた当初、飲み放題に抵抗が
ある理由を大先輩へ一々説明するのがおっくうだったから、飲兵衛の集ま
るOB会などへは出なかった。
一方、内輪の会合や飲酒運転防止と関係のある団体の会合などでは、「1合
(およそ1単位)で満足できる飲み方」を広めようと「マイ枡」のデモンス
トレーションをしていた。
今にして思えば、もっと早く、この種の会合へ出席し、マイ枡の披露はとも
かく、「アルコールの1単位」の説明やノンアルコールビール活用のアドバ
イスをすべきだったのである。

最近、高齢者の会合は昼が多い。昔は、「お天道様が高いうちは飲まない」
というのが常識だった。だが、今や、足下が明るいうちに家へ帰れるから
と、昼間に酒を出す会合も増えた。
毎朝、家の前にある山を登っていた足の強いH君が、真っ昼間、お店の階段
を踏み外し倒れ、腕を骨折した。酒があまり強くないので、夜の会合では、
階段の上り降りを意識、飲む量を注意していたのに、昼の会合だからと、つ
い安心して飲んだのがいけなかったと反省していた。
山さんは講演などで「昼は動き回ることが多い。アルコールが入ると、認知、
判断、反応、操作能力が落ちて、ケガをしやすい。昼は酒を避けたい」と
注意し、自分でも「昼は飲まない、ノンアルコールビールがいい」と実行し
ている。

山さんは若い頃から山登りやスキーが趣味だった。より正確にいえば、その
あと温泉で汗を流しビールを飲むのが趣味だった。「山を下りたら温泉と
ビールが待っている」と心のうちでつぶやきながら苦しい登りに耐えたもの
だ。
今でも、湯上がりにはビールを、と体が欲求する。湯上がりのビールは、
乾いた喉を一気に潤し冷やすためのもの。ならば、ノンアルコールでもよい
はずだ。
試してみれば、そのとおり。何年か続けた。
娘が、炭酸水でも同様の効果があると助言してくれた。
それからは、風呂上がりに炭酸水を愛用している。ノンアルコールビール
0.00の味を調えるための不純物がふくまれないのが健康に良さそう。
さらに発見があった。朝風呂のあとの炭酸水がいい。ノンアルコールビール
では、なんとなく朝酒の気分で、うしろめたさがある。炭酸水なら、さわや
か、仕事に出る朝にピッタリだ。

ノンアルコールビールは、病後に使え、会の雰囲気をこわさず、ケガ防止に
役立ち、湯上がりに最適。活用範囲が広い。
「飲み放題」は止めてほしいが、どうしても「飲み放題」にするなら、是非、
ノンアルコールビールを加えたいもの。
家庭では、炭酸水がおすすめ。余分な糖分、添加物がないからより健康的だ。
それに安いのがなんと言っても魅力である。


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  5.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2833/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップで紹介しましたが、高齢者の飲酒運転は、若者とならんで
死亡事故率が高いようです。
一方、高齢者の依存症も増えています。

関心のある方はぜひこちらをお読みください。

季刊〔ビィ〕Be!132号
《特集》高齢者の飲酒問題にどう対応する?
 わかる、できる!〈基礎知識・ノウハウ・実践〉
   ↓  ↓  ↓
 http://www.a-h-c.jp/magazine/7509

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】149号 18.10.15
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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148号2018

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     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  148号 18.9.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.146
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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    誰でも参加できる無料の公開スクーリング
     全国9カ所で お申し込みはお早めに!
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆怒涛のスクーリング開始!

秋です。講師・山さんの全国行脚がスタートです。
今月から12月まで、全国各地でスクーリングを実施します。

【スクーリング】
スクーリングでは、DVDの視聴や焼酎党の実験、グループワークなど様々な
プログラムで、丸1日かけて飲酒運転防止研修のやり方を学びます。
9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。 

9/19・20さいたま、9/26三島、10/4大阪、10/10東京、
10/11横浜、10/17・18神戸、10/25名古屋、10/31札幌

【誰でも参加できる無料公開スクーリング】
アルコール関連問題啓発週間に合わせ、「スクーリング」の一部を、無料で
一般公開します。養成講座を受講していなくても午前中のみ参加できます。
開催日の10日前までにメールフォームからお申し込みください。
特設ページはこちらから。
  ↓ ↓ ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd

10/04 大阪市  エル・おおさか
10/17 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
10/31 札幌市  北海道立道民活動センター かでる2.7
11/07 高松市  サンポートホール高松
11/14 広島市  ワークピア広島
11/22 福岡市  福岡交通センター博多バスターミナル
11/28 那覇市  沖縄県警察本部
12/12 千代田区 主婦会館プラザエフ

プログラム――
1.これだけは知っておこう! アルコール健康障害対策基本法
2.飲酒運転防止に必要なアルコールの基礎知識
  ―飲酒運転防止インストラクターの役割とは?
3.【スクーリング講座1】 アルコールの「1単位」と体質
 (アルコールと体質/体質ごとの注意点/アルコールの1単位と処理時間/
  3単位飲酒のリスク/酒気帯びのケーススタディ/健康日本21)

◆アップデート研修
継続的な研修の機会がほしいとの要望に応えて、認定インストラクターを
対象にしたアップデー研修を実施します。

プログラム――
★知識のアップデートと問題対応力を身に付けよう!
 ◇改訂版「DVD活用マニュアル」の改訂項目の解説
 ◇飲酒運転防止を取り巻く社会情勢の変化……時系列で知識を整理
 ◇インストラクターの役割と指導のポイント
   ……欠かせない知識やよくある質問や誤解に対してどう答える?
 ◇グループワーク
   ……節酒と断酒の実践プランの実技演習/事例討議

9・10月の日程は以下です(12月まで続きます)。
9/18さいたま、9/25三島、10/2東京、10/3大阪、10/9東京、
10/16神戸、10/23東京、10/24名古屋、10/30札幌

すでにインストラクターに認定されている方の中で、アップデート研修に
まだ申し込んでいない方は、ぜひ、急いでASKまでご連絡ください。
受講可能な会場をご案内いたします。電話03-3249-2551


ASK飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらを。
  ↓ ↓ ↓
https://ddd.ask.or.jp/


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  2.ASKからのお知らせ
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季刊Be!132号、発行になりました。

●特集は、
「高齢者の飲酒問題にどう対応する?」<基礎知識・ノウハウ・実践>

PART1<基礎知識>高齢者の飲酒 何があぶないの?
PART2<介入>タイプ別のポイントはこれだ
PART3<治療・回復>入院→地域への道筋はこうやってつくる!
PART4<地域の実践>依存症患者の回復を支える
PART5<体験手記>本人と家族

●インタビューは、ダンプ松本さん。
父の酒も、私のパチンコも、「依存症」だった!?

父の飲酒と暴力、ギャンブルで苦労した母を楽にしてあげたくて、女子プ
ロレスの世界へ入った。
「私は自分の育った環境しか知らなかったから、子どもはみんな父親のこ
とを嫌いなんだと思っていたんです」
そんなダンプさんが、父の問題を「依存症」として初めて理解したのは、
3月に渋谷・ハチ公前で行なわれた厚労省主催の啓発イベントでのこと。
考えてみると、自分のパチンコへの執着もまさに依存症だった……。

その他、詳しい内容はこちらを。
http://shop.a-h-c.jp/eshopdo/refer/refer.php?view_id=1102132

定価 本体800円+税
ネット書店でも購入できます。
アマゾン http://c.bme.jp/13/297/2785/1916
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/15587720/


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  3.ニュースCLIP!
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西日本の台風の甚大な被害に心を痛めていたら、
北海道で震度7の地震が……
いまだ余震、停電・節電が続く中、
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

ニュースCLIP、今回も、友井・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)女性タレントが飲酒ひき逃げ
 2)朝酒・昼酒で
 3)千葉県の教育委員会、今年度3人目の飲酒運転処分
 4)飲酒運転の車から飛び降りた妻
 5)自転車酒酔いで女性が逮捕

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1)女性タレントが飲酒ひき逃げ

9月6日午前7時頃、元「モーニング娘。」の女性タレント(33)が、東京・中
野区で赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を渡っていた自転車の
女性をはねて逃走した疑いで逮捕されました。
15分後に自ら110番通報し現場に戻ったとのこと。被害者は軽傷でしたが、
呼気検査で基準値のおよそ4倍の0.58mg/lのアルコールが検出。
2時間半後の午前9時半から練馬区で開かれるイベントに参加予定で、「仕
事に向かっていた」と供述しています。
酩酊状態で仕事へ……。それだけでも問題飲酒、たびたびやっているとした
ら、依存症のおそれがあります。

◎「自宅で缶入り酒3本を…」ひき逃げ 吉澤ひとみ容疑者
(9月8日 ホウドウキョク)
◎吉澤ひとみ容疑者、0.58mgのアルコール検出 識者「深酒でも0.3mgに」
(9月9日 スポーツ報知)

報道によると、飲酒状況についてはこう話しているようです。
「寝る前に、缶酎ハイ3缶を飲んだ」
「自宅で夫と(夜中の)午前0時頃まで飲んでいた」

これに対して、某医療ジャーナリストが、「7時間近くあけて、しかも睡眠
も取っていれば大丈夫。相当弱かったということですかね…」などとコメ
ントしています。

ちょっと待って!

供述を信じて、缶酎ハイ3本で計算してみます。
7%のチューハイ3本は3単位、日本酒3合に相当。
女性のアルコール分解の目安を1単位5時間とすると、およそ15時間かかり
ます。
これがもし、ストロング系のロング缶3本だとしたら?
500ml×9%×0.8(比重)×3本=108g 20gを1単位とすると⇒5.4単位
分解に、およそ27時間かかります。1日ではぜんぜん足りないのです。
しかも「睡眠をとっていれば大丈夫」ではなく、睡眠中は分解が遅れます。
(実際には、これ以上飲んでいる可能性もあるとは思います)

寝ればアルコールが抜けると思っている人、たくさんいます。
愛知県でも、似たような事例が。

◎通学途中の高校生 酒気帯び運転の車にはねられケガ
 逮捕の男「酒抜けてると思った」 愛知(9月10日 東海テレビ)

9月10日午前7時過ぎ、自転車で通学途中の高校生が、酒気帯び運転の車に
はねられ軽いケガをしました。容疑者の会社員(48)は「飲酒後に寝て休
んだので酒は抜けていると思った」と話しています。


2)朝酒・昼酒で

朝酒・昼酒で、高濃度のアルコールが検出となると、依存症の疑いが濃厚
です。

●朝に梅酒をロックで/秦野市職員(53)神奈川
(9月9日 神奈川新聞)
9日午後1時5分頃、厚木市の十字路交差点で乗用車と衝突。呼気から基準
値の3倍超となる0.5mg/lのアルコールが検出された。妻と近隣の健康ラン
ドに向かう途中だったという。
「朝に梅酒をロックでグラス1杯飲んだ」と話し、容疑を認めている。

●昼に酎ハイと焼酎/運転代行(53)福岡
(8月25日 ホウドウキョク)
8月24日夜、春日市で、客の軽自動車を運転中に事故を起こし、酒気帯び
運転の現行犯で逮捕された。呼気からは、基準値の8倍のアルコールが検
出され、「昼に酎ハイと焼酎を飲んだ」と供述しているという。


★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
http://c.bme.jp/13/297/2788/1916

☆アルコール依存症について学べる日本で唯一の通信講座
ASKアルコール通信講座<基礎クラス><介入技法トレーニング・クラス>
http://www.a-h-c.jp/courses/alcoholcourses


3)千葉県の教育委員会、今年度3人目の飲酒運転処分

千葉県教育委員会が飲酒運転で教員を懲戒処分に。
4月、7月、8月と、今年度3人目です。

◎飲酒運転の小学教諭を免職 友人宅で酒飲み、帰宅の際に物損事故起こす
 千葉県教委(8月30日 千葉日報)

懲戒免職処分となったのは、勝浦市立小学校の教諭(27)。
7月31日午後6~11時頃、元同僚宅でビールをコップ1杯、ハイボールをコッ
プ4杯ほど飲み、帰宅する際、11時40分頃、いすみ市で、縁石上の反射板を
破損する物損事故を起こしました。
「飲酒量を抑え、水も飲んでいたので大丈夫だと思った」と述べていたと
のこと。

ここで問題です。
「飲酒量を抑えた」と言っていますが、ビールをコップ1杯、ハイボールを
コップ4杯のアルコールの分解にどのくらいかかるでしょうか?
⇒答えは、編集後記をどうぞ。

再発防止にはアルコールについての職員研修が必須です。

☆職場の飲酒運転対策に役立つDVD・冊子・eラーニングなどはこちら
 http://c.bme.jp/13/297/2735/1897


4)飲酒運転の車から飛び降りた妻

3日未明、福岡県大牟田市で自称大工(34)が酒気帯び運転で現行犯逮捕
されました。
後部座席に乗っていた妻が車から転落したことで発覚したのです。
なぜそんなんことに?

◎車から妻が転落し飲酒運転発覚 34歳夫を逮捕 車内で夫婦げんか
 「引き留めようとしたが」福岡県(9月3日 テレビ西日本)

9月3日午前1時過ぎ、大牟田市で「車から女性が落ちた」と後続の車の運転
手から消防に通報がありました。女性は頭から血を流していましたが命に
別条はなく軽傷。
車を運転していたのは女性の夫で、呼気から基準値の5倍を超えるアルコー
ルが検出。
「夫婦げんかで口論となり、妻が突然、降りた。引き留めようとしたがそ
のまま転落した」と話しているということです。

あくまで推測ですが、口論の原因は夫の飲酒運転とすると合点がいきます。
運転をやめるよう言い募る妻、妻の忠告を聞かない夫。
妻は、飲酒運転の車には同乗できないと実力行使して、ドアを開け飛び降
りた。
ですが、この仮説では、そもそも妻はなぜ飲酒運転の車に乗ったのか、と
いう疑問も……続報が待たれます。


5)自転車酒酔いで女性が逮捕

こちらは、女性が酩酊して自転車運転です。
9月12日午前3時過ぎ、自称アルバイトの女性(36)が、田川市で酒に酔っ
て自転車を運転したとして現行犯逮捕されました。

◎【福岡】自転車酒酔い運転で女を現行犯逮捕(9月12日 九州朝日放送)

警ら中のパトカーがふらつきながら自転車を運転している女性を発見し、
呼気検査をしたところ、基準値の約6倍のアルコールが検出。
受け答えもできないほどに泥酔していたとのことです。
「酒は飲んだが、自転車は運転していない」と一部否認しているとか。
自転車の飲酒運転での逮捕は、福岡県警では2008年に統計を取り始めてか
ら3件目だそうです。


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   4.山さんコラム No.146
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆旅にはトラブルがつきもの

先月の「山さんコラム」ではチェコへの旅の報告をしたが、この旅ではか
なりトラブルに見舞われた。
文化、習慣の違いや、山さんの勘違いも含まれるかもしれないが、中には
「もしアルコールが入っていたら……」と想像してヒヤッとなるような出
来事もあった。それを披露して皆さんのご旅行の参考に供したい。

まず出発前からトラブル続きであった。
ネットで予約をしたはずが、出発前日に確かめるとキャンセルされている
という。心当たりはまったくない。厳重抗議し、原因は不明のまま予約が
有効とされ事なきを得た。
どうにか出発し、乗り継ぎのヘルシンキ空港は工事中で大混雑。
着陸後、到着ターミナルまでの臨時バスが不足しているのか、2台目がなか
なか来ない。
「乗り継ぎ時間が2時間以上あるから大丈夫」と妻へ話しながらも、荷物を
持って機内通路で待つのだからイライラする。しかもバスの到着口はター
ミナルの端で、仮設階段を上らねばならず不便だった。
結局のところ乗継便は、滑走路混雑のため出発が30分以上遅れ、乗り継ぎ
に約3時間。
その間にビールを一杯、という考えも浮かんだが、見知らぬ土地で無事ホ
テルに着くまではと、グッとこらえた。

プラハ空港に到着し、持ち込み荷物だけの身軽な我々は、一番先に出口へ。
しかし予約していたホテルからの「迎え」がいない。
インフォメーションで公衆電話のありかをたずね、ようやく探し当てる。
予約した会社の資料を見て「迎えと出会えなかった場合」の電話番号にか
けるが、何度かけても相手が出ない(実は資料に記載された番号が間違っ
ていたことが後で判明)。
タクシーにするかと、チェコの通貨コルナに両替して、念のため出口に戻
るとYAMAMURAの看板をもった男がボーッと立っていた。到着の遅れを
見込んでゆっくり来たのだろう。
かなりキモを冷やした。ヘルシンキで乗り継ぎ時間にビールを飲まず、素
面でよかった。飲んでいたら事態はもっと混乱しただろう。

チェコ旅行4日目、世界遺産の町、チェスキー・クルムロフを訪ねたときの
こと。
泊まっているブディェヨヴィッツェからのバス発車時刻を前日から確認し
てあった。
ところが9時20分のバスはプラハからの高速バスで、予約客で満員。この高
速バスは「空席があったら区間乗車できる」しくみだったのだ。前日の観
光インフォメーションでも、バス案内所でも、こうした説明はなかった。
憤然としながら、10時1分発のバスを待つ。40分も待たねばならない上に、
ローカル便なので目的地までさらに時間がかかる。
しかし乗ってみると、途中の村々へ寄って行くので、郊外住宅のたたずま
い、特徴ある農家や集落が見られる。高速道路を行く高速バスより、観光
旅行としてはよかった。
帰りは高速バスの座席に余裕があり、乗車できた。料金は同じ32コルナ。
両方乗れてラッキ-。人間万事塞翁が馬か。

さて、そのチェスキー・クルムロフでも災難に見舞われた。
バスセンターはただの駐車場。トイレがない。
町内へ入り最初の有料便所へ急ぐ。貴重な10コルナを入れるが入り口のバー
が回転しない。もう1回。ダメ。入場機器の故障らしく、20コルナ投入の無
駄。冷静に見れば人が誰も出入りしていない。
結局、お城の有料便所へ。ここには清掃人がいたから安心して入れた。
さて肝腎の城見学だ。案内所が閉まっている。昼休みかと、うろうろして
いたら、「月曜日は休みです」と観光客が笑顔で声をかけてくれた。
幸い塔に登ることはできた。こじんまりした美しい箱庭のような風景を堪
能。
雷雨にあって逃げ込んだレストランで昼食時、山さんは「ホテルへ帰るま
でアルコールを飲まない」という原則を破り、つい雨宿り気分でビールを
飲む。
少しホロ酔い気分で雨上がりの美しい城や公園を眺めながら、帰りのバス
停へ。
しかし時刻表を見ると終点のバスセンター行きばかり。そこでハタと気づ
く。ここは往路で降りたバス停ではないか。道路反対側を見ると、バス停
留所が見えた。その前を、車が帰り方向へ流れている。
妻とともに石造りの道路橋を渡る。しかし、その停留所の時刻表にもブ
ディェヨヴィッツェの文字がない。人もいない。
さっきいた向かい側には、大勢の人がいる。また橋を渡りかえす。息が切
れる。昼食のビールの影響だ。
戻って冷静にみれば、帰りの時刻表は別の位置にあった。
往復が同一の停留所というのはめずらしい。おかげで道路の反対側と右往
左往させられたが、これもホロ酔い加減ゆえの判断ミスか。

最後のトラブルはオーストラリア、ウィーンでのこと。
「ホテルでピックアップ、ホテルまで送る」が売りの1日観光バス・ツアー
に参加した。
ブラチィスラバ城から遠望した、うねるような美しい山並みへ向かってド
ナウ川を遡る高速双胴船。その上甲板の先に座って川風を受けながら、古
城、町並み、岩、ドナウ川のさざなみを眺める……1時間半。
良い気分でウィーン・ドックへ到着。だが迎えのバスがいない。
顔なじみのツアー客は、少し探しただけで諦めたらしく思い思いの方向へ
散っていった。
残った2人に「どうする」と聞くと「ノーアイデア」と肩をすくめ歩き去っ
た。
仕方なく我々も橋を渡り、歩き始めたが、心もとない。折良く出会った若
い女性に声をかける。
「シティセンターはどちらか?」
かの女性、わが英語力を見抜き、着いてこいと先に立つ。やがて指をさし、
「あのアメリカのファーストフードの店を左に曲がりまっすぐ行けば10分
ぐらい」と教えてくれた。
まことに親切。旅でこそ情けが身にしみる。曲がり角を見つめながら横断
歩道を渡る。
そこで1センチばかりの段差に左足がつまずき、パッタリ両手をついて倒れ
た。
足首をひねったことはあっても、つまずいて倒れたのは初めてで、後期高
齢者を実感。
幸い左手のひらが痛いだけで、体は無事だった。ブラティスラバのカフェ
で飲んだビールがノンアルコールだったのは幸いだ。本物のビールを飲ん
でいたら、倒れた時刻はちょうど血中濃度が最高、反射神経が鈍くなって
いて、両手が出るのが遅れたかもしれない。すると……。ちょっとゾッと
する。

旅先のトラブル拡大抑止のため、ホテルへ着くまでは酒類を飲まないこと
が大切。
ノンアルコールビールを上手に活用するのはいかが。
ただし妻に言わせれば、「それならノンアルコールビールより、レモネー
ドにすればよい。甘み少なめ、香りも良くて美味しい、ビタミンCも豊富」。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2790/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップの質問の解答です。

Q ビールをコップ1杯、ハイボールをコップ4杯のアルコールの分解に
  どのくらいの時間がかかるでしょうか?

 まずアルコールを単位(純アルコール20g=1単位)に換算します。
 計算式は、単位=量(ml)×アルコール度数(%)×比重0.8÷20(g)
 *ビール コップ1杯 ⇒1杯200ml・5%として、0.4単位
 *ハイボール コップ4杯 ⇒1杯200ml・7%として、4杯で2.24単位
 合計すると、2.64単位になります。

 1単位の分解の目安を男性4時間とすると、10.56時間かかる計算に。
 3単位近く飲んで、「飲酒量を控えた」ということは、日頃は相当飲ん
 でいるということですね。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
  ↓ ↓ ↓
 http://www.a-h-c.jp/items/oneunitcard

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】148号 18.9.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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147号2018

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 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  147号 18.8.20
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
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 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ASKからのお知らせ
    3.ニュースCLIP!
    4.山さんコラム No.145
    5.ASKの活動ご紹介
    6.編集後記 *つぶやき*

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     9月から全国で公開スクーリング開始!
         お申し込みはお早めに
          ↓  ↓  ↓
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
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◆来月からスクーリングが始まります

第11期養成講座は、現在、【ステップ1】通信スクールが追い込み。
事務局は、【ステップ2】スクーリングの準備の真っ最中です。

来月から、講師・山さんこと、ASK飲酒運転対策特別委員会委員長の山村
陽一による全国行脚がスタートします。
今年はスクーリングを全国で22回、認定インストラクター対象のアップデー
ト研修もあわせると、38回に及ぶ講習を行ないます。

スクーリングのご案内を送付した翌日、FAXが届き始めました。
みなさん、やる気です。
申し込みがまだの方、急いでください!!

★なお、損保協会の助成により、うち10ヵ所は公開スクーリングです。
養成講座を受講していなくても午前中だけ無料で参加できます。
公開スクーリングの日程は下記のとおりです。

09/12 福島市  コラッセふくしま
10/04 大阪市  エル・おおさか
10/17 神戸市  神戸国際会館セミナーハウス
10/25 名古屋市 ウインクあいち
10/31 札幌市  北海道立道民活動センター かでる2.7
11/07 高松市  サンポートホール高松
11/14 広島市  ワークピア広島
11/22 福岡市  福岡交通センター博多バスターミナル
11/28 那覇市  沖縄県警察本部
12/12 千代田区 主婦会館プラザエフ

お申込みはホームページからどうぞ。
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd


◆アップデート研修
認定インストラクター向けのアップデート研修のお申し込み受付中です。
今年のプログラムをご紹介すると――

★知識のアップデートと問題対応力を身に付けよう!
 ◇改訂版「DVD活用マニュアル」の改訂項目の解説
 ◇飲酒運転防止を取り巻く社会情勢の変化……時系列で知識を整理
 ◇インストラクターの役割と指導のポイント
   ……欠かせない知識やよくある質問や誤解に対してどう答える?
 ◇グループワーク
   ……節酒と断酒の実践プランの実技演習/事例討議

1~10期の認定インストラクターの方々、お見逃しなく。

…………………………………………
上級インストラクターのお申込みも受付中です。
認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
詳しくは以下のサイトを。
 ↓   ↓   ↓
http://c.bme.jp/13/297/2731/1916

 
飲酒運転防止インストラクター養成講座についてはこちらを。
https://ddd.ask.or.jp/
お問い合わせは、事務局へどうぞ。(電話03-3249-2551)


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  2.ASKからのお知らせ
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日本では、若い女性の飲酒率は男性と肩を並べています。
そこで、ぜひともお勧めしたい国際フォーラム(無料)をご案内します。

妊娠中の飲酒は胎児にどんな障害をもたらすのか? 
診断は? 母子の支援は? 日本の状況は?
【胎児性アルコールスペクトラム障害の予防と対策に関する国際フォーラム】
9月15日(土)9:30~17:00 東京・永田町「星稜会館」
主催:久里浜医療センター 共催:ASK

詳しい内容と、申し込みは以下のサイトから。
https://peraichi.com/landing_pages/view/fasd0915

●胎児性アルコールスぺクトラム障害(FASD)とは?
妊娠中の母親が飲酒すると、胎児に様々な障害が生じることがあります。
この障害は軽微なものから重症に至るまで様々で、これらを合わせて胎児性
アルコールスぺクトラム障害(FASD)と呼んでいます。
米国では、先天性の知能障害の原因として、ダウン症候群に次いで多いとさ
れています。
本フォーラムは、この問題を多くの方に理解いただくために企画されました。
国際的に著名な学者の講演と、わが国で先駆的にFASD児の支援に取り組ま
れた方々の体験などから構成されています。


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  3.ニュースCLIP!
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異常な猛暑がちょっと落ち着いたと思ったら、
また台風が向かってきています。被害が出ませんように。

さて、飲酒運転ニュースは、公務員の事例がとても目立ちました。

今回も、友井・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)福岡県職員、再び
 2)懇親会・会食・納涼会・花火大会…
 3)一緒に飲んだ同僚の責任
 4)自転車の飲酒運転で懲戒処分
 5)「酒を飲みたい気持ちを抑えられなかった」

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1)福岡県職員、再び

8月11日午後11時頃、福岡県がん感染症疾病対策課技術主査で保健師の女性
(44)が、軽乗用車を蛇行運転しガードレールに衝突する事故を起こしま
した。基準値の4倍弱(0.59mg/l)のアルコールが検出されています。
県職員のビーチバレー大会の打ち上げで、同僚3人とJR博多駅周辺でビール
やチューハイを飲み、車で仮眠後に帰宅する途中だったとのことです。
「判断力がなくなるぐらい飲んでしまった」と話しています。

◎<福岡・中央署>打ち上げで飲酒後に事故 福岡県職員を逮捕
(8月13日 毎日新聞)
◎福岡県庁で不祥事の連鎖…今度は女性職員が飲酒運転のア然
(8月15日 日刊ゲンダイ)
◎福岡県職員を懲戒免職 酒気帯び運転疑いで逮捕
(8月17日 産経新聞)

福岡県では、2006年8月に福岡市職員が飲酒運転で3児死亡事故を起こして
います。その後、飲酒運転撲滅条例を制定するなど、県をあげて対策に取り
組んできたはずです。
ところが県職員の飲酒事件が後を絶ちません。
昨年8月に、44歳の職員が酒に酔ってコンビニの駐車場で事故を起こし逮捕。
その翌月には、27歳の職員が酒に酔って路上で見知らぬ女性を殴り、暴行容
疑で逮捕。今年の7月には23歳の職員が酒に酔って救急隊員を転倒させ、暴
行容疑で逮捕。そして今回の44歳女性職員の飲酒運転と、県職員の逮捕と懲
戒処分が相次いでいるのです。

背景にあるのは飲酒習慣の問題です。
アルコール依存症でなければ大丈夫ではないのです。
酩酊につながり、翌朝の飲酒運転のおそれもある3単位(ビール中瓶3本)
以上の多量飲酒パターンの変容に焦点を当てたほうがいいと思います。

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2)懇親会・会食・納涼会・花火大会…

前述の福岡の事例は、職員のビーチバレー大会の打ち上げ後でしたが、各地
で公務員が起こした飲酒運転を見ていくと、同様のパターンが目につきます。
酒席の幹事は、飲酒運転防止を念頭に置く必要があります。
「バスで帰る」「タクシーで帰る」という言葉を信じてはいけません。

●懇親会後―市立中学教諭(42)縁石に乗り上げ/三重
(7月25日 三重テレビ放送)
7月24日午前0時45分頃、道路の縁石に乗り上げる事故をパトロール中の警察
官が発見。基準値を超えるアルコールが検出された。「教員を含むサッカー
関係者との懇親会」から帰る途中だった。

●校長らと会食後―市立小学校教頭(54)ひき逃げ死亡/埼玉
(7月30日 FNN)
7月28日午前2時頃。埼玉県川口市の路上で女性をはねて死亡させ逃走した。
事件前日の午後、川口駅近くの飲食店で「同校の校長ら5人と会食」。午後
6時半から9時半頃までは中華料理店で、その後10時頃までは串焼き店で、
職員はビールをジョッキで4、5杯ほど飲んだ。会食に先立ち、校長に「車を
自宅に置いてくる」と話し、会食を終えた際も「バスで帰る」と告げて、
その場を立ち去った。受け答えや足取りはしっかりしていたという。

●納涼会後―静岡市職員(30代)バイク事故/静岡(8月7日 静岡放送)
8月3日夜、静岡市をバイクで走行中に転倒し、右足や肋骨を骨折し病院に
運ばれた。基準値を超えるアルコールが検出。同僚と市内の飲食店で開かれ
た「納涼会」に出席していて、周囲には「タクシーで帰る」と話していた。

●花火大会後―大津市課長(51)衝突/滋賀(8月10日 産経新聞)
8月7日午後6時頃から10時半頃まで、所有する市内のマンションで、同僚
の男女4人と酒を飲みながら「びわ湖花火大会」を見物。
午後11時頃、約5キロ離れた自宅まで車を運転して帰宅したが、その際に、
マンション駐車場内の他の住民の車にぶつかった。
翌日事故に気づき、大津署に事故と飲酒運転を申告したという。
課長は自宅謹慎中で、市は処分を検討している。


3)一緒に飲んだ同僚の責任

同僚と飲んだあとに起きた公務員の飲酒運転では、その同僚も職場から責任
が問われています。

◎青森県警巡査 未明まで酒飲み、酒気帯びで手続き
(8月9日 Web東奥)

1つ目は、20代の青森県警巡査の翌朝の酒気帯び事例です。同期の巡査が
一緒に飲んでいました。

7月22日午後10時頃から翌23日午前3時頃まで5時間に渡って、自宅や、近所
に住む同期の20代男性巡査宅などで、チューハイ500ml、ワインを約500ml、
焼酎水割り3杯、ハイボール3杯を飲みました。
(⇒量が多いですね。分解にどのくらいかかるか? 編集後記をどうぞ)

巡査は約5時間後の、翌日午前8時過ぎ、中型免許取得の手続きをするため、
車で自宅を出発。職場を経由し、運転免許センターまでの約13キロの道のり
を酒気帯び運転しました。免許センターの職員が酒の臭いに気づき、駆けつ
けた署員が呼気を測ったところ、基準値を超えるアルコールが検出。
巡査は停職3カ月の懲戒処分となり、辞職。
一緒に飲酒した同期の男性巡査に対して、県警は、「巡査が翌朝に運転する
ことを知りながら引き止めなかった」として、所属長注意としました。

◎酒気帯びの嘱託職員解職 福島・川内村、同乗者停職
(8月16日 産経新聞)

次の福島県の事例は、中高年同士。一緒に飲んで同乗しています。

7月26日夜、60代の嘱託職員が50代の参事職とビールやワインを飲み、翌午
前0時35分頃、村内を車で移動中に県警の検問で摘発されました。呼気0.22
mg/lのアルコールが検出されています。
村は、酒気帯び運転をした嘱託職員を解職、同乗した参事職を停職6カ月と
しました。
嘱託職員は2016年に地域おこし協力隊員として採用され、参事職は2015年
から任期付き職員として勤務、東日本大震災からの復興関連業務などを担当
していたとのことです。


4)自転車の飲酒運転で懲戒処分

さすがに飲酒後に車は運転しなくても、自転車だと気を許してしまう人、
けっこういるのではないでしょうか?
こんな事例が福井市にありました。

◎酒飲み自転車転倒で救急搬送、市職員減給(7月25日 福井新聞)

7月23日、福井市が、酒を飲んで自転車を運転した財政課の40代職員を減給
10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表しました。
職員は6月23日、市内の飲食店でビールを2杯ほど飲んだ後に自転車を運転。
車との接触を避けようとして転倒し救急搬送されたとのこと。
骨折の治療で仕事を一時休む際、本人が理由を申告し発覚しました。
酒気帯び運転に相当する可能性もあったということで、市は地方公務員法で
禁じている市民の信用を失墜させる行為に該当すると判断し、処分を行なっ
たとのことです。

法律的にはどうでしょう?
道路交通法には、「第65条 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはなら
ない」とあり、車両等には自転車も含まれます。
ただし罰則が適用されるのは「酒酔い」で、自動車とまったく同じ「5年以
下の懲役または100万円以下の罰金」です。
また、運転免許証を持っている場合は、「道路交通法第103条第1項第8号の
規定による点数制度に寄らない行政処分」により、免許停止になる可能性も
あります。

ぜひ、職場で啓発してください。


5)「酒を飲みたい気持ちを抑えられなかった」

アルコール依存症の疑いが濃厚な公務員の事例です。

●神奈川県立施設職員(49)酎ハイ2本飲みながら玉突き人身事故
(8月10日 神奈川新聞)
酒を飲みながら自動車を運転し、玉突きの人身事故を起こしたとして、懲
戒免職処分になった。
事故が起きたのは、5月11日午前8時半頃。相模原市の交差点で信号待ちの
車に追突。男性ら2人に軽傷を負わせ、逮捕された。
当日は休暇中で、パチンコ店に向かう途中で購入した缶酎ハイ2本を飲みな
がら運転していた。
「半年ほど前から酒の依存度が上がり、止まらなくなった」「危ないと思っ
たが、酒を飲みたい気持ちを抑えられなかった」と説明している。

本人も悩んでいたのでしょう。
早く依存症の治療に踏み切っていれば、あるいは周囲から介入していれば、
事故は防げたかもしれません。

●愛知県南知多町水道課主任(49)酒気帯び運転で役場に出勤
(8月16日 メ~テレ)
酒気帯び運転で役場に出勤したなどとして、3カ月の停職処分を受け、依願
退職した。
飲酒について上司からたびたび注意を受けていたにもかかわらず、6月、車
で役場に出勤した際呼気から酒気帯び運転に該当するアルコール濃度が検出
されたとのこと。また、上司の承認を得ない年休取得や無断欠勤もあり、
それも合わせて今回の処分が決まったという。

この経緯から、職場も困っていたようすがわかります。
気になるのは、アルコール依存症の診断・治療をすすめたのかどうかです。

●国土交通省職員(61)酒気帯び・無免許
(7月17日 毎日新聞)
7月17日午後6時頃、瑞穂市住宅街の幅約4.5mの道路を時速約70キロで走行。
巡回中の署員に呼び止められ、飲酒検知をしたところ、呼気から基準値を超
えるアルコールが検出された。
職員は同省を退職後、再任用職員として勤務。2016年にも同容疑で逮捕さ
れ、運転免許が取り消されていた。警察は無免許運転の疑いでも調べている。

つまり、2年前に酒気帯び運転で免許取り消しになっていたのに、再び飲酒
して運転したことになります。
懲りずに繰り返す飲酒問題の背景には、飲酒のコントロール障害である、ア
ルコール依存症が隠れている可能性が高いです。

●福岡県田川市環境対策課主任(44)駐車場ゲートバー破損・基準値6倍超
(8月18日 産経新聞)
8月18日午前6時頃、商店街駐車場で、料金を支払わず、ゲートバーに車で
衝突し壊して逃走した。約20分後、約3.5キロ離れた場所で車内で寝ている
のを署員が発見。呼気から基準値の6倍超のアルコールが検出。「酒を飲ん
でいて覚えていない」と話している。

この度を越した酩酊ぶりは、依存症を疑ったほうがいいでしょう。

★背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
http://c.bme.jp/13/297/2736/1916

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ASKアルコール通信講座<基礎クラス><介入技法トレーニング・クラス>
http://www.a-h-c.jp/courses/alcoholcourses


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   4.山さんコラム No.145
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆ヨーロッパのアルコール表示

7月13日、暑い盛りの日本を脱出した。
飛行機が離陸し機体が上昇を続ける。急激に大地から離れる身体感覚ととも
に、「これで日常の義務から、スッカリ解放される」と爽快な気分になる。
もう会社勤めを辞めてから十数年にもなるのに、海外旅行の度に起こる感情。
旅の醍醐味だ。
今回、メルマガの趣旨からは少し逸脱するところもあるが、この旅で出会っ
たピルスナーやノンアルコールビールのことなどを書いてみたい。

離陸後間もなく出された食事では、ビール1缶とグラス赤ワイン1杯をいただ
く。
7時間以上たって着陸したヘルシンキでは約3時間の乗り継ぎ時間があったが、
飲むのをグッとこらえた。昔はともかく、今の山さんは適切な飲酒行動をす
すめる身。わずか2時間の飛行後に見知らぬ土地での宿へのアプローチを考
え、我慢したのだ。
プラハ空港ではホテルからの迎えが遅れ、当初ヤキモキ。素面でよかった。

プラハ第一夜の食事では、黄金色のピルスナーと黒ビール0.5リットルジョッ
キ各1杯を妻と2人で飲み比べ味わった。1杯が95コルナ、630円、東京並であ
る。黒パンや、ザウワークラウト(酢キャベツ)を添えたソーセージによく
合った。
翌日は、市内観光。旧市街を見物してから、カレル橋を渡り、プラハ城へ。
坂の途中のレストランで昼食。ノンアルコールビールを頼む。日本でいうノ
ンアルコールビールとは違い、0.5%のアルコールが含まれるから、厳密にい
えば低アルコールビールだろう。0.5リットルジョッキで出てくる(65コルナ
560円)。前夜飲んだピルスナービールと変わらない味だ。原料は麦とホッ
プ。醸造法もビールと同じ。
ちなみにアルコール類を置かないカフェにも、このノンアルコールビールが
あるから、清涼飲料水の一種との位置づけだ。ちなみに日本のアルコール分
0.00%のノンアルコールビール、山さんに言わせれば「ビール様飲料」は、
チェコでたずねた何処のレストラン、カフェ、スーパー、生協でもみつから
なかった。

プラハ2泊後、南ボヘミアのチェスケ・ブディェヨヴィッツェへ列車で移動
した。
ブディェヨヴィッツェは、早くも1265年に時の君主オタカル2世によりビー
ル醸造所がつくられたビールの名産地だ。
この地の2日目、バスに40分乗り、世界遺産の町、チェスキー・クルムロフ
へ。古い市街と立派な城が緑の谷間に美しくこじんまりとまとまっている。
世界各地からの観光客があふれていた。雷雨に逃げ込んだエッケンベルグ醸
造所直営レストランで昼食をとる。マリネーした豚足関節ローストを頼み、
雨宿りの時間を見込んでピルスナーと黒ビール0.5リットルジョッキ各1杯を
妻とともに飲む。チェコ内で一番おいしい食事だった。ビールは1杯45コル
ナ310円。
3日目、タクシーで、チェコで一番美しいといわれるフルボカー城とホラショ
ヴィッツェの伝統的農家集落を巡った。城では250段の石段を登り、塔最上
部の回廊から周囲を展望する。東南から南にかけては広大な麦畑の広がる大
平原、北の山並みの向こうには3基の原発が望見できた。
ホラショヴィッツェでは老農夫と、雨不足で麦のできが悪いこと、リンゴに
は散水していること、見学者はチェコ、ドイツについで3番目に日本人が多
いことなど、英単語で会話した。
昼すぎ、ブディェヨヴィッツェへ戻り、イタリア料理店でピザとパスタの昼
食。ノンアルコールビールを頼んだら、Budweiserと書かれた小瓶0.33リッ
トル、42コルナがでてきた。もちろんチェコ製、ブディェヨヴィッキー・ブ
ドヴァル醸造所で作っている。

7月18日、ウイーンへ。涼しかったチェコと比べて、この夜は暑く、冷房の
ない部屋で汗びっしょりになった。
翌日、数少ない冷房付き部屋に替えてもらう。40ユーロの追加だが安いもの。
このときに限らず、全般的に冷房の少ないヨーロッパは地球温暖化にも敏感
だと改めて感じた。
翌日、スロバキアの首都ブラチスラバへ、一日観光ツアー。
ノンアルコールビールを2回飲んだ。昼食のレストランではスロバキアのビー
ルメーカーの銘柄でUrpiner nealk。小瓶0.33リットルで1.89ユーロ(220円)。
ドナウ川船便待ちのカフェではジョッキ1杯0.4リットルで2.99ユーロ。レモ
ネードと同じ値段。チェコ製よりも濃い味わいだ。
ウイーン最後の日、ベートーベンの小径から、谷川にそって森やブドウ畑を
通り抜けて、カーメンベルクの丘に登った。青空の丘は日差しが強く日向は
暑いが、森陰はせせらぎの音も聞こえ、とても涼しい。ワルツ「ウイーンの
森の物語」を口ずさみながら1時間半登る。 
たどり着いた修道院直営レストランでノンアルコールビールを頼んだ。小瓶
0.33リットルで3.1ユーロ(300円)。

結局、この旅では5回ノンアルコールビールを飲んだ。
どこのカフェもレストランも「ノンアルコールビール、プリーズ」との注文
に、反応良く応じてくれ、広く普及していると感じた。
アルコール0.5%だが、山さんは、ほとんどアルコール気を感じなかった。
妻は、少しほほが染まったように見えたが、行動に影響はないと言った。
ただし、レモネードのほうがはるかにおいしいと、途中から切り替えていた。

団体で大騒ぎしている連中は別にして、普通の人の飲み方はゆっくりだ。
ジョッキ1杯でおしゃべりと食事を楽しむ人が多い。年寄りはもちろん若者
でも、おかわりしている姿はほとんど見られない。チェスキイ・クルムロフ
でレストランに入った直後から2時間ほど、激しい雷雨にみまわれたときだ
けは、雨宿りの人がおかわりをしていた。
特筆すべきは、どの店のメニューでもビール、ワイン、スピリッツの分量が
しっかり表示されていることである。
レストランのメニューでは、ビールはジョッキ0.5リットルが大、0.3リット
ルが小。ブディェヨヴィッツェの酒場では1リットルのジョッキが加わって
いた。
日本でも2020年のオリンピックまでには、「飲み放題」とか、大ジョッキ、
中ジョッキ、グラス、などといういい加減な表示はやめて、諸外国並に正し
い分量表示をしたいものだ。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2738/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップの質問の解答です。

Q チューハイ500ml、ワインを約500ml、焼酎水割り3杯、ハイボール3杯。
  分解にかかる時間は?

 まずアルコールを単位(純アルコール20g=1単位)に換算します。
 計算式は、単位=量(ml)×アルコール度数(%)×比重0.8÷20(g)
 *チューハイ500ml ⇒5%なら1単位、9%なら1.8単位
 *ワイン500ml ⇒12%として、2.4単位
 *焼酎水割り3杯 ⇒25度の焼酎と水を半々にして、水割り200mlをつくる
  と、1杯1単位になるので、3杯で3単位
 *ハイボール3杯 ⇒1杯200ml・7%として、3杯で約1.7単位
 合計すると、約8.1~8.9単位になります。

 1単位の分解の目安を男性4時間とすると、32.4~35.6時間。
 1日経っても抜けません。
 警察官がこれを知らないのは困りものです。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
  ↓ ↓ ↓
 http://www.a-h-c.jp/items/oneunitcard

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】147号 18.8.20
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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146号2018

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  146号 18.7.11
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ニュースCLIP!
    3.山さんコラム No.144
    4.ASKの活動ご紹介
    5.編集後記 *つぶやき*

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      調味料のせいで飲酒運転に?
      ニュースCLIPをどうぞ
  
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  1.インストラクター養成講座NOW!
====================================================

◆第11期飲酒運転防止インストラクター養成講座

応募多数のため、受付を終了しました。
https://ddd.ask.or.jp/

当養成講座についてのお問い合わせはASKへどうぞ。
(TEL03-3249-2551)


【ステップ1】の通信スクール(添削3回)を、すでに47名の方が修了。
締め切りは9月末です。(間際は混み合いますので、早めに提出を)

通信スクールの内容はこちらです。
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【ステップ2】
9月から12月にかけて、全国13ヵ所22回スクーリングを行ないます。 
受講者の皆様には、案内を郵送しています。
スクーリングに出席しないと、インストラクターとして認定できませんの
で、必ずご参加ください。

★なお、うち10ヵ所は公開スクーリングです。養成講座を受講していなく
ても午前中だけは無料で参加できます。
公開スクーリングの日程は下記のとおり。ふるってご参加ください。

9/12 福島市、10/4 大阪市、10/17 神戸市、10/25 名古屋市、10/31 札幌市、
11/7 高松市、11/14 広島市、11/22 福岡市、11/28 那覇市、12/12 千代田区

お申込みはホームページからどうぞ。
https://peraichi.com/landing_pages/view/askddd


【認定インストラクター向けアップデート研修】 
スクーリングに併せて、全国で16回、認定インストラクター向けのアップ
デート研修を実施します。
1期~10期の認定インストラクターには、8月中にご案内をお送りします。 
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ぜひご参加ください。

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上級インストラクターのお申込みも受付中です。
認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
詳しくは以下のサイトを。
http://c.bme.jp/13/297/2671/1916


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  2.ニュースCLIP!
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この1ヵ月に、
大阪北部を震源にした地震がありました。
沖縄・九州を襲った台風……
西日本をはじめ広範囲の集中豪雨と増水……

被害にあわれた地域のみなさまに、心よりお見舞い申しあげます。

さて、今回も、友井・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)アルコールの分解スピードの罠
 2)依存症を疑ってみること
 3)水上でも飲酒運転防止
 4)調味料のせい?
 5)客室乗務員にもアルコール検査

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1)アルコールの分解スピードの罠

前夜の酒、昼食時の酒、夜早い時間帯の酒の「落とし穴」です。

●「昨夜自宅でチューハイを飲んだ」県立養護学校教諭(48)鹿児島
(7月2日 南日本放送)
7月2日午前8時すぎ鹿児島市で、「酒気帯び運転の車がいる」との匿名の
通報を受けて警察が捜査していたところ、運転中の教諭を発見し、呼気か
ら基準値を超えるアルコールが検出された。
「昨夜、自宅でチューハイを飲んだ」と供述。

●「昼、カクテル数杯飲んだ」女性幼稚園教諭(43)茨城
(6月26日 茨城新聞)
6月24日、帰宅するため駅から自家用車を運転。午後10時50分頃、守谷市
内で摘発された。「昼、都内でカクテルなどを数杯飲んだ」という。

●「前の晩に焼酎をロックで飲んだ」市スクールバス運転手(63)千葉
(6月23日 千葉日報)
6月19日午後2時半頃、下校する生徒を送るためスクールバスを車庫から出
して運転し、近くの市道でガードレールに接触する事故を起こした。
その後、中学校で生徒14人を乗せて送る際に市教委に連絡。生徒を送り終
えてバスを車庫に戻してから軽トラックに乗り換え、事故現場で警察署に
通報し、アルコール検査で酒気帯び運転が発覚した。
「前の晩に焼酎をロックで飲んだ」という。
当然ながら、生徒を乗せていたときにも酒気帯び運転だったと思われる。
市教委は生徒の保護者へ説明会を開き謝罪。再発防止のため、バス運行前
に運転手へのアルコール検査を徹底するとのこと。

●「飲酒したのは早い時間帯、抜けていると思った」市職員(44)京都
(6月27日 京都新聞)
5月26日午前1時頃、京都市でオートバイを運転中、乗用車に追突された。
そのときに基準値を超えるアルコールが検出されていたことが判明。
前夜に飲食店でビールを3杯程度飲み、市役所に止めていたオートバイで
大津市の自宅に帰る途中だった。「飲酒したのは早い時間帯で、アルコー
ルが抜けていると思った」と話している。

⇒生中を3杯飲んだとして、分解にかかる時間は?
 答えは編集後記に。


2)依存症を疑ってみること

7月2日午後3時頃、浜松市で軽乗用車を酒気帯び運転した疑いで、47歳の中
学校教諭の男が現行犯逮捕されました。
浜松市教育委員会によると、教諭は2017年の12月から休職中でした。

◎中学教諭を逮捕 警察官に注意された後に運転か(7月3日 静岡放送)

教諭は、逮捕される3時間ほど前に近くの駐車場で停車中に、警察官から職
務質問を受け、酒のにおいがするので運転しないよう警告を受けていたそ
うです。
3時間経って、アルコールが抜けたと思ったのでしょうか?
そもそもなぜ、昼間から酒のにおいをさせて車内にいたのでしょうか?

日中の飲酒運転、しかも休職中。
このパターン、わりとよく見かけます。
休職の理由がわからないので、まったくの推測ですが、うつをやわらげよう
と飲酒して依存に陥るケースはめずらしくありません。あるいは、アルコー
ル依存が背景にあるうつも。
関心のある方は、以下のサイトをご覧ください。

☆うつ・自殺とアルコール(ASKのサイト)
http://c.bme.jp/13/297/2673/1916

7日午前9時半頃、熊本県大津町で酒に酔って追突事故を起こした55歳の
無職男性が現行犯逮捕されました。呼気から、なんと摘発基準の7倍を超
えるアルコール分が検出!

◎基準値の7倍超を検出 酒酔い運転の男 現行犯逮捕
(6月7日 熊本放送)

通報で駆けつけた警察官が、酒の臭いをさせながら、ふらついている男性
に気づき検査したところ、呼気1.1mg/lのアルコールが検出。
「6日夕方から深夜まで焼酎をお湯割で5合以上飲んだ」と容疑を認めてい
ます。

⇒焼酎5合(900ml)の分解にかかる時間は?
 答えは編集後記に。

尋常ではない呼気濃度、大量飲酒……
このケースも、依存症を疑う要素があります。

アルコール依存症は、飲酒のコントロール障害です。
そのため、この病気が背景にある場合、そのままにしておくと、また飲酒
運転を繰り返すことになります。診断を受け、病気の治療をすることが必
要です。

☆背景にある「アルコール依存症」という病気(ASKのサイト)
http://c.bme.jp/13/297/2674/1916


3)水上でも飲酒運転防止

水上バイクを酒気帯びの状態で操縦するなど危険な行為を取り締まる「東
京都水上安全条例」が7月1日から施行され、警視庁の警備艇が東京湾でパ
トロールにあたりました。

◎水上の“酒気帯び”にも目を光らせるパトロール
(7月1日 テレビ朝日)

水上バイクなどの小型船舶による飲酒後の操縦や蛇行などの危険な行為が、
都内の海や河川で問題になっていて、去年1年間で衝突や転覆など4件の事
故が発生しています。
施行された条例では、全国で初めて酒気帯びの状態での小型船舶の操縦を
禁止。
条例に違反した場合、3カ月以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せら
れます。

☆「東京都水上安全条例」の制定(警視庁のサイト)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/anzen/anshin/water_safety.html


4)調味料のせい?

沖縄県警名護署は、酒気を帯びて対向車線の車に衝突し、けがを負わせた
として、32歳の教員を逮捕しました。
教諭は、酒気帯び運転については否認しています。曰く、
「コーレーグース(島唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料)は飲んだが、
酒は飲んでいない」

◎酒気帯びはコーレーグース(調味料)のせい? 逮捕の教員一部否認
 沖縄で3人けがの事故(6月16日 沖縄タイムス)

事故は6月14日午後11時20分ごろ発生、対向車の男性運転手と同乗してい
た女性2人が頸椎捻挫や頭部打撲などの軽傷を負いました。
教諭の呼気から検出されたアルコールは、基準値の約2.5倍。

たしかに、泡盛に唐辛子を漬けた調味料なので、たくさん入れれば酒気帯
びレベルになる可能性はあります。ですが、激辛なので、基準値の2.5倍に
なるほどの量を摂れるはずはなく、無理がある主張のような気がします。

コーレーグースについて検索したら、こんなサイトを見つけました。
まさに実験しています。

☆コーレーグスをどれくらい飲むと酔うのか(DEEokinawaのサイト)
https://www.dee-okinawa.com/topics/2013/05/kore-gusu.html


5)客室乗務員にもアルコール検査

前号のメルマガでご紹介しましたが、
ホノルル発関西行きのJAL機内で、20代の男性客室乗務員(CA)が離
陸約3時間後、ビール1缶をトイレに持ち込んで飲んだという問題が発生し
ました。

◎JAL客室乗務員へのアルコール検査導入へ(7月4日 毎日新聞)

これまでJALでのアルコール検査は、運航乗務員だけが対象でしたが、
7月4日、CAもアルコール検査の対象とする方針を固めました。研修も実
施するとのこと。
研修では、アルコールの基礎知識と節酒の方法、アルコールなしの仮眠の
取り方についても、ぜひ加えていただきたいと思います。

★DVDから冊子・カード、eラーニングまで
 <飲酒運転防止>に役立つASKの予防教育ツール
 http://www.a-h-c.jp/items/noddd

★飲酒運転防止インストラクター養成講座
 https://ddd.ask.or.jp/


===================================================★
   3.山さんコラム No.144
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆孔子さま、困ります

今年になってからずっと、「飲み放題」の問題について、考え続けている。
それというのも昨年の忘年会で、飲み放題をやめさせようとしたら、多く
の反論があったからだ。山さんはそれに対して、コラムの場で再反論を企
てた。
健康面から始め、人類史、近代思想まで動員し、先月のコラムのような小
難しい小論文もでっちあげた。
飲み放題ならぬ「書き放題」だ。自制心がマヒしていた。

さて今回は、山さんの思考にはブレーキをかけて、先人の言葉をひきなが
ら「飲み放題」について考えたい。
(反論はまだ終わっていない。あしからず)

孔子は、食生活についての注意を述べる中で「酒は量なく乱におよばず」
(論語郷党第十)と言い、日常の行動について「酒の困(みだれ)をなさ
ず」(論語)とも述べた。
量なく、とは、量を決めることはしない、との意味だ。つまり「飲む量を
決めなくても、酔って乱れるような失態はおかさない」ことを重視し、人
にも勧めたのである。
日本の知識人には孔子さまを尊敬する人が多いが、この「量なく乱におよ
ばず」という言葉が、彼らに「飲み放題」を容認させる源泉かもしれない。
さらに孔子さまは70歳になると「心の欲するところを行えども矩をこえず」
という、達人の域に達した。自制などと意識せず、欲望そのままの行動が、
良識の枠内におさめられるのだ。

日本ではせっかく利休居士が「一杯の酒、人、酒を飲む。二杯の酒、酒、
酒を飲む。三杯の酒、酒、人を飲む」と節酒の理を説いたのに、現代のあ
りさまを見れば孔子の「量なく乱におよばず」の言葉に及ばず、である。
もし孔子さまが「酒は量『少』なく乱におよばず」と言ってくれていたら
と、山さんはとても残念に思う。

まず自己を治め、周囲を整え、ついで国を治めるという儒教思想はすばら
しい。だが飲酒について「量なく」は落とし穴であり、その考えは危うい。
量をすごせば、「自己を治める」はずの理性そのものがマヒし、自己を失
うからだ。

西洋思想の源であるギリシャの知者の言葉は、酒との適切な付き合いかた
を示すものだ。
プラトンは次のように詳細に語る。
「18歳未満の子供には……激情的な性情を警戒させ……酒はまったく飲ま
せません」
「30歳までの若者……適度に酒を飲ませるが、酔っ払うことや深酒は、か
たく控えさせます」
「40歳に達したら……老人たちのなぐさみであるディオニソスの秘儀(酒)
に臨ませる……魂の性格は憂いを忘れて頑固から柔軟となり……」
(以上、法律666C)
現代は高齢者の飲酒問題がいよいよ拡大していることや、40歳が老人かどう
かはさておき、若者への配慮は理にかなっている。
人々の行動をしっかり観察し、一般化し、対処するギリシャの哲学者らしい。
しかも法律として定めることを提起していたのである。
ちなみに今でも、飲酒についての社会規制は日本より厳しいが、18歳から
飲酒を認めるヨーロッパの国々がある。18歳というラインが医学的根拠を
持つとは思えない。プラトン思想に影響されているのかもしれない。

では古代日本をみてみよう。
「古事記」には、スサノオノミコトが腹立ちまぎれに、田の畦を壊したり、
糞をまきちらすなどの乱暴を働いたのを、アマテラスオオミカミが「酔っ
払ったせい」とかばう記述がある。
神話の語られた時代から、酔っ払いの乱暴狼藉があり、それに対して「酒
の上でのこと」と許容する文化の起源と言えようか。
八岐大蛇の退治にスサノオが強い酒を造らせた話も有名だ。酒の酔いをしっ
かり認識した上で、戦いに利用していたことがうかがわれる。

万葉集には酒がたくさん歌われていて、天皇が酒を節度使へ賜う歌もあれ
ば、貧民が糟湯酒をすする歌まである。
ちなみに、奈良時代の758年に、官吏へ禁酒令がだされている。酒害がすで
に社会問題化していたわけだが、そのあと間もなく例外がもうけられ、禁
酒令は骨抜きになる。いかにも日本らしい姿。「飲み放題」が蔓延する原
点であろうか。

時代は下って、兼好法師は「徒然草」で「下郎に酒飲まする事は、心すべ
きことなり」と、酔っ払った下郎に斬られた法師の悲惨な事件を語り(第
87段)、その後もアルハラや酔っ払いの醜態を詳しく書くが(第175段)、
その後段になると、「かくうとましと思ふものなれど、おのずから捨てが
たき折りもあるべし」と酒酔いの擁護論を展開する。
ここでもまた、議論が骨抜きである。

どうやら、日本には神代の昔から中世を経て現代まで、酔っ払いに寛容な
文化があり、それが「飲み放題」を支えていると考えられる。
とくに徒然草流思考が困る。
悲惨な事故を聞けば大いに同情するし、憤慨もする。そして「確かにひど
い飲み方があるよね」と言いつつ、「たいていの人は自覚して飲む。適量
ならお酒もいいものだよ」と、結局はそこに行きつくのだ。
「適量」を説明しても「人によって違う」とあいまいにかわされ、あとは
聞く耳をもたない。

しかし、山さんは、アキラメない。
「飲み放題はやめよう、飲むなら1単位」と声を大にして、主張し続ける。
かつて山さんの講演を聴いたN社長は、料亭の前で笑いながら「1単位が
適量でしたね」と口にした。酒好きの大先輩は講演の2日後、廊下で出会っ
た際に「酒は一杯、と仲間に言ったよ」と、これまた笑顔で言ってくれた。
それを思い出し、決意を新たにするのである。


===================================================★
  4.ASKの活動ご紹介
===================================================

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2679/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップの質問の解答です。

Q 生中を3杯飲んだとして、分解にかかる時間は?

 お店によってもちがいますが、一般的な中ジョッキは435mlだそうです。
 泡の量を引くと、ビール自体は350ml缶1本と同じくらいとか。

 そこで、生中3杯を、350ml×3杯=1050mlとし、
 アルコール分5%で計算すると、
 1050ml×5%×比重(0.8)=42g(純アルコール量)
 1単位=20gで換算すると、2.1単位になります。
 1単位の分解の目安を、男性4時間、女性5時間とすると、
 男性は8.4時間、女性は10.5時間かかる計算になります。

Q 焼酎5合(900ml)の分解にかかる時間は?

 25度の焼酎は、100mlが1単位なので、900mlは9単位。大量です。
 1単位の分解の目安を男性4時間、女性5時間とすると、
 男性は36時間、女性は45時間かかる計算になります。

アルコールの分解スピードは非常にゆっくり。
そして、睡眠中は分解が遅れます。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
  ↓ ↓ ↓
 http://www.a-h-c.jp/items/oneunitcard

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 【職場の飲酒運転対策メルマガ】146号 18.7.11
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

=================== このメールマガジンは ====================
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
===========================================================

145号2018

★__________________________
 ☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     【職場の飲酒運転対策メルマガ】  
                  145号 18.6.14
                   ASK飲酒運転対策特別委員会
                   http://www.ask.or.jp/
    ___________________________☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄★

 飲酒運転防止への社会的意識の高まりを受けて、運輸業界をはじめ、
 多くの職場で、今、積極的な取組みが模索されています。このメル
 マガでは、ヒントになる事柄、役に立つ情報をお伝えしていきます。

━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    1.インストラクター養成講座NOW!
    2.ニュースCLIP!
    3.山さんコラム No.143
    4.ASKの活動ご紹介
    5.編集後記 *つぶやき*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   高校生が集団で飲み、原付バイクを運転
      ニュースCLIPをどうぞ
  
===================================================★
  1.インストラクター養成講座NOW!
====================================================

●第11期飲酒運転防止インストラクター養成講座

応募多数のためお申込み受付を終了しました。
  ↓ ↓ ↓
https://ddd.ask.or.jp/

当養成講座についてのお問い合わせはASKへ(電話03-3249-2551)


さて今回は、一般企業や依存症の医療機関の方々の応募の声をご紹介します。

◎取引法人や学校などで安全運転講習会の講師を行なっています。その対象
 先に飲酒運転防止の知識を広めていきたいです。(企業)

◎交通安全の一環として、飲酒運転防止についても知識を深めるため(企業)

◎精神科病院に勤務しているため、より深く学習しアルコール依存症につい
 て知見を広げたいと考えています。また、アルコール依存症や薬物依存症
 などの多くのアディクション障害を抱える患者への疾病教育及び職員への
 アルコール予防教育を進めていくため希望しました。(医療)

◎アルコール依存症の専門病院に勤めており、より知識を深めるために学習
 したいと思いました。(医療)


全国で開催するスクーリングは、異業種交流でもあります。
お楽しみに!

……………………………………………………
上級インストラクターのお申込み受付中です。
認定インストラクターの方、どうぞ挑戦してください。
詳しくは以下のサイトを。
  ↓ ↓ ↓
http://c.bme.jp/13/297/2642/1916


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  2.ニュースCLIP!
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若者の飲酒運転が非常に目立っています。

昨日、成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる改正民法が可決。
(施行は2022年4月1日です)
飲酒や喫煙、競馬や競輪などは現在の20歳の基準が維持されました。
健康被害や事故、依存症への懸念があるからです。
なぜ20歳未満はダメなのか、しっかり啓発していく必要があります。

さて、今回も、友井・今成の共同作業でお届けします。
Facebookページ「ASK飲酒運転防止プロジェクト」でも日々、ニュース
のシェアを行なっています。どうぞご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
 https://www.facebook.com/ASK.dddproject

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 1)高校生が集団で飲み、原付バイクを運転
 2)相次ぐ20代のひき逃げ
 3)酒を買いに行った警察署主任、交差点で寝込んだ巡査長
 4)この状況で飲酒運転!?
 5)国際線乗務員が運航中にトイレで飲酒

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1)高校生が集団で飲み、原付バイクを運転

4月9日夜、鹿児島県立高校に通う3年生の男子生徒8人が公園で缶酎ハイを
飲み、そのうち6人が原付きバイクを飲酒運転して帰宅していたことが判
明しました。

◎飲酒運転 県立高生、バイクで6人 鹿児島・大隅地区
(6月6日 毎日新聞)

この状況がわかったのは、後日のこと。
4月13日夜、同じ公園で、同グループの7人と同じ高校の別の男子生徒、他
校の生徒2人の計10人が飲酒しており、うち6人がバイクで来ていました。
午後9時頃、現場に残っていた6人が警察に補導され、学校が調査した結果、
9日の飲酒運転が発覚したのです。

常態化していたようす。
事故が起きる前に発覚したのは幸いでした。

生徒らは別室で授業を受けるなどの「特別指導」を最大1ヵ月間受け、うち
4人は5月末に通信制の別の高校に転校したとのこと。
鹿児島県教育委員会は「すべての学校に再発防止に取り組むよう要請した」
と話しています。
アルコールのリスクを、しっかり伝えていただきたいです。


2)相次ぐ20代のひき逃げ

若者の飲酒運転は死亡事故に至る確率が高いと言われています。
実際、徳島と埼玉のひき逃げでは、どちらも被害者が亡くなっています。

●自転車に衝突/自営業の男性(25)兵庫(6月10日 ABCテレビ)
6月9日夜、尼崎市で自転車に衝突。自転車に乗っていた親子と孫の3人を負
傷させ、そのまま逃げた。任意同行の際、呼気からアルコールが検出。

●歩行者死亡/会社員(21)徳島(6月12日 徳島新聞)
6月10日午前2時20分頃、石井町で歩行者に背後から衝突して死亡させ、その
まま逃走した。事故から約20分後、現場から約500m西の駐車場で前部が破
損した乗用車と、近くのスーパー駐車場で座っていた容疑者を発見。
「よそ見をしていた。何かに当たったが人とは思わなかった」と話している。
助手席には一緒に飲んだ消防士(22)がおり、消防本部は飲酒運転ほう助で
同乗した消防士を懲戒免職にすることを決めた。

●歩行者2人死亡/男性(24)埼玉(6月4日 テレビ朝日)
6月3日午前1時前、越谷市の県道で、横断歩道を渡っていた2人をはねて死亡
させ、現場から逃げた。約2キロ離れた駐車場でボンネットが壊れた車が見
つかり、所有者から基準を超えるアルコールが検出された。


3)酒を買いに行った警察署主任、交差点で寝込んだ巡査長

毎月、どこかで警察関係者の飲酒運転があります。
5月も2件の報道がありました。

◎酒気帯び運転容疑で津軽地方の警察職員を停職処分/青森県警
(5月22日 デーリー東北新聞)

津軽地方の警察署に勤務する男性主任が、休暇中の5月5日午後5時25分頃、
青森市内の自宅アパートで、乗用車をバックで駐車する際に壁に衝突させて
通報。呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出されました。
主任は午後、妻の実家で350mlの缶チューハイを3本飲み、妻の運転で帰宅。
さらに飲酒しようと、コンビニで酒を購入して帰宅した際に車をぶつけたと
いいます。
青森県警は21日、書類送検するとともに、停職6カ月の懲戒処分にし、主任
は同日付で依願退職しました。

飲んで帰ってきて、また酒を買いに行く……よくあるパターンです。
「買い置きがないか。ま、缶チューハイ3本飲んだし、今日は、飲むのはや
めよう」ではなく、わざわざ買いに行くというのは、もしかしたらアルコー
ル依存の傾向があるかもしれません。

ところで、350mlの缶チューハイ3本分のアルコールの分解にかかる時間は?
5%と9%で考えてみてください。
⇒答えは編集後記を

◎酒気帯び巡査長を処分 900メートル運転し交差点で寝込む/群馬
(6月9日 産経新聞)

高崎署の巡査長(25)が5月21日の勤務終了後、22日未明まで高崎市内の2軒
の飲食店で、友人とハイボールやレモンサワー、ワインなどを飲んだ後、乗
用車を約900m運転。交差点で信号待ち中にブレーキペダルを踏んだまま、
少なくとも12分間、寝込んでいたことがわかりました。
同日午前3時5分頃、高崎署に通報があり発覚。「当初は代行運転で帰るつも
りだったが、飲み代で金を使い果たし、運転してしまった」
群馬県警は6月8日、停職6カ月の懲戒処分を発表。巡査長は同日付で依願退
職しました。


4)この状況で飲酒運転!?

免許更新時、警察訪問時、警察が説得後……どれも、あまりな状況での飲酒
運転です。
アルコール依存症の疑いが濃厚です。

◎飲酒運転で免許更新? 容疑の男を逮捕 福岡県警小倉南署
(5月21日 西日本新聞)

5月18日正午頃、自称建設業の男性(50)が現行犯逮捕されました。
北九州自動車運転免許試験場で、免許更新を終えた男性から酒のにおいがす
るという通報があり、駆けつけた白バイが試験場から約1.5キロ離れた国道
で停止を求めたところ、そのまま走行。約750メートル先で停車し、呼気か
ら基準値の2倍を超える、0.37mg/lのアルコール分が検出されたのです。
「昨晩、ビールと焼酎を飲んだ」と説明しているとか。
つまり、行きも酒気帯び、免許更新時も酒気帯びということに。
県警は「手続き中は気づかなかった」と言っています。

◎酒気帯び運転で警察署訪問、酒の臭い…新潟で学校用務員の男逮捕 
(5月30日 産経新聞)

5月29日午後5時頃、酒に酔った状態で乗用車を運転したとして、学校用務員
(45)が逮捕されました。
用務員は、以前に起こした自動車事故をめぐり、車で新潟東署を訪問。酒の
臭いがしたため調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出され、その
場で逮捕されました。新潟市で酒を飲んだ後だったとのことです

◎「酒に酔って帰らない」48歳男 警察が説得直後『飲酒運転』で逮捕
基準値9倍超アルコール 福岡県(6月4日 テレビ西日本)

6月4日午前0時50分頃、北九州市で、自称・会社員(48)が酒気帯び運転の
疑いで逮捕されました。警察の説得を受け帰る途中でした。
その1時間ほど前、「酒に酔って家から帰ってくれない」と通報があり、駆け
つけた警察官が帰宅するよう説得。自宅の方向へ歩いて帰るのを見届けてパ
トロールに戻った直後、容疑者が運転する車を発見、停車させました。
呼気から基準値の9倍を超えるアルコールが検出されたということです。


5)国際線乗務員が運航中にトイレで飲酒

日本航空の国際線の男性客室乗務員(20代)が、運航中にトイレで缶ビール
を飲み、国土交通省から厳重注意を受けました。2017年4月入社、乗務歴8ヵ
月の新人でした。
ちなみに、同社では規定により、飲酒は乗務開始12時間前から運航終了まで
禁止です。

◎客室乗務員がトイレで缶ビール、航空会社の飲酒対策はトラック輸送より
 甘い(6月6日 Response)

この問題が起きたのは、5月22日、ホノルルから関空に飛行中の機内です。
約9時間のフライトのため、乗務員にも1時間15分の休憩があり、その時間中
は仮眠室で寝ることができました。乗務員は「仮眠しやすいようにトイレで
缶ビール350ml缶1本を飲んで、休憩に入ろうとした」と言います。

缶ビールを持ってトイレに入るのを見つけたのは、トイレ横の座席にいた乗
客でした。
乗務員はトイレから出てきた時には何も持っておらず、その後にトイレに入
ると、ゴミ箱に空き缶が捨ててあったとか。メールで指摘を受けた同社が乗
務員に事情を聴き、仮眠が理由であったことが判明しました。

シフト勤務の職場では、寝酒の習慣がつくことがよくあります。
睡眠の質が悪くなる上、飲まないと眠れなくなり依存症に直結しますし、
勤務時にアルコールが残るなど、寝酒は大きな問題を引き起こします。
この乗務員は、乗務歴8ヵ月にして、すでにその習慣がついているのかもし
れません。
シフト勤務の職場では、ぜひ、アルコール教育とあわせて、安眠のコツなど
を研修に組み込んでいただきたいのです。
ASKの教材にはここが盛り込まれています。

★DVDから冊子・カード、eラーニングまで
 <飲酒運転防止>に役立つASKの予防教育ツール
  ↓  ↓  ↓
 http://www.a-h-c.jp/items/noddd


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   4.山さんコラム No.143
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ASK飲酒運転対策特別委員会委員長
元・JRバス関東株式会社会長     山村陽一

◆何からの「自由」なのか

おいしい、楽しい、ストレス解消、老化を防ぐ、苦痛を和らげる。
……現代社会は、あおり、そそのかす言葉があふれている。
そのうえ「飲み放題」「食べ放題」「使い放題」と、個人の自由にまかさ
れている。
どんなものを、どれだけ食べ、飲み、使っても、個人の自由である。

「人は、正しく生きるための理性をもっているから、一人前の大人ならば、
適切に使い、適量を守るはずだ」と多くの人が確信している。
これは本当だろうか?
今回は山さん、その問いに答えるべく、「個人主義」を中心にすえた近代
から現在までの歴史を振り返ってみることにした。

近代の歴史は、「個人主義」「自由主義」を確立してきた道のりといえる。
ルネサンスは、神を頂点にした中世階級社会の文芸を改革して、人間に軸
足をおき、人間の精神や肉体の美しさを、人間らしい表現で追求した。
宗教改革は、教会の示す神の戒め、教え、しきたりから人々を解き放ち、
聖書の言葉と祈りにより、「神と我」の直接関係を樹立した。
近代哲学では、デカルトが方法叙説に「我思う、故に我あり」と書き、
「理性」と「我」の再発見を鮮明にした。
個人の自由、平等、博愛を目指す啓蒙思想は、基本的人権の確立とともに
合理主義、個人主義をさらに促進した。
近代的精神には、「人は理性を持っており、自由に理性の声に従えば、誰
もが間違いない行動をし、公正な政治が行われ、暮らしやすい社会が来る」
という人間への全幅的な信頼がある。

ピューリタン革命、フランス革命、アメリカ合衆国の独立は、君主から市
民を解放した。大きな社会変動と近代思想の普及は、人々に封建的な町・
村の伝統からの自由をもたらした。
産業革命は、中世的なギルドなどの職業組織を崩壊させ、市民に職業、商
業の自由を与えた。
「~からの自由」が、近代の一大潮流となり、個人の自由が最大の価値と
なる。

20世紀には、2つの世界大戦、その後の冷戦、その終結を経て、全体主義
が後退し、先進国では、国民に民主主義、自由主義、個人主義が徹底した。
すると、国民の意見、利害が多様化し、まとまりにくい状況も生まれる。
そうなると国家を統合すべく、わかりやすい言葉で大衆に媚びようとする、
独裁的な扇動政治家も現れる。

まさに現在の我々が経験しているこの現象は、すでに2000年以上前、ギリ
シャの民主政治にも、ローマ帝政時代にも存在した。
元来、民主主義は、市民が主権をもつ政治システムである。この市民は、
「自己の欲望を適切にコントロールできる自立した個人」を前提にしてい
る。
もし、個人が欲望をうまくコントロールできないとしたら、そうした人々
の集まりは、自己の欲望を満たしてくれる心地よい言辞を示す者を選び、
したがってしまう。
ギリシャの衆愚政治、帝政ローマの「パンとサーカスの政治」は、その極
であった。
ローマ市民は、豊かな食糧と楽しい娯楽を与えてくれる皇帝を選び、国を
衰退させた。

個人の行動を制限する、伝統的な宗教・階級や制度・文化などが、崩れた
り、価値を失ったりして、「自由主義」「個人主義」の名のもとに個人の
自由にまかされると、多くの人間は欲望のまま振る舞い、社会は混乱する
ことを、残念ながら歴史は示している。

ヒト科ヒト属のホモ・サピエンスは、集団としての知恵の発揮に長けてい
た。指導者による一糸みだれぬ集団行動こそが、生存を高め、生存競争に
勝ってきたのである。
だからこそ現代社会においても、巧みな指導者にだまされ、強権的な指導
者に従うのは、ヒトとして無理のない一面もある。
この危険に警鐘を鳴らしたのが、ギリシャ時代では、ソクラテスだ。耳に
心地よい言葉に惑わされないよう、全てを疑い、自己を確立することを説
いた。
中国では、孔子が「巧言令色少なし仁」と語り、口のうまい政治家に騙さ
れないよう説いた。
これは、政治に限ったことではない。

本能にまかせ、欲望をあおる言葉にしたがってはならない。
手軽に手に入るからといって乱用してはいけない。
宣伝広告を鵜呑みにせず、よく調べ合理的な判断をしたい。

自然のままのモノならば、欲求のおもむくまま食べ、飲み、使っても、害
は少ない。
しかし、ヒトの手によって造られた、飲食物、道具、機械、機器は、欲求
まかせでは危険である。本能には、人工物のコントロールシステムが組み
込まれていない。
だから「食べ放題」「飲み放題」「使い放題」の時代に、本能まかせは危
険なのだ。
いかに合理的な現代人であっても、ヒト科ヒト属としての限界は無視でき
ない。

現代人にとって必要な、「個人の自由」とは――
「あおり、そそのかされる言葉からの自由」である。
「したい放題」から逃れる自由である。
「自らの欲望」にたいして、節度を持てる自由である。


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  5.ASKの活動ご紹介
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特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)は、アル
コール問題の予防に取り組む任意団体として1983年設立、2000年にNPO
法人になりました。1994年には、出版・研修の事業部門が(株)アスク・
ヒューマン・ケアとなり、活動と事業の両面から予防を推進しています。

ASKでは、「飲酒運転を防止するためには、アルコール依存症の早期発
見・介入を視野に入れた総合的な予防対策が欠かせない」との認識のもと、
2005年に飲酒運転対策特別委員会を発足させました。
山村陽一委員長と今成知美ASK代表のリーダーシップのもと、被害者遺
族・専門家・関係機関と連携しつつ、予防と再発防止の両面から本格的な
飲酒運転防止対策に取り組んでいます。

↓くわしくは、ASKのホームページをご覧ください↓
http://c.bme.jp/13/297/2645/1916


=================編集後記 *つぶやき*=================

ニュースクリップの3)の質問です。

350mlの缶チューハイ3本分のアルコールの分解にかかる時間は?
5%と9%で考えてみてください。

【5%の場合】
飲んだチューハイに含まれる純アルコールを出します。
 350ml×3本(容量)×5%(濃度)×0.8(比重)=42g(純アルコール)
単位に換算すると?
 42g(純アルコール)÷20g(1単位の純アルコール)=2.1単位
男性は1単位におよそ4時間かかるとみて
 2.1単位×4時間=8.4時間
女性は1単位におよそ5時間かかるとみて
 2.1単位×5時間=10.5時間

【9%の場合】
飲んだチューハイに含まれる純アルコールを出します。
 350ml×3本(容量)×9%(濃度)×0.8(比重)=75.6g(純アルコール)
単位に換算すると?
 75.6g(純アルコール)÷20g(1単位の純アルコール)=約3.8単位
男性は1単位におよそ4時間かかるとみて
 3.8単位×4時間=15.2時間
女性は1単位におよそ5時間かかるとみて
 3.8単位×5時間=19時間

たぶん、これほど時間がかかるとは思っていなかったでしょう。
チューハイ、ビールで9%のものが流行っていますので、要注意です。
ほぼ倍のアルコールが含まれていると思いましょう。

★「アルコールの1単位カード」
 名刺サイズに、1単位と分解時間、飲酒リスクとガイドラインを記載
 職場で配布したり、正しい知識を伝えるミニ活動に最適です!
  ↓ ↓ ↓
 http://www.a-h-c.jp/items/oneunitcard

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 【職場の飲酒運転対策メルマガ】145号 18.6.14
                  
 発行 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
    飲酒運転対策特別委員会
  
       〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-16-7-7F         
       Tel 03-3249-2551 Fax 03-3249-2553             
       URL http://www.ask.or.jp/ email ask-ddd★(★を@に変えてください)a-h-c.jp

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 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)内に
 設置された飲酒運転対策特別委員会が、情報提供のために発行する
 ものです。ASKのホームページ http://www.ask.or.jp/ からご登
 録いただいた方に、月1回、無料で配信します。
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